(参考和訳) 2015 年度第 1 四半期 決算リリース ロイヤル・バンク・オブ・カナダ、2015 年度第 1 四半期決算を発表 以下に示す金額はすべてカナダドル建てで、特に指摘がない限り、国際会計基準第 34 号「中間財務報告」に従って作成 された財務諸表に基づいております。2015 年度第 1 四半期の株主報告書および補足財務情報につきましては、当行のウェブ サイトをご参照ください:http://www.rbc.com/investorrelations 【トロント、2015 年 2 月 25 日】ロイヤル・バンク・オブ・カナダ(トロント、ニューヨーク両証券 取引所のティッカーは RY)は本日、2015 年度第 1 四半期(2014 年 11 月 1 日~2015 年 1 月 31 日)の純利益が過去最高の 24.56 億ドルとなり、前年同期の実績から 3.64 億ドル、率にして 17%、 また前四半期との比較では 1.23 億ドル、5%それぞれ増加したと発表しました。後述する特別項目を 1 除くと、純利益は前年同期に比べて 2.72 億ドル、率にして 12%増えました( )。当行の決算を主 に牽引したのは、パーソナル&コマーシャル・バンキング部門の最高益、および堅調なトレーディ ング収益や M&A 取扱高に起因するキャピタルマーケッツ部門の好業績でした。当四半期のパフォ ーマンスはまた、インベスター&トレジャリー・サービス部門の最高益やインシュアランス部門の 好調の持続、ウェルスマネジメント部門の好業績を反映しました。信用の質も依然として高く、 PCL(貸倒引当金)比率は 0.24%でした。当行は本日、1 株当たりの四半期配当を 0.02 ドル、率 にして 3%引き上げ、0.77 ドルとすることを明らかにしました。 「当行の第 1 四半期決算は営業基盤の強さや顧客サービスへのコミットメントを反映し、24 億ドル 強の最高益となりました」と RBC の頭取兼 CEO、デーブ・マッケイは述べました。「今後を展望 すると、分散されたビジネスモデルや優れたリスク・コスト管理能力を武器に、当行はカナダの マクロ経済面での逆風を乗り切り、引き続き環境変化の生み出す事業機会を捉えるのに適した立場 にあると確信しております」。 2015 年度第 1 四半期と 2014 年度第 1 四半期の比較 • 純利益は 24.56 億ドル(20.92 億ドルから 17%増加) • 希薄化後 1 株利益(EPS)は 1.65 ドル (1.38 ドルから 0.27 ドル増加) 2 • 普通株主資本利益率(ROE)( )は 19.3% (18.1%から上昇) • バーゼルⅢに基づく普通株式等Tier 1 (CET1)比率は 9.6% 1 2 2015 年度第 1 四半期と 2014 年度第 4 四半期の比較 • 純利益は 24.56 億ドル(23.33 億ドルから 5%増加) • 希薄化後EPSは 1.65 ドル(1.57 ドルから 0.08 ドル増加) • ROEは 19.3%(19.0%から上昇) これらは GAAP(一般会計原則)に準拠していない財務指標です。各種要因の調整を含む詳細につきましては、本決算 リリース 4 ページの「非 GAAP 財務指標」のセクションをご参照ください。 この財務指標は GAAP(一般会計原則)の下で意味が統一されていません。詳細につきましては、2015 年度第 1 四半期 株主報告書の「主要な業績と非 GAAP 財務指標」のセクションをご参照ください。 -1- 1 特別項目を除く( ):2015 年度第 1 四半期と 2014 年度第 1 四半期の比較 • 純利益は 24.56 億ドル(21.84 億ドルから 12%増加) • 希薄化後 1 株利益(EPS)は 1.65 ドル (1.44 ドルから 0.21 ドル増加) • 普通株主資本利益率(ROE)は 19.3% (18.9%から上昇) 4 ページで詳述するように、特別項目(1)には、RBC Jamaica の売却に関連した 0.60 億ドル(税引き前後で変わらず)の損失、 およびカリブ海事業の退職後給付やリストラ費用に関連した 0.40 億ドル(税引き後で 0.32 億ドル)の引当金が含まれており、 いずれも 2014 年第 1 四半期に発生しました。 2015 年度第 1 四半期の事業セグメント別業績 パーソナル&コマーシャル・バンキング部門の純利益は 12.55 億ドルと、前年同期の実績に比べて 1.84 億ドル、率にして 17%増加しました。上で指摘した前年同期のカリブ海関連の特別損失を除 1 くと、0.92 億ドル、率にして 8%増えました( )。国内銀行業務は純利益が過去最高の 12.20 億ドル に達し、0.83 億ドル、率にして 7%増加しました。手数料ベースの収入が 13%増と高い伸びを示した ことや、取引規模が 5%増と堅調に拡大したことが増益を牽引しました。カリブ海・米国銀行業務 の純利益は効率管理への継続的な取り組みやカリブ海全域でのフルサービス価格の導入を反映し、 0.35 億ドルとなりました。 前四半期との比較では、パーソナル&コマーシャル・バンキング部門の純利益は 1.04 億ドル、率に して 9%増加しました。カリブ海・米国銀行業務の純利益は、前四半期の業績に PCL の増加やリス トラ関連の引当金が含まれていた反動で、0.94 億ドル増えました。カリブ海全域でのフルサービス 価格の導入も増益に寄与しました。国内銀行業務の純利益は、大半の事業での取引規模拡大を反映 し、0.10 億ドル、率にして 1%増加しました。前四半期の業績には、差し引きすると 0.55 億ドル (税引き後で 0.40 億ドル)の増益要因となった累積的会計調整が含まれていました。 ウェルスマネジメント部門の純利益は 2.30 億ドルで、前年同期の実績から 0.05 億ドル、率にして 2%減少しました。手数料ベースの顧客の平均資産は拡大しましたが、米国および海外ウェルスマネ ジメント業務に関連した 0.42 億ドル(税引き後で 0.27 億ドル)の追加リストラ費用はそれを相殺 して余りあるものとなりました。前四半期との比較では、純利益は 0.55 億ドル、率にして 19%減 りました。事業拡大を支援する費用の増加や上述の追加リストラ費用が主因でしたが、当四半期に 発生した半期に 1 度の成功報酬によって一部打ち消されました。 インシュアランス部門の純利益は過去最高の 1.85 億ドルに達し、前年同期の実績に比べて 0.28 億 ドル、率にして 18%増加しました。2 件の英年金新規契約による増益、保険加入者の好ましい経験表、 市場運用益の拡大、国内保険業務での正味支払保険金の減少が主因でした。以上の要因は、一部の 外国関連会社に影響を与えるカナダの税法改正によって部分的に打ち消されました。前四半期と比較 すると、純利益は 0.71 億ドル、率にして 28%減少しました。前四半期の業績には、管理活動や計算 基礎率の変更を反映した有利な保険数理上の調整、および生命保険の再々保険事業の未払保険金に 関連した好ましい累積的調整が含まれていたためです。上述の税法改正も減益要因となりました。 インベスター&トレジャリー・サービス部門の純利益は過去最高の 1.42 億ドルと、前年同期の実績 に比べて 0.36 億ドル、率にして 34%増加しました。好ましい市場環境やボラティリティの上昇を 反映し、外国為替事業で顧客取引が増えたことなどが原因でした。カストディ手数料の増加も増益に -2- 寄与しました。前四半期に比べると、純利益は為替フォワード事業での顧客取引の増加や資金調達・ 流動性関連の業績拡大などを背景に、0.29 億ドル、率にして 26%増えました。 キャピタルマーケッツ部門の純利益は 5.94 億ドルで、前年同期の実績から 0.89 億ドル、率にして 18%増加しました。ボラティリティの上昇を含む市場環境の改善を反映し、大半のトレーディング 業務で収益が力強く拡大したことが原動力となりました。また、M&A 取扱高が拡大したほか、米欧 の貸出残高も高い伸びを示しました。前四半期との比較では、純利益はトレーディング業務全般での 収益拡大を牽引役に 1.92 億ドル、率にして 48%増加しました。前四半期の業績は、無担保の店頭 デリバティブ取引のファンディングコストに関する評価調整の実施や、ボルカールールの準拠に向 けた一部の自己勘定取引業務からの撤退によって好ましくない影響を受けました。為替差益の好影響 も前年同期および前四半期と比べた増益に寄与しました。 コーポレートサポート部門の純利益は不動産売却益や資産・負債の総合管理などを映し、0.50 億 ドルとなりました。前年同期の純利益は 0.18 億ドルで、やはり資産負債の総合管理などを反映しま した。 自己資本比率――2015 年 1 月 31 日時点で、バーゼルⅢに基づく当行の CET1 比率は 9.6%と、前 四半期の水準に比べて 30 ベーシスポイント低下しました。内部資本の創出は、為替差益および事業 拡大を反映したリスク加重資産の増加によって十二分に打ち消されました。為替ヘッジ取引はリスク 加重資産の伸びの一部を相殺しました。 信用の質――PCL の合計額は国内銀行業務およびウェルスマネジメント部門の引当金の減少などを 映し、2.70 億ドルと前年同期の水準から 0.22 億ドル、率にして 8%減少しました。前四半期と比較 すると、PCL はカリブ海銀行業務とキャピタルマーケッツ部門の引当金の減少に伴い、0.75 億ドル、 率にして 22%減りました。当行の PCL 比率は 0.24%で、前年同期に比べると 3 ベーシスポイント、 前四半期との比較では 7bp それぞれ低下しました。 -3- 非 GAAP 財務指標 特別項目を除いた業績や財務指標は GAAP(一般会計原則)に準拠しておりません。特別項目には、 RBC Jamaica の売却に関連した 0.60 億ドル(税引き前後で変わらず)の損失、およびカリブ海事業 の退職後給付やリストラ費用に関連した 0.40 億ドル(税引き後で 0.32 億ドル)の引当金が含ま れており、いずれも 2014 年度第 1 四半期に発生しました。 経営報告の枠組みの性質と目的に鑑み、当行は一部の非 GAAP 財務指標を活用、公表しています。 これらは定義が確立されていないほか、GAAP の下で意味が統一されておらず、他の金融機関が開示 する同様の情報とは比較できない場合があります。こうした特別項目を業績から除外することで、 当行の継続的な経営成績がより反映されやすくなり、当行のパフォーマンスに対する読者の理解が 深まるとともに、異なる期間の比較がしやすくなると考えます。詳細につきましては、当行の 2015 年度第 1 四半期株主報告書の「主要な業績と非 GAAP 財務指標」のセクションをご参照ください。 非 GAAP 財務指標 報告ベース (1 株利益と百分率以外は百万カナダドル) 連結 純利益 基本 EPS 希薄化後 EPS ROE パーソナル&コマーシャル・バンキング 純利益 -4- 2014 年 1 月 31 日までの 3 カ月間 退職後給付、 RBC Jamaica の売却に関連 リストラ費用の した損失 引当金 調整後ベース $ $ $ 2,092 $ 1.39 $ 1.38 $ 18.1% 60 0.04 0.04 $ $ $ 32 $ 0.02 $ 0.02 $ 2,184 1.45 1.44 18.9% $ 1,071 $ 60 $ 32 $ 1,163
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