プロジェクト状況をタイムリーに可視化 研究開発資源の投資

導入事例
Case Study
WebFOCUS
Meiji Seika ファルマ株式会社
新薬・ジェネリック医薬品・農薬・動物用医薬品など
の 優れた 製 品を国 内 外 へ提 供 する明 治 グル ープ
の薬品会社です。
本
社:東京都中央区京橋二丁目4番16号
設
立:1916年10月9日
資 本 金:283億63百万円
従 業 員 数:4,035名 (連結グループを含む、2013年3月現在)
U
R
L : http://www.meiji-seika-pharma.co.jp/
( 取材日:2013年12月 )
P O I N T
プロジェクト状況をタイムリーに可視化
費用/人員(工数)/進捗を一元管理。
WebFOCUSで最適管理
精緻なダッシュボード画面も
研究開発資源の投資状況を
費 用 /人 員 ( 工 数 )/ 進 捗 な ど の「 資 源 管 理 」を 最 適 化 するシステム 開 発 に 着 手 。
WebFOCUSをベースにプロジェクト管理の仕組みを導入して進捗状況を可視化し、研究
開発のマネジメントの効率化と、研究開発機会の最大化に貢献しています。
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WebFOCUSでタイムリーに可視化!
WebFOCUSで短期間で
国内外に医薬品を提供しているMeiji Seika ファルマ株式会社は、新薬の研究開発における、
課 題
プロジェクトの全体進捗を
開発/改修が可能
限りある資 源を再 配 置しな がらリ
ソースを最適化。コスト意識の高い
プロジェクト運営を実現
対 策
効 果
研究開発プロジェクトごとに費用、人員(工
プロジェクトの全容を可視化する 資源
投資状況をタイムリーに閲覧でき、課題
数)、進捗など 資源 の管理手法がバラバラ
管理システム を構築
の早期発見、資源の再配置が可能に
プロジェクトの投資状況を迅速に把握でき
Oracle EBSでプロジェクト情報を収集し
年間予算の消化率のブレがわずか±1%
ず、資源を有効に活用できない
一元管理
内に縮小、予算の精度も大幅に向上
限られた関係 者しかプロジェクト情 報に
WebFOCUSで投資状況や進捗状況を
1日がかりだった会議資料の作成がわずか
アクセスできない
見やすくグラフ表示
10分に短縮
何度かシステム開 発を試 みたがコスト、
豊富なERPの構築実績のあるSTNetの
マネージャ層およびプロジェクトマネー
仕組みの複雑さがネックで断念
システム提案を採用
ジャのコスト意識と経営マインドの向上
に寄与
業
種:製薬業
デ ー タソース:Oracle E- Business Suite
システム概要
プロジェクト管理モジュール
SAP
既存基幹システム
(会計)
プロジェクト
管理システム
ダッシュボード
レポーティング
経営層/
マネージメント層
利 用 業 務:新 薬 および ジェネリック医 薬 品
の研究開発マネージメント
協力パートナー:
研究開発管理部
SAP
Oracle EBS
WebFOCUS
DataSurfing
研究開発本部員
Case Study
WebFOCUS
稼働中のプロジェクトを
どう適切に管理するか
会議資料の作成時間は10分、
予算消化率は1%以内に
捗や予算の消化具合、人
員の配置をひと目で把握
できるようにしたかった
医薬品の研究開発は、莫大な費用や人員を長
ので、グラフを前面に出
導入から1年半が経過した現在、数百名にわた
期にわたって必要とします。そのためMeiji Seika
せる W e b F O C U S の
るユーザのデータ入力率は100%にのぼり、入
ファルマの研究開発本部では、社内で並行稼動
ユーザ・インターフェース
力する習慣が現場に定着しています。そのため、
しているすべての新薬およびジェネリック医薬品
なら、予実対比をわかり
マ ネ ー ジ ャを はじ め 約 1 0 0 名 の 関 係 者 は 、
のプロジェクトについて、費用/人員(工数)/進
やすく表示できると思い
捗といった「資源管理」を担い、最適化を促進し
ました。これならマニュ
ています。
アルなしに直感で使える
導入効果について、研究開発管理部 管理グルー
従来、費用は予算管理、人員は要員管理と個
だろうと。また、WebFOCUSはパッケージのた
プ 伊藤三恵氏は次のように語ります。
別に管理されていました。また、プロジェクトご
め、設定変更のみで、短期間で構築できるという
とにM S ExcelやWordで管理しており、それらの
点も評価しました。
WebFOCUSの画面上で、いつでもプロジェクト
小菅正章氏
の最新状況を把握できるようになりました。
伊藤氏 このシステムで
は、プロジェクトの全容
情報はプロジェクトごとにしか把握できませんで
した。そのためプロジェクト全体の進捗状況は、
業界でも前例の少ない取り組みのため、高いリ
がポートフォリオ的にグラ
予算会議前に情報を集めなければならず、限られ
スクが懸念されましたが、いつでも手戻りでき、
フでパッとわかります。稼
た資源が全社として有効活用できているのかを
活用しながらこまめに改修可能というRFPに対
働中のプロジェクトに資
可視化してタイムリーに判断することができませ
し、応えたのがSTNetでした。
源が理想のバランスで分
散されているか、予算が
んでした。 全体をひと目で把握できるシステムが
可視化に徹した一次開発、
ユーザを広げる二次開発
ほしい という要望は何度も上がっていましたが、
開発コストと業界で前例の少ない取り組みであ
ることがネックとなり、なかなか前に進めること
ができませんでした。
可視化できるWebFOCUSを
ユーザインターフェースに選択
不足しそうなプロジェク
トはどれか、人員配置や
伊藤三恵氏
時間の使い方は適正かと
まずは、限られた範囲のユーザを対象にした
いった投資状況が簡単にわかり、トップ層が次の
一 次 開 発 が ス タ ー ト 。こ こ で は 主 に 、
指示を迅速に出すことに役立っています。また、指
WebFOCUSによる可視化に機能が絞り込まれ
示をもらわなくても、進捗状況に応じて自らアク
ました。
ションを起こすことにも役立っています。
開発を前に、すべての関連部署にSTNet同行
2011年4月にホールディングス体制となって、
でヒアリングを実施し、現場の課題を聞き出し、
さらに予算の消化状況も随時確認できるため、
Meiji Seika ファルマが誕生したことが転機とな
要件へと反映させました。またダッシュボード画
プロジェクトに割り振られた予算を過不足なく活
りました。研究開発を進めるには、それが投資に
面は、グラフの色から画面遷移、コメント欄の設
用できるようになりました。毎年発生していた予
値するプロジェクトであることを経営層に説明
置などわかりやすいユーザ・インターフェースに
算と実績のブレも、今では1%以内に収まり、予算
し、資金を確保する必要があります。そこで研究
こだわり、画面を見ただけで次のアクションを喚
策定の精度も上がっています。
開発本部は、資源管理システムを構築して、研究
起するような設計を意識しました。自由検索ツー
開発状況をタイムリーに可視化、グローバルで激
ルのDataSurfingで、データ抽出機能も提供し
小菅氏 すべてのデータが資源管理システムに
化する新薬開発競争に先んじた投資ができる取
ました。
あるため、これまで一日を要していた会議資料の
り組みを開始しました。
わずか3ヶ月で完成したシステムは、トップ層
作成時間がわずか10分に短縮されました。また
システム提案にはシステム・インテグレータ数
向けのレビューで高い評価を受け、二次開発の
本システムの利用が浸透した結果、現場の一人ひ
社が参加し、最終的にSTNetによるWebFOCUS
GOサインが出ました。二次開発では研究開発
とりがコスト意識や経営マインドを持てるように
とO ra c l e EBSを組み合せた提案を採用しまし
本部全体にまで範囲を広げ、ユーザがOracle
なり、費用や要因の使い方や会議自体の見直し
た。STNetは自らもWebFOCUSユーザであり、
E B S へ工数や進捗を入力すると、WebFOCUS
など、改善活動が活発化してきました。
Oracle EBSのプロジェクト管理モジュールとの連
でデータを展開する仕組みが構築されました。そ
携やERPとの構築に豊富な実績があります。
して、2011年1月の構築ベンダー選定から、予定
今後は、高いパフォーマンスを上げ ているメ
研究開発管理部 管理グループ 小菅正章氏は、
通り2012年4月に資源管理システムが完成しま
ンバーの仕事をベストプラクティスとしてモデル
WebFOCUSを採用した理由を次のように語り
した。
化するなど人材育成計画に取り組んだり、プロ
ます。
このシステムが機能するには現場でのデータ
ジェクトごとのコストをより厳密に管理していく
入力が欠かせないため、ユーザからの要望を受
仕組みとしてWebFOCUSを活用していく予定
小菅氏 今回のシステム化の目的は、ダッシュ
けてシステムをこまめに改修したり、講習会を開
です。
ボード的な可視化でした。プロジェクト全体の進
いてシステムの活用方法を伝えるといった活動を
展開しました。
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