2 心臓・血管内科心不全部門専門医コース （１）コースの全体像 獨協医科大学病院心臓・血管内科 心不全部門では心臓超音波検査（経胸壁、経食道） を中心に行い、胸部聴診所見・胸部レントゲン・心電図検査等を元に心不全患者の診療に あたる。また深部静脈血栓症・肺血栓塞栓症の検査・治療、および心不全に関連した睡眠 時無呼吸症候群の検査・治療にもあたる。 大学院に進学した者は学位を取得。 内科医として４年目には認定内科医の取得、認定内科医取得後４年目には認定内科専門 医の取得を目指す。６年目には認定超音波専門医の取得を目指す。サブスペシャリティー として７年目に循環器専門医の取得を目指す。 （２）コースの概要 コース名：獨協医科大学病院心臓・血管内科心不全部門専門医コース 大学病院・ 診療科名 専門分野名 指 導 者 医療機関名 目 的 数 獨協医科大 心臓・血管 心不全 学病院 内科 ４名 養成(受 期 間 入)人数 認定超音波専門医 ４名 ６年間 養成 合 計 要 請 (受 入 ) 人数 4名 （３）コースの実績 当科の菊地研講師は、AHA（ アメリカ心臓協会）の国際トレーニングセンター（ITC）Faculty かつ日本循環器学会の、循環器救急医療委員会の下部組織にあるITC運営小委員会（副委員 長）であり、トレーニングコース（ BLSやACLS）での指導、コースの企画・運営、 ITC全体 の運営を行っている。 （４）コースの指導状況 内科認定医、循環器専門医の受験資格に ACLSの受講が義務付けられ、その中でもAHAのACLS が望ましいとされている。また、ACLSの受講にはBLSが義務付けられているが、現在、日本 全体では、インストラクターのAHA BLSコースならびにACLSコースのコース開催などの供 給は充分ではない。その点、当大学では、菊池らによりAHA スを定期的に開催している。 BLSコースならびにACLSコー （５）専門医の取得等 学会等名 日本循環器学会 資格名 循環器専門医 資格要件 内科認定医であることが必要。 循環器全般に関してバランスのとれた知識を必要とする。その中の 心不全に関する臨床的な知識とアップデートな知識の両方を心不 全部門のコースを履修することで身につけられる。 学会の連携等の概要 豊田 認定内科医、総合内科専門医、循環器専門医、超音波専門医 有川 認定内科医、循環器専門医 天野 認定内科医、循環器専門医 菊地 認 定 内 科 医 、 総 合 内 科 専 門 医 、 循 環 器 専 門 医 、 AHA(ITC)Faculty, ITC運 営 小 委 員 会 （ 副 委 員 長 ） 、 救 急 科 専 門 医
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