問われる正義-すべてのアスベスト被害に司法救済を! アスベスト訴訟の全面勝利をめざす関西大集会 914 ―泉南国賠訴訟、尼崎クボタ訴訟、関西建設アスベスト訴訟(京都・大阪)を結んでー 月 日(金)午後6時30分~8時45分 大阪府立ドーンセンターホール(天満橋南) ドキュメント映画界の巨匠、原一男監督によるアスベスト訴訟記録映画を上映します (60 分版) 泉南アスベスト禍を闘う いまなお、毎年数千規模で発生がつづくアスベスト被害。 大阪・泉南はアスベスト被害の原点、建設は最大のアスベスト 被害の現場、尼崎クボタは最大のアスベスト公害、すべての裁 判勝利によって、早期の被害救済と万全な規制と対策を勝ち取 りましょう。 資料代 500 円 大阪泉南アスベスト国賠訴訟原告団・弁護団 兵庫尼崎アスベスト原告団・弁護団 関西建設アスベスト京都訴訟原告団・弁護団 関西建設アスベスト大阪訴訟原告団・弁護団 連絡先 大川・村松・坂本法律事務所 06-6361-0309 アスベスト訴訟を励ます 各界の著名人のメッセ ージを紹介します。 堤 未果さん (ジャーナリスト) アスベスト訴訟の闘いは、繰り返し 気づかせてくれます。 私たちが決してあきらめず、関心を 持ち続けなければならないことを。 薬害エイズに水俣病、筑豊じん肺に アスベスト。 もうこれ以上、声なき声を葬らせないように。 目先の利益のためにいのちを切り捨ててきた、この 国の歪んだ歴史に終止符を打つために。 原 一男さん(映画監督/大阪芸術大学教授) この数年、アスベスト原告団の方 達を撮影させていただいている。カ メラをかまえて、それぞれの人生に じっくり耳を傾けながら、なんとイ ノセントな人たちなんだろう、と毎 回思う。決して身の丈以上の野心を だいているわけではない。ただただ家族と自分のささ やかな幸せを求めて実直に生きてきた人たちだ。掛け 値なしの庶民である人たちに対して、権力側の人たち の仕打ちを知るにつけ、権力を持っている側のやつら はなんと横暴で、非人間的なんだろう、と沸々と怒り がわき上がってくる。原告団の戦いは、まぎれもなく、 世直しの運動であると実感する。 益川 敏英さん(京都産業大学理学部) アスベスト公害をはじめ、一般に公害 は理不尽にも何の罪も無い市民に襲いか かる悪魔の牙である。意識的隠蔽等の行 為の許されざる犯罪行為は別にしても、 加害者の不注意・怠慢により被害を大き くしてしまう点も一つの特徴である。被害者の苦しみ を思うとき、彼らに然るべき処罰が下ると同時に被害 者の救済も円滑に且つ速やかに実現されなくてはなら ない。 この世に生を受け、共に暮らす我らはそれを強く望 んでいる。 宮本 憲一さん(元滋賀大学学長) アスベスト災害は史上最大の産業災害 です。使用禁止を遅らせて被害を拡大し、 いまだに被害者の完全救済をしない政府 の責任をこの裁判で明らかにしなければ なりません。それは国民の責務です。 湯浅 誠さん(NPO 法人自立生活サポートセンター・ もやい事務局長) 「知ってた!できた!でも、やらなかった!」とい う言葉からは、いろんなことを思い出し ます。私が取り組んでいる貧困の現場で も、たいていのことは「できたのに、や らなかった」数あまたの不作為から生じ ています。それを見逃せば、同じことが 繰り返されます。こうした「見えないこ とに便乗する」あり方を止めていきましょう。 神戸大学人文学研究科倫理創成プロジェクトと、 京都精華大学機能マンガ研究プロジェクトの共 同制作による、マンガで読むアスベスト問題の 入門書が刊行されました。 木津川 計さん(雑誌『上方芸能』発行人/和歌山大 学観光学部客員教授) 煙は別にして、空気に色がついていた ら誰でも避けます。しかし無色で匂いも なければ無意識に吸います。その空気に からだをむしばまれていたと、あとで気 づいてどうなりましょう。アスベスト被 害によって、憲法が保障する健康で文化的な最低限度 の生活も営めないのは国の責任でもあります。安心し て生活できる環境のために、裁判による公正な判決を 求めるものです。 柳田 邦男さん(ノンフィクション作家) この国は国民の命を本気で守ろうとし ているのか。水俣病、筑豊じん肺、そし てアスベスト惨禍を軒並みに拡大したの は誰か。 国の不作為責任の糾弾なくして安全・ 安心社会は作れない。
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