センター科目 科目概要(前期) 英語原文ケース法に学ぶ財務担当役員の仕事と分析手法 HBS Case : "Pacific Grove Spice Company" 科目提供大学名 甲南大学 担当教員 中村 聡一(マネジメント創造学部マネジメント創造学科准教授) 単位数 2単位 募集定員 10名(パソコン室) 開講学期 前期(2時限:14:00~15:30、3時限:15:40~17:10) 2・3時限(7週)2時限のみ(1週) 土曜日(4月30日~7月23日(5月7日・21日・6月4日・18日は除く。 予備日を含む)) ※初回に講義スケジュールについてお知らせします。 成績評価 期末試験(30%)並びに出席・授業貢献(70%) テキスト Case “Pacific 出版:Harvard Business Publishing : Grove Spice Company” 著:William E. Fruhan, Craig Stephenson ケースブックはハーバード・ビジネス・スクール・パブリッシングオンデマンドサー ビスのHP上からオンライン購入可能です。 参考文献 特になし 授業以外の学習方法 英語学習や留学体験も望ましい。 その他の特記事項 HBS(ハーバードビジネススクール)のケースブック英字原文をテキストに 用います。ゆっくり丁寧に進めますし、様子を見ながら和訳もクラスでやると 思いますが、あらかじめ理解ください。またケースでは、企業の実際の決算書類 を使っての分析をエクセルソフトに入力して分析作業を行います。エクセルや ワードは使ったことがあれば受講可能です。なお、 履修にあたり会計と財務理論の 基礎知識は必須です。 講義概要 サ ン フ ラ ン シ ス コ に H Q が あ る ”Pacific Grove Spice Company”( 以 下、 「PGS社」)というフード・スパイスの販売製造を行う会社のケースを使って、 財務担当役員の仕事と会社財務の分析手法を学びます。具体的には、1)成長 ビジネスである同社の財務面からの現状分析、2)銀行からの事業資金の追加 借り入れの是非、3)CATV番組へのスポンサーシップと期待できる新規の ビジネスチャンスを勘案しての投資評価、4)第三者割当増資による事業資金 調達の選択肢評価、5)同業他社のM&Aの是非、となります。 授業計画・内容 1週目.オリエンテーション、並びに、ケースの概要の説明、企業の決算書類 のあらましの解説、会社における財務の位置づけと仕事についての 説明、必要なコーポレートファイナンス分野の分析手法の紹介と解説、 エクセル操作方法の簡単な説明、今後の進め方の検討、などになります。 2週目.ケースの読解と和訳 3週目.過年度比較によるPGS社の財務の現状分析 4週目.予 測財務情報の作成と分析、並びに、PGS社の財務状況と銀行 からの借り入れの是非 5週目.新規プロジェクトの評価 - DCF評価、NPV指標、IRR利回 6週目.株式の第三社割当増資の是非 - レシオ分析、PE、PBRなど 7週目.同業他社のM&Aの是非 - 企業価値評価と連結財務諸表の作成 8週目.期末試験 ─ 17 ─
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