エアーロータリーハンマー 株式会社ナカヨシコーポレーション ◇ エアーロータリーハンマー工法の特徴 ○機械・櫓が一体型(コンパクト)なので、移動・設置・ 撤収が容易に行える為、準備作業時間を大幅に短縮で き、急速施行が可能となる。 ○機械操作はリモコン(遠隔操作)装置を使用している為、 安全性に優れている。 ○従来工法(パーカッション工法)と比較すると、掘進率 が非常に良い。 ○掘進率が非常に良い為、工期短縮及び工事費が安価に なる。 ※地質により工期・工費は異なります。 ○粘土及び泥水を使用しない為、掘削と同時に井戸洗浄 が行えるので、工期短縮につながり、泥水による公害 がない。 ○掘削時にケーシングパイプ(孔壁保護管)を設置するの で、仕上がり精度が高い。 ○掘削中に水の有無が確認できる為、水量の確保が容易 である。 ◇ 掘削工法の説明 掘削ポイントの地層を想定し、ケーシングプログラム(スト レーナーパイプ[採水管]の設置位置)を決定後、掘削を開始 します。 工法は、ケーシングパイプ内に掘削用ビット図1を挿入し 図2、ケーシング管底よりビットを露出させ、正方向(時計回 り)に回転するとビット先端が図1,3の様に広がり、掘削と 同時にケーシングパイプを埋設する工法です。 掘削が終了したらビットを逆方向(反時計回り)に回転させ ビット先端を閉じ図4、ドリルロット(堀管)を引揚げて 終了です。 図1 図2 図3 図4 ◇ 掘削手順の説明 (1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (1) 掘削機の設置(レベル出し) ↓ 掘 削 ↓ ケーシングパイプ及びロットの継足し ↓ 掘削終了及びビットの縮径 ↓ 掘削後孔内洗浄 ↓ ロット引抜き ↓ 作 業 終 了 (2) (6) (3) 掘削終了 まで 繰り返し ◇ 各種掘削工法の比較 ロータリー工法 掘進率及び深度 粘 土 砂 掘削 エアロータリーハンマー工法 浅・中深度に適す。 パーカッション工法 浅・中深度に適す。 中・深深度に適す。 ○ 50~2,000m ◎ ◎ △ハリ付で不向き △ハリ付現象 ◎ ○充填砂利がないので砂吐出 ○崩壊現象 コンプレッサー能力による △ 岩盤は不向き 50~150m 砂 礫 ○ ◎最適 ○土混じりが最適 転 石 ○逸水対策が容易 ○最適 △生粘土により閉塞 岩 盤 ◎最適 ◎最適 ×掘削不可能 泥壁が薄いので ○ 仕上が早い ◎泥水は使用しない 生粘土の使用方法により △ 仕上不良。特に転石層 充填砂利 ◎使用 -使用しない ◎使用 井戸洗浄 泥壁が薄く、掘削時間が 泥水を使用しないので 生粘土を使用すると △ ◎ ◎ 時間を要す。 短いので仕上げが早い。 掘削完了時洗浄は完了。 地質 泥 壁 井戸仕上 砂の吐出現象 砂利を充填するので ○ 対策可能 掘削完了後、電気検層 ストレーナーパイプ の設置位置 目的帯水層からの 取水 砂利を充填しない ので、砂吐出 度を決定する。 定をして決定する。 目的の帯水層深度の 孔壁との隙間が無いので 上下 2・3 本ずつ盲管 ○ を設置すれば区分け ○ロータリーと同じ 掘削時にケーシング パイプを設置するの により帯水層(地質) ◎ △ で着手前に地質の想 の把握ができ、設置深 は可能。 騒音性 × ◎ロータリーと同じ ストレーナーパイプの設置 ○ロータリーと同じ ◎ 箇所のみ採水できる。 (掘削前に地質が把握されていれば) ◎騒音・振動ともに少ない。 浅深度時に多少騒音 ○ が発生する。 騒音・振動どちらも大き × く、機械自体が騒音源 自噴時 各種調泥剤を使用し ◎ 対応ができる。 ケーシングが溶接でき △ なくなる場合がある。 調泥剤が使用できな △ くなり、生粘土のみ 逸 △浅い場合はエアーが逃げる。 各種調泥剤が使用でき 生粘土や稲わら等に △ ◎ より防止は可能。 るが、再利用が難しい。 ◎深い場合は問題なし。 振動性 水 ◇ 主な掘削日数 民間消雪井戸の最小口径 100mm から大口径・深深度の井戸も 掘削可能です。 工事期間を例にすると(※岩盤掘削は 5 割増し) 口径 φ150 φ200 φ250 φ300 φ350 3~4 日 3~4 日 3~4 日 3~4 日 3~4 日 4~6 日 5~7 日 5~7 日 3~4 日 深度 80m 150m ◇ クレーンエアーロータリーハンマー 各径の掘削能力 φ250×150~250m φ300×150m φ350×150m φ400×120m オーガ減速機 リーダ 高圧ホース コンプレッサーより コンプレッサー 高圧ホース ドリルロット ケーシング管 ラインオイラー 振れ止め ◇ 使用コンプレッサー 高速掘削を可能にする 最大24.6気圧の超大型コンプレッサー イ ン ガ ー ソ ル - ラ ン ド INGERSOLL-RAND XHP900WCAT
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