(資料)H-IX データセンター「グリーンフロア」の特徴

(報道発表資料)
(資料)H-IX データセンター「グリーンフロア」の特徴
■間接外気冷房システムの導入
屋上に熱交換器を設置し、室内と熱交換器の間で冷媒を自然循環させることにより、極めて
低い消費電力で屋外の冷気を室内に取り込む仕組みになっています。外部の粉塵や塩害などの
影響を全く受けない点も特徴です。
■高効率型空調機の導入
一般的な空調機は外気温が一定以下になるとそれ以上効率が上がらない特性となっていまし
た。今回は札幌の冷涼な環境を生かすために真夏以外の中間期から冬季の低外気温(0℃∼20℃)
を効果的に活用する高効率型空調機を導入しました。
■フロア設計の最適化
・コールドアイルへのキャッピング設置
電算室において、冷気と排熱の混合は冷却効率を低下させます。
「グリーンフロア」では、ホ
ットアイルとコールドアイルを設け、さらにコールドアイルを密閉化することにより、冷気と
暖気を分離しています。
・気流ルートと配線ルートの分離
冷気の通り道であるフリーアクセス下の障害物は、冷却効率を低下させます。
「グリーンフロ
ア」では、電源ルートをホットアイル下に、通信ルートをラック天井部に設定することにより、
徹底した気流効率を追求しました。
さらにフロア天井部の障害物を極力減らすことにより、ラック付近での熱溜りの発生を防ぎ、
暖気が効率的に空調機に戻る設計になっています。
・新型ラックの開発
グリーンフロア向けに奥行き 1200mm の新型ラックを開発いたしました。乱雑なラック内配
線は IT 機器の排熱を妨げます。ラック奥行きを十分にとることで、ラック内配線の整理が容易
になり、ラック扉に冷却ファンを取り付けることも可能な構造になっています。なお観音開き
扉を採用しており、機器設置作業などの作業性も向上しています。