目次 飼料稲WCS 6班 WCSとは? • • • • • • • • WCSとは? なぜ必要か? 利点 現状 事例 問題点 解決策 質問 WCSとは? • トウモロコシや稲のように 繊維の多い茎葉部分と栄 養価の高い子実部分を完熟 する前に一緒に収穫してサイ レージ化したもの • サイレージ化はロール 状にした穂や茎葉を フィルムで包みこみ、発 酵させる方法が一般的。 • 乳用牛や、肉用牛にとって バランスがとれ、栄養収量 の高い飼料が生産できる • 稲全体の乾物収量の 多い専用種も開発。 例:「クサホナミ」、 「クサノホシ」など なぜ必要? • 食料自給率向上のために飼料の作付面積を拡大 する必要があるため • 水田における稲作は、生産調整が行われていて米 の消費減退等に伴い在庫が増加する中で、価格の 回復を図るには米の計画生産が重要であるため • 水田の有効活用のための転作作物として注目され ているため WCSの利点 <栽培農家> • 稲作農家が稲の栽培技術・機械をそのまま利用で きる 転作が容易である • 機械化による省力化が可能である • 主食用品種に比べて多収性・耐冷性に優れる (青森県「うしゆたか」) • 排水対策が難しい圃場でも作付けができる 日本での現状 <畜産農家> •嗜好性・栄養価が高い 栄養価(TDN含量)は乾物中で 約55%(牧草サイレージと同等) •牛の食い込みがいい •畜産農家とWCS栽培農家間で相互連携 することでより効率的に生産可能 畜産堆肥の水田への還元など有 機質資源のリサイクルを通じた資 源循環や持続性の高い農業 生産方式の確立も可能 日本の飼料の作付面積 • 農水省及び各自治体による協議会が設置 • 品種改良の結果 はまさり、クサホナミが主流 近年はホシアオバ(東北南部~九州)、クサ ノホシ(中四 国)など 新品種の開発により 地域ごとの生産が可能に ・全国で360ha程度(20年度) 東北・北海道向け新品種の開発 農水省・自治体による生産推進 三重県長島町におけるWCSの導入 小麦跡水田の利用がなされておらず,夏雑草 管理が困難な状況であった。 WCSの導入 生産拡大を図るも、まだまだ主流ではない 長島町における耕畜連携 JA長島 • 指導・調整(販売・流通) • 専用収穫機のリース 堆肥 みらい耕社 (オペレーター組織) ・稲WCS(22.1ha) ・栽培管理・収穫 ・調製・保管 ・稲ワラ収集 ・麦ワラ収集 稲WCS 稲ワラ・麦ワラ 堆肥 酪農家(2戸) 運搬,給与 堆肥還元 水田を高度利用できるとともに,管理作業の省 力化に 問題点1 • 稲WCSの保存性が悪い • 飼料用稲を収穫する際のオペレータの確保 が必要 肉牛農家 (運搬),給与,堆肥 供給 参考http://www.maff.go.jp/tokai/seisan/chikusan/siryozosan/pdf/miejirei.pdf • 事前に調整すべき事項が多い 問題点2 • 既存のトウモロコシや牧草に比べてコストパ フォーマンスに問題 解決策 • ラッピングを行い品質・保存性向上 • 自治体による人材育成支援 • 売り渡し価格が安いため補助金の増額など 作付け農家への国などの支援が必要 • 農機具改良によるコスト低減 • 農協組織による組合員サイドへの働きかけ 質問 参考文献・URL • 助成金に支えられなくても持続的な農法とし ていかに生産力を上げていくべきか • 香川では何故生産が進められていないのか • 牛の飼育にはWCSが普及していますが養鶏 や養豚ではどうか、普及させるために何が必 要か • 近畿中国四国農業研究センター 低コスト稲育種 研究近中四サブチーム http://www.cgk.affrc.go.jp/seika/seika_print/lecture_p oint/20081202_panel/panel_01.pdf • 飼料高騰に対応した細断型WCS生産 http://www.jeinou.com/solution/solution02/ • 農林水産省 稲発酵粗飼料(稲WCS(ホールク ロップサイレージ)) http://www.maff.go.jp/j/study/kome_sys/05/pdf/data 1.pdf
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