家庭用燃料電池契約 (選択約款)

家庭用燃料電池契約
(選択約款)
平成28年6月1日実施
松江市ガス局
目
第1条
目
的
第2条
選択約款の届出及び変更
第3条
用語の定義
第4条
適用条件
第5条
契約の締結
第6条
使用量の算定
第7条
料
第8条
単位料金の調整
第9条
契約の変更又は解消
金
第10条 設置確認
第11条 そ
附
の
他
則
別表第1
早収料金の算定方法
別表第2
適用する料金表
次
第1章
総
則
(目的)
第1条 この選択約款は、家庭用燃料電池の普及促進を通じ、本市の製造供給設備の効率的利用を
図り、以って合理的・経済的なガス需給の確立に資することを目的とする。
(選択約款の届出及び変更)
第2条 この選択約款は、ガス事業法第17条第12項の規定に基づき、中国経済産業局長に届け
出たものである。
2
本市は、中国経済産業局長に届け出てこの選択約款を変更することができる。この場合、使用
者との需給契約の内容は、変更後の選択約款によるものとする。
(用語の定義)
第3条 この選択約款において、次の各号に掲げる用語の意義は、当該各号に定めるところによる。
(1) 「家庭用燃料電池」とは、ガスを一次エネルギーとする電気化学反応により、連続的に発電
を行うとともに、その際に発生する排熱を利用する熱電供給システムで、定格発電能力が 1.5
kW以下のものをいう。
(2) 「専用住宅」とは、居住の目的だけに建築された住宅で、店舗・作業場・事務所等業務に使
用するために設備された部分がない住宅をいう。
(3) 「併用住宅」とは、店舗・作業場・事務所等業務に使用するために設備された部分と居住の
用に供される部分とが結合している住宅をいう。
(4) 「消費税等相当額」とは、消費税法の規定により課される消費税及び地方税法の規定により
課される地方消費税に相当する金額をいう。この場合において、1円未満の端数が生じたとき
は、その端数の金額を切り捨てる。
(5) 「単位料金」とは、第8条に定める基準単位料金(税抜)又は調整単位料金をいう。
(適用条件)
第4条 使用者は、次のいずれかの条件を満たす場合には、本市に対してこの選択約款の適用を申
し込むことができる。
(1) 専用住宅で家庭用燃料電池を使用していること。
(2) 1需要場所におけるガスメーターの能力が10立方メートル毎時以下の併用住宅で、家庭用
燃料電池を居住の用に供される部分で使用していること。
(契約の締結)
第5条 使用者は、この選択約款を承諾のうえ、本市に所定の申込書により申し込むこととする。
2
この選択約款に関する契約は、本市が申し込みを承諾した時に成立するものとする。
3
契約期間は次のとおりとする。
-1-
(1) 新たにガスの使用を開始した場合は、料金の適用開始の日から同日が属する月の翌月を起算
月として12か月目の月の定例検針日までとする。
(2) 供給約款に定める一般契約又は他の選択約款(以下「他の契約」という。)からこの選択約
款へ変更する場合には、この選択約款は、使用者から申し込みがあった日以降、最初の定例検
針日の翌日から適用し、その適用開始の日の属する月の翌月を起算月として12か月目の月の
定例検針日までとする。
(3) 契約期間満了時において本市と使用者の双方が契約内容について異議のない場合には、契約
は、契約期間満了日の翌日からその満了日の属する月の翌月を起算月として12か月目の月の
定例検針日まで同一条件で継続するものとし、以降も同様とする。
4
本市は、本契約の契約期間満了前に解約又は他の契約への変更をした使用者が、再度同一需要
場所で本契約の申し込みをする場合、その適用開始の希望日が過去の契約の解約の日又は他の契
約への変更の日から1年に満たない場合には、その申し込みを承諾しないことがある。ただし、
設備の変更又は建物の改築等のための一時不使用による解約又は他の契約への変更の場合はこの
限りでない(次項において同じ。)。
5
本市は、使用者が本契約の契約期間満了前に他の契約(一般契約を除く。)への変更を申し込
んだ場合には、その申し込みを承諾しないことがある。
6
本市は、使用者が本市と本契約又は他の契約(すでに消滅しているものを含む。)に基づく料
金を、供給約款に規定する支払期限日を経過してもなお支払われていない場合には、本契約の申
し込みを承諾しないことがある。
(使用量の算定)
第6条 各月使用分の使用量は、前回の検針日及び今回の検針日におけるガスメーターの読みによ
り算定する。ただし、今回の検針日以降、当該月内に解約を行った場合には、今回の検針日及び
解約を行った日のガスメーターの読みにより算定する。
(料金)
第7条 本市は、料金の支払いが、支払義務発生の日の翌日から起算して20日以内(以下「早収
期間」という。)に行われる場合には、早収料金に消費税等相当額を加えた額を、早収期間経過
後に支払いが行われる場合には、早収料金を3パーセント割り増ししたもの(以下「遅収料金」
という。)に消費税等相当額を加えた額を料金として徴収する。なお、早収期間の最終日が休日
の場合には、直後の休日でない日まで早収期間を延伸する。
2
本市は、別表第2の料金表を適用して、早収料金又は遅収料金を算定する。
(単位料金の調整)
第8条 本市は、毎月、次項第2号により算定した平均原料価格が次項第1号に定める基準平均原
料価格を上回り又は下回る場合は、次の算式により別表第2の料金表の各基準単位料金(税抜)
-2-
に対応する調整単位料金を算定する。この場合、基準単位料金(税抜)に替えてその調整単位料
金を適用して早収料金を算定する。なお、調整単位料金の適用基準は、別表第1の(3)のとお
りとする。
ア
平均原料価格が基準平均原料価格以上のとき
調整単位料金(1立方メートル当たり)
=基準単位料金(税抜)+0.084円×原料価格変動額/100円
イ
平均原料価格が基準平均原料価格未満のとき
調整単位料金(1立方メートル当たり)
=基準単位料金(税抜)-0.084円×原料価格変動額/100円
(備考)
上記の算式によって求められた計算結果の小数点第3位以下の端数は、切り捨てる。
2
前項に規定する基準平均原料価格、平均原料価格及び原料価格変動額は、以下のとおりとする。
(1) 基準平均原料価格(トン当たり)
66,180円
(2) 平均原料価格(トン当たり)
LNG及びLPGについて、別表第1の(3)に定める各3か月間における各月の価額の合計
額を、当該3か月間の数量の合計量で除して得たトン当たり平均価格(算定結果の10円未満
の端数を四捨五入し10円単位とする。)をもとに次の算式で算定し、算定結果の10円未満
の端数を四捨五入した金額とする。ただし、その金額が105,888円以上となった場合は、
105,888円とする。この場合において、価額及び数量とは財務省が関税法(昭和29年
法律第61号)第102条の規定により公表する貿易に関する統計に基づく価額及び数量とす
る。
(算式)
平均原料価格
=トン当たりLNG平均価格×0.9810+トン当たりLPG(プロパン)平均価格×
0.0204
(備考)
トン当たりLNG平均価格及びトン当たりLPG(プロパン)平均価格は、本市の掲示場に
掲示する。
(3) 原料価格変動額
次の算式で算定し、算定結果の100円未満の端数を切り捨てた100円単位の金額とする。
(算式)
ア
平均原料価格が基準平均原料価格以上のとき
原料価格変動額=平均原料価格-基準平均原料価格
イ
平均原料価格が基準平均原料価格未満のとき
原料価格変動額=基準平均原料価格-平均原料価格
-3-
(契約の変更又は解消)
第9条 使用者のガス使用計画に変更がある場合、若しくは第2条第2項によりこの選択約款が変
更された場合は、契約期間中であっても、双方協議してこの契約を変更又は解消することができ
るものとする。
2
本市に契約違反があった場合、又は使用者に契約違反があった場合(第4条の適用条件を満た
さなくなった場合を含む。)には、契約期間中であっても、相互に契約を解消できるものとする。
(設置確認)
第10条 本市は、家庭用燃料電池が設置されているかどうかを確認することがある。この場合、
使用者は正当な事由がない限り住宅への立ち入りを承諾するものとする。万一、住宅への立ち入
りを承諾しない場合、本市は本契約の申し込みを承諾しない、又は速やかに本契約を解消し契約
解消日以降は供給約款に定める一般契約を適用するものとする。
2
使用者は、家庭用燃料電池を取り外した場合は、直ちにその旨を本市へ連絡するものとする。
なお、家庭用燃料電池を取り外した場合は、本契約を解消したものとみなし、契約解消日以降は
供給約款に定める一般契約を適用するものとする。
(その他)
第11条 その他の事項については、一般ガス供給約款を適用する。
附
則
(実施の期日)
1 この選択約款(以下「新選択約款」という。)は、平成28年6月1日から実施する。
(経過措置)
2.新選択約款の実施日から平成28年6月30日までの間に支払義務が発生する料金については、
なお従前の規定により算定する。
-4-
別表第1 早収料金の算定方法
(1) 早収料金は、基本料金(税抜)と従量料金の合計とする。
(2) 従量料金は、基準単位料金(税抜)又は第8条の規定により調整単位料金を算定した場合は、
その調整単位料金に使用量を乗じて算定する。
(3) 調整単位料金の適用基準は次のとおりとする。
ア
料金算定期間の末日が1月1日から1月31日に属する料金算定期間の早収料金の算定に
あたっては、前年8月から10月までの平均原料価格に基づき算定した調整単位料金を適用す
る。
イ
料金算定期間の末日が2月1日から2月28日(うるう年は2月29日)に属する料金算
定期間の早収料金の算定にあたっては、前年9月から11月までの平均原料価格に基づき算定
した調整単位料金を適用する。
ウ
料金算定期間の末日が3月1日から3月31日に属する料金算定期間の早収料金の算定に
あたっては、前年10月から12月までの平均原料価格に基づき算定した調整単位料金を適用
する。
エ
料金算定期間の末日が4月1日から4月30日に属する料金算定期間の早収料金の算定に
あたっては、前年11月から当年1月までの平均原料価格に基づき算定した調整単位料金を適
用する。
オ
料金算定期間の末日が5月1日から5月31日に属する料金算定期間の早収料金の算定に
あたっては、前年12月から当年2月までの平均原料価格に基づき算定した調整単位料金を適
用する。
カ
料金算定期間の末日が6月1日から6月30日に属する料金算定期間の早収料金の算定に
あたっては、当年1月から3月までの平均原料価格に基づき算定した調整単位料金を適用する。
キ
料金算定期間の末日が7月1日から7月31日に属する料金算定期間の早収料金の算定に
あたっては、当年2月から4月までの平均原料価格に基づき算定した調整単位料金を適用する。
ク
料金算定期間の末日が8月1日から8月31日に属する料金算定期間の早収料金の算定に
あたっては、当年3月から5月までの平均原料価格に基づき算定した調整単位料金を適用する。
ケ
料金算定期間の末日が9月1日から9月30日に属する料金算定期間の早収料金の算定に
あたっては、当年4月から6月までの平均原料価格に基づき算定した調整単位料金を適用する。
コ
料金算定期間の末日が10月1日から10月31日に属する料金算定期間の早収料金の算
定にあたっては、当年5月から7月までの平均原料価格に基づき算定した調整単位料金を適用
する。
サ
料金算定期間の末日が11月1日から11月30日に属する料金算定期間の早収料金の算
定にあたっては、当年6月から8月までの平均原料価格に基づき算定した調整単位料金を適用
する。
シ
料金算定期間の末日が12月1日から12月31日に属する料金算定期間の早収料金の算
定にあたっては、当年7月から9月までの平均原料価格に基づき算定した調整単位料金を適用
-5-
する。
別表第2 適用する料金表
1.適用区分
料金表A 使用量が0立方メートルから10立方メートルまでの場合に適用する。
料金表B 使用量が10立方メートルを超え24立方メートルまでの場合に適用する。
料金表C 使用量が24立方メートルを超え60立方メートルまでの場合に適用する。
料金表D 使用量が60立方メートルを超える場合に適用する。
2.料金表A
(1) 基本料金
648.00円(税込)
1か月及びガスメーター1個につき
600.00円(税抜)
(2) 基準単位料金
260.43円(税込)
1立方メートルにつき
241.14円(税抜)
(3) 調整単位料金
(2)の基準単位料金(税抜)をもとに、第8条の規定により算定した1立方メートル当たり
の単位料金とする。
3.料金表B
(1) 基本料金
1か月及びガスメーター1個につき
1,641.60円(税込)
1,520.00円(税抜)
(2) 基準単位料金
161.07円(税込)
1立方メートルにつき
149.14円(税抜)
(3) 調整単位料金
(2)の基準単位料金(税抜)をもとに、第8条の規定により算定した1立方メートル当たり
の単位料金とする。
4.料金表C
(1) 基本料金
1か月及びガスメーター1個につき
2,594.16円(税込)
2,402.00円(税抜)
(2) 基準単位料金
-6-
121.40円(税込)
1立方メートルにつき
112.41円(税抜)
(3) 調整単位料金
(2)の基準単位料金(税抜)をもとに、第8条の規定により算定した1立方メートル当たり
の単位料金とする。
5.料金表D
(1) 基本料金
1か月及びガスメーター1個につき
3,043.44円(税込)
2,818.00円(税抜)
(2) 基準単位料金
114.02円(税込)
1立方メートルにつき
105.58円(税抜)
(3) 調整単位料金
(2)の基準単位料金(税抜)をもとに、第8条の規定により算定した1立方メートル当たり
の単位料金とする。
-7-