マミーだより7月号

病後児保育
平成28年
マミーだより7月号
発行責任者
鬼島
7月15日
長浦保育園
夏に多い感染症
村松(看護師)
暑い日が続くようになり、熱中症が心配な時期となりました。体が暑さに慣れていない梅雨明けや急激に
気温が上がった日は特に注意が必要です。園ではこまめな水分補給や休息を取り入れています。普段からの
外遊びで体を鍛え、喉が渇いていなくても水分を摂取するようにしましょう。
虫除け対策
5月末より蚊に刺される子が増えており、6月から虫除けスプレーや蚊取り器を使用していま
す。子どもの皮膚は薄く柔らかく、赤く腫れやすいので、ムヒで痒みや腫れの緩和をしていま
す。
皮膚が弱く、腫れやすい等あるお子様、皮膚科からの薬対応が必要なお子様、また、虫除け
スプレー・ムヒでの対応を控えて欲しいお子様は、クラス担任にお声がけをお願いします。又、
ご家庭でも、外出時や登園前に虫除け対策(スプレーや服に貼るタイプ等)のご協力をお願い
します。
ヘルパンギーナ
下記でお伝えしている感染症は、夏風邪として知られている感染
症ですが、近年では、季節関係なく発症が見られます。プール熱は先
月号でもお伝えしましたが、プールの時期関係なく感染が見られ、昨
年は、手足口病が夏場の発症はなく、10 月に大流行しました。現在、当
園では、夏の感染症の発症は見られてはいませんが、全国的にヘル
パンギーナの発症が見られており、流行の可能性があります。
他人への感染力も強いので、受診して医師の診断を受けましょう。
突 然の高熱と 喉の痛 み、
口の中の水泡、口内炎が特徴
です。症状が軽ければ1~4日く
らいで解熱します。食事は喉越
しのよい物を食べましょう。
*治癒証明書は不要です
が、登園可能か確認を
お願いします。
コサッキーウイルス
●とびひ
あせもや虫刺されをかきむしると、黄色ブドウ球菌や溶連菌がついて炎症を起こします。感染
した虫刺され部分は、水泡やかさぶたになってあちこちへ飛ぶため、「とびひ」と言われます。
*登園は?→触ることによって身体の他の場所や、他のお子さんにうつることがあるので、患部
をガーゼ等で保護しましょう。医師の指示のもと、登園をお願いします。
*プールは?→水中で皮膚が破けると悪化しやすいので、皮膚保護のためにプールは原則避け
ましょう。
*気温の高い時期は悪化するのはあっという間!!痒みが強いと、内服薬も必要になります。
かき壊さないためと、他のお子さんへの感染予防のためにも、
治療は早めに行きましょう!!
プールで感染することもあ
り、高熱が3~5日くらい続き、
喉の痛み、目の充血やかゆみ
など結膜炎のような症状も出
ます。食事は消化のよい物を
食べましょう。
*治癒証明書が
必要です
アデノウイルス
夏と言えば・・・ “蚊” ”あせも” 酷くなると・・・”とびひ“
●蚊に刺されるとなぜ痒くなるの?
蚊は、血を吸う時に、血を固まらせないで吸えるように、針の先から唾液を出しています。
蚊の唾液に含まれているタンパク質がアレルギー反応を起こして、赤く腫れたり、痒くなった
りします。
*対処法・予防法*
新陳代謝 が活発な
・流水で清潔にし、虫刺され用の軟膏を塗る
子は、汗をかいて10分
・爪を切る
放置しただけで、あせ
・肌の露出をなるべく防ぐ
もができると言われて
・虫の多い時間帯(夕方~夜)や場所をなるべく避ける
います。
●あせも・・ブツブツの正体
あせもは、頭・額の生え際・首・脇・おむつの当たる部分など、汗をかきやすくたまりやすい
ところに目立ちます。汗の出る出口が、汗やほこり、垢などでふさがり、汗が皮膚の中に
たまり炎症を起こします。痒みを伴い、ぶつぶつが増えるようなら受診をお勧めします。
*対処法・予防法*
・風通しの良い涼しい環境作り
・『かいた汗をそのままにしない』を心がけ、シャワーで汗を流したり、濡らしたタオルでポンポンと
こまめに拭く
咽頭結膜熱
(プール熱)
手足口病
手の平、足の裏、口の中(膝
やおしりに出る事もある)に水
泡ができ、発熱することもあり
ます。食事は喉越しのよい物
を食べましょう。
*治癒証明書は不要です
が、登園可能か確認を
お願いします。
流行性角結膜炎
(はやり目)
目が腫れ、充血し、普段より
多く目やにや涙が出ます。周
りの人への感染源となるの
で、タオルは共有しないよ
うにしましょう。
*治癒証明書が
必要です
★こんな時は、ぜひ病後児保育の利用をご検討下さい!!★
夏風邪は、高熱と喉の症状が主であり、発熱を繰り返したり、喉の痛みが続き食事がスムーズに取れな
い、機嫌が悪い等症状が長引くことが多いようです。
現在は夏風邪の発症は見られませんが、咳や鼻水等風邪症状が続いているお子様が未満児クラスを
中心に見られます。年齢的にも免疫力が低く、集団生活の中ではうつりやすく、治りにくい環境下にあり
ます。発熱後は体力の消耗もあり、ぶり返さないためにも、ゆっくり過ごす環境が大切です。
また「とびひ」は、高温多湿のこの時期は治りも悪く、痒みも増してしまいます。
そんな時は大事を取り、病後児保育を利用して数日間ゆっくり過ごしてみてはいかがでしょうか?状態に
合わせ、休息の時間を取ったり、細かく日中の様子(症状の変化)を記録し、
お迎え時にご報告しています。
いつもの元気を取り戻し、体力も食欲も戻った状態でクラスへ
戻れるよう、サポートしていきます!!
*病気の発生状況により混み合う際は、職員体制を整え対応できるように
努めていますが、キャンセル待ちになる場合もありますのでご了承下さい。