赤澤 光 新潟農業普及指導センター 新潟 ミニトマト「アンジェレ」で法人経営の体質強化 新潟市南区味方地区の有限会社味方 ふぁ〜むは、水稲・大豆栽培を中心に作 付及び水稲の作業受託を行っています。 ㈲味方ふぁ〜むの収入源のほとんどは 水稲・大豆からであり、米価下落等、米 情勢の先行きが不透明な中で、新たな収 入源の確保が近年の課題になっていま した。 そのような中、JA越後中央の勧め JA主催の研修会にて 夏場の管理について研修 出荷されるミニトマト「アンジェレ」 で、平成25年に水稲育苗ハウスの後利用として 2 棟 6 に行う等、構成員一丸となって技術向上に努めていま aでトマトを試作導入し、平成26年度からはJA越後 す。 中央が産地化に取り組む新しいミニトマト「アンジェ ㈲味方ふぁ〜むでは地域の農業を支えていくため、 レ」に切り替え、ハウス 5 棟17aに作付を拡大し、本 法人経営を末永く継続させるため、経営の 1 部門とし 格的に栽培に取り組んでいます。 てミニトマト栽培を軌道に乗せたいと考えています。 定期的に実施されているJA越後中央主催の栽培研 新潟農業普及指導センターでも、JAと連携しながら 修会には、作業にかかわる構成員全員で参加するほか、 栽培技術の向上、法人経営の発展に向け、支援を行っ 3 月から10月までの長い栽培を行うにあたり、草勢の ていきます。 維持や果実の品質向上を図るための技術実証を積極的 近藤 敬 三条農業普及指導センター 三条 中山間地域農業の活性化に向けて 現在地域で取組を進めている「わらび」 について、増殖方法や管理方法などの質 問が出され、簡易な雑草管理方法につい て学びました。また、地域にあるいろい ろな山菜の増殖や商品化の問題点等につ いての意見交換をしました。 十日町市の東下組では、 6 集落をまと 中山間地農業技術センターの様子 うぶすなの家の様子 めた広域集落協定や茅葺き民家を活用し た農家レストラン「うぶすなの家」、地 中山間地域等直接支払制度第 3 期対策の最終年を迎 域の特産を活用した農産加工について、説明を受けま え、協定を実施している三条市下田地域の北五百川、 した。 第 1 期から継続して協定を結んでいる集落も、 新屋、小外谷集落の参加者で、中山間地農業技術セン 参加者の高齢化が進んでおり、中山間地域等直接支払 ター及び十日町市の東下組集落の先進事例の研修を行 制度第 4 期対策の詳細がわからない中、今後どのよう いました。 な取組を行い、どう協定を実施していくかについて活 中山間地農業技術センターでは、坂牧専門研究員か 発な意見交換を行いました。 ら、地域を活性化させる地域資源・特産物の発掘方法 三条普及指導センターでは、今後も中山間地域農業 や取組について説明を受けました。 の活性化に向けて支援していきます。 5
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