恵那市中央図書館 高校通信 〈Vol.58〉 2015 年 2 月 もうすぐ 3 月。春とは名ばかりで、 少しずつ気温も上がってはきました が、まだまだ身にしみるような寒さ が続きますね。暖かい春が待ち遠し いです。 さて、今年度も残り 1 ヶ月になり、 1 年の締めくくりの時期に入りまし た。新しい道を歩み始める最上級生、 進級を控えた 1,2 年生の皆さん、や り残すことがないよう、一日一日を 大切にお過ごしくださいね。 今月のおすすめ 司書のおすすめ本 恵那市中央図書館 ジュニアコーナー 2 月の新着本紹介 タイトル 著者名 出版者 いのちの花 向井愛実/著 WAVE出版 ABC(エービーシー)!曙第二中学校放送部 市川朔久子/著 講談社 英国情報局秘密組織チェラブMission 10 ロバート・マカモア/作 ほるぷ出版 ジュニア選手の「勝負食」(コツがわかる本) 石川三知/監修 メイツ出版 牧場・農場で働く人たち(しごと場見学!) 大浦佳代/著 ぺりかん社 摩擦のしわざ(ワンダー・ラボラトリ03) 田中幸/著 太郎次郎社エディタス びぶりお本 『猫たちの冬』 ヴォルフガンク&ハイケ・ホールバイン/著 ポプラ社 <943-ホ> 祖母が階段から落ちて入院して以来、主人公・ユスティンの周りでは、不思議 な、そして不気味なことが次々と起こるようになります。彼以外には見ることの できない幻に襲撃を受け、町中の人々の心が何かに取り憑かれたように荒んでし まう異常事態が発生し、ついには、目に見えない力によって町に閉じ込められた 上に、町の外との繋がりが断たれてしまいます。 次から次へと巻き起こる不可解な出来事、小さな町に巣食う怪異、「魔女」と 呼ばれる祖母の孫として、自らが背負う使命。ユスティンは、祖母の飼う猫たち と謎の美少女・レギーの力を借りて、それらに立ち向かいます。 主人公の危機に活躍する猫たちに注目の、ミステリーファンタジーです。 恵那高等学校 2月10日「スーパーサイエンスハイスクール課題研究発表 会」が、体育館で行われました。理数科2年生が興味のある分 野に分かれて研究し、およそ1年間続けたその成果を発表しま した。22のグループがポスターでの発表を、5つのグループ がステージでパワーポイントを使って発表をしました。 ポスター発表では、研究で使用した器具や植物、生成したも のを展示し、聞き手に分かりやすく示しました。ステージ発表 では、多くの質問が出され、より理解が深まりました。 愛知工業大学澤木教授には、身近な問題に焦点を置いて研究 している点と、内容も大学生顔負けであると、ご高評をいただ きました。 1年生はすでに研究を始めています。来年の発表が今から期 待されます。 恵那特別支援学校 2 月 5 日~7 日までの 3 日間、生徒の作業学習製品販売会や中 学部生徒の作業作品の販売体験「ロックビレッジバザール」を、 5 日・6 日は岩村振興事務所、7 日はバロー恵那店にて行いまし た。岩村振興事務所には、恵那市のゆるキャラ「エーナちゃん」 も来てくれました。今年度最後のバザーは、多くのお客様に来 ていただき、大盛況でした。製品・作品が完売する作業班もあ り、生徒たちも頑張ってつくった製品・作品がどんどん売れて いく様子を目の当たりにし、とてもうれしそうでした。 恵那農業高等学校 この一年間に恵那農高の生徒たちによく読まれた本ベスト 5 を紹介します。 1位 GOLD WOLF 星 2位 旅猫リポート 有川浩 3位 のうりん 白鳥士郎 4位 貴族と奴隷 山田悠介 5位 学生時代にやらなくていい20のこと 朝井リョウ 毎年有川浩は、高校生にとても人気がある作家で、今年度もよく読まれてい ます。今年目立った傾向としては、農業高校の日常を描いた「のうりん」がよ く読まれたことでしょうか。 私のお薦めの本 「世界から猫が消えたなら」・「億男」 川村元気著 前にも一度紹介していますが、「世界から猫が消え たなら」は、家族について、死生観について考えさせ られる内容の本ですが、今回本屋大賞にもノミネート されている「億男」は、人間にとってお金とは何か、 幸せとは何かを問うている本です。どちらもいい本で すので是非読んで見て下さい。 恵那農業高校図書館司書
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