店頭CFD(ダイワ株X)利用・取引ルール

店頭CFD(ダイワ株X)利用・取引ルール
【サービス概要】
1.店頭CFD(ダイワ株X)口座の開設について
当社において店頭CFD(ダイワ株X)の取引を行うお客様は、お取引口座とは別に、「指数先物CFD口
座」及び「株式CFD口座」(以下、総称して「店頭CFD(ダイワ株X)口座」といいます。)を開設していただ
く必要があります。
指数先物CFD口座において株価指数先物CFD(後述、「6.取扱銘柄」に記載)のお取引がご利用いた
だけます。また、株式CFD口座において株式CFD(後述、「6.取扱銘柄」に記載)のお取引がご利用いた
だけます。
なお、指数先物CFD口座もしくは株式CFD口座のどちらか一方の口座の開設をお申込みいただくこと
はできません。
店頭CFD(ダイワ株X)口座の開設をお申込みいただくにあたっては、以下の条件を満たす必要があり
ます。
① すでに当社の約款・規定に基づくお取引口座を開設しており、かつ、オンライントレードの利用
をお申込みいただいていること
② 「店頭CFD(ダイワ株X)取引に係るご注意」、「店頭CFD(ダイワ株X)の契約締結前交付書
面」、「店頭CFD(ダイワ株X)取引約款」、「店頭CFD(ダイワ株X)利用・取引ルール」を読み、
本取引の特徴、仕組みおよびリスクについて十分理解し、自己の判断と責任において自己の
資金により自己のためにお取引いただけること
③ 「店頭CFD(ダイワ株X)取引に係るご注意」、「店頭CFD(ダイワ株X)の契約締結前交付書
面」、「店頭CFD(ダイワ株X)取引約款」、「店頭CFD(ダイワ株X)利用・取引ルール」ならび
に当社の関連する他の約款・規定の内容を承諾いただけること
④ 当社から電話および電子メールにて常時連絡が取れること
⑤ インターネットをご利用いただけること
⑥ ご自身の電子メールアドレスをお持ちであること
⑦ 報告書等の書面の電子的な交付に同意いただけること
⑧ 「ダイワLMS」の契約が未契約であること
⑨ 前各号のほか当社が定める要件
2.口座開設のお申込み
店頭CFD(ダイワ株X)口座の開設は、オンライントレードログイン後の店頭CFD(ダイワ株X)口座開設
画面よりお申込みいただけます。店頭CFD(ダイワ株X)口座開設の申込受付時間は、平日 6:00∼翌 3:
00、土・日・祝日 6:00∼翌 1:00 です。店頭CFD(ダイワ株X)口座開設申込完了後の、店頭CFD(ダイワ
株X)の利用開始時間は以下のとおりです。
口座開設申込受付時間
※1
平日
土・日・祝日
6:00∼19:50
利用開始時間
原則、店頭CFD(ダイワ株X)口座開設申込完了後、即時に
利用可能※2
20:00∼翌 3:00
翌営業日 6:00
6:00∼翌 1:00
翌営業日 6:00
※1 平日 19:50∼20:00 の間は、申込みできません。
※2 法人のお客様、もしくは一部の個人のお客様は、原則、申込完了の翌営業日より利用可能となり
ます。
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3.口座管理料
口座管理料は必要ありません。
4.注文窓口
店頭CFD(ダイワ株X)はパソコンおよび携帯電話(iモード、EZweb、Yahoo!ケータイ、ウィルコム)でお取
引いただけます。コールセンター(自動音声応答を含む)および本・支店では注文の受付をいたしません。
なお、携帯電話では、報告書の電子交付等の一部サービスはご利用できませんのでご注意ください。ま
た、法人のお客様は携帯電話をご利用できません。
5.サービス時間
原則として、店頭CFD(ダイワ株X)のサービス時間は以下のとおりです。サービス時間以外は、店頭CF
D(ダイワ株X)のご利用はできません。
なお、以下の時間帯においても、臨時のシステムメンテナンスによりご利用いただけない場合があります。
臨時のシステムメンテナンスのスケジュールについては当社ホームページにてご確認ください。
サービス時間
平日
6:00∼翌 3:00
土・日・祝日
6:00∼翌 1:00
6.取扱銘柄
当社の取扱うCFDは、以下のCFD種別とします。
CFD種別
株価指数先物CFD
株式CFD
定義
金融商品取引所に上場している株価指数先物を原資産としたCFD
金融商品取引所に上場している株式等を原資産としたCFD
※ 取扱銘柄の詳細については、お取引画面にてご確認ください。
7.証拠金
お取引を開始するにあたり、あらかじめ注文に必要な証拠金をお取引いただく銘柄のCFD種別に応じ
た各CFD口座に差入れていただきます。証拠金は日本円のみの受入れとし、有価証券等の受入れはい
たしません。
お取引に必要な証拠金は、注文を行うときに必要な注文必要証拠金と建玉の継続に必要な建玉必要
証拠金の 2 種類です。
8.証拠金振替
お取引口座と各CFD口座との間での金銭の振替は、お取引画面ではなく、オンライントレードの「ダイワ
株X(店頭CFD)」メニューより操作していただきます。
また、各CFD口座間での金銭の振替は、お取引画面より操作していただきます。
振替時間、振替可能額および証拠金計算・お取引口座への反映は、振替の時間帯により以下のように
なります。
◇お取引口座から各CFD口座への振替
振替時間
平日※1
振替可能額
証拠金計算への反映
6:00∼12:00
お取引口座の買付余力の範囲内
12:00∼19:50
お取引口座の買付余力の範囲内(た
だし、ダイワMRFの振替はキャッシン リアルタイム
グ(即日引出)※2 の範囲内)
20:00∼翌 3:00
お取引口座の買付余力の範囲内
リアルタイム
リアルタイム
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土・日・
祝日
6:00∼翌 1:00
お取引口座の買付余力の範囲内
リアルタイム
※1 平日 19:50∼20:00 の間は、振替できません。
※2 キャッシング(即日引出)は ATM 等による出金と合算して 1 日あたり 500 万円までとなります。
◇各CFD口座からお取引口座への振替
振替時間※
平日
8:00∼19:50
振替可能額
お取引口座への反映
各CFD口座の出金可能額の範囲内
リアルタイム
※ 上記の時間以外は、振替できません。
◇各CFD口座間での振替
振替時間
平日
6:00∼翌 3:00
土・日・
祝日
6:00∼翌 1:00
振替可能額
証拠金計算への反映
振替元の各CFD口座の出金可能額の
リアルタイム
範囲内
振替元の各CFD口座の出金可能額の
リアルタイム
範囲内
※ 上記の時間以外は、振替できません。
9.お知らせ等の通知について
店頭CFD(ダイワ株X)におけるお客様への各種お知らせは、お取引画面 HOME のお知らせもしくはお
客様の指定したメールアドレスへの通知にて行います。原則、当社からの電話等でのご連絡はいたしませ
んが、お取引内容について重要な連絡がある場合には、ご連絡させていただくことがあります。
お知らせの詳細は以下のとおりです。
種類
通知内容
振替入出金
振替入金(お取引口座から各CFD口座への
振替)が完了した旨
振替出金(各CFD口座からお取引口座への
振替)が完了した旨
約定
注文失効
最終売買日
通知頻度
注文が約定した旨
通知方法
メール
取引画面
随時
○※
―
随時
○※
―
随時
○※
―
○※
―
○
○
○
○
○
○
ストリーミング注文が一定時間以内に約定せ
随時
ず失効された旨
お客様が指定した有効期限内に注文が約定
せず失効された旨
取引日翌日
5 時頃
銘柄やお客様の口座状況によって取引に制
限・規制がかかり、注文が失効された旨
最終売買日の取引時間終了までに注文が約 最終売買日
定せず失効された旨
16 時頃
証拠金維持率がロスカット基準を下回り、未約
随時
定の新規注文が失効された旨
最終売買日
20 営業日前
お客様が保有する建玉の一部において、最終
および
売買日が設定された旨
前営業日
16 時頃
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種類
プレアラート
アラート
ロスカット
通知内容
通知頻度
証拠金維持率がプレアラート基準を下回った
随時
旨
(1 日 1 回)
随時
証拠金維持率がアラート基準を下回った旨
(1 日 1 回)
証拠金維持率がロスカット基準を下回り、全建
随時
玉に対する決済注文が発注された旨
実質証拠金がマイナスになった旨
不足金
口座開設
随時
取引日終了時点で実質証拠金がマイナスにな 取引日翌日
った旨
5 時頃
店頭CFD(ダイワ株X)口座の開設が登録完
随時
了した旨
通知方法
メール
取引画面
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
―
※ お取引画面にて、メールでの通知の有無を選択することができます。
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【商品概要】
株価指数先物CFD
株式CFD
取引口座
指数先物CFD口座
株式CFD口座
取引時間
原則、原資産の取引時間に準じる
9:00∼15:10
原則、原資産の取引時間に準じる
9:00∼11:30、12:30∼15:00※1
取引手数料
(税込み)
無料
金利等調整額
なし
あり
配当金相当額
なし
あり
取引価格
Bid(売値)、Ask(買値)の 2way 価格
注文種類
※2
ストリーミング 、成行、指値、逆指値、IFD、OCO、IFD+OCO
必要証拠金率
12.5%
25%
最大レバレッジ
8倍
4倍
決済方法(取引)
反対売買
限月決済
期日決済
反対売買
期日決済
受渡日※3
約定日の 3 営業日後
両建て取引
可能※4
※1 大証の場合は、9:00∼11:30、12:30∼15:10。
※2 携帯電話では、ストリーミング注文のご利用はできません。
※3 配当金相当額は除きます。
※4 両建て取引にはそれぞれの取引にコストが発生する等のデメリットがあります。
1.取引時間
原則として、店頭CFD(ダイワ株X)の対象となる原資産の金融商品取引所が営業している日を取引日
とします。また、店頭CFD(ダイワ株X)での取引時間は、原則として、原資産の金融商品取引所における
取引時間に準じます。
2.取引手数料
取引手数料は無料です。
ただし、お取引においてお客様が負担されるコストには、Bid(売値)と Ask(買値)の差額であるスプレッ
ドがあります。
3.金利等調整額
建玉を次の取引日に繰り延べるときに必要となる取引維持コストで、取引日を越えて建玉を保有してい
た場合に発生します。
金利等調整額は、翌取引日に算出され、決済取引を行う日まで累積していきます(休日等取引日となら
ない日の金利等調整額は、翌取引日にまとめて計算されます)。金利等調整額は、建玉の決済数量に応
じて、決済取引の 3 営業日後に受渡します。
なお、金利等調整額の比率(%)は、当社が決定し、変更する可能性がありますので、お取引画面にて
必ずご確認ください。
4.配当金相当額
原資産に配当等のコーポレートアクションが発生した場合、原資産の理論価値の変動を店頭CFD(ダイ
ワ株X)における取引価格に反映させるために、配当金相当額の受払いを行います。
配当金相当額は、原資産の配当権利付最終日を越えて建玉を保有している場合に発生し、買建玉を
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保有のお客様は受取り、売建玉を保有のお客様は支払います。配当金相当額は、翌取引日に算出され、
原則、発行体の配当支払日の 5 営業日後に受払いを行いますが、それまでの期間は、評価損益として取
扱われます。
配当金相当額の金額は、原則、買建玉を保有のお客様は、原資産発行体により発表される源泉徴収後
の配当金額と同額とし、売建玉を保有のお客様は、原資産発行体により発表される源泉徴収前の配当金
額と同額とします。
5.取引価格
当社は、取引時間中に取引可能な Bid(売値)および Ask(買値)を、1 単位の円価格で提示いたします。
取引価格は、提示する時点の原資産の金融商品取引市場の取引状況を参考に当社が決定します。ま
た、取引可能な Bid(売値)および Ask(買値)を提示できない場合には、参考価格を提示することがありま
す。
6.スプレッド
Bid(売値)と Ask(買値)の間には差額があり、これをスプレッドといいます。相場急変時等には、スプレッ
ドが拡大する場合があります。
7.注文種類・有効期限
◇新規注文と決済注文
新しく建玉を建てる注文を新規注文と呼びます。売り、買いのどちらからでも新規の建玉を建てるこ
とができます。
また、建玉を反対売買で決済する注文を決済注文と呼びます。決済注文の際には決済の対象とな
る建玉を指定していただきます。
◇注文の方法
(1)新規注文
新規注文の発注方法は、取引する銘柄を指定して行います。ストリーミング、成行、指値、逆指
値、IFD、OCO、IFD+OCO 注文が利用可能です。
(2)決済注文
ⅰ)建玉指定決済
保有している建玉の中から、決済したい建玉を 1 つ指定して決済する方法です。ストリーミ
ング、成行、指値、逆指値、OCO 注文が利用可能です。
ⅱ)全決済
対象となる各CFD口座の注文時点における全建玉を決済する方法です。対象となる各C
FD口座において取引が成立していない決済注文は全て自動的に訂正・取消され、全建玉
について成行注文で決済注文が発注されます。
ⅲ)一括決済
同一銘柄、同一売買区分(売りまたは買い)である建玉を、複数まとめて決済する方法です。
ストリーミング、成行、指値、逆指値注文が利用可能です。
◇注文の種類
(1)ストリーミング注文
当社が連続して提示する最新の取引価格をクリックすることで、その価格で指値注文を執行す
る注文方式です。そのため、ストリーミング注文は、取引時間外および取引不可能な参考価格を
提示しているときには利用できません。
また、他の注文手法と異なり、注文入力後に注文内容を確認する画面を表示することなく注文
されます。
なお、ストリーミング注文は、一定時間内に約定しない場合は、自動的に失効されます。
※ 携帯電話では、ストリーミング注文のご利用はできません。
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(2)成行注文
取引価格を指定しない注文方式です。原則、当社に注文が到達した時点の取引価格で取引
が成立します。ただし、原資産において特別気配となっている状態や規制等により、当社が取引
価格を提示できない場合においては、注文時間と約定時間が乖離し、また思わぬ取引価格で取
引が成立する可能性があります。
(3)指値注文
取引価格を指定する注文方式です。取引価格が、指定した価格と同じまたはそれ以上に有利
な価格となった場合に取引が成立します。
(4)逆指値注文
ⅰ)逆指値(成行)
成行注文を発注する条件を指定する注文方式です。取引価格が、指定した価格と同じま
たはそれ以上に不利な価格となった場合に自動的に成行注文が発注されます。
ⅱ)逆指値(指値)
指値注文を発注する条件を指定する注文方式です。取引価格が、指定した価格と同じま
たはそれ以上に不利な価格となった場合に自動的に指値注文が発注されます。
(5)IFD 注文
新規の指値注文または逆指値注文を出すとともに、その新規注文の取引が成立した場合に有
効となる決済注文も同時に出す注文方式です。このとき、決済注文は、指値注文または逆指値注
文を指定します。
(6)OCO 注文
指値注文と逆指値注文の 2 つを同時に出す注文方式です。一方の取引が成立したときは、もう
一方の注文が自動的に失効されます。
(7)IFD+OCO 注文
新規の指値注文または逆指値注文を出すとともに、その新規注文の取引が成立した場合に有
効となる OCO 注文も同時に出す注文方式です。
◇注文の有効期限
(1)当日
注文を行った取引日が終わるまで有効な注文です。
(2)期限指定
注文期限を年月日で指定する注文です。指定した取引日まで有効な注文となります。
※ システム上の制限があるため、指定できる期限には制限があります。
◇注文の取消
取引成立前の注文は取消すことができます(サービス停止時間は除きます)。取引が成立した注文
は取消すことはできません。
・ OCO 注文の取消を行うと、指値注文と逆指値注文がセットで取消されます。一方の注文だけ
の取消はできません。
・ IFD、IFD+OCO 注文の取消を行う場合、新規注文側の取引が成立していなければ、新規注
文と決済注文はセットで取消されます。新規注文側の取引が成立しているときには、決済注文
側のみを取消すことができます。
◇注文の訂正
取引成立前の成行、指値、逆指値注文の注文方法、注文単価および有効期限は、訂正することが
できます(サービス停止時間は除きます)。
なお、ストリーミング、IFD、OCO、IFD+OCO 注文の訂正はできません。これらの注文の内容を変更
される場合には、注文の取消を行った後に、新たに変更後の注文を発注してください。
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◇注文状況
注文の状況は、以下のように表示されます。
表示
有効
待機中
約定済
取消済
失効
受付中
訂正中
取消中
失効中
詳細
注文が発注されていて未約定である状態。注文の条件(指値注文の単価等)が満
たされた時に約定します。
注文が発注されるのを待機している状態。具体的には、IFD、IFD+OCO 注文にお
いて、新規注文が未約定のときの決済注文(新規注文が約定した時に自動的に発
注される)がこれに該当します。
注文がすでに約定している状態。
この状態では、注文訂正や注文取消は行えません。
注文がすでに取消されている状態。
この状態では、注文訂正や注文取消は行えません。
注文がすでに失効されている状態。有効期限切れ等失効理由が表示されます。
この状態では、注文訂正や注文取消は行えません。
注文の受付処理が行われている状態。通常この時間は短時間に終了し、「有効」
の状態に変わります。
この状態では、注文訂正や注文取消は行えません。
注文の訂正処理が行われている状態。通常この状態は短時間に終了し、「有効」の
状態に変わります。なお、注文訂正の受付後、注文訂正が間に合わず、訂正前の
注文内容にて約定する場合があります。
この状態では、注文訂正や注文取消は行えません。
注文の取消処理が行われている状態。通常この状態は短時間に終了し、「取消済」
の状態に変わります。なお、注文取消の受付後、注文取消が間に合わず、注文が
約定する場合があります。
この状態では、注文訂正や注文取消は行えません。
注文の失効処理が実行中である状態。通常この状態は短時間で終了し、「失効」
の状態に変わります。なお、失効処理が間に合わず、注文が約定する場合がありま
す。
この状態では、注文訂正や注文取消は行えません。
8.最大レバレッジ(必要証拠金率)
店頭CFD(ダイワ株X)では、一定の証拠金を担保にその証拠金額以上の取引ができます。この時の証
拠金額に対する取引金額の倍率を「レバレッジ」と呼びます。
店頭CFD(ダイワ株X)での最大レバレッジは、CFD種別によって異なります。
CFD種別
最大レバレッジ(必要証拠金率)
株価指数先物CFD
8 倍(12.5%)
株式CFD
4 倍(25%)
9.決済方法
(1)反対売買による決済
最終売買日までに反対売買を行った建玉は、新規の買建または売建を行ったときの約定価格
と反対売買を行ったときの約定価格との差に相当する金銭を授受することにより決済を行います。
(2)最終清算数値(SQ 値)による決済(限月決済)
株価指数先物CFDについて、原資産の取引終了日に準じて設定された最終売買日までに反
対売買により決済されなかった建玉は、新規の買建または売建を行ったときの約定価格と最終清
算数値(最終売買日の翌営業日に取引所より公表される株価指数対象各銘柄の始値に基づい
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て算出された特別な指数)との差に相当する金銭を授受することにより決済を行います。
(3)当社の指定した価格による決済(期日決済)
上記(2)の限月決済による場合を除き、店頭CFD(ダイワ株X)では、以下の状況において最
終売買日を設定します。
・ 株式CFDにおいて、分割、合併またはその他コーポレートアクション等、原資産の価格に
重大な影響を及ぼす事由が発生しまたは発生するおそれがあると当社が判断した場合等
・ 原資産の上場廃止が公表された場合
・ 当社が商取引上の合理的な努力を行っても、取引の維持が不可能と判断した場合
・ 取引の継続が法令諸規則に抵触するおそれがあると当社が判断した場合等
最終売買日までに反対売買により決済されなかった建玉は、新規の買建または売建を行ったと
きの約定価格と当社の指定した価格との差に相当する金銭を授受することにより決済を行いま
す。
なお、当社の指定した価格とは、原則、当社が定める日の原資産市場における寄付値としま
す。
ただし、原資産市場にて取引が成立していない等の理由により、適正な価格がない場合は、翌
営業日に決済を繰り延べる等の必要な措置を行うものとします。
10.契約期日
店頭CFD(ダイワ株X)における契約期日は、新規の取引が約定した日とし、反対売買等による決済が
行われない場合は、当該契約の期日を 1 営業日繰り延べます。したがって、決済が行われない場合は、自
動的に建玉は継続されます。
11.受渡日
店頭CFD(ダイワ株X)の新規取引および決済取引の受渡日は、配当金相当額を除き、約定日の 3 営
業日後となります。
12.両建て取引
両建て(既存の建玉を決済せずに、新たに同一銘柄で売買区分が反対となる建玉を建てること)はお客
様の判断で行うことは可能ですが、以下のようなデメリットがあり、おすすめいたしません。
・ スプレッドがそれぞれの取引で発生すること
・ 金利等調整額がそれぞれの建玉に発生すること
・ 配当金相当額がそれぞれの建玉に発生すること
13.取引制限
以下の状況において取引可能な取引価格の提示を停止することがあります。なお、その間は、証拠金計
算を行うために、原則、取引不可能な参考価格の提示を行います。
当社が取引価格の提示を停止する場合は、以下の状況です。
・ 原資産市場において、取引所等により信用取引規制や売買規制等が実施された場合
・ 原資産市場において、特別気配等により取引が成立していない場合
・ 取引の継続が法令諸規則に抵触するおそれがあると当社が判断した場合
・ 空売り規制等の法令諸規則等を遵守するための措置ができない場合等
なお、取引制限が行われた場合には、原則、新たにストリーミング注文を出すことができなくなります。既
にお客様が出された注文は維持されます。取引制限については、お取引画面にてご確認いただけます。
14.取引規制
お客様の口座状況によっては注文の受付を停止することがあります。注文の受付を停止する場合は、以
下のとおりです。なお、停止される注文の範囲は、口座状況によって異なります。
① 新規注文の受付を停止する場合
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・
・
・
お客様の証拠金維持率が 100%を下回った場合(この場合、該当の各CFD口座における注文の
受付が停止されます)
「店頭CFD(ダイワ株X)の契約締結前交付書面」等各種書面の最新版を確認し、同意いただけ
ていない場合
お客様が「上場会社等の役員等」であることを当社に届け出ていただいている場合(この場合、該
当の株式等を原資産とする銘柄のみ注文の受付が停止されます)等
② 新規注文、決済注文ともに受付を停止する場合
・ お客様の証拠金維持率がロスカット基準額を下回った場合(この場合、該当の各CFD口座にお
ける注文の受付が停止されます)
・ お客様のお取引口座にて、立替金等が発生している場合
・ その他停止することが適当であると当社が判断した場合等
また、銘柄によっては注文の受付を停止することがあります。注文の受付を停止する場合は、以下のとお
りです。なお、停止される注文の範囲は、お取引画面にてご確認いただけます。
・ 原資産市場において、取引所等により信用取引規制や売買規制等が実施された場合
・ 取引の継続が法令諸規則に抵触するおそれがあると当社が判断した場合
・ 空売り規制等の法令諸規則等を遵守するための措置ができない場合等
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【取引ルール】
1.証拠金
店頭CFD(ダイワ株X)の証拠金は、以下のように定義されます。
各種証拠金に係る計算は、各CFD口座ごとに行われます。
名称
受入証拠金
実質証拠金
評価損益
未実現確定損益
取引余力
利用中証拠金
注文必要証拠金
建玉必要証拠金
振替予定額
出金可能額
有効証拠金
証拠金維持率
不足金
立替金※4
定義
お客様が各CFD口座に差入れている証拠金です。
「受入証拠金=振替による証拠金増減+取引による実現損益」
評価損益や未実現確定損益を考慮した証拠金です。取引余力や証拠金維持率
の計算には、受入証拠金ではなく実質証拠金が使われます。
「実質証拠金=受入証拠金+評価損益+未実現確定損益+振替予定額」
各CFD口座における評価損益です。以下の 4 項目の合計で計算されます。
「評価損益=取引評価損益+金利等調整額+手数料見込額+配当金相当額」
各項目の説明は以下のとおりです。
ⅰ)取引評価損益
すべての未決済建玉について、建玉の約定価格と評価価格※1 との差額で
計算される損益の合計。
ⅱ)金利等調整額
すべての未決済建玉に対して発生している金利等調整額の合計。
ⅲ)手数料見込額
すべての未決済建玉を決済する場合に必要となる手数料見込額の合計。
現在は無料です。
ⅳ)配当金相当額
発生している受渡前の配当金相当額の合計。
約定済で受渡前の確定損益です。受渡日に受入証拠金に反映されます。
新規注文に利用できる証拠金です。
「取引余力=有効証拠金−建玉必要証拠金」
注文および建玉の維持に利用している証拠金です。
「利用中証拠金=注文必要証拠金+建玉必要証拠金」
注文中で取引が成立していない新規注文に必要な証拠金です。
「注文必要証拠金=注文価格※2×注文数量×必要証拠金率※3」
建玉を維持するために必要な証拠金です。
「建玉必要証拠金=評価価格※1×建玉数量×必要証拠金率※3」
予約振替を行った金額です。振替日に受入証拠金に反映されます。
各CFD口座からの振替が可能な金額です。
「出金可能額=(当日の受入証拠金 ※、翌日の受入証拠金 ※、…最も受渡日が
先の日付の受入証拠金※)の最小値−利用中証拠金」
※出金可能額の計算では受入証拠金に評価損を反映させます(評価益は反映
されません)。
有効証拠金は次の計算式で計算されます。
「有効証拠金=実質証拠金−注文必要証拠金」
証拠金維持率は建玉必要証拠金に対する有効証拠金の割合を示します。
「証拠金維持率=(有効証拠金÷建玉必要証拠金)×100」
実質証拠金がマイナスで、受入証拠金がプラスの状態です。この状態では、
実質証拠金をプラスにするまで証拠金を差入れる必要があります。
実質証拠金がマイナスで、受入証拠金もマイナスの状態です。この状態では、
受入証拠金をプラスにするまで証拠金を差入れる必要があります。
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※1 評価価格には、原則、取引価格(参考価格を含む)である Bid(売値)もしくは Ask(買値)を用い
ます。
※2 注文価格は注文方法によって以下のとおり異なります。
注文方法
注文価格
ストリーミング注文
指値
成行注文
時価*
指値注文
指値
逆指値注文(成行)
条件合致前: 発注条件価格
条件合致後: 時価*
逆指値注文(指値)
指値
IFD 注文
OCO 注文
IFD+OCO 注文
新規注文側にて指定した注文方法に準じる
指値注文と逆指値注文の大きい方
新規注文側にて指定した注文方法に準じる
* 原則、買注文は Ask(買値)、売注文は Bid(売値)を用いて計算します。
※3 必要証拠金率については、「最大レバレッジ(必要証拠金率)」をご参照ください。
※4 立替金が発生した場合は、お取引口座の残高の有無に関わらず、強制的にお取引口座から当
該各CFD口座へ振替を行う場合があります。そのため、お取引口座において、お預り金・MRF
が不足する場合があります。
また、以下のような基準額が設けられています。
プレアラート基準額
アラート基準額
ロスカット基準額
プレアラート基準額は建玉必要証拠金の 120%の金額です。有効証拠金
がこの基準額を下回るとプレアラート状態となります。
アラート基準額は建玉必要証拠金の 100%の金額です。有効証拠金が
この基準額を下回るとアラート状態となります。
ロスカット基準額は建玉必要証拠金の 80%の金額です。有効証拠金が
この基準額を下回った状態が一定時間継続すると、ロスカットが行われま
す。
2.証拠金ステータス
証拠金ステータスは、以下のように定義されます。
なお、証拠金維持率が 100%を下回ると、取引余力がマイナスとなるため、新規注文を発注できません
(決済注文には証拠金を必要としないため、発注が可能です)。
証拠金ステータスは、各CFD口座ごとに設定されます。
証拠金ステータス
プレアラート
アラート
詳細
証拠金維持率が 120%を下回った状態(有効証拠金がプレアラート基準額
を下回った状態)です。登録されているメールアドレス宛てにプレアラートの
通知が送られます。お取引画面のお知らせ欄でも、プレアラート状態であ
ることが表示されます。
証拠金維持率が 100%を下回った状態(有効証拠金がアラート基準額を下
回った状態)です。登録されているメールアドレス宛てにアラートの通知が
送られます。お取引画面のお知らせ欄でも、アラート状態であることが表示
されます。
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2011.03
ロスカット
証拠金維持率が 80%を下回った状態(有効証拠金がアラート基準額を下
回った状態)です。ロスカット・ルールが適用されると、登録されているメー
ルアドレス宛てにロスカットの通知が送られます。お取引画面のお知らせ欄
でも、ロスカット状態であることが表示されます。
3.ロスカット・ルール
各CFD口座における証拠金維持率がロスカット基準を割り込んだ場合、当該各CFD口座における全て
の未決済建玉を自動的に反対売買するルールです。証拠金維持率がロスカット基準を割り込んだ時点で
当該各CFD口座に未約定(取引が成立していない)の新規注文が存在する場合、未決済建玉の反対売
買を行う前に、当該各CFD口座における全ての新規注文の失効が行われます。未約定の新規注文の失
効後、継続して証拠金維持率がロスカット基準を割り込んでいる場合、もしくは失効対象となる未約定の新
規注文が存在しない場合、自動的に当該各CFD口座のその時点における全建玉に対する決済注文が執
行されます。このときの決済注文は、成行注文として執行されます。
・ ロスカットは、各CFD口座ごとに実行されます。
・ ロスカットは、証拠金維持率がロスカット基準を割り込んだ状態が一定時間継続した場合に実行さ
れます。
・ ロスカット・ルールは、ロスカット時点での取引価格での取引成立を保証するものではありません。
相場が急変した場合等は、証拠金がロスカット基準額を大きく下回る可能性や、マイナスとなる可
能性があります。
・ ロスカット中は、当該各CFD口座において、新規注文、決済注文ともに新たに注文を出すことは
できません。ロスカット完了後より、注文入力が可能となります。
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2011.03
【その他】
1.取引報告書兼残高報告書等
各CFD口座においてお取引もしくは証拠金の振替を行った場合、1 日に 1 回、「取引報告書兼残高報
告書」が発行されます(1 日にお取引や証拠金の振替を複数回行った場合においても、1 つの報告書に集
約して「取引報告書兼残高報告書」が発行されます)。また、各CFD口座に証拠金がある場合、月末に月
次の「取引報告書兼残高報告書」が発行されます(月末の「取引報告書兼残高報告書」は、日次・月次の
双方の取引内容が記載されており、日次・月次の報告書を兼ねています)。
「取引報告書兼残高報告書」は、お取引画面にて閲覧でき、原則、取引日翌日の正午までには、閲覧
が可能となります。また、指定した期間の損益が記載される「期間損益報告書」と、年間(前年の 1 月 1 日か
ら 12 月 31 日まで)の損益が記載される「年間損益報告書」も、お取引画面より閲覧いただけます。
これら報告書等は各CFD口座ごとに作成されます。
なお、これら報告書等は、電子交付により交付され、原則、書面での交付は行いません。
2.税金について
(1)個人のお客様に対する課税
店頭CFD(ダイワ株X)は店頭デリバティブ取引※1 であり、発生した利益は雑所得として総合課
税の対象となります。そのため、1 月 1 日から 12 月 31 日までの年間の雑所得を算出し、他の所得
と合算して翌年に確定申告※2 する必要があります。
なお、給与収入が 2,000 万円以下の給与所得者の場合、給与・退職所得以外の各種所得金額
の合計(源泉分離課税対象のものを除く)が 20 万円以下であるときは確定申告を要しません※3。
ただし、医療費控除の適用等で確定申告を行うときは、20 万円以下であっても必ず申告をしなけ
ればなりません。
また、特定口座の対象となりません。
※1 当社を相手方とした店頭取引となり、取引所取引における税金の取扱いとは異なりま
す。なお、雑所得の利益は、株式の売買から生じた損益等の他の所得と損益通算でき
ません。
※2 税額につきましては、他の所得と合算した総所得を基に計算されますので、お客様の
所得の水準により税率は異なります。
※3 その場合でも、別途、住民税の申告は必要となります。
(2)法人のお客様に対する課税
法人のお客様の場合、各法人の事業年度に応じて損益を計算します。法人税法では事業年度
末日における未実現損益も課税所得計算に算入する必要があります。事業年度末日において店
頭CFD(ダイワ株X)の決済があったものとして損益計算を行い、課税所得の計算をします。課税
所得にマイナスが生じた場合、青色申告の届出を提出していれば、損失を 7 年間繰越すことがで
きます。
(3)先物取引に関する支払調書
現在、当社にお届け出いただいておりますお客様のご住所・お名前(所在地・名称)をもって、
所得税法で定められている「先物取引に関する支払調書」を税務署長に提出しております。現在
ご登録いただいているご住所・お名前(所在地・名称)に変更がある場合は、速やかに取扱窓口
までご連絡の上、変更手続きを行ってください。
詳細については国税庁ホームページや所轄の税務署、税理士等の専門家にご確認ください。なお、
今後、税制改正等が行われた場合、税制の取扱いが変更となる可能性があります。
以上
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2011.03