学校法人千代田学園 平成 25 年度事業報告書 平成 26 年 6 月 1 Ⅰ.法人の概要 1.建学の精神 学校法人千代田学園は、昭和 25(1950)年、真言宗の故高橋道雄師によって創設された。 師は第二次世界大戦後の世相を見て人間教育の重要性に想到し、宗祖弘法大師(774~835 年)が広く 民衆にも思想教養教育を施そうと「綜芸種智院」を開いた偉業に倣い、この学園を開設した。 弘法大師の興学の精神は、あるべき教育の条件として挙げた(1)教育環境がよいこと、(2)あら ゆる学問を総合的に教え、人間教育を眼目とすること、 (3)多くの優れた教師を得ること、 (4)教師 と生徒の生活を保障すること、を実行し、広く民衆の教化を目指して総合的に教育を行うことと定めら れている。 学校法人千代田学園はこの精神を受け継ぎ教育事業を起こしたのである。即ち学園は、次代を担う子 ども達に、またその子ども達を生み育てる若い女性達に、立派な人間、立派な社会人になるための教育 の場を提供せんとしたのである。 学園がめざす教育は「人間教育」である。「人間教育」とは、人間を――その人格の発展を一目的と し、一人ひとりの豊かな成長をはかる教育、つまり人間尊重を原理とする教育であると規定し、学園に 学ぶ者すべてがその発達段階に応じ、社会の中で人間として生き、かつ社会に貢献するために、必要な 知識や技量を身につけるように努めることを追求している。 2.学校法人の沿革 1947 年 3月 ●財団法人 女子専修学院設立(設立者 1950 年 3月 ●千代田高等学校及び同附属幼稚園設立 高野山真言宗盛松寺住職・故高橋道雄師) ●財団名を千代田学園と改める 1951 年 3月 ●学校法人 千代田学園設立認可 1965 年 4月 ●千代田短期大学(幼児教育科)開学 ●千代田学園幼稚園を千代田短期大学附属幼稚園に改組、併せて幼児教育研究所を 開所 1966 年 10 月 ●千代田短期大学を大阪千代田短期大学に名称変更 1972 年 ●附属幼稚園現地楠町西に移転(1973 年 4 月 8月 附属幼稚園、東西幼稚園統合) 1994 年 10 月 ●短期大学小山田校地に新学舎竣工、新校地に全面移転 2001 年 ●附属幼稚園新園舎落成 3月 2003 年 10 月 ●高等学校小山田第二グランド用地取得 2004 年 3月 ●短期大学「総合館(体育館・リズム室・学生ホール会議室・書庫等)」落成 2013 年 4月 ●高等学校新校舎落成 ●千代田高等学校を大阪暁光高等学校に名称変更 ●高等学校に看護科設置 2 3.設置する学校・科・コース等 設置する学校 開校年月 科・コース等 大阪千代田短期大学 ◇幼児教育科 〒586-8511 大阪府河内長野市小山田町 1685 1965(昭和 40)年 4 月 ◇総合コミュニケーション学科 (介護福祉、ビジネス情報) 学長 堀内 達夫 大阪暁光高等学校 ◇普通科 〒586-8577 大阪府河内長野市楠町西 1090 1950(昭和 25)年 3 月 (文理特進、進学総合) ◇看護科 校長 中川 明恵 大阪千代田短期大学附属幼稚園 〒586-8577 大阪府河内長野市楠町西 1090 ◇5 歳児クラス(年長) 1950(昭和 25)年 3 月 ◇4 歳児クラス(年中) ◇3 歳児クラス(年少) ◇満 3 歳児クラス 園長 三浦 恒彦 4.学校・科・コース等の学生数の状況 (平成 26 年 5 月 1 日現在) 学 校 名 入学定員 幼児教育科 大阪千代田 短期大学 高等学校 在籍者数 (平成26年4月) (平成26年5月1日) 100 76 160 80 28 70 180 104 230 普通科 190 184 475 看護科 70 74 143 260 258 618 54 149 総合コミュニケーション学科 計 大阪暁光 入学者数 計 (収容定員) 大阪千代田短期大学附属幼稚園 280 3 5.役員の概要 (平成 26 年 6 月 1 日現在) 理事 定員数 11~15 名、現員数 14 名 監事 区 分 氏 名 定員数 常勤・非常勤の別 摘 12~13 名、現員数 12 名 要 2014(平成 26)年 4 月理事就任 理事長 髙橋 保 常 勤 2014(平成 26)年 6 月理事長就任 (千代田学園 学園長) 理 事 堀内 達夫 常 勤 理 事 中川 明恵 常 勤 理 事 吉田 博司 常 勤 理 事 奥埜 晃央 常 勤 理 事 山本 敏貢 常 勤 理 事 北村健一郎 常 勤 理 事 池田 知隆 常 勤 理 事 橋上 信也 非常勤 理 事 山田 道弘 非常勤 理 事 寺田 太 非常勤 理 事 高橋 成明 非常勤 理 事 金森 哲朗 非常勤 理 事 伊賀 興一 非常勤 監 事 有吉 隆生 非常勤 監 事 八田 忠敬 非常勤 2014(平成 26)年 4 月理事就任 (大阪千代田短期大学学長) 2012(平成 24)年 4 月理事就任 (大阪暁光高等学校校長) 1981(昭和 57)年 4 月理事就任 (大阪千代田短期大学教授) 2003(平成 15)年 4 月理事就任 (千代田学園 法人本部長) 2006(平成 18)年 4 月理事就任 (大阪千代田短期大学教授) 2007(平成 19)年 4 月理事就任 (大阪暁光高等学校教諭) 2014(平成 26)年 6 月理事就任 (大阪千代田短期大学客員教授) 1987(昭和 62)年 4 月理事就任 (元千代田高等学校校長) 2002(平成 14)年 4 月理事就任 (元千代田高等学校校長) 2007(平成 19)年 4 月理事就任 (弁護士) 2008(平成 20)年 4 月理事就任 (盛松寺 住職) 2013(平成 25)年 11 月理事就任 (南海電気鉄道株式会社 常務取締役) 2014(平成 26)年 6 月理事就任 (弁護士) 2007(平成 19)年 7 月監事就任 (元府立高校校長) 2014(平成 26)年 6 月監事就任 (社会福祉法人 コスモス理事長) 4 6.評議員の概要 (平成 26 年 6 月 1 日現在) 定員数 23~31 名、現員数 26 名 選出区分等 氏名 現職等 評議員就任年月日 吉田 博司 理事、大阪千代田短期大学教授 1971(昭和 46)年 10 月就任 中川 明恵 理事、大阪暁光高等学校校長 2003(平成 15)年 4 月就任 奥埜 晃央 理事、千代田学園法人本部長 2003(平成 15)年 4 月就任 北村健一郎 理事、大阪暁光高等学校教諭 2006(平成 18)年 4 月就任 三浦 恒彦 大阪千代田短期大学附属幼稚園園長 2014(平成 26)年 4 月就任 (法人職員) 青木 淳英 大阪千代田短期大学副学長 2014(平成 26)年 6 月就任 勝井ゆかり 大阪千代田短期大学学科長 2014(平成 26)年 6 月就任 吉崎 泰弘 千代田学園法人本部次長 2012(平成 24)年 4 月就任 阪田 太 大阪暁光高等学校教頭 2013(平成 25)年 4 月就任 近藤 博律 大阪千代田短期大学事務局長 2013(平成 25)年 4 月就任 葛目巳恵子 大阪千代田短大非常勤講師 1981(昭和 56)年 7 月就任 川上 和美 樟美会役員 1987(昭和 62)年 4 月就任 嶋津 恵子 ひまわり会副会長 1991(平成 13)年 3 月就任 2 号評議員 八田 真実 保育園保育士 2003(平成 15)年 4 月就任 (卒業生) 仲村佐江子 ひまわり会会長 2013(平成 25)年 4 月就任 上田あや子 同窓会事務局 2014(平成 26)年 6 月就任 大倉 結 樟美会役員 2014(平成 26)年 6 月就任 大仲 明美 ひまわり会役員 2014(平成 26)年 6 月就任 橋上 信也 理事、元千代田高等学校校長 1982(昭和 57)年 6 月就任 岡本健三郎 岡本製作所代表取締役会長 1991(平成 13)年 3 月就任 二階 利男 元千代田高等学校教諭 1995(平成 17)年 3 月就任 東 茂一 富田林市職員 1999(平成 11)年 3 月就任 1 号評議員 3 号評議員 (学識経験者) 宮崎 猛 元おおさかちよだ保育園園長 2003(平成 15)年 3 月就任 髙橋 保 理事長、千代田学園学園長 2010(平成 22)年 4 月就任 福田 弘行 元河内長野市教育長 2014(平成 26)年 6 月就任 森 秀雄 千代田学園法人企画部長 2014(平成 26)年 6 月就任 5 7.教職員の概要 (平成 26 年 5 月 1 日現在) (単位:人) 区 分 法人本部 大阪千代田 大阪暁光 大阪千代田短大 短期大学 高等学校 附属幼稚園 計 専任教員数 0 19 42 9 70 専任職員数 5 17 9 2 33 5 36 51 11 103 合 計 6 Ⅱ.事業の概要(主な事業の概要と進捗状況) 学園全体の主な事業の概要と進捗状況 1.はじめに 2013 年度は、 「新生千代田学園創造三カ年計画」 (2011 年 10 月)の 2 年目にふさわしい活動を展開し、 同時に、学園の財政状況についての認識を全学的に共有し、学生・生徒・園児の募集活動に全力で取り 組みをすすめた年であった。2013 年度の主な事業は、以下のとおりである。 2.管理運営計画 (1)常任理事会・法人本部のガバナンス強化 ① 常任理事会のガバナンス強化と法人本部の体制整備 常任理事会のガバナンス強化の観点から、「① 環境変化への的確な対応、② 教育・経営の豊かな経 験、③ 教育・医療・行政等との関係強化」という基本方針に基づき、役員、評議員の新体制編成に取 り組んだ。さらに、法人本部事務局は、人事異動を含む体制整備と機能強化を図った。 ② 短期大学および高校改革のための会議の発足 短期大学および高校の教育改革を進めるため、短大の改革会議、高校の学校づくり構想検討会議が発 足した。会議のメンバーには、理事長、法人本部長も参画し、トップのリーダーシップと教職員との合 意形成を行いながら、改革の基本方針の取りまとめを行ってきた。 (2)各校種の事務組織の改善と効率化の推進 ① 事務内容の「棚卸し」と「見える化」 一部の部署に残業が偏っている実態の改善、各校種の事務内容の「棚卸し」と「見える化」のための取り 組みをすすめた。また、他の学校法人から、事務組織の改善・業務の効率化の方法を学ぶために、訪問 ヒヤリング調査を実施した。 ② 財務部門の業務委託 収支計算書、財産目録等の財務関係書類の作成・管理および日常会計業務の一部を、専門知識を有す る事業者に委託することにより、会計業務の省力化とともに、財務面での危機管理上の対外的・社会的 リスクの回避を図ることとした。 ③ 教・職一体に向けた組織づくりとSD活動 教員と事務職員一人一人が、教育改革と経営改革の担い手となれるように、60 歳定年の再任用教員の 事務部門への人事異動を実施した。また、事務職のSD活動の一環として、3 校種の全事務職員を対象 としたマナー研修会を実施した。 (3)労働契約法改正に伴う雇用契約の対応 改正労働契約法の施行(2013 年 4 月)に伴い、本学園の有期契約教職員との雇用契約について、新た 7 に「契約期間」及び「契約更新の判断基準」を明記した雇用契約書を作成するとともに、年度末に雇用 契約説明会を開催し、雇用契約書の交付を行った。 (4)ホームページの改善と情報公開の推進 学校法人としての説明責任を果たし、関係者の理解と協力を得られるようにする観点から、「情報公 開規程」に基づき、財務情報、経営情報、教学上の情報などを、できるだけ早く、読みやすい文章で、 わかりやすく情報発信することに努めた。 3.財務計画 (1)財政健全化の取り組み 財政健全化計画に基づき、人件費抑制、諸経費節減、希望退職募集等を、教職員の協力を得て実行し、 財政健全化に一定の成果を得ることができた。引き続き、入学者の安定的確保とともに、財政健全化の 取り組みを進めることが課題である。 (2)人件費抑制策の遂行 ① 年間総支給額の上限設定 人件費の年間総支給額の上限設定については、教職員への丁寧な話し合いと説明を重ね、2013 年 7 月 から減額を実施することとなった。諸手当についても支給額、支給方法等の見直しを行った。 ② 希望退職の募集 人件費抑制策として希望退職を募った。満 59 歳までの再雇用希望者の雇用契約は 1 年(更新あり) とすること等を提案し、その結果、定年前の教職員から複数の申し出があった。 ③ 将来の学校規模に応じた教職員の人的体制のあり方 本学園の教育の在り方、学生・生徒・園児数の規模、それに見合う教職員数についてシミュレーショ ンを行い、必要な教職員体制は確保するという観点から、短期大学、高校、附属幼稚園ともに欠員補充、 前倒し採用、教育活動充実のための教員採用を行った。 ④ 最低賃金の改正に伴うパートタイマー賃金の改定 大阪府最低賃金が 2013 年 10 月 18 日から時間単価 819 円に改正されたことに伴い、学園で働くパー トタイマーの時間単価を 800 円から 820 円に改定した。 (3)部所予算執行の見直し、経費節減の徹底 ① 適切な予算管理と経費支出の改善 執行前伺いと決裁主義の徹底に努めるとともに、経費支出にあたっては、予算番号の予算額内での 執行、2 社以上の比較見積を取ることなどを徹底し、適切な予算管理と支出削減を行った。 ② 予算編成上の課題 従来、前年度実績に基づく予算編成が当然視されてきたが、2013 年度は理事会決定を踏まえた予算 編成を行うという方針で、年内に作業開始、年度内に完了というスケジュールで編成作業をすすめた。 8 (4)学生等納付金等の収入増の取り組み ① 納付金未納者への対応 これまで納付金未納のままで進級・卒業扱いとしてきた納付金未納者への対応について、教育的観点 および経営的観点の両方から再検討を行っていくこととした。 ② 消費税増税に伴う納付金額の対応 消費税増税に伴い、地元幼稚園長会で対応が検討され、本園では内部努力で対応し、次回の増税時に 改めて再検討することとした。高校・短期大学の納付金も現行通りとした。 ③ 納付金以外の収入増の取り組み 納付金収入以外の方法として、保護者対象の学校債等の募集、広く企業や個人の方々等からの寄金の 協力、収益事業の拡充などについても、積極的に展開する方向で検討を進めていくこととなった。 4.その他 (1)高等学校の竣工披露 2013 年 10 月末の外構工事の完了による高等学校全面竣工に合わせ、11 月 2 日(土)、 「ニューキャン パス披露の集い」を開催し、高等学校の新しいスタートを祝福した。 (2)「子ども・子育て新制度」と附属幼稚園の今後のあり方 2015 年度からスタートする「子ども・子育て新制度」では、幼稚園は今後どの方向へ進むのか、4 つ の選択肢について、検討チームを設置し、検討作業に入った。 (3)校種間および他大学との教育連携 高・短の連携方策として、短大開講の一般教養系科目を高校生に公開して受講させる方法、短大教員 が高等学校に赴き授業を行う方法について、具体化をすすめた。また、帝塚山学院大学の学生が、本短 期大学で保育士・幼稚園教諭免許の資格を取得するには、科目等履修にもとづく単位互換とすることを 合意し協定書を交わすこととなった。 各校種の主な事業の概要と進捗状況 【大阪千代田短期大学】 1.2013 年度の主な事業 (1)魅力ある学科づくりをめざす改革 2014 年度学生募集に焦点をあて、高校生にはもちろん在学生にとっても魅力ある学科づくりのための 諸改革に取り組んだ。 9 ① 幼稚園教諭・保育士資格等の取得率の向上 幼稚園教諭・保育士・介護福祉士の資格取得率を高めるために、幼児教育科では、2014 年度より実習 指導体制の強化のために増員を決定し、人選をすすめた。 ② 健康医療実務コースの開設準備 総合コミュニケーション学科のビジネス情報コースでは、健康医療分野の実務の担い手の育成に重点 をおく「健康医療実務コース」の 2015 年 4 月からの開設に向けた準備活動をすすめた。 ③ 多様な資格取得を可能にするための支援 総合コミュニケーション学科では、 「福祉用具専門相談員講習」、 「介護福祉士実務者研修(450 時間研 修)事業」、 「歯科助手養成講座」等の開講、開設準備業務等を担う福祉実務研修センターを設置し、人 的配置を行った。 ④ クラス制の実施と出口保障 充実した学生生活のための具体化として、1 回生の「クラス制(4 クラス編成) 」を実施した。また、 キャリア教育・職業教育の点検・見直しを行い、出口保障の仕組みづくりの実現に努めた。 2.教育力向上の取り組み (1)満足度、信頼度を高めるために 入学後および 2 回生の「学生生活充実度調査」を実施し、学生生活支援の改善を図った。また、学生 による授業評価アンケート調査を実施し、授業改善に努めるとともに、全教職員による自己点検・評価 活動を定着させ、学生・保護者の満足度、信頼度を高めることに努めた。 (2)多様化する学生に対応する条件整備 コミュニケーションに困難を抱えた学生を支援するための専門家から助言を得る取り組み、国語教育 の専門家による基礎学力アップの取り組みを行うとともに、学生の自主的な学習講座やサークルへの支 援などに教員が積極的に関わるようにした。 (3)資格取得が困難な学生への支援教育の検討 幼稚園教諭・保育士・介護福祉士の資格取得が困難な学生に対する支援について、一般社会に対応す る教養育成コース(結果として「ノンライセンス」組になる学生を視野に、人間関係、生活・産業等に 関する理解を深める科目の開講)の検討を行った。 (4)学生の就職に向けた意欲と就職率の向上の取り組み キャリア教育のための「キャリアプランニングの基礎」 「キャリアデザイン」の授業を行うとともに、 就職支援では、卒業式後も個別に支援活動を行い、3 月末の就職率を幼児教育科 98%、総合コミュニケ ーション学科 78%に向上させた。卒業後も、個別に就職活動の支援を続けている。 (5)退学率を 5%以下にする取り組み 2013 年度入学生の退学率(含除籍者)は、幼児教育科は 2.4%、総合コミュニケーション学科は 4.5% で、学生の満足度を高める取り組みの反映であると評価でき、退学率を 5%以下にする目標を達成する ことができたが、さらに退学率を低くするための工夫と努力を行っていく。 10 3.社会貢献・連携活動の推進 (1)地域諸団体等との交流と地域社会への貢献 短期大学の社会貢献・地域連携活動として、以下の取り組みを具体的に展開した。 ① 近隣市町村教育委員会との連携協議 大阪狭山市、富田林市、河南町の各教育委員会との連携をすすめた。さらに、河内長野市、富田林市、 羽曳野市、河南町、阪南市、和歌山県橋本市、奈良県御所市などで、本学教員が、政策づくりの審議会 等へ委員として参画した。 ② 地域の諸行事等への参加 河内長野市子育て支援センターの保育行事、河内長野市民まつり、公民館のクリスマス会等に、本学 学生が参加するなど、地域社会と一体化したボランティア、インターンシップ活動を推進(単位化も視 野)し、地域社会の活性化に貢献した。 ③ 生涯学習センターの教養・趣味講座等の開設 本学生涯学習センターでは、英会話、書道、水彩画、油絵、絵手紙、パッチワーク等の教養・趣味講 座のほか、教員免許状更新講習、介護職員初任者研修、介護技術講習会等の資格関連講座を開講し、河 内長野市をはじめ地域住民の方々の資格取得、生涯学習の機会を提供した。 (2)総合学園としての環境を活かした教育連携 学園の附属幼稚園、高等学校のほか、他大学との教育連携について、以下の取り組みを展開した。 ① 高等学校との連携 大阪暁光高等学校との 5 年間一貫教育ないし 5 年間連携教育を具体化し、内部進学者の安定的確保と 出口保障の実現を具体化することに取り組んだ。さらに、周辺の高等学校からの指定校進学者を安定的 に確保するための制度の充実に努めた。 ② 附属幼稚園等との連携 学園の短期大学附属幼稚園、および系列法人のおおさかちよだ保育園との幼児教育・保育研究交流を 積極的に推進するとともに、河内長野市内の幼稚園、保育園との連携の強化にも努めた。 ③ 帝塚山学院大学との教育連携 帝塚山学院大学との教育連携について、資格取得や単位互換などで学生が優位に編入学や聴講できる 仕組みづくりの具体化のための取り組みを進めた。 4.その他 (1)第三者評価と自己点検・評価活動の強化 ALOを中心として自己点検委員会を再編成し、自己点検・評価活動の積極的な推進をもとに、第 2 回目となる短期大学基準協会の認証評価受け入れに備えての準備活動をすすめた。 (2)新しい教職員態勢と協働力の強化 大学運営の中枢機関としての役割を担う運営協議会を、運営会議に改編し組織強化を図った。また、 11 学生に必要とされ親しまれる図書館づくりをめざし、選書や図書推薦に学生参加を促すとともに、利用 者数を向上させるための一助として「学長賞」を設けた。 【大阪暁光高等学校】 1.2013 年度の主な事業 (1)看護科教育の充実・発展 2013 年度は看護科スタートの年で、学習習慣と学力を伸ばすことに努め、12 月に初の臨地実習を行 った。年度末に合宿を行い、1年間の総まとめ学習とコミュニケーション力を高める交流ができた。 (2)文理特進コース、進学総合コースの魅力創出 普通科改革プロジェクト・チームで、普通科教育の全体構想を議論し、改革原案を作成した。普通科 改革は、本校の歴史ある人間教育を貫きつつ新たな教育実践を生み出していくことが課題である。 ① 文理特進コース 特進コースの進学指導のあり方を見直し、文理特進コースとしての実績を創るためOGTプロジェク トを結成した。さらに 3 カ年間の系統的な指導体制の確立していくことが課題である。 ② 進学総合コース 学力を伸ばす指導が継続した課題である。2~3 年は、進路先としての老健施設や保育園体験、短大の オープンキャンパス参加、ハローワークの講演など、卒業後の進路を見据えた指導に努めた。 2.教育力向上の取り組み (1)新カリキュラムの制定 校内教研で、全教科の学力実態・躓き・今後の課題を明らかにし、新たに教科目標や指導のあり方を 検討した。学ぶ意欲を引き出し勉強に向き合わせるか、指導のあり方について検討をすすめた。 (2)学力の回復と向上をめざす取り組み ① 教科教育の充実……シラバスを作成し実践・体験的授業の導入 「経験を豊かにし、主体的に学ぶ」ことができる授業の工夫を行うとともに、授業公開を行った。シ ラバス通りに進められなかった教科については、シラバスの見直しを行った。 ② 基礎力講座の継続……総合学習の時間・朝礼時・昼休み・放課後などの活用 習熟により意欲を引き出す一方で、深刻なつまずきがあり、学力回復は決して容易ではなく、基礎力 をつけるにはさらに時間をとって指導していく必要性も明らかとなった。 12 ③ 学力回復の課題……生徒会の学習の方針・文化祭 KGノートや充実ノートを通して勉強の仕方を指導してきた。地道な勉強の積み重ねによって少しず つ勉強に向き合う生徒が育ってきた。 (3)進路指導の充実とキャリア教育の推進 大学進学では、立命館大学、龍谷大学、近畿大学に各 1 名が進学(ほか都留文科大・大阪青山大・佛 教大・日福大・関西外大)、他はAO入試や指定校入試により看護系はじめ他大学へ進学することがで きた。就職指導では、3 月まで粘り強く指導を行い、希望者全員が就職できた。 (4)生活指導の充実・強化 登下校時などにあいさつができる生徒が増えたことなど、地域から「変わった」という評価を生まれ つつある。ケイタイのほか、服装指導、遅刻、タバコ等の課題については、保護者との懇談の実施や電 話連絡など丁寧に連携しながら、全教職員が一致して生活指導の取り組みを強化した。 (5)教職員集団の教育力量の向上 高校教育の諸課題に直面する中、校務運営委員会が、本校の教育目標を明確にしてリーダーシップを 発揮するとともに、教職員集団の力量向上のためにミニ教研などの取り組みを進めた。 (6)退学者「ゼロ」をめざす取組み 授業がわかる楽しさの発見、クラス内に自分の居場所をもてることを通して、退学者「ゼロ」を目指 した。生徒の変化を早くキャッチし、真摯に本人・保護者と向き合う中で、結果として過去にない少な い退学者となった。他方、アルバイト、地元の友人関係、異性関係等の新たな退学理由によるケースも 現れるなど新たな課題も明らかになってきた。 3.社会貢献・連携活動の推進 (1)高校・短大の連携、他校種との連携 高校・短大間では、短大から高校への出前授業、単位取得の仕組みなどの連携方策を検討した。 また、帝塚山学院大学とは、大学での授業参加や出前授業などに継続して取り組んだ。 (2)クラブ活動の活性化と地域連携、社会貢献活動の展開 クラブ顧問の指導体制の確立を図り、オカリナ部・ボランティア部・茶道部等では、地域との交流活 動も積極的に行った。地元自治会の婦人会とともに調理・食事をする交流行事で相互に楽しみを深めた。 今後も開かれた学園として、新校舎を利用しながら地域との連携を深める取り組みを推進していく。 (3)高校を支える諸組織との連携強化 ① PTA活動の推進 生徒とともに感動できることがPTA活動の楽しみと総括されている。子どもの健全育成を目指すと ともに、大人自身も楽しい活動を展開することで元気になることをめざした。 ② 樟美会活動の活性化(短大ひまわり会との連携を図りつつ) 高校卒業生の同窓会である「樟美会」の同窓会室が新校舎内に設置され、事務局体制も整備さ れ定期的に役員会が開かれた。高校文化祭での「綿菓子」出店、会報「樟美会だより」の発行な 13 ど、母校の発展のために尽力していただいた。 4.その他 (1)スクールバスの導入 高等学校の生徒の利便性向上などを目的に、2014 年 4 月から、スクールバスを導入することとし、富 田林方面への運行をはじめた。今後、生徒確保が見込まれる他の方面への運行を検討していくこととな った。 (2)高等学校食堂の運営と今後のあり方 高等学校の食堂運営の今後のあり方について、「スクールランチ方式」 、「カフェテラス化」、「地域へ の開放」や、味・嗜好・栄養バランスや価格はどうか、など種々の観点から検討をすすめた。 (3)ホームページの充実と情報公開 ホームページの内容を充実したものとし、学校の様子がよくわかり「行きたい学校」としての魅力を 発信することを目的に、情報公開を積極的にすすめた。 【大阪千代田短期大学附属幼稚園】 1.2013 年度の主な事業 (1)未就園児対象事業の拡充 親子で参加する「ちびっこ広場」、 「ちびっこ絵本の広場」を実施し、お母さん方の情報交換の場にな った。「ぽっぽクラブ(満 2 歳児)」は 30 数名の参加があり、入園児確保につなげることができた。 (2)「認定こども園」問題に関して 「子ども・子育て新制度」により、本園は 4 類型からどの型を選択するか、幼稚園・保育園の両園長 が参加する検討チームを立ち上げ、メリット、デメリット等について整理作業に入った。 2.教育力向上の取り組み (1)一年間の育ちを見通した保育内容 保育内容を、育ちの継続性を認識して、 「年長組」 ・ 「年中組」 ・ 「年少組」 ・ 「ぱんだ組(満 3 歳児)」そ れぞれの一年間の育ちを見通したカリキュラム作成を行った。 (2)「からだ・こころ・考える力」のバランスと育ちの順番 子どもの成長には、「からだ・こころ・考える力」のバランスと「育ちの順番」が大切である。本園 では、「あそびの中で育つ ちよだっこ」という教育方針のもと、カリキュラム作成を行った。 14 (3)自園給食による「食育」の充実 自園給食による「完全給食制」を実施し、温かいご飯やおかず、汁物を器によそって食べ、配膳など 園児ができることは自ら行うようにした。また、栄養士を中心に、食事のマナーや旬の食材を通して、 子どもたちの食に対する意識を高め、「食育」充実のための取り組みをすすめた。 (4)教員のスキルアップのための取り組み 教員のスキルアップのために、短大の音楽教員による「ピアノレッスン(月 2 回)」、本園教員が講師 となって行う園内研修の実施、また、府教委主催の園外研修等にも、可能な限り多数の教員が参加した。 3.社会貢献・連携活動の推進 (1)地域に親しまれる幼稚園 「中学校区健全育成協議会」主催の駅頭での「あいさつ運動」、地元中学校区の「バラエティーフェ スタ」、地域の「だんじり祭り」への参加など、地域とつながる取り組みに積極的に参加した。 (2)PTA活動の活性化で広がる楽しい交流 PTA活動の「母親教室部」「行事スポーツ部」「文化部」「文庫部」「園芸部」を通じて、「PTA活 動は楽しい」と評判も広がり、保護者同士の学び合い、楽しい交流の場が広がった。 (3)卒園後もつながる卒園児と保護者の会 卒園児とのつながりを大事にするため、「卒園児と保護者の会」の通信「たんぽぽ」を、卒園児が小 学校在籍期間中、送付している。また、卒園児対象の「たんぽぽ広場」には、80 名を超える親子が参加 した。在園児対象の「親子ハイキング」にも、卒園児を含めて総勢 110 名の参加があった。 (4)総合学園としての環境を活かした教育連携 短期大学と連携した保育内容を充実させるため研究活動を進め、合宿保育、預かり保育、夏まつり、 運動会、生活発表会などの行事では、学生ボランティアが大活躍した。また、大阪暁光高校や系列法人 のちよだ保育園と協力し、総合学園としてのメリットを生かした連携に取り組んだ。 4.その他 (1)園庭遊具(ローラーすべり台)の設置 園庭遊具(すべり台)の老朽化に伴い、新しい遊具に取り替えた。新しい遊具には、子どもたちに人 気のある「ローラーすべり台」をオプションで取り付けることとした。 (2)園の様子を伝えるホームページの充実 幼稚園のホームページに、毎日の「給食」の内容、園児の日々の活動の様子、園や各学年の「行事」 などを積極的にアップすることに努めた。幼稚園での子どもの様子がよく分かると、保護者の方々に喜 ばれている。 15 Ⅱ.事業の概要(施設等の状況) ① 現有施設設備の所在地等の説明 (2014 年 5 月 1 日現在) 【 校地 部 】 門 所在地 面積等 考 短期大学 河内長野市小山田町 17,756.00 ㎡ 借地 3,962.00 ㎡除く 高等学校 河内長野市楠町西 〃 上原町 〃 小山田町 25,460.38 ㎡ 第2グランド校地 6,681 ㎡含む 附属幼稚園 河内長野市楠町西 【 校舎 部 門 短期大学 1,983.59 ㎡ 】 所在地 校舎名称 構 高等学校 クラブ棟 軽量鉄骨造亜鉛メッキ 鋼板葺平屋建 149.04 ㎡ リズム棟 軽量鉄骨造亜鉛メッキ 鋼板葺平屋建 162.00 ㎡ ポンプ室 鉄筋コンクリート 陸屋根造平屋建 50.60 ㎡ 総合館 鉄骨造亜鉛メッキ 鋼板葺 3 階建 2,185.45 ㎡ 河内長野市楠町西 計 5,986.53 ㎡ 8,533.62 ㎡ 新校舎 (本館) 鉄筋コンクリート造陸屋根 合金メッキ鋼板葺 6 階建 看護棟 鉄筋コンクリート造 陸屋根 2 階建 407.17 ㎡ 総合館 鉄筋コンクリート造 一部鉄骨造 2 階建 2,266.98 ㎡ 特別学習所 瓦・亜鉛メッキ鋼板葺 木造 小 幼稚園 面積(延床) 鉄筋コンクリート造 鉄骨造陸屋根 8 階建 河内長野市小山田町 河内長野市楠町西 造 本館 小 計 鉄筋コンクリート造 合金メッキ鋼板葺 4 階建 本館 小 ② 備 計 5,728.46 ㎡ 134.88 ㎡ 8,537.49 ㎡ 1,705.52 ㎡ 1,705.52 ㎡ 高等学校新校舎建設工事の今後の予定 高等学校新校舎の竣工・引き渡し後、外構及び整備工事等が行われ、2013 年 10 月 31 日、最終引き渡 しが行われた。総工費は 14 億円である。 16 Ⅲ.財務の概要 1.経年比較 (1) ① 収支計算書 資金収支計算書(※1) (単位:千円) 収入の部 21 年度 22 年度 23 年度 25 年度 24 年度 845,035 759,472 696,251 634,795 543,776 手数料収入 23,693 18,256 16,328 14,692 15,746 寄付金収入 1,882 14,235 36,376 11,502 6,660 補助金収入 454,054 460,300 416,930 427,938 438,040 資産運用収入 7,025 6,811 4,808 3,532 2,971 資産売却収入 0 1,161 0 0 0 事業収入 30,117 29,224 25,367 24,720 24,795 雑収入 10,195 93,386 174,467 68,226 136,586 7,500 6,100 5,950 807,250 310,450 188,569 207,167 171,268 160,479 132,463 32,140 18,205 94,010 181,900 101,106 資金収入調整勘定 △262,142 △285,000 △390,422 △263,516 △290,324 前年度繰越支払資金 1,762,447 1,728,471 1,593,399 1,187,775 830,292 3,100,515 3,057,788 2,844,732 3,259,296 2,252,566 22 年度 23 年度 24 年度 25 年度 学生生徒等納付金収入 借入金等収入 前受金収入 その他の収入 収入の部合計 支出の部 21 年度 人件費支出 946,645 1,125,116 1,183,738 886,609 916,147 教育研究経費支出 151,549 143,390 149,100 239,773 178,193 管理経費支出 84,563 83,480 81,401 100,627 89,361 借入金等利息支出 13,345 8,403 7,293 5,246 4,922 借入金等返済支出 145,980 60,930 86,300 40,870 196,470 施設関係支出 6,615 7,000 100,527 1,214,749 92,533 設備関係支出 26,128 10,648 15,182 71,655 45,458 資産運用支出 1,490 1,611 2,106 668 170 その他の支出 116,820 122,761 66,010 47,554 207,433 資金支出調整勘定 △121,091 △98,950 △34,700 △178,750 △34,559 次年度繰越支払資金 1,728,471 1,593,399 1,187,775 830,292 556,433 3,100,515 3,057,788 2,844,732 3,259,296 2,252,566 支出の部合計 17 (※1)「資金収支計算書」とは、企業会計におけるキャッシュ・フロー計算書に近いもので、学校法 人の教育活動の実施により生ずるすべての資金収支(学園に入ってきたすべての資金、学園から出て行 ったすべての資金)の内容を示しており、借入金や預り金など後に返済しなければならないものも収入 として示されている。 ② 消費収支計算書(※2) (単位:千円) 消費収入の部 21 年度 22 年度 23 年度 25 年度 24 年度 845,035 759,472 696,251 634,795 543,776 手数料 23,693 18,256 16,328 14,692 15,746 寄付金 2,366 14,528 36,682 18,045 7,584 補助金 454,054 460,300 416,930 427,938 438,040 資産運用収入 7,025 6,811 4,808 3,532 2,971 資産売却差額 0 1,161 0 0 0 事業収入 30,117 29,224 25,367 24,720 24,795 雑収入 10,195 93,483 174,467 68,226 136,586 帰属収入合計 1,372,485 1,383,235 1,370,833 1,191,951 1,169,501 基本金組入額合計 △123,273 △88,320 △166,789 △146,346 △59,749 1,249,212 1,294,915 1,204,044 1,045,604 1,109,752 21 年度 22 年度 23 年度 24 年度 25 年度 学生生徒等納付金 消費収入の部合計 消費支出の部 人件費 955,871 1,098,334 1,103,587 877,960 861,131 教育研究経費 265,967 258,117 260,602 343,562 334,938 管理経費 89,216 88,025 85,436 104,924 94,252 借入金等利息 13,345 8,403 7,293 5,246 4,922 資産処分差額 842 97,123 101,594 110,728 2,581 2,122 622 923 219 373 1,327,363 1,550,624 1,559,435 1,443,985 1,304,267 △78,151 △255,709 △355,391 △398,381 △194,515 △714,762 △792,914 △1,048,623 △1,404,015 △1,751,217 0 0 0 51,178 0 △792,914 △1,048,623 △1,404,015 △1,751,217 △1,945,733 徴収不能引当金繰入額 消費支出の部合計 当年度消費収支超過額 前年度繰越消費収支超過額 基本金取崩額 翌年度繰越消費収支超過額 (※2) 「消費収支計算書」とは、企業会計における損益計算書の考え方を基礎にした計算構造により、 学校法人の当該年度に帰属する収入(納付金や補助金など学園の教育研究活動の成果とみなされる収入) から、基本金(学校法人が教育事業を継続的に維持するための固定資産や奨学金等などの積立金)とし て支出した金額を控除した消費収入と、人件費・教育研究経費・管理経費などの消費支出の内容と均衡 状態を明らかにし、経営状況を表している。 18 (2)貸借対照表(※3) (単位:千円) 21 年度末 22 年度末 23 年度末 24 年度末 25 年度末 固定資産 4,992,884 4,795,938 4,696,728 5,771,123 5,745,721 流動資産 1,749,119 1,694,440 1,376,867 928,501 688,436 資産の部合計 6,742,003 6,490,378 6,073,595 6,699,624 6,434,157 固定負債 957,389 870,038 714,609 1,465,151 1,370,576 流動負債 417,526 420,642 347,890 475,412 439,286 負債の部合計 1,374,915 1,290,680 1,062,499 1,940,563 1,809,862 基本金の部合計 6,160,001 6,248,321 6,415,111 6,510,278 6,570,028 消費収支差額の部合計 △792,913 △1,048,623 △1,404,015 △1,751,217 △1,945,733 負債の部、基本金の部及 び消費収支差額の部合計 6,742,003 6,490,378 6,073,595 6,699,624 6,434,157 (※3)「貸借対照表」とは、基本的には企業会計における貸借対照表と同様の様式となっており、当 該年度末時点での資産、負債、基本金の状況など、学校法人の財政状態を表している。「資金収支計算 書」と「消費収支計算書」が単年度の収支状況を表す一方、「貸借対照表」は今までの財政活動におけ る積み重ねの結果を表している。 (3) 主な財務比率比較 (単位:%) 比率名 帰属収支差額比率 消費収支比率 学生生徒等納付金比率 人件費比率 教育研究経費比率 管理経費比率 流動比率 負債比率 自己資金構成比率 基本金比率 算 式 21 年度 22 年度 23 年度 24 年度 25 年度 3.2 △12.0 △13.7 △21.1 △11.5 106.2 119.7 129.5 138.1 117.5 61.6 54.9 50.8 53.2 46.4 69.6 79.4 80.5 73.6 73.6 19.4 18.7 19.0 28.8 28.6 6.5 6.4 6.2 8.8 8.0 418.9 402.8 395.7 195.3 156.7 25.6 24.8 128.0 40.7 39.1 79.6 80.1 82.5 71.0 71.8 95.2 95.9 97.1 86.3 88.3 帰属収入-消費支出 帰属収入 消費支出 消費収入 学生生徒納付金 帰属収入 人件費 帰属収入 教育研究経費 帰属収入 管理経費 帰属収入 流動資産 流動負債 総負債 自己資金 自己資金 総資金 基本金 基本金要組入額 19
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