RENDER SPICE NEWS RELEASE 13

RENDER SPICE NEWS RELEASE 13
2012/11/14
RENDER SPICE 1.9.0 リリース
RENDER SPICE 1.9.0 は以下の機能が実装・改善されました。
RenderSpiceFrontend と AfterEffects の連携強化
AfterEffects から aeCollectFiles2RS スクリプトを使うと、AfterEffects 内から数クリックでレンダリングまで自動化出来ます。
レンダリング実行時、ムービーファイル作成までも含めた処理が出来るようになっています。
複数 LAN を使う PC ヘの対策
ホスト名を別名に置換する機能を追加しました。
Down 判定処理の強化
レンダーノードの Down 判定処理を強化しました。
集計方法の強化
RenderSpiceAnalyzer を使った集計時に、クライアントを出来るだけ「others」に分類しないよう強化ました。
インストール
RENDER SPICE のアップデート
RENDER SPICE 1.9.0 は、RENDER SPICE コンポーネント一式、下記の AfterEffects 用スクリプトを追加、アップデートしました。
・aeCollectFiles2RS.jsx
・ aeExportRS.jsx
RENDER SPICE コンポーネントは RENDER SPICE をインストールしてあるディレクトリに最新版をコピーして下さい。
aeCollectFile2RS.jsx は下記の通りにインストールして下さい。
Setup the RenderSpiceServer
対象のマシンが、複数のセグメントの LAN にまたがっているとき、RenderSpiceServer が認識するホスト名が、想定していたホスト
名と違う事があります。その場合は、RSRendAlt.txt というテキストファイルを作りその中に下記のように記載して下さい。
RSRendAlt.txt は、RENDER SPICE がインストールされているフォルダに置きます。
<元の名前>
RenderNodeA
<置き換えたい名前>(←ここの行は必要ありません)
RenderNode-1
RenderSpiceClient には、マシン名の横に(renamed)が表示されていれば、マシン
名が置き換わっている事を示します。
Setup the aeCollectFiles2RS.jsx
for AfterEffects
aeCollectFile2RS.jsx は、AfterEffects 上から RenderSpiceFrontend を呼び、書き出し先を決めると、そこに向かってファイル収集
を行い、任意のコンポジションを選び分散レンダリングまでを行います。同時にムービーファイルを作成したい場合、設定によっては、
分散レンダリングによって作成された連番ファイルから、QuickTime ムービーファイルを作成する事も可能です。
1. aeCollectFile2RS.jsx ファイルの編集
aeCollectFile2RS.jsx は、RENDER SPICE のインストール場所に合わせて以下の部分をご利用の環境に合わせて修正して下さい。
●Mac OS X の場合
RDpath = "/Applications/RenderSpice/";
●Windows の場合
var cmd ="c:/Program Files/RenderSpice/";
*Windows の場合、ディレクトリ区切りを示す「/」マークは、「¥」ではなく「/」を使って下さい。
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2. インストール場所
利用したい After Effects のバージョン毎にファイルを用意しているので、以下のフォルダにコピーしてください。
●Mac OS X の場合
/Applications/Adobe After Effects CSX/Scripts
●Windows の場合 (C ドライブにインストールしている場合。CSX は、バージョン番号です。)
C:¥Program Files¥Adobe¥Adobe After Effects CSX¥Support Files¥Scripts
3. After Effects 側の設定
・After Effects 側の設定
After Effects を起動し、メニュー "編集 > 環境設定"から環境設定ウィンドウを開き、一般設定欄の「□スクリプトによるファイルへの
書き込みとネットワークへのアクセスを許可」にチェックを入れて下さい。
レンダーノード側には、本設定を行う必要はありません。
使用方法
for AfterEffects
準備
書き出したいコンポジションはレンダーキューに書き出し場所、ファイル名を追加して下さい。
1.
メニュー "ファイル > スクリプト > aeCollectFile2RS.jsx" を選びます。
RenderSpiceFrontend が立ち上がるので、ファイル収集先を指定して下さい。
デフォルトでは、開いている aep ファイルの場所が指定されていますが、任意の
場所(ファイルサーバ上等)に変えたい場合収集先のフォルダを Drag and Drop
して下さい。
2.
収集先に向かってファイル収集が開始されます。
RenderSpiceFrontend が再び起動し、ファイル収集中を示すメッセージが表示されます。
ファイル収集中は、AfterEffects および RenderSpiceFrontend は操作しないで下さい。
3.
ファイル収集が終わると、再び RenderSpiceFrontend が立ち上がります。
「ムービー」には、分散レンダリング後ムービーファイルとして書き出したい形
式、品質を選んで下さい。
オプションの 3 項目についても必要な箇所があればチェックを入れて下さい。
□処理後に連番ファイルを削除
・ムービーファイルを作成後、連番ファイルが不要であればチェックを入れて下
さい。
□連番ファイルだけを作成
・ムービーファイルを作成する必要がない場合は、このチェックを入れて下さ
い。
□ムービープレイヤーを起動
・ムービーファイル作成後、自動的にムービーファイルを立ち上げたい場合、チ
ェックを入れて下さい。
comp リスト
レンダーキューに登録されているコンポジションがリストとして表示されます。
書き出したいコンポジションを選んで下さい。
複数のコンポジションを選ぶ事も出来ます。
4.
「決定」ボタンを押すと RenderSpiceClient が自動的に立ち上がりレンダリン
グが自動的に実行されます。
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Other AfterEffects Script
RENDER SPICE は、上記 aeCollectFiles2RS.jsx スクリプト以外にも AfterEffects を支援するスクリプトがあります。
aeExportRS.jsx
コンポジションを選んでいないときコンポジションの選択を促す動作を加えました。
AfterEffects から、コンポジション、レンダーキューの情報のみを書き出し、RenderSpiceClient に向かって、AE プロジェクトファ
イルを Drag and Drop によってレンダリング設定を行いたい場合に使います。
上記スクリプトのインストール、使用方法は、マニュアル、以前のリリース情報をご覧下さい。
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