CANADA CMH HELI― SKIING BU GABttO s編

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CANADA CMH HELI―
B U GABttO s編
SKIING
'89/12/22∼ '90/1/1
浩道っ蔵田道子 ,自 沢光代
メ ンバー (日 本人参加者 ):舘
,
佐 々木典彦 (宮 城学院高教諭),佐 藤晶彦 (記 )
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くく日程・ 概要 〉
〉
'89/12/22(金 )成 田 (集 合 16:00,出 発 19:00)― バ ンクーバー ーカルガ
リ
12/23(土 )カ ルガ リー (バ スお よびヘ リコプター)一
CMHOBUGAB00SOベ
ースロ ッジ
12/24(日 )1日 ロ スカデ ィに よる雪崩遭難救出練習 ,ヘ リコプターの説
明 (約 90分 )の 後 ヘ リス キー
12/25(月
∼
)2日
目
1日
ヘ リスキー (滑 降標高差 は 1日 で5500∼ 7500m、
12/29(金 )6日 目
2,3月
は 日が長 く距離 は伸 びる)
く1日 の行動 のあらまし〉
起床 7:30 ス トレッチ ング (希 望者 )7:35∼ 8:00
朝食 8:00∼
第 1グ ルー プ出発 9:00
ス キー終了 15:30頃
夕食 18:00∼
就寝 自由
*出 発順 とガイ ドは 日毎に入れ替わる。
*昼 食は山の中で とることが多 い。
*ロ ッジにはスキー ショップ、バー、ジャクー ジ、
サ ウナがあ り、生活は快適である。
12/30(土 )7日 日 午前ヘ リスキーの後、 カルガ リヘ
)カ ルガ リーバ ンクーバーー
'90/1/1(月 )一 成田 (着 17:00)
12/31(日
費用はカル ガ リでの宿泊代、バ ス代、1週 間の宿泊代 。ヘ リ代 (30,500m分 )
と日本 か らの住復で約55万 、 その他 に保険料、 カル ガ リでの夕食 2回 、30,500m
を超過 したヘ リ代が約30can$/1000m+α で、私 の場合約 70万 かかった。 2月 、
3月 は条件が よ くなるので、 さらにプラス10万 はかか る。
- 2-
〉
くく
11沈 量〉
′
2年 前 の GOTHICSに 続 き、 2度 目のカナダ・ヘ リス キーで あ つたが、初 日のカ
ゼ に始 まり、 ロス トバ ケー ジ、 メ ンバ ー 3人 の捻挫 …… 等 々、今 回 は トラブ ル盛
りだ くさんで、話題 に事欠 かない旅行 で あ つた。
年末 の忙 しさか らカゼ を ひ き、 その まま参加 したが、 カルガ リに近 づ くに した
が って悪化 して しま つた。早 くホ テルで休 み たい と思 つて いた と こ ろヘ ロス トバ
ゲー ジ、舘 さん、佐 々木 さん と私 の荷物 が 出 て こない。係官 との英語 でのや りと
りに一 苦労、舘 さん と私 の荷物 は翌朝 出 て きたが、佐 々木 さん の荷物 は もう 1日
遅 れてBUBAB00Sの ロッジに到着 した。佐 々木 さんは ロ ッジで ウェアー を借 りて、
初 日のスキー をす る ことにな り、初 めての海外旅行 で この トラブル に合 い、心細
そ うだ つた。
この週 は、雪 が少 な 目で最低 で も-10℃ と気温 が高 く、部分的 に雪質 の悪 い と
ころがあ って、怪我 が多 か った よ うだ。 ス キー 1日 目に蔵 田 さん (そ の後、 テー
ビ ングで頑張 つた根性 には脱帽 )、 3日 目に佐 々木 さん (そ の後、 2日 半 ロ ッジ
で休養 )、 最終 日に舘 さん (帰 りは歩 くのが つ らそ うだ つた)と 足 を痛 めて しま
った。
い ろい ろ と トラブルは あ つたが、個 人的 にはスキー を始 める頃 には体調 が 回復
し、結局 1週 間 の滑降標高 差 は40,060mで 、 2年 前 を4000m程 上 回 つて しま った。
息 の止 まるよ うな深雪 の滑 降 はで きな か った けれ ども、雄大な ロ ッキーの山 々 を
舞 台 に したスケールの大 きいスキーは こた えられな い。 ロ ッジで の食事、 生活 も
す ば らしく、 ス キー を楽 しんで もらうために、決 して手 を抜 かな いガ イ ドや ス タ
ッフの もてな しには、感心 して しまう。 も う、病 み つ きにな りそ うだ。 もっ とス
キー技術 を強 くて安定 したもの に し、体力 を強化 して、 トラブ ル に備 えて英会話
も しっか り勉強 して次回 の準備 を してお こ う…… とは思 つてい るが、「休 み 」 と
「 お金」 とい う大問題 を、 どう解決すれば いいのだろ うか。
-7-
ぶ い き リガ 雪
BUGAB◎
◎S
HELI―
SKIING
舘
ヘ リスキ ー の 世界 には じめて 参加 した 。 1989年
浩道
12月 24日 か ら丸 一 週 間、
人里 はなれ た山荘 を基 地 として、 た だひ たす らカナデ ィア ン ロ ッキ ー の山ふ と こ ろ
を縦 横無尽 に滑 りま くる、 そ のため の 足 として ヘ リを 使用 す る 。
このツ アー に 日本 か ら参加 したの は 5名 だ った 。 わ た した ちは成 田か らCP機 で
バ ンクー パー に ゆ き、 こ こで 国内線 に 乗 り換 え約 1千 キ ロはなれ た ロッキ ーヘ の ア
プ ロー チ とな るカルガ リー まで 空 路 をた どり、空港 ホテ ルで 最終 の参 加 チ ェ ックを
主催 の CMH社 派遣 員 の リンダ おば さんか ら受 け、翌 朝 CMHの 山荘 に むけチ ャー
タ ー バ スで 出発 した。
パ ス は パ ンフ の CMH本 部 に 立 ち寄 って 5時 間後 に 、 ス ピルマ シ ー ン と呼 ばれ る
あ る原野 の一 角 に到 着 。何 の設備 も な い雪 の原 野 で あ るが 、 ここか らグ ル ァ プ に分
か れて ヘ リで山荘 まで 運 ばれ る 。 ヘ リが 猛烈 な雪 ま じ りの 風 を巻 きあげ、 は じめて
の参加者 は ここで度 肝 を ぬかれ る こ とにな る。
ヘ リは針葉樹 の密 林 の真 上 を約
10分 間飛行 して 、密 林 を小 さ く切 り開 いた空 間
に着 陸 した 。 ここが パ ガブ ー で ある 。
ー
ロ ツキ ー 山脈 のい くつ か の適地 に こ うした山荘 をベー ス に した ヘ リス キ
の システ ムをつ くりあげて い るが 、 ここは最初 に 開発 され た ところだ とい う。開発
CMHは
とい っても、大型 の ロッジ とヘ リポ ー トと若干 の補 給 小屋以外 な に も な い 。 ま きに
山 の なか の一 軒家 で あ る 。
ロッヂが 建 って い るのは細長 い谷 の一 角 に ある台地 で あ り、 あた りは針葉 樹 にか
ー・ グ
こまれて い る 。 この谷 を バ ガブ ー 。ク リー ク といい 、谷 は 短 い氷河 、 パ ガブ
レイシ ヤー を経 て一 角獣 の角 の よ うな奇怪 な岩 山 を中央 に 配 した山域 につ きあげ て
い る 。そ の岩 山を バ ガブ ー トツプ と呼 んで い る 。
には ミー
清潔 で 機能 的 な山荘 で ハウス キ ー パー か ら部 屋 の割 り当 て を うけ、夕方
おこ
テ ィング、翌朝 には雪 崩 に よる埋没 者発 見器 スカデ イの実地訓練 が しっか りと
なわれ、 い よい よ第一 回 のフラ イ トで ある 。
ヘ リはガ イ ドや パ イ ロツ ト以 外 に 11名 も運 べ る ので 、参 加者 は経 験 と熟練 な ど
の
に よって 4グ ル ー プ に わけ られ る 。 これ らの こ とや ロツジで の飲 食・ シ ヨツプで
買物 、 マ ッサ ー ジな どす べ てパ ソ コンで管 理 して い る 。
このグ ルー プ にはガ
◆
経 験者以外 は イ ン トロ グ ル ー プ としてす べ る こ ととな り、
― /θ 一
イ ドが 2名 つ いた 。 あ らか じめ バ スの なかで 配布 され た専用 スキ ー板 には ビジタ ー
の名前 がかかれて あ り、 そ の板 をガ イ ドが ヘ リの バ ケ ッ トに いれて くれ る。猛烈 な
雪煙 のなか ヘ リに乗 り こむ 。 ヘ リはゆ っ くりと舞 い上 が り針 葉樹 と山腹 を ぬ って少
しずつ上昇 す る 。乗 り ごこちがポ ンポ ン船 と書 の蒸気機 関車 を合 いの子 に した よ う
な感 じで おか しか った 。
そ のヘ リが とあ る山腹 を まわ り こみ 向 きをか えてやや 平 た い コルの よ うな と こ ろ
に着 陸 。尾翼 が 雪庇 か らはみ だ してい る 。 われ ききに コルに とび だ し、 ヘ リは猛烈
な雪煙 を ま きあげ、斜 め に 1頃 きなが らク リー クヘ と急 降下 して いった 。
全 員 が雪崩対策用 の スカデ ィを発信側 にセ ッ ト。 またス トックの手皮 を通 すな と
ガ イ ドか らいわれ る。 い よい よ最初 の滑降 で ある 。
コルの雪 は ウイ ン ドクラ ス トして いる 。 こ この緯度 は高 く、太陽 は弱 い斜光線 し
か と どけな い 一― そ れも ピー ク付近 のみで 下 部 のク リー ク には まった く陽 が ききな
い 。 だか ら太陽 光線 に よるクラ ス トはおそ らくな いだ ろ う と思 う。そ のクラ ス トに
注意 しつつ、 少 し下 る と新雪 だ 。や や固 め、 け っ してふ かふか の新雪 で はないが 、
誰 も す べ って いない斜面 が大 き く広 が って い る 。 ガ イ ドに したが って 滑 ろ うとす る
が なか なか うま く4子 か な い 。気持 ちは あせ るが 足 が うま くつ いて こない 。今 シ ー ズ
ン初 の滑 りでも あ り、無理 を しな いでつ いて ゆ く。斜面 は 長 くとても 一 気 とい うわ
こは いか ない 。
し
ナι
それでも初 日は合計 5本 、高度 に して 3,195mも
滑 って し まった 。 こん な に
滑 って いいのか な あ。 山スキ ー な らせ いぜ い 1,000mか
らよ くい って 1,50
0mだ ろ う。
経験者 は今年 は雪 が 少 な い とい って い る 。 それでも新雪 た っぶ り、処女雪 を縦横
に滑 り重 ね る こ とは ヘ リスキ ー に しか ない醍醐味 で あろ う。
全体 に雪 がす くな い こ とを前提 として感 じた こ とを のべ れ ば 、 トツプ付近 は ウイ
ン ドクラ ス ト、 そ の下 部 か ら広 が る斜面 は新雪 。 この部分 も風 の影響 が強 い ところ
で は クラ ス ト。そ うで ない谷筋 で は尾根 の雪 が吹 き溜 ま り、やや深 い新雪 。樹林帯
ー
まば
では 新雪 、 しか し樹株 、倒木 に十分積雪 が な く、樹林帯 は 日本 の 山ス キ 風 。
らなブ ッシ ュ帯 はそ うおお くはないが これも クラ ス ト気味 とい った ところか 。
こと
斜面 にははっきりとした特徴 が ある。 これは入山途中のパスか らもみ られた
ー
の
だが、短 い周期 で着雪層 と非着雪層 の縞模様 がみ られたが、 これは ロツキ 特有
j^る に緩斜
地層 だろう。日本風 にいえば傾斜 のある段 々畑風 とでも いお うか、 よう
面 と急斜面 の連続繰 り返 しである。
ほ とん どのコー スは中腹 を境 として上部 はややゆるやかな大斜面、下部 は樹林帯
一 //´
の 急 斜 面 で 、 イ ン トログ ル ー プ のガ イ ドは とき どきこの樹林帯 の急斜 面 を割愛 して 、
途 中 か らヘ リを よん だ 。
広 大 な山域 に 11名 を単位 とす る 4グ ル ー プが 1機 のヘ リをや りく りして あの 山
この 山 と滑 り ま くる 。 どん なにす べ って も ヘ リか らみ た シ ュプ ー ルは ほん とにかば
そ く、 山 々は それ だけ 広大 で あった 。
行 動 中 は昼食 を の ぞ い て 休憩 を と らな い 。 お くれ たスキ ー ャ ー を待 った り、 コー
スの 指示 をす る程度 で ある。 ガ イ ドの指示 は 険 しい 山 の なかで のスキ ー で も あ り、
なか なか厳格・ 的確 で ある。 おも な 内容 は雪崩 に たい す る注意 とコー スをは ず きな
い こ と、 そ して 雪 質 に応 じた滑 りへ の 配慮 で あった 。 ィ ン トログ ル ー プ に は それ
、
に新 雪 の滑 り方 の ア ドバ イス も して くれ た 。 ぼ くらのガ イ ドは 'Straight dOwn her
e"を 繰 り返 して い た 。 このガ イ ドは 、夏 は ヨー ロッパ アルプ スで山 岳 ガ イ ドをす る
とい う一 流 ガ イ ドで 半年交替 で カナダ とコ ー ロ ッパ を行 き来 して い る 。 つ い で に名
刺 を くれて 、半年 まえに連絡 を くれ た らガ イ ドで きる と宣 伝 して いた 。
昼 食 はヘ リに サ ン ドイ ッチや 紅茶 を積 み 込 み 、 ほ とん ど雪原 で とる 。 ロッジに帰 っ
て とったのは 、 1度 だけだ った 。
午 前 に 4本 か ら 6本 、午 後 も同様 で 1日 に標高差 に して 数千 メー トルを滑 る 。
週 間 で CMHが 保証 す る 30,500mは
1
軽 く越 えて しまい 。超 過料 金 をイ ン トロ
グ ルー プでも払 って しまった 。
ロ ッジ に帰 れ ば 、 あなたのグ ル ー プ は今 日は何 メー タ ー 滑 りま した … … な どとい
う情報 が 夕方 ロッジの リピング ル ー ム の一 角 に張 りだ され た り、す べ て が シ ステ ム
化 されて い る 。 スナ ック菓子 とビー ルな どの飲 み 物 、そ れ に ジ ャグ ー ジやサ ウナが
待 ちて いる 。 なか には連 日マ ッサ ー ジに はげ む、 お じさん連 も い る し、 サ ウナや 食
事 もガ イ ドや アル バ イ トの従業員 と一 緒 で 家族 的 な雰 囲気 だ った 。
ほん とに 調子 がで るの は 3日 目 ぐ らいか らで 、 よ うや く仲 間 として とけ こめ る よ
うに な るのは 、 プ ログラ ムの終 りのほ うだ。 だか ら、も う一 度行 きた い とい う思 い
が 早 くも募 って い る。
コース
ALOETTE/400m BERNADO/650m BESSEE/500m BLACK FOREST/600m BUGA300 PASS/680m
BUGAB00 PASS E/730mx4
BUGAB00 W/670m
CANON BALLEL/915m FM/700mx4
FRENCH TICKLER/1160m
GRAND PAS/850mx3
GRAND PAS ORG。 /1100mx3
GR00VY ASS/490mx3
GR00VY ASS EAST/530m
GR00VY ASS WEST/400m
GRUMPY'S/540mx3 H.Lo GR00VY/550m LARCH/650111x2
N.FRENCHMAN/600mx3
POWDER PIG/430mx4 ROSMARIEN/800mx3 S.FRENCHM/640111x2
SIXTY― NINE/600m
TAINT/430m
一 /え 一
―
89 12/23
リ ス
∼ 90
キ
1/1
ー ー初
材報資
BUGABOOS
始 めに
カル ガ リー でバス に乗 り込 む メ ンバー を見て、安心 した 。 50才 以上 と思 える
人が男女 ともかな りいる。少年 も いる。 20才 前後 の人 は少な い。
グル ープにつ いて
館 さん
仙台 か らの佐 々木 さん とともにイ ン トロ グル ープ には いれて良か つた。
初 日に足 を捻挫 した蔵 田 さんが 、午後 か ら合 流 し、も つ と助か つた 。英語 は全然
分 か らな いの で 中程 を滑 り先行者 のまね を した 。 「stay high て何 ?」 といつ
せ いに蔵 田 さんに聞 いた りした。 日本 の藪 ス キ ー に慣れ て いるのでひ どく遅 れ る
ことはなか つた 。 しか しこの グル ープ でも、午後半数近 い人が帰 り、代わ りに
ス タッフが加わる 日は Hardに な る。 ころんで最後 に着 いた りす る と、ガイ ドは
な さけよう しゃも無 くす ぐス ター トさせ る。省 エ ネ の滑 り=上 手 な滑 りであるの
が下 手 な私 には辛 い所 である。後半 の午後 は足並 も揃 い、かな リス ピ ィデ ィにな
り悪天の 日が 無か つたので、標 高差 は 32315m(保 証 の30500m=10万
feet)に
もな つた 。そ してもう一つの泣 き所は、 lunch。 一 度 だけだ つたけ ど、着 くのが余
りに遅 か つたので紅茶 も ジュースも無か つた 。 バ ン、 クッキー 、チ ョコレー ト、 フ
ル ーツor野 菜 な どはグループ毎 に分け られて いる。
ス カデ ィにつ いて
ペ アを組 んで互 いに探す練習 の時、私 は 13才 の少年 が投 げたの を雪の窪みで
発見 したので 、踏み跡 の横 か ら投 げて分か り難 くした。佐 々木 さんが 十 の字型 に
試行錯誤 しつ いに見付 けたのに感動 した 。
コース につ いて
1日 毎 に 、広 くて堅 いゲ レンデのような斜面 と樹林帯 の深雪 とに変わ つた 。ゲ
レンデのよ うな斜面 は、下が氷河だそ うである。広 い斜面 に来 る と、我 々はここ
は富 士山だ、鳥海 だ 、 またべ つ の所で黒部 の御 山谷だ、飯豊のカイラギ沢 だな ど
と言 い合 つた 。 でも深雪 の 日の段差 (倒 木や岩や切 り株 )を ジャ ンプ して降 りた
のが 今 は いち ばん懐 か しい。始 めは恐 か つたけ ど、慣れ る と、fresh snow の ジ
ヤ ンプは恐 くな い。 13才 の コー リー も岩の上 で oh Coly high jllmp といわれ
ジヤンプ した。
/3-一
日本 で考 える と、栂池 の 自然園 (夏 のバスの終点 )に lodge があ り、今 日
は 自馬乗鞍周辺 、明 日は雪倉岳朝 日岳、次 は 自馬大雪渓 といつた ス ケ ール であろ
う。地元 で 聞 いた話 に、 カナ ダのヘ リス キ ー を体験 して い る とい う名古屋か らタ
クシー で来たある社 長が、チヤ ー ター した ヘ リの上 で、何故雪倉岳 の頂 上 に着 け
て くれな いの か、 と不平 た らた らだ つた というのがある。許可 され て いな いとひ
たす ら言 い訳 した とい う。
食事
良 か つた 。毎 回変 わるサ ラダ、 バ ン、デ ザ ー トのケーキ。 4時 頃 でるsnackも
必ず調理 されたもので、鮨 (鮭 のにぎ りと巻 き寿司 )が 出た時 は、外国人 も群 が
つて食 べ た 。 メインは
鱈
鴨
ポー ク
ビーフ
鮭
チキ ン
ラム
と毎 日変
わ り、おかわ りもできる。必ず 3種 のつ けあわせがある。女性 だ とおかわ りしな
いで、ち ょうどいい位 の量 である。鱈 の甘 いレモ ンソースの時以外 はお い しか つ
た。
ガイ ドにつ いて
イ ン トロ クル ープ にはス イス人、オ ース トリア人 、そ して一 日だ け女性 ガイ ドσ
」 osが 代 つて来 て くれた 。 ス イス人 Erickは 律儀 でラス トを努 める時 は必
ず ラス トを守 り、ヘ リの 中では ドアが外 か ら開 け られるまで必ず シー トベ ル トを
して いた 。彼 に膝 を絞 めて 曲げ で 上体 は relax relaxで down up downで
滑 りな さ い、 と 2回 も言わ れて しまつた 。 また堅 い斜面 で follow me といい
大 き い弧 で滑 つてくれて、それ に付 いて行 けてか ら、ス ピー ドヘ の恐怖感 が 少 し
減 つた。彼 は ス キーが上手す ぎ、樹林帯 で、slow down no risk no risk と
言 いなが ら鮮やかな ウェデル ンで下 つて しま い、残 された 皆 で、あれが slowか 、
と言 い合 つた 。
仲間 につ いて
後半 に Colyが 上 の クラ ス にゆき、 モ ノス キーの人が代わ りに来た りしたが
ほぼ同 じメ ンバーで滑 る。始 めは 、黒 の ウェアの人 とか 、赤 の人、水色 の人な ど
いつていたが 、顔 で見分 け られ るようにな り、男性 でさえ、 ウェアを変えてる人
が いるのが分か つた 。英語 ができれば親 しくなれて、も つ ともつ と楽 しいと思 う。
羊羹 がア メ リカの 日本料理店 でスライス されて 、デ ザー トとして 出 て来 るな どと
(蔵 田道子
言 う話 も聞 けた。
一
/夕
_
佐藤晶彦
館浩道
白沢光代記 )