タバコを喫う人は要注意? 喫煙とメラニンの関係

NO17R91
平成 17 年 9 月 14 日
タバコを喫う人は要注意?
喫煙とメラニンの関係
ポーラ化粧品では、全国女性の喫煙と肌のメラニン状態に着目して調査を実施しました。
その結果、職業、地域によって喫煙状況に差がみられること、またタバコを喫う人はそうでない人に比べて、
5 歳以上メラニン状態の悪化が進んでいるということが示されました。
全国の女性の喫煙率
全国の 20∼70 歳の女性約 30 万人に喫煙についてアンケートを行った結果、タバコを喫う人は全国平均で
23%でした。20 代が最も高く、年齢が高くなるにつれて低くなっていく傾向がみられました。
全国女性の喫煙率
n=301,048
2004.6∼2005.5
喫煙率
40%
35%
30%
25%
20%
15%
10%
5%
0%
20
23
26
29
32
35
38
41
44
47
50
53
56
59
62
65
68年齢
また札幌・東京・名古屋・大阪・福岡の都市別に分析してみた結果、最も喫煙率が高いのが、札幌(31.9%)。
ついで大阪(28.96%)、福岡(23.77%)、東京(22.58%)、名古屋(21.70%)という順になりました。
都市別女性の喫煙率
45%
n=36,406
2004.6∼2005.5
40%
35%
札幌
東京
25%
名古屋
20%
大阪
15%
福岡
10%
5%
∼
70
65
∼
64
60
∼
59
55
∼
54
50
∼
49
45
∼
44
40
∼
39
35
∼
34
30
∼
29
25
∼
24
0%
20
喫煙率
30%
年齢
職業別全国女性喫煙率
の
他
そ
無
職
゙イ
ト
・ア
ルハ
パ
ート
学
生
業
自
営
会
社
員
なりました。
業
主
婦
次いで専業主婦という結果に
35
30
25
20
15
10
5
0
専
喫煙率(%)
職業別では、会社員が最も高く
n=301,048
2004.6∼2005.5
喫煙と肌との関係
一般的に喫煙は肌に悪いといわれていますが、実際にはどうなのでしょうか?
ポーラでは、シミやくすみの原因ともなる「メラニン」と喫煙との関係に着目し調査を行いました。
肌の角層細胞中の、目には見えないレベルのメ
ラニンを染色し、300 倍に拡大してその量や分
布を分析します。角層細胞中のメラニンの量が
各細胞でバラついており、全体的にもメラニン
量が多い肌は、そうでない肌に比べ、メラニン
による色ムラが目立ちやすく、また、くすんで
見えたりする傾向にあります。
角層細胞のメラニンを染色して 300 倍に拡大した写真
良い状態:
悪い状態:
メラニンの分布が均一で、
量が少ない
メラニンの分布がバラついており、
量も多い。
タバコを喫っていると、メラニン状態の増加が 5 歳早い?
喫煙とメラニン量
年齢を重ねるにつれメラニン量は増加の傾向にあります。喫煙している人は、そうでない人に比べて 5 歳以
上もメラニン量の増加が進んでいるということがわかりました。
喫煙者の 27 歳時の
メラニン量は、非喫
煙者の 32 歳時のメ
ラニン量と一緒!
喫煙のメラニン量への影響
n=36,406
2004.6∼2005.5
2
1.9
メ
ラ
ニ
ン
量
1.8
1.7
喫煙者
1.6
非喫煙者
1.5
1.4
1.3
20
23
26
29
32
35
38
41
44
47
50
53
56
メラニン量…角層細胞中のメラニン量を3段階に評価し、年齢ごとに平均を算出。
59
年齢
紫外線に当たるとメラニンの状態はさらに悪化!喫煙をしてさらに紫外線によく当たる人と、タバコを喫わず
紫外線に当たらない生活をしている人のメラニン量の差は 10 歳以上も広がりました。また、喫煙している人
は紫外線に当たる機会が少なくても、紫外線に当たる機会の多い人と同程度のメラニン状態であることも読み
取れます。
紫外線有・喫煙者の 27 歳時
のメラニン量は、紫外線無・
非喫煙者の 39 歳時のメラニ
ン量と一緒!!
喫煙と紫外線のメラニン量への影響
n=280,245
2004.6∼2005.5
2.1
メラニン量
1.9
喫有・紫有
喫無・紫有
1.7
喫有・紫無
喫無・紫無
1.5
1.3
20
23
26
29
32
35
38
41
44
47
50
53
56
59
年齢
メラニン量の増加は、くすみやシミへとつながります。気になる人は、タバコを控えるのが賢明といえるでし
ょう。
また、紫外線を浴びると、メラノサイトが活性化し、メラニンが合成されます。一度活性化すると、なかなか
その働きはリセットされず、数ヶ月の間過剰にメラニンが合成されてしまいます。秋になっても、夏の間に紫
外線をうっかり浴びてしまった人は要注意。根気よく、美白ケアをつづけることと、これ以上紫外線を浴びな
いように紫外線カットを行うことが重要です。
この件に関するお問い合わせ先
㈱ポーラ化粧品本舗 広報部 Tel:03- 3494-7123
Fax:03-3494-7640
担当:福田、高橋