創造的問題解決演習

科 目 名
科目区分
創造的問題解決演習
科目コード
Creative problem-solving exercises
担当教員
教育研究関連科目(旧カリ:選択科目)
担当形態
C-2(C011)
単 位 数
2単位
教 職
―
高橋 誠
単独
【授業の到達目標及びテーマ】
日本の教育は知識中心で、思考力や問題解決力の育成はあまり重視されてきませんでした。PISA調査は、日
本の生徒がこの問題解決力が弱いことを教えてくれました。本科目は、創造的な問題解決力を生徒たちに持た
せるため、先生になるあなたにその考え方や技法を体得してもらうのが狙いです。
(1)現代人に欠かせない創造性の重要性を理解させる
(2)日本の教育に創造性教育が不可欠なことを学ぶ
(3)創造的な問題解決の理論・手順・思考法を確認する
(4)問題解決のための創造技法を、ワークショップで演習し身につける
(5)創造技法を様々な教育問題の解決に活用して体得する
【授業の概要】
本科目では、創造性の重要さをまず理解してもらいます。そして創造的な人格、創造的な能力、創造的な組
織などを論じ、個人や組織の創造性の伸ばし方などを講義します。その上で、創造的な問題解決の考え方、進
め方、そのための技法などをペアやチームで演習します。さまざまな教育関連の事例を取り上げ問題解決の
テーマにします。そして学校での創造性教育の在り方を考えます。
基本を講義で学び、創造性に関連したクイズ、アンケート、ミニ学習、そして創造技法を使った問題解決演
習を数多く実施します。毎回の感想文などの皆さんの意見を講義に反映します。
【授業計画】
教
育
研
究
関
連
科
目
第1回 現代社会での創造性の重要性と、学校教育での創造性教育の必要性
第2回 創造性とは何か、創造的な問題解決とは何か
第3回 創造的な問題解決力をどう育成するか
第4回 問題発見の必要性、問題意識の重要性、創造性の促進・阻害条件
第5回 創造的に問題を解決するステップとは
第6回 自分の創造的態度と創造的能力を診断する
第7回 知能と創造力の違い、創造力と論理力の違い
第8回 創造的問題解決する際の発散思考と収束思考の使い方
第9回 創造的問題解決に使う創造技法の種類と技法
第10回 創造的な問題解決の基本技法「ブレインストーミング法」の演習
第11回 学校現場での問題解決演習①発想法「ブレインライティング法」
第12回 創造的な思考力を身につける「チェックリスト法」の演習
第13回 学校現場での問題解決演習②収束法「ブロック法」
第14回 スピーチや論文作成に有効な「ストーリー法」の演習
第15回 創造的な問題解決の学校現場での活用法
定期試験
【テキスト】
高橋誠著「図解!解決力」日科技連出版社 【参考書・参考資料等】
・高橋誠著「アイデアが面白いほど出てくる本」中経出版 ・高橋誠編著「創造力事典」日科技連出版社 【評価】
期末に小論文形式のテストを実施します。成績評価にこの成績を6割反映します。
出席をとります。やむを得ない場合は、欠席届を提出してください。各回感想を提出してもらい、成績評価に
2割反映させます。随時、レポートの提出していただきます。評価に2割反映させます。
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