いよいよ近づいた 「自動車ネットワーク化」の世界 −事業化への道筋と課題ー IIC設立以来の構想 サービス連携事業化テーマ 事業化への戦略 IIC (インターネットITS協議会) 時 津 直 樹 概要 情報化が加速的に進展している中で、生活のすべての場面で情報を自由に 扱える社会が実現しつつある。 オフィス・ホーム・人はすでにネットワ ーク化されている。 あと、残された移動体がその仲間に入ればあらゆる シーンでの情報化が完了する。 7000万台を超える自動車のネット化は、単に情報社会への参画に止ま らずより良い新しい交通社会を実現することができる。 より安全で快適で環境に優しい自動車社会(ITS)を構築すると共に、 ネット化により今まで無かった7000万のビジネス社会が創出される。 経済効果は大きなものが期待され、また日本の自動車産業にとっての国際 競争力の確保にも期待が大きい。 以下の予測の実現に向けた活動を進めている 2010年には全ての車がネットワーク化される シームレスな情報社会が実現する 自動車を中心とした新しいビジネスが創出される 新しいカーライフが出現する T 今やっていること・・・実現したい世界 コンテンツ = いつでも情報にアクセス サービス ASP ASP ASP ユビキタス インターネット いつでも人が主役 うれしい世界 インターネットITS ネットワーク 携帯網/DSRC網/無線LAN網/地上波デジタル・・・・ 人 自動車 鉄道 船舶 航空機 オフィス 家庭 クルマのITS化の状況・・・カーエレ+通信 パワートレイン制御 ボディー制御 エアコンシステム エアバッグシステム ドアコントロールシステム キーレスエントリー イモビライザーシステム ランプ制御 エンジン制御(ガソリン&ディーゼル) トランスミッション スロットル制御 イグナイタ ディストリビュータレスイグニッション 走る 安全 曲がる より 止まる 走行制御 VSC(Vehicle Stability Cont.) パワーステアリング制御 4WD制御 サスペンス制御 車両姿勢制御 ABS制御 (Anti-lock Brake Sys.) トラクション制御 クルーズ制御 快適 に 便利 情報制御 AVシステム ラジオ オーディオ TV ナビゲーションシステム ダイアグシステム 車内LAN カメラシステム 通信(ITS)制御 VICS ETC・DSRC TELEMATICS インターネットITS T インターネットITS デバイスフリー デバイスフリー 通信メディアフリー 通信メディアフリー 通信キャリアフリー 通信キャリアフリー コンテンツフリー コンテンツフリー 車へのインターネット基盤 BUS GS サービス ディーラ サービス 電話網 ケーブルTV網 電力系網 衛星通信網 インターネット 乗用車 無線LAN網 貨物 DSRC網 工事車両 ケータイ網 TAXI 官公網 ∼ 02年3月 名古屋で 1,570台規模実証実験 ∼02年3月 名古屋で1,570台規模実証実験 インターネット構造のため6ヶ月で開発 コンビニ サービス ドライブスルー サービス TAXI 運行管理 バス 運行管理 工事車両 運行管理 求車求貨 サービス プローブ 情報配信 スポットサービス 官公利用 サービス 単独では 成立しなかった ビジネスモデル 盗難防止 事故・災害 対応 想像も 出来なかった 突然変異の ビジネスモデル T インターネットITS活動の方向 インターネットITS活動の方向 全車ネットワーク化 新しい社会 その上で 皆で事業をやろう 06年事業化に向けて 10年 事業拡大 事業化 06年 05年度創り上げる世界 コンテンツ 配信 ガソリンスタンド 基盤を整備して 皆で利用しよう 05年 ENE OS 愛・地球博 駐車場 04年度積み上げる世界 公共車両 03年度作り出す世界 ロードサービス 協議会活動による ビジネスインキュベーション 03年 コンテンツ 配信 ロードサイド サービス 名古屋実証実験 タクシー 車のインターネット 接続基盤の整備 タクシー 管理アプリ ITS世界会議 公共施設 04年 インターネット 事業化の目途 03.3 高度交通 情報提供 ビジネスモデル確立 駐車場 サービス 車両運行 管理 車両管理 標準化推進 安全運転 有効 車をインターネットへ 接続できるか 官・民共同プロジェクト 支援 02年度までの検証システム 商用車 インターネットITS実証実験2次 エコドライブ 02年 ガソリンスタンド ENEO S コンテンツ 配信 通信手段の拡大 インターネットITS実証実験1次 駐車場 01年 タクシー JSKプローブ 高機能車 タクシー 配車 降雨情報 提供 渋滞情報 提供 データの共用 ネットワーク接続 インターネットITS基盤の整備 要件抽出SIG (ロードサイド) /7月 05/4月 要件抽出SIG 要件 (プローブ、 コンテンツ配信) 要件定義 要件 要件定義 車載システム 基盤SIG 仕様検討 外部団体連携 (仕様の取り込み) 06/3月 仕様を確認 システム評価 静的実験 動的実験 (テストベンチ) (実車・ フィールド) 仕様書第2版 仕様検討 仕様案を確認 仕様案 ネットワーク 基盤SIG /12月 実用化の評価と 仕様への反映 検証実験 仕様検討 仕様素案 基盤SIG 共通サービス 基盤SIG /10月 月成果発表会 要件抽出SIG 04/10月 3 全会員への提示 設備、仕様の活用 サービス(ビジネスモデル)から要件を抽出し 共通の技術仕様の策定と実フィールドでの検証 インターネットITS構成 2003.3 IIC 事業化に必要なすべてのカテゴリーのプレイヤーが協議会に集結し 新たな事業の創出を目指しています CP CP ASP CP ASP インターネット インターネットITS 各種通信メディア CP ASP ・コンテンツプロバイダ ・コンテンツプロバイダ ・地図/音楽配信 ・地図/音楽配信 ・保険/金融 ・保険/金融 ・ロードサービス ・ロードサービス ・セキュリティサービスetc ・セキュリティサービスetc ・ASP事業者 ・ASP事業者 ・決済/セキュリティ ・決済/セキュリティ ・ミドルウェア ・ミドルウェア ・ISP ・ISP ・システムインテグレータ ・システムインテグレータ ・プラットフォーム事業者 ・プラットフォーム事業者 ・サーバーベンダー ・サーバーベンダー ・電話系 ・電話系 ・・ホットスポット系(官、民) ホットスポット系(官、民) ・デジタル放送系 ・デジタル放送系 ・自動車メーカー ・自動車メーカー ・自動車部品メーカー ・自動車部品メーカー ・車載機器メーカー ・車載機器メーカー 〒 ユーザ ・B ・Bto toG、B G、Bto toB(公共、民) B(公共、民) ・B to C(一般ドライバー) ・B to C(一般ドライバー) 次の社会システム ・・・プローブ情報システム 次の社会システム・・・プローブ情報システム 車両によるセンシング リアルタイムな交通情報 GPS 衛星 車両情報 エアバッグ ABS 速度 位置 (GPS) 音声 & HMI 音声 ワイパーSW その他SW - 渋滞 - 気象 - 事故 GPS 衛星 情報センター GPS ラジオ GPS プローブカー ECU ナビ 全ての車がセンサーになる(通信系でつながる) パラダイムシフト インフラ投資 インフラ投資 車載機投資 車載機投資 T プローブ情報システム (速度・道路状況) Speed.avi プローブ情報システム(降雨状況) プローブによる交通ヒヤリハットマップの事例 抽出例 名古屋駅 約1.4km 約1.2km 評価地点 • 特徴的な走行状態からヒヤリハット マップを構築 • 名古屋市内で評価 インフラ実現のためのフロー・・・車両情報活用の考え方 プローブ社会・・事業化 車両固有情報 車両情報(共通フォーマット化) 1元収集 ID メンテナンス履歴 2次加工 サービス サービス サービスT 情報保護 共通利用 ユーザニーズから必要な車両情報を抽出 サービスH サービスN 運送/物流系 ユーザ 様々なユーザ どう活用するか 車両状態情報 プローブ 情報 交通系 情報 廉価車載機 サービス サービス プローブ 情報 どうまとめるか 速度 加速度 1次加 工 車両位置、車速などの 基本情報を収集(全車) →ITSプラットフォーム どのようにして集めるか 車両位置GPS 車両位地MC DB化 協議会に参加する コンテンツ配信系 ユーザ 自動車系 ユーザ 官が活用 4省庁 次は具体的事業への展開シナリオの策定と推進 • 本年3月 3枚の企画書作成 インターネットITSサービス連携事業企画書 1、 ETC/DSRCサービス連携 2、 車両情報流通サービス連携 3、 プローブ情報サービス連携 いずれも官・民の連携による新しい事業の創造モデル スマイルクラブセンター 1 国交省 IIC 車載機管理番号 ORSE ID ORSE ID ⑨ 会員登録 IIC会員企業 (100社) IIC 一般車両 物流・配送 会員情報 会員名 2 IIC ① 車検証DB 7800万台 IIC会員企業のユーザーと IIC会員企業 サービス(既存) 国・自治体車両 民間バス タクシー 物流・配送 一般車両 IIC会員企業のユーザー 乗用車 3 公共車両 国・自治体車両 公共バス 車検証情報 東北 乗用車 IIC会員企業のユーザー 検索 ⑩ 情報 ¥ ¥ セキュリティー ⑫ 構造 車両情報 C 目的別DB 情報 A 情報 B 情報 C 四国 情報 D 九州 IIC九州 情報 n ASP 車両情報提供 サービス事業 ¥ ユーザーの共有化 と市場拡大構造 ¥ コンテンツサービス スマイルクラブ会員企業 各省・団体 車両情報 IIC中部 ⑪ 各社システム プローブDB 関西 沖縄 ⑨ 会員企業名 車両情報 A 連携サービス 車両情報 B 位置情報 サービス提供 一般ユーザ ¥ ¥ スマイルクラブセンター プローブ情報センター IIC 関東 インターネット 会員企業 n ⑧ 利用認証 スマイルクラブ会員 新しいサービス連携 事業構造 業務ユーザ プローブ プローブ情報処理 プローブ 1 P-DRGS セキュリテ イ 一般車両 DB利用要求 車両情報 D タクシー 物流・配送 車検証情報 スマイルクラブ会員 共通仕様化可能 プローブ 2 寒冷地ITS プローブ 3 ヒヤリハットナビ プローブ 4 環境プローブ プローブ n ⑦ コンテンツサービス ASP プローブ情報提供サービ ス事業者 自動車中心の プローブ情報サービス ポータルサイト ポータル 民間バス ⑦ IIC 共用のDB構造と 会員企業連携 ③ 連携登録 DB センター 情報登録 ④ 会員企業情報 ⑬ 情報使用料 ¥ IIC会員企業 地域プローブ事業会社 北海道 IIC北海道 中部 車両ナンバー DB 車両ナンバー 車検証情報 IIC関東 業務車両 ⑥¥ セキュリテイ 業務車両 ⑤ 車両基本情報 スマイルクラブ会員企業 会員企業(情報活用側) 会員企業 1 各社システム サービス 決済 管理・・・・ ユーザーにとって サービスの拡大 選択の自由 ポータル 公共バス サービスA 修理 サービスB 保険 サービスC 車両販売 サービスD 車両リース サービスE 金融・決済 サービスF アフター部品 ② ¥ 一括要請 ORSE ID ORSE ID コンテンツサービス 加入サービス スマイルクラブセンター 国交省 公共車両 各社システム 車両ナンバー IIC会員企業 IIC会員企業のユーザー 乗用車 連携 サービス D 来店 DB 整備時 リース時 カード会社 スマイルクラブ会員登録書 ETCカード会員の参加 タクシー 会員情報 会員企業連携 車両ナンバー 来店 各社システム 会員情報 車載機メーカ 修理工場 ETC車載機 店頭登録 カー用品店 GS利用時 駐車場利用時 スマイルクラブ会員登録書 ORSE ID ポー タル 民間バス 連携 サービス C セキュリテ イ 公共バス 業務車両 車両ナンバー ORSE 登録 ETC車載機販売時登録 国・自治体車両 ORSE ID 連携 各社システム ⑧ 車載機管理番号 来店 来店 車両ナンバー セットアップ (車載機管理番号等) 公共車両 ORSE ID 自主事業化推進可能 ① スマイルクラブ会員 サービス A 各社システム サービス・決済 管理・・・・ サービス B ORSE ID 車両/車載機IDB 車両ナンバー 2000万台/07年 ORSE 申込書 スマイルクラブ会員登録書 ② スマイルクラブ会員企業 一般ユーザ 業務ユーザ ASP プローブ情報提供サービ ス事業者 一般ユーザ 経済省 プローブ処理・ISO規格 適用 コンテンツサービス 車載プラットフォーム化の必要性 家 人 事務所 インフラとして の自動車へ アプリケーション・サービス・プロバイダー(ASP) インターネット IPv6 広域通信ネットワーク 携帯電話 狭域無線システム 無線LAN その他の通信メディア デジタル放送 DSRC 車載ルータ・通信モジユール GPS 3種の神器 ブルートゥース ディスプレイ HMI マイク&スピーカ カードリーダ 車載サーバ LAN オーディオ ナビ 情報系 ゲートウェイ デジタルカム ボディ系 エアコン エンジン制御 インパネ ABS シート制御 トランスミッション制御 LAN ドアロック制御 パワートレイン 系 LAN T 車載プラットフォームのテンプレート ネットワーク化 サービス系 接続系 テレマ 情報アプリ カーナビ 情報系 車のインテリジェント化 通信系 車載サーバ 車両連携系 ITS 車両アプリ 車両システム T 事業化展開の戦略要素 ・着手ポイント 会員企業の持つ車両ユーザを共有化 B2B B2G・・・標準化により運用コスト1/2化 ・共通の課題の解決 車載機器 センター(ポータル) 通信インフラ ・サービスの拡大 徹底的にユーザー視点で ・地域展開 地域財界との連携 ・国策との連携 ユーザーの安心感 第4のポータルの可能性も IP カーメーカポータル 融合(標準仕様化) CRM/VRM B2C 安全・安心・環境 非IP 官システム IIC ポータル Safety Service 安心・快適・利便 B2B B2G B2C(After) IP 市場のある事業分野 ユーザーニーズ明確 Entertainment 時は今、・・・・・・・ 頑張りましょう 日本から世界へ 名古屋 日本 世界 自動車をインフラとして活用する世界 IIC 世界に向けて 新生 IIC で お問合せ先 インターネットITS協議会 〒105-0004 東京都港区新橋1-1-1 日比谷ビルディング5F TEL: 03-3500-3790 FAX: 03-3500-0005 E-mail: [email protected] URL: http://www.internetits.org/
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