2012年6月26日

国際サーカス村通信 VOL.16 N006
編集 NPO 法人国際サーカス村協会
〒376-0303
Tel0277-70-5010 Fax0277-97-3688
2012 年
文責
6月
西田
26 日(火)
敬一
群馬県みどり市東町座間 41-1
[email protected]
http://www.circus-mura.net
● 旅はつづく=移動サーカス学校へ
● 原発をなくすまで=サーカス学校の放射能除去できるのか
■旅立ち
去る 3 月 26 日(月)に、放射能に汚染されたサーカス学校と資料館を後にして、オンボロのワゴ
ン車・ロシナンテ号に、山ほどの舞台道具、私物を積みこみ、“原発はいらない”、“沢入国際サーカ
ス学校は放射能被害で休校中”のステッカーを貼りつけ、西へと旅に出た『旅する道化師と大道芸人
たち』一行は、5 月 31 日(木)に、伊豆から立川の昭和記念公園を経て、両国のシアターΧ(カイ)
へ到着した。
長旅であった。全員無事に、と言いたいところだが、西田本
人が、日本の全原発が停止した 5 月 5 日に、なんと背骨骨折(第
一腰椎破裂骨折)という事故をやらかしてしまい、なんともド
ジな話だが、5 月 5 日以降、西田は高松の病院で手術、治療の
ため入院せざるをえなかった。
しかし、ふくろこうじ氏はじめ、アツシ&ケンタとの話し合
いで、彼らは旅を続けることを選び、予定していた翌 6 日の公
演(白鳥どうぶつ園)はキャンセルさせてもらったものの、そ
れ以降のスケジュールはすべてこなして、シアターΧでの「第
10 回 IDTF」の前夜祭で『出口あり+α2』の公演をおこない、
今回の旅の最終ステージを迎えることができた。
もちろん、その間、全て順調に進んだわけではない。特に、
西田が脱落した時点で、全てのスケジュールが確定していたわけではなく、公演地はほぼ決まってい
たものの、詳細については不明な部分もあり、行く先々で地元の人々との打ち合わせ、宿舎の確保な
ど、事務的なことが山積みで、それらを全てふくろこうじ氏とケンタ&アツシでこなすのは、荷が勝
ちすぎることが判明し、急遽、協会員のひとりである辻卓也氏の協力を仰ぎ、四国に来てもらい、事
なきをえたというか、以降の旅をこなしえた。
今回の 2 ヶ月以上の旅は、無謀といえば無謀な試みで、多くの人々に、予定通り旅を終えることが
できるのか疑問を投げかけられたのも事実だ。
平常であれば、というのは、3・11 の東日本大震災その後の福島第一原発の事故がなければ、この
旅を思いつかなかったし、また、人々に指摘されるまでもなく、いささか無謀なこの旅を実行に移す
ことはなかったかもしれない。なによりも、原発事故である。
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この事故は、政府がなにを言おうが、東電がなにを言おうが、原発推進派の金まみれの人々、そし
て電力が足りないと自治体の長を脅迫する経済優先の企業、人々がなにを言おうが、この地球の自然
を、海を、大気を汚しまくった事実は隠しようがないし、再び、同じようなことはどんなことがあっ
ても起こしてならない以上、原発稼働などあってはならないと考えるのが、人として生きる道である。
まず、原発にストップをかける。その上で、自然のなかの、何億の生き物のひとつである人類として、
その何億もの生き物との共生を考えるべきではないだろうか。
そうしたことを、自分たちに問いかける。そのための旅を考えたとき、多少は無謀でも、いや、無
謀というよりも、自分たちができることをやってみることこそが、原発を止めることにつながってい
くのではないかと考えたのだ。もちろん、それでなにかが分かるかといえば、そんな簡単なことでは
ないし、分かったことがあっても、それが原発を止める力になるかどうかはわからない。しかし、国
が、経済界が、原発を推進しようとしているのが明確である以上、それを阻止するのは、放射能がど
のような被害を、人間に、ありとあらゆる生き物に与えるか、そのことをどこまでも考え続けようと
する、ひとりひとりの、まさしく考えることのできる生き物である、人の使命ではないのかというこ
とである。
そんなことを考えつつ、文化というジャンルで活動してきた自分たちの今後の活動のあり方を模索
すること、それが、今回の旅の大きな目的であり、単に、今は、ほとんどの演劇やパフォーマンスグ
ループが、諦めているかに思える旅公演の可能性を探ることだけの旅ではなかったことを、まず、お
伝えしたいと思う。
■「しまる会」の活動
旅の最初の公演地は、静岡市の“アトリエみるめ”であった(前回の会報で、公演の成果というか、
内容についてはお伝えしているので、保存している方は読み返していただければと思う)。
この静岡の公演、大道芸をアレンジしてくれたのは、大道芸パフォーマーであるだけではなく、
「静
岡大道芸のまちをつくる会(=しまる会)」代表のあまる氏とその仲間たちであった。
実は、ここでの宿舎は、あまる宅はじめ、その仲間たちが部屋を用意してくれた上に、公演を行っ
たスタジオみるめでのスタッフもまた、彼らが行ってくれたのであ
る。
3 月 27 日の公演は大成功で、小屋代を払った上で、黒字となっ
た。といっても、それはまさしく彼らが宿を提供し、スタッフを無
償でやってくれたからにほかならない。
しかも、大道芸を行う場所を確保してくれたり、ワークショップ
を企画してくれたりと、少しでも収益がでるように、準備してくれ
たのである。
あまる氏は、自分たちで使える場所=劇場作りにも汗を流してい
て、やがて間違いなく静岡に拠点といえる場所が生まれてくるだろ
う(既に生まれている)。
←あまる氏&ヒッキーさんと「東静岡」駅にて。
2
今回の旅では、いろいろな場所でいろいろな人々にお会いし、意見交換をする中で、さまざまなこ
とを学んだが、そのひとつが、あまる氏たちの静岡での活動だ。彼らの活動については、改めて報告
したいと思うが、各地でさまざまな活動をしている人々との繋がりを、どのように作っていくかが、
今後の僕らの活動のひとつになっていくのではないか、といった予感がするのだが、さて、いかがな
ものだろうか。
ご
ま ごう
■アグロス胡麻郷
農業・農村・くらし
今回の旅の重要な訪問先のひとつが、この「アグロス胡麻郷」という、何人かの人々、家族が農業
に勤しんでいる、京都から山陰本線で日本海へむかう、その途中にある胡麻駅から、歩けば 20 分ほ
どの谷あいの部落。部落といっても、そこがアグロス胡麻郷で、彼ら以外の人々が生活しているわけ
ではない。彼らは有機農法で農作物をつくり、地元の疲弊していた農業を建て直すなど、さまざまな
活動を続けている。ここのボスが橋本昭氏という人物で、ぼちぼち半世紀になるかというお付き合い
をさせてもらっているので、それに甘えて、ほぼ一週間、静岡へ直行した会員の長屋歩未女史を加え
て 5 名が、ここで働く若者たちと一緒に生活させてもらったという次第である。
しかも、老人ホームからスーパーのオープンセールでの大道芸ショーなど、あちこちでの公演を準
備してくれた。
公演はどこでも評判で、お盆の時にやってもらえないかなどの相談が舞い込んだが、残念ながら、
東京から改めて仕込んでくるには経費がかかりすぎるので、なにか方法はないかと、今もまだ思案中
といったところである。関西在住の大道芸パフォーマーを斡旋するのは簡単だが、僕としては、それ
で地元との交流になるのだろうかと考えてしまう。もちろん、僕らもまた、今後の交流が可能かとい
えば、それも簡単ではない。だが、そのことを考えずに、仕事になるからというだけでは、僕らの活
動の意味もまた、お金に換算されてしまうだけの活動となってしまうだろう。
この胡麻郷滞在中、アグロス胡麻郷も参加している、
“「地場と旬」を「農」の中心に!”というコ
ンセプトで活動している関西よつ葉連絡会に参加している農家の方々(摂丹つなぎの会)が、大飯原
発再稼働に反対する署名活動をして集めた 333 筆を福井県知事に届けるというので、僕も便乗して福
井県庁へ足を運んだ。当然のように知事は出てこなかった(これも前回の会報で報告)。
そして今では、このようにさまざまな形で、原発に反対する人々が意見を言い始めている事実に目
を向けず、政府、官僚、経済界が、お金のために、原発を動かしてしまうこの国には、一体、どのよ
うな文化があるのだろうかと思ってしまう。しかも、地元は国に責任を求め、国は地元で合意したと
いう論理のどこにも原発が安全だという論拠は見当たらないし、また、反対している人々のさまざま
な指摘に、納得する答えを出せないのだから、これは権力がまさしくその権力で国民の声を封じてい
るという、封建社会そのものではないか。
亀岡市よつば農産の東別院集荷センターでの大道芸ショーでは、福島第一原発から 170 キロ離れて
いるにもかかわらず、普段、練習している体育館の排水溝からかなり高い放射線量が測定されて、沢
入サーカス学校を休校していることを話させてもらった。100 人以上の方々が真剣に耳をかたむけて
くれたのは嬉しかった。しかし一方では、ぼく自身の話をリアルに受けてもらうことの難しさも感じ
ないわけにはいかなかった。
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京都府南丹市の胡麻郷から、京都市内の「Wine Salon yu-an」
(ミホプロジェクト)、そして滋賀県
大津市の社会福祉法人「湘南学園」へ。4 月 6 日には、山口県山口市湯田温泉へ。ここでは、“第一
回湯田温泉スリッパ卓球大会”という、B 級グルメならぬ B 級スポーツ(?)大会オープニングのイ
ベントに参加。ラケット代わりにスリッパを使っての卓球大会。ここで 3 泊。朝晩、温泉に浸かって、
リラックス。それでも、痛飲することなし。
この湯田温泉に、朝日新聞社東京本社から、社会部記者でありながら、大衆文化担当と名刺に刷り
こんでいる小泉信一氏が取材に現われる。彼が書いた“我ら原発いらない一座”という見出しの記事
が話題となって、この記事が掲載されて(4/17)以降、行く先々で取材攻めにあう。
■4 月 9 日、上関原発予定地経由九州入り
ところで、日を追って書くと相当長くなって
しまいそうなので、以下、要点を中心にまとめ
る(上関原発予定についても、前号会報で報告)。
大宰府(13 日公演)では、友人の藤村信一氏
が、すべてを仕切ってチケットも売ってくれた。
2007 年、カンボジアツアーの時にも、八面六
脣の大活躍してくれた友人である。今回は彼の
実家にお世話になった。
また、今年二回目の糟屋郡志免町の志免大道芸フェスティバルでは、“秘密基地 732”という小劇
場を自宅に作ってしまった Mr..BunBun 氏にお世話いただいた。地元の若い人々と一緒になって、フ
ェスティバルを立ち上げる、彼の情熱はたいへんなもので、九州一円の若い大道芸パフォーマーはみ
な彼のことを慕っているようで、今後、さらにいろいろな活躍をすることだろう。
で、17 日には、長崎県北松浦郡佐々町へ。ここでの公演は、実は今回の旅の日程作りのテーマに
した“友達の友達大作戦”でお願いした方から、㈱コミュニティメディアの米田社長に今回のツアー
の話が伝わり、彼が佐々町に話しをしてくださり、この町の保育園での公演が決まり、しかも、町の
施設に宿泊させてもらうことになった。但し、“原発はいらない”ステッカーを貼った、われらがロ
シナンテ号を役場の駐車場に止めたところ、クレームの電話が入り、ステッカーを外してもらいたい
旨の申し入れがあったが、これは飲めない依頼なので、丁寧にお断りした上で、但し、われらがロシ
ナンテ号で、保育園にはいかないことで、妥協点を見いだす。
この佐々町から北九州市へUターン。4 月 20 日、門司赤煉瓦プレイス
で公演。ここでは、大道芸パフォーマーのハリー氏にサーカス学校卒業生
のタカシェンカ君らが手伝ってくれたのは、なんともありがたかった。
そして、熊本へ。熊本では、オープン一周年記念の”有機生活“という
お店での大道芸。ここも、友達の友達大作戦で紹介していただいたところ
で、会員の長屋女史のモンゴル学生時代の先輩で、東京の放射能汚染から
実家のある熊本に避難している三枝彩子さんの紹介だ。
←オルティン・ドー(モンゴル長唄)の歌い手、三枝彩子さん。
「有機生活」
(熊本市)
にて。
4
で、次は水俣市へ。ここでは、久木野ふるさとセンター「愛林館」に宿泊。ここの館長の沢畑亨氏
を紹介してくれたのは、和物大道芸の演者であり、
「大道芸アジア月報」を発行している上島敏昭氏。
で、なんと京都の橋本氏と沢畑氏は友人同士だったというめぐり合わせが。ここにお世話になってい
る間に、水俣市の緑東中学と久木野小学校で大道芸ショーの公演を行わせていただいた。しかも、緑
東中学では、生徒たちがバルーンに強い関心を示したので、バルーンクラブを作ったら、と、後日バ
ルーンと教則本をお送りした。
水俣から次は鹿児島市へ。途中、川内原発見学。ここでも、推進派と反対派の看板が道路の両側に
並んでいる情景に出くわす。
鹿児島では、サーカス学校卒業の道化師フクちゃんが待っていてくれた。彼と彼の友人のカイト君
が、
『出口あり+α2』の公演の準備をしてくれたうえに、3 日間のイオンモールでの大道芸ショーの
仕事をとってくれていた。また、福岡の友人の西村元晴氏も、NHKの“ふれあい広場 2012”のス
テージでの仕事を、二日間準備してくれた。
4 月 30 日、イオンの仕事を終え、大分・臼杵市に向かう。この日は、宮崎県の高鍋に宿泊。
5 月 1 日、カーフェリーで、四国、愛媛県の八幡浜市へ。
■ART SETOUCHI 2012 に参加
写真左:男木島にて瀬戸内海を
バックに、ふくろこうじ氏と。
写真右:女木島、別名「鬼が島」
にてショー
5
3 年に一度の瀬戸内国際芸術祭、次回は 2013 年。今年はプレイベントの年。一回目が行われた 2010
年には、サーカス学校の作品『新編
勝ってたまるか剣振丸』で参加。今回、九州・四国の旅に出る
め ぎ じ ま
お ぎ じ ま
て し ま
話を、瀬戸博をプロデュースしている北川フラム氏にお伝えしたところ、女木島、男木島、豊島など
での大道芸、公演をやらせてもらえることになった。
3 日、女木島。4 日、男木島。5 日、豊島というスケジュール。
で、豊島での『出口あり+α2』公演後の後片付けのとき、ドジった僕は、梯子から、梯子ごと転
倒し、なんと背骨骨折の大怪我を負ってしまったのだ。
豊島に救急車はなく、改造ワゴン車で港に移動。港からは民間の救急艇で、高松港へ。そこから救
急車で、香川県立中央病院へ搬送され、すぐにレントゲン撮影。担当医曰く「破裂骨折なので、手術
しなければなりません」。手術は翌 6 日、10 時からということになった。(実際は、手術が必要な救
急患者が搬送されてきて、僕の手術は 14 時に変更になった)。
手術前に、今後の旅をどうするか、みんなで相談したところ、旅を続けるということになったが、
旅についていけなくなった僕の記録としては、ここまでということになる。
ただ、今回の旅をいかにプロデユースしたかという点について書ける範囲で書いておく。
四国・香川県では、この瀬戸内国際芸術祭こえび隊の大垣里花氏、丸亀市の加藤正員議員、第一回
瀬戸内海芸術祭で働き、現在は高松市で「サーカス堂ふなんびゅる」を運営している田中未知子氏。
高知では、赤岡町の弁天座を運営しているメンバーの一人塩井政利氏、高知大学の佐藤恵里、清原泰
治両先生。また徳島では、妻の高校時代の同級生川竹道夫氏一同。そして、兵庫県では、神戸学院大
学の伊藤茂先生、神戸大学の楯岡求美先生などにお世話いただいた。
また帰路、岐阜では、クスクスこと安田和博氏、伊豆では大和田組の大和田ルミ氏、立川では株式
会社ロッキング・オンの赤木俊雄氏、今回の旅のメンバーの一人であるアツシ君の実家、そしてシア
ターXの方々が、公演場所、大道芸の場所、宿泊場所などを用意してくださった。
また、ここに書ききれていない多くの方々の協力があったのはいうまでもないことで、そうした
方々のお世話になってこそ、今回の旅ができたことを深く感謝するとともに、これからもこのような
旅を計画していくことが、僕らの活動にひとつになるのではないかと感じている。
それは、ひとつには、現状では、ぼくらのサーカス学校・体育館の排水溝などでは、今もかなりの
放射線量が測定されているので、学校再開は躊躇せざるを得ないのだが、といって、これ以上休校し
ていては、サーカスを学びたいという若い人々の夢を育てることにならないという、悔しさ、焦りも
でてくる。
何とかしたいと思い、いま思いつくことは、今回の旅を踏まえて、なんとか「移動サーカス学校」
を始めることはできないかということである。
背骨骨折で、今後も一、二回の手術が必要である以上、思うように動き回れないのは事実だとして
も、なんとか、可能性のある場所を探さなければならないし、そうした活動を、“原発はいらない”
との活動とリンクさせていくことが、まさしく、僕らの文化活動なのだということを、アピールして
いかなければならない。いまや、原発をなくすための活動と僕ら自身の文化活動がリンクしないので
あれば、僕らの未来にはなんの希望もないことになるのは、明確であろう。
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■移動サーカス学校とは
さて、移動サーカス学校とはいかなるものになるか。
いまのところ、これまた、見えない部分がほとんどであ
る。
はっきりしていることは、みどり市東町沢入の現サー
カス学校での授業再開は、放射能に汚染されているとい
う事実からして、相応しくないということ。ここで、そ
の放射線量が下がっていれば、再開していいという話で
はないと考えている。サーカス学校を再開することで、
この場所が安全なのだという、原発推進派の人々による
情報操作の餌食になってはならないからだ。
常にきちんとした放射線量が公表されて、その影響に
ついても、きちんとした情報が公表されて、なお、ぼく
らがそこでサーカス学校を運営するのであれば、参加す
る人々自身で判断できるであろう。しかし、再開したの
だからもう安全なのだという、実情を把握せずに、判断
されるようなことがあってはならないと考える以上、ぼ
くらはまだ、沢入での再会は時期尚早と考えざるをえな
い。そこで、移動サーカス学校なのだが、となればまず、
↑上:2010 年冬発表会「サーカスはリヤカーに
場所の確保が問題である。現在の沢入サーカス学校の体
乗って」、下:サーカス学校と資料館があるみど
育館のような場所が確保できるか。先生、生徒、さらに
り市東町の風景
事務方など、約 10 数名のメンバーの宿舎が確保できる
か。大きな問題点は、この 2 点である。
もちろん、十分な資金があれば、可能だが、資金はない。それに、今後も先生を続けてくださる
というナージャ先生には、きちんと指導料を払わなければならない。
これらの問題を解決できなければ、移動サーカス学校はなりたたないのだが、なんとしてでも、こ
れらの問題をクリアして、移動サーカス学校を実現したいと考えている。
移動サーカス学校は、半年で場所を変わるかもしれないし、一年以上も同じ場所で活動するかもし
れない。いつかは、沢入に戻ることも考えたい。
これらの問題の解決が、現状、考えているのとは違う方法での解決になるかもしれない。それも含
めて、いま、僕は、背骨骨折の身体を労わりつつ、さまざまな人々とお会いし、こうした話をさせて
もらいながら、解決の糸口を探しているところである。
皆様、ぜひ、お知恵を、考え方を、お知らせ願えれば幸いです。(西田敬一)
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●『旅する道化師と大道芸人たち』巡業全行程
3 月 21(水)~
リハーサル
於:沢入国際サーカス学校(群馬県みどり市)
25 日(日)
3 月 26 日(月) 移動
群馬→静岡
3 月 27 日(火) 『出口あり+α2』公演
於:アトリエみるめ(静岡市)
3 月 28 日(水) 大道芸
於:青葉シンボルロード(静岡市)
ワークショップ(ふくろこうじ氏)
於:アイセル 21(静岡市)
3 月 29 日(木) 移動
静岡→京都府南丹市/「アグロス胡麻郷」滞在
3 月 30 日(金) 大道芸ショー
於:ぶどうの木[発達障害児民間施設](京都府南丹市)
3 月 31 日(土) 大道芸ショー
於:JR 胡麻駅「胡麻屋」6 周年記念イベント(京都府
南丹市)
4 月 1(日)
大道芸ショー、グリーティング
於:「Just in Foods 京都
萌え木」オープニングイベ
ント(京都府南丹市)
4 月 2 日(月)
大道芸ショー、グリーティング
於:「Just in Foods 京都
萌え木」オープニングイベ
ント(京都府南丹市)
4 月 3 日(火)
大道芸ショー、グリーティング
於:「Just in Foods 京都
萌え木」オープニングイベ
ント(京都府南丹市)
大道芸ショー
於:はぎの里[特別養護老人ホーム](京都府南丹市)
4 月 4 日(水)
大道芸ショー
於:よつば農産東別院集荷場(京都府亀岡町)
4 月 5 日(木)
「クラウンとジャグリングの夕べ」
於:Wine Salon yu-an(京都市)
4 月 6 日(金)
大道芸ショー
於:社会福祉法人湘南学園(滋賀県大津市)
移動
滋賀→山口
大道芸ショー
於:第 1 回湯田温泉スリッパ卓球大会(山口県)
大道芸
於:白狐まつり会場(山口県)
4 月 8 日(日)
大道芸
於:白狐まつり会場(山口県)
4 月 9 日(月)
移動
山口→福岡
4 月 7 日(土)
4 月 13 日(金) 『出口あり+α2』公演
於:大宰府館まほろばホール(福岡市)
4 月 14 日(土) 大道芸
於:志免大道芸フェスティバル(福岡県糟屋郡志免町)
4 月 15 日(日) 『出口あり+α2』公演
於:ヒミツキチ 732 劇場(福岡市)
4 月 16(月)
福岡→長崎
移動
4 月 17 日(火) 大道芸ショー
於:佐々町立中央保育所(長崎県北松浦郡佐々町)
4 月 18 日(水) 大道芸ショー
於:第三保育所(長崎県北松浦郡佐々町)
4 月 19 日(木) 移動
長崎→福岡
4 月 20 日(金) 『出口あり+α2』公演
於:門司赤煉瓦プレイス内
4 月 21、22 日
於:畑まるごとマーケット「有機生活」
(熊本県熊本市)
大道芸ショー
赤煉瓦交流館(北九州市)
(土、日)
4 月 23 日(月) 移動
熊本市→水俣市へ移動/水俣市久木野ふるさとセンタ
ー「愛林館」滞在
4 月 24 日(火) 大道芸ショー
久木野小学校(水俣市)
4 月 25 日(水) 大道芸ショー
緑東中学校(水俣市)
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4 月 26 日(木) 移動
熊本→鹿児島
4 月 27 日(金) 『出口あり+α2』公演
於:かごしま県民交流センター中ホール(鹿児島市)
4 月 28(土)
於:鹿児島イオン(鹿児島市)
大道芸ショー
於:NHK ふれあい広場 2012(鹿児島市)
4 月 29 日(日) 大道芸ショー
於:鹿児島イオン(鹿児島市)
於:NHK ふれあい広場 2012(鹿児島市)
4 月 30 日(月) 大道芸ショー
於:鹿児島イオン(鹿児島市)
5 月 1 日(火)
移動
鹿児島→香川へ移動
5 月 3 日(木)
ART SETOUCHI 2012 大道芸ショ
於:住吉神社
鬼ヶ島おにの館(女木島)
ー
5 月 4 日(金)
ART SETOUCHI 2012 大道芸ショー
於:豊玉姫神社
5 月 5 日(土)
ART SETOUCHI 2012
於:豊島唐櫃公堂(豊島)
オンバファクトリー(男木島)
『出口あり+α2』公演
大道芸ショー
5 月 6 日(日)
キャンセル
5月8日
大道芸ショー
於:島キッチン(豊島)
誠心保育園(丸亀市)
上西小学校(高松市)
5 月 9 日(水)
大道芸ショー
5 月 10 日(木) 『ジャグラーとクラウンの夕べ
於:丸亀市老人施設土器荘・珠光園(丸亀市)
ふ
於:サーカス堂ふなんびゅる(高松市)
くろこうじ「出口あり」』公演
5 月 11 日(金)
移動
香川→高知へ移動
大道芸ショー
高地南国市サンシャインカルディア
5 月 12 日(土) 大道芸ショー
於:風早の郷「風和里」(愛媛県松山市)
於:奈路公民館(高知県南国市)
5 月 13 日(日) 『出口あり+α2』公演
於:弁天座(高知県香南市)
5 月 14 日(月) 大道芸
於:チャレンジショップ『Let's しばてん』駐車場(高
知県四万十町)
5 月 15 日(火) 『出口あり+α2』公演
於:高知県立大学(高知市)
移動
高知→神戸へ移動
5 月 16 日(水) 講義(ふくろこうじ氏)
於:神戸大学(兵庫県神戸市)
5 月 17 日(木) 休み
5 月 18 日(金) 『出口あり+α2』公演
於:神戸学院大学
有瀬キャンパス
メモリアルホール
(兵庫県神戸市)
移動
5 月 19 日(土) 「東日本大震災復興支援企画
神戸→徳島へ移動
旅す
於:創世ホール(徳島県北島町立)
る道化師と大道芸人たち」公演
5 月 20 日(日) 大道芸、グリーティング
於:鳴門・大塚スポーツパークポカリスエットスタジア
ム(徳島県)
移動
徳島→香川へ移動
5 月 21 日(月) 大道芸ショー
於:岡田保育所(香川県丸亀市)
5 月 22 日(火) 移動
小豆島へ移動
大道芸ショー
於:草壁保育園(香川県小豆郡小豆島町)
9
於:小豆島高校(香川県小豆郡小豆島町)
5 月 23 日(水) 大道芸ショー
於:富熊保育所(香川県丸亀市)
5 月 24 日(木) 大道芸ショー
於:栗熊保育所(香川県丸亀市)
5 月 25 日(金) 大道芸ショー
於:あやうた幼稚園(香川県丸亀市)
於:福祉施設たるみ荘(香川県丸亀市)
5 月 26 日(土) 休み
5 月 27 日(日) 大道芸ショー
於:綾歌森林公園多目的棟(香川県丸亀市)
5 月 28 日(月)
香川→岐阜へ移動
5 月 29 日(火) 大道芸
於:花フェスタ記念公園(岐阜県可児市)
岐阜→静岡へ移動
5 月 30 日(水) 大道芸ショー
於:みんなのハワイアンズ(静岡県伊豆の国市)
5 月 31 日(木) 移動
静岡→東京へ移動
大道芸ショー
於:まんパク(東京都立川市)
第 10 回国際舞台芸術祭[IDTF2012]
於:シアターχ(東京都墨田区)
前夜祭にて『出口あり+α2』
●大飯原発再稼動に反対する 0 泊 2 日、福井弾丸ツアーに参加して
大飯原発再稼動に抗議するために、経産省前テントひろばが主催する大飯原発再稼動反対集会・バ
スツアーに参加してきた。0 泊 2 日で夜行バスに乗って、6 月 17 日の福井市中央公園で開かれる「い
のちが大事
今なぜ再稼動?
福井でつながろう」という集会に参加するツアーだ。参加費がわずか
3,000 円。間違いなく赤字だろうと思われるテントひろばに感謝しつつ、6 月 16 日の 22 時に新宿に
集合し、6 台のバスに 250 人の参加者が分乗して福井へ向かった。経産省前テント村、たんぽぽ舍、
首都圏反原発連合がそれぞれのバスを管理する。私が乗った首都圏反原発連合のバスの中には若い人
たちが比較的多い。別のバスにはサーカス学校の研究生、田中健太君も参加していた。
17 日午前 7 時に福井に到着。午前中は福井福祉会館で交流集会。東京から新幹線で福井に向かっ
た人、福島県からの参加者、愛媛県伊方原発反対の愛媛県の人たち合わせて約 300 人が集まった。再
稼動が決まった大飯町で反対運動を続ける人、次に再稼動が危惧される伊方原発反対運動の人など、
さまざまな人が現在の状況を訴える。ルポライターの鎌田慧氏も参加して、再稼動を決めた野田内閣
を痛烈に批判する。そのなかでもやはり、福島の母親達の訴えが印象的だった。
「日本では報道が少なくなりましたが、
福島では、これまでレントゲン技師しか
入ってはいけないようなところで、今で
も、子供たちが生活しています。長崎大
の山下教授が福島医科大学の副学長に
なって、徹底的に安心安全が、流布され
ました。福島では放射能の危険を訴える
と、危険を煽るな、と白い目を向けられ
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ます。私たちは声を上げられない状況です。国や県は県民を福島に閉じ込めようとしています。それ
に立ち向かうためには、私たちは世論を高めるしか方法がありません」
午後になって、「非核平和都市宣言」という皮肉なモニュメントがそびえ立つ、福井市中央公園に
移動する。集会には約 2200 人〜2800 人が集まった。福井の地元の人たち、東京から訪れている私た
ちの他にも、再稼動に反対して京都から来ている会社員、兵庫から来ている女子学生など参加者は
様々。
85 人が 1 分間アピールを行なった後、デモは福井県の団体を先頭に、14:30 から出発。首都圏反原
発連合のドラム隊がここでも注目を集めていた。即興でリズムを作り出して、そのリズムに合わせて
参加者達がシュプレヒコールを上げる。福井県庁前を通過する時に、皆の叫び声はピークに達する
(http://www.youtube.com/watch?v=Z2Uzd7J1_yQ)。現代のシャリヴァリ。震災以降、頻繁に行な
われるようになったデモは音楽や打楽器と共に行なうデモが増え、様々な要素が入り混ざった、新し
い文化の匂いに満ちている。文化は情報からうまれるわけでもなく、エゴやナルシズムからうまれる
訳でもない。何かに突き動かされて行動した時に初めて、それが形となって人に語り継がれる。僕は
震災後の様々なサウンドデモをみてそう思う。約 1 時間のデモの後は、大急ぎで帰りのバスに乗って、
終電に間に合うように新宿に戻った。
デモ自体は大変活気に満ちたものであったけど、福井市の中心地は、県庁所在地であるにも関わら
ず、街路に歩行者が少ない事に驚かされた。日曜日だから、ということもあるのかもしれないが、街
そのものに活気を感じられない。「旅する道化師と大道芸人たち」で四国の各県を訪れたときも、大
都市以外の街の多くがシャッター街となっていることを目の当たりにした。30 年前の敦賀市長が「50
年先に片輪の子どもが生まれるかもしれないけど、いまは交付金をもらって原発をやるのが良いでし
ょう」と言って、地元の集会で喝采を浴びた映像がネット上に残っていて、今、大変な批判を浴びて
いる。確かに耳を疑うような発言ではあるけれど、そこまで地方自治体を経済的に追い込んでいる日
本のいびつな経済状況を、どうやったら変える事ができるのだろう?大都市にしか止まらない「のぞ
み」をやめて「こだま」に乗るとか、買物はグローバル企業ではなく、個人や地域企業が営んでいる
会社を選ぶとか、35 年間社会が変わらない事を祈るはめになる住宅ローンを組まないとか、原発輸
出で儲けを企てる企業の商品を買わないとか、「北の国から」の黒板五郎を見直すとか…帰りのバス
の中でビールを飲みながら、ああでもないこうでもない、と考える。簡単な事ではないのだろうけど、
過疎地に思いを馳せ、生活を常に反原発に直結する事は不可能ではない。「旅する道化師と大道芸人
たち」が高知県の奈路という地域にお世話になった時に、ショウがあると聞きつけて、子どもたちが
期待に胸を膨らませながら公民館にやってきた。そして親御さんと共に、腹を抱えながらショーを楽
しんでくれた。子供が元気な地域は良いな、と思いながら、炊事場付き(宴会可能!)の公民館の窓
の外を見ると、夕暮れ時の森が見え、川が見え、畑があり、その横に墓が見えた。大人と子供が一緒
に集う場所があって、生活があって、死ぬ場所がみえる。1 歳と 4 歳の子を持つ親として、言葉にな
らない感銘を受けた。そこの小学校には学区外からも多くの子どもたちが通っていると聞く。親は子
を巻き込んで一緒に楽しまないとね、と奈路の方が話をしてくれた。
東京では毎週金曜日の夕方に首相官邸前に人々が集まって、原発再稼動に抗議の声を上げている
(実際は毎日集まっているが、大規模なのは金曜日)。呼びかけ人は首都圏反原発連合だが、今の反
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原発の運動にはリーダーはいない。最初数百人の集まりだったのだが、週を追うごとに人が増え、政
府が大飯原発再稼動を正式に決める前日の 6 月 15 日は 11,000 人が集まった。(大手マスコミは、1
万人以上が集まったこの集会を一切報道しなかった)
[映像 URL:http://www.youtube.com/watch?v=WCr6rMpvDic]
ここで起きている現実を、どうか一人でも多くの人に目撃してほしい。様々な参加者達が、順番に
マイクを回しながら、思いのたけを官邸に向けて訴える。仕事帰りの会社員がはらわたの底から怒り
の声を上げることもあれば、福島で子どもを抱えて生きる母親達たちが嗚咽を抑えながら絶望の叫び
を上げることもある。また、ある時は女子中学生が未来に対して何も責任を感じることのない大人達
に憤りの声を上げる。ふざけんじゃねえよ、と、一万人の怒りの声。そして言葉に詰まった発言者が
いたら、参加者全員でシュプレヒコールを上げてそれを助ける。労働組合や学生組織の動員で来てい
る人たちでもなければ運動家でもない。ほとんどが仕事を抱えながら自らの意志で訪れた人たちであ
る。もしかしたら、こういう事は、これまでこの国でも何度もあった出来事かもしれない。しかし、
子どもたちや、まだ見ぬ未来の世代の為に、お互いの差違をつとめて冷静に認め合い、思想政党を超
えた老若男女が入り乱れた直接行動が、いままであったのだろうか?皆の怒りのスピーチとシュプレ
ヒコールを聴きながら、心が震える瞬間が何度も訪れる。
政府は大飯の次は伊方原発、その次は泊、川内、志賀原発の再稼動をもくろんでいる。電力不足の
為ではない。政府が結局、99%の市民の生活ではなく、1%の既得権側に回った事、結局、日本は変わ
らない、3 年前の衆議院選挙を政府自らが否定する。最初はきれいな理想を並べても、次第に弱者を
無視するようになる。政府は僕ら有権者の鏡なのだ。だからこそ、黙って見ていたくない。震災直後、
マハトマ・ガンジーが言ったとされるある言葉がネット上で広まり、デモに不慣れな若者たちを勇気
づけた。「あなたの行なう行動が、ほとんど無意味だとしても、それでもあなたは、それをやらなけ
ればなりません。それは世界を変えるためではなく、あなたが世界によって変えられないようにする
ためです」
1 万人が官邸前に訪れても、残念ながら、政府
の考えを変える事は出来なかった。でも、10 万人
が集まれば、もしかしたら彼らも少しは考えを変
えるかもしれない。一人でも多くの人たちが、野
次馬でも良いから、その場を訪れてほしい。そし
て心の底から沸き上がる、血の通った怒りの声を、
共に聞いて欲しい。(辻卓也)
■経産省前テントひろば
■首都圏反原発連合
http://tentohiroba.tumblr.com/
http://coalitionagainstnukes.jp/
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★木下大サーカス
●大阪花博公演 2012 年 6 月 29 日(金)~9 月 3 日(月)
●休演日;毎週木曜日と 7 月 11 日(水)●電話;札幌公演事務局 ℡011-855-0045
●会場;札幌市北翔クロテック月寒ドーム駐車場内 特設会場
★ポップサーカス
●山梨公演 2012 年 7 月 14 日(土)~9 月 2 日(日)
●休演日;7/30(月)、8/6(月) ●会場;ラザウォーク甲斐双葉特設大テント会場
●電話;公演事務局 055-255-7700(7 月上旬まで)
★ボリショイサーカス
●東京公演 2012 年 7 月 21 日(土)~8 月 12(日)
●休演日;7/30(月)、8/6(月) ●会場;有明コロシアム
●電話;ボリショイサーカス公演本部 ℡03-3234-7807
[象グループ]福井・東京・大阪 [馬グループ]長野・静岡・横浜・福岡・広島・名古屋・名張(三重)
詳しくは、ボリショイサーカスホームページ http://www.bolshoicircus.com/index.html
★リトルワールド”AFRICAN DREAM CIRCUS”
エチオピアから来日した 10 名の「アフリカン・ドリーム・サーカス」メンバーによ
る、極限の肉体技と躍動感あふれるサーカス・エンターテイメント・ショー!エ
チオピアの大地の鼓動を感じるかのような、熱い演技の数々をぜひご覧くだ
さい。
●公演期間 2012 年 8 月 4 日(土)~8 月 26 日(日)
●休演日;毎週金曜日
●会場;野外民族博物館リトルワールド(愛知県犬山市) 野外ホール
※ナイトショーはドイツバイエルン州の村 芝生広場で行います。
●電話;リトルワールド ℡0568-62-5611
8/4,5,11-16,18,19,25,26 日
8/6-9,20-23 日
サーカス公演[各回 30 分]①12:00②14:30③17:30
サーカス公演[各回 30 分]①12:00②14:00
ナイトショー[約 20 分] 19:35
※ナイトショーはありません
★ハッピードリームサーカス
●奈良公演 2012 年 7 月 13 日(金)~9 月 3 日(月) ●休演日;7/18、25、8/1、8、16、22、29 日
●会場;奈良県奈良市杏町 174-3 大テント特設会場
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●電話;奈良公演事務局 0742-63-7071
★パントマイムウィーク 6「マイムマルシェ」
・C プロ:6/28(木) ・29(金) 19:30 開演
いいむろなおきマイムカンパニー/コーポラルマイムフラグメント(藍木二
朗&大島伎右助)
・D プロ<ドキドキわくわくマイム♪2>:6/30(土) 14:00 開演・7/1(日) 11:00/15:00 開演
[座・パリきゃべ!](新
堂雅之/みぎわ/マイムトループ★グランバルーン/あがりえ弘虫)くりちゃん
・E プロ<はじめてのパントマイム>:6/30(土) 19:00 開演
・F プロ:7/5(木)・ 6(金) 19:30 開演
山田とうし/パントマイム伝道師♪シスターひろみ
JIDAI/三谷和之/白鳥兄弟
・G プロ<マイムコレクション 1~もう一度みたい!心に響くあの作品~>
7/7(土)・ 8(日) 15 時開演
■会場:MAKOTO シアター銀座
ヨネヤマママコ/清水きよし/細川紘未/高橋素子
■ご予約・お問い合わせ:マイムリンク事務局 電話:080-3345-4028
★~日本の大道芸探訪プロジェクト第 6 弾~忘れられたニッポンのメロディ 「豪華・歌う大道芸大会」
■出演:浅草雑芸団 ■ゲスト;金子ざん(元祖ざん・ぱら・りん劇場)、鯖さび(元祖お囃子系グルーヴジンタ)
■日時:2012 年 7 月 8 日(日)15:00 ■会場:浅草木馬亭(つくばエクスプレス「浅草」駅徒歩 5 分) ℡03-3844-6293
■お問い合わせ・ご予約;℡03-3388-4348(カミジマ)※留守番電話での応答となります。ご了承ください。
★地産池消のバザールだ!かぼちゃサーカスがやってくる!キラリ☆ふじみ「サーカスバザール」
富士見市をまるごと楽しむ、サーカスとバザールが融合した夢の 2 日間。
かぼちゃサーカス団:おっとちゃん、石原耕、まどりん、京本千恵美、メランコリー鈴木、ふくろこうじ、ATSUSHI、KENTA
■会場:富士見市民文化会館キラリ☆ふじみ(東武東上線「鶴瀬」駅) ℡049-268-7788
■7 月 7 日(土)
■7 月 8 日(日)
10:00 サーカスオープニングパレード
10:00 サーカスオープニングパレード
10:30 カスケード水上ステージショー
10:30 ふくろこうじ『出口あり』劇場公演
13:00 ムンドノーボポコぶよ~だんのパレード
10:40 カスケード水上ステージショー
13:30 ジャグリング・ワークショップ
12:40 ジャグリング・ワークショップ
14:00 バザール内での大道芸スタート
14:00 劇場にて「かぼちゃサーカス」全員出演フィナーレ・ショー
16:00 ムンドノーボポコぶよ~だんのパレード
15:00 終了
17:00 ふくろこうじ『出口あり』劇場公演
★サンキュー手塚ソロライブ vol.10 「一心不乱」-15952“サンキュー手塚”から思い浮かぶことは…?ストリートパフォーマンス、パントマイム、大道芸フェスティバル、ホイットニー、路
上、などなど…?サンキュー手塚の舞台公演は、そんなイメージを見事に裏切らない。けれどそんなイメージとは全く違う面をも
表現する時間です。
■日時:2012 年 7 月 13 日(金)19:30、7 月 14 日(土)14:00/18:00 ■会場:しもきた空間リバティ(「下北沢」駅より徒歩 1 分)
■料金:予約 2,500 円 当日 3,000 円 ■お問い合わせ・ご予約;℡03-6421-3171(スタジオエッグス)
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★ダメじゃん小出ソロライブ 「負け犬の遠吠え vol.26」
トーク・コント・ドキュメント シュールな笑いで塗り潰せ! 世相に宰相、狂った老いぼれ果実に 維新暗鬼…
一刀冗談劇場ライブ。
■日時:2012 年 7 月 13 日(金)19:30、7 月 14 日(土)14:00/18:00
■会場:「絵空箱 Performing Gallery&Cafe」(有楽町線「江戸川橋」駅 1b 出口より徒歩 5 分)
■料金:予約 2,700 円 当日 3,200 円 ■ご予約;℡080-3306-4695(小出創作所)
★リトルワールド大道芸コンテスト’12
全国から大道芸人が一同に集まり、ハイグレードなパフォーマンスを競います。真夏の熱いステージをお楽しみ下さい。
■日時:2012 年 7 月 22 日(日)13:00 ■会場:野外民族博物館リトルワールド(愛知県犬山市)野外ホール
※入場料のみで観ていただけます。 ■リトルワールド ℡0568-62-5611
●沢入国際サーカス学校卒業生目黒有沙さん留学費用援助のお願い
昨年 12 月に沢入国際サーカス学校を卒業した目黒有沙さん(コントーション)は卒業後、技に磨き
をかけることはもちろん「海外アーティストの表現力を吸収したい」と、海外のサーカス学校の入学
審査を受け、ケベックサーカス学校(École de cirque de Québec)の入学審査に合格し、この 8 月よ
り 3 年間、留学することになりました。彼女は現在、3 年分の学費やカナダでの生活費を貯めている
ところで、そんな彼女を応援したいと思い、ポストカードを作りました。お買い上げいただくと、お
金を留学費用としてそのまま彼女に渡します。4 枚 1 セット 500 円です。
世界に通じるアーティストを目指して海外へ羽ばたく目黒さんを応援する気持ちでお買い上げいた
だければ幸いです。(長屋あゆみ)
<ポストカード柄>
<ご購入方法>
① ご希望のセット数
②お名前
③ご住所
④ご連絡先のお電話番号をお書きになり、
[email protected] (長屋)までメールをお送りください。追って、ご連絡いたします。
もしくは、080-4049-8497(長屋)までお電話くださいますようお願いいたします。
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●コントーション本、作りました
タイトル:「コントーション~ノガラ~vol.1」
身体を自由自在に曲げてみせるサーカスの演目のひとつ、コン
トーション。日本では「軟体芸」。一方、モンゴルでは「芸術的
な曲がり」。股の間から顔を出す奇異な芸が、ところかわると「芸
術」に。
高校生のとき、美しく妖しいモンゴルの軟体芸に出会い、その
後 2006 年からモンゴル国立サーカス学校のコントーションクラ
スで修業することになった私。厳しい練習に大泣きする 5 歳のこ
どもたちと毎日を過ごしたモンゴルサーカスで、見て、学んで、
体験してきたことを中心に、そもそもコントーションとは何なの
か、どうしてあんなに柔らかいのか、どんな子たちが練習してい
るのかなどを記し、このたび自費出版しました。コントーショニ
ストの身体の内部に迫る項目では、整体院「リアルトレーナーズ」
院長、田上潔氏に監修いただいています。
また、沢入国際サーカス学校の生徒さんに手伝ってもらい、コントーショントレーニングの紹介な
ども載せています。Vol.1 の今号は「後屈1
ブリッジ」です。
今後、vol.5 まで出していこうと予定しています。本の仕様は、二つ穴を開けていますので、途中
にページを増やしたり、減らしたり、お気に入りのバインダーに綴じたりなど、お好きにカスタマイ
ズしていただけます。心も体も頭も柔らかくなる一冊、いかがでしょうか。(長屋あゆみ)
■著者
長屋あゆみ
■共著
田上潔
■印刷所
株式会社イニュニック
■ページ数
■価格
2,000 円(サーカス村協会会員特別価格)※次号からは別途価格になります。
64P
<ご購入方法>
①ご希望の冊数
②お名前
[email protected]
③ご住所
④ご連絡先のお電話番号をお書きになり、
(長屋)までメールをお送りください。追って、ご連絡いたします。
もしくは、080-4049-8497(長屋)までお電話くださいますようお願いいたします。
目黒有沙さんのポストカードも一緒にお買い上げ、発送できます。
<内容一部ご紹介>
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