MTNW Newsletter7(PDF 412KB)

新サーマル
快適性モデル
Newton!
813M まもなく
カナダ BC
ヴィクトリアで開催
新製品紹介
火炎試験装置
Measurement
Technology
NeWs
Measurement Technology NeWs
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■新サーマル快適性モデルNewton !
MTNW社(シアトル(ワシントン))社はThermoAnalytics社と技術協力し新しい人体快適性モジュールを開発・発表しました。
MTNW社の全てのサーマルマネキンシステムに人体の快適性予見機能を加えたThermDACマネキン制御ソフトウェアと
完全に統合化されたモジュールです。 新しい人体快適性モジュールは、最新鋭のアドオン機能を特長として、上下防護
服、建築物、自動車、大規模交通機関(航空機、列車、フェリー)の環境制御、個別冷却システムやその他の過渡的で不均
一な環境に関連した複雑な人体周辺微気象条件下での適温快適性評価を行うことができます。
長年この課題に挑戦している研究者は、正確に人間の熱損失をモデル化するのが、どれ程困難かが周知の事実です。
この複雑さをもたらす要素は :• 熱放散視野ファクター
• 衣服層間の熱放散、対流や熱伝導率
• 衣服の温湿容量
• 衣服のフィット性(微細量(microvolumes)含む)
• 衣服上下組合せ時の真の熱特質
• 衣服と皮膚の接触面
• 衣服から皮膚への熱抵抗
• 人体周辺の実風速
• 発汗蒸発モデリング
・ その他
原則として、体温調節の「仮想」モデルはマネキンの如何にかかわらず操作できます。 しかしながら、過渡的で、不均一
な温熱環境に関する詳細な知識が必要となります。例えば、熱放散の視野ファクターのすべてが正しく定義され、局部蒸
発率が決定され、衣服特性に関する知識があり、過渡的な流れの場について詳細に計算しなければならない等がありま
す。それ故、モデリング過程の複雑さと未知な点を省くことで、マネキン価値を簡単に理解できる様になります。
新しい人体快適性モデルと組合せることから、Newtonサーマルマネキンは、各々の表面セグメントにおける熱損失率を測
定する表面センサとして作動します---実際のデータをモデルに提供するため、温熱環境に呼応したり、相互作用したり、
また、当て推量でなく、サーマル快適性研究努力の精度を向上させることができます。このマネキンモデル相互作用は
連続フィードバックループで動作させるため、過渡測定ツールとしての機能を提供します。
計算方式は、その計算方法が広く評価されたフィアラとUCバークレーモデルを利用しており、ThermDACから出力されるリ
アルタイムな高分解能熱損失データと組合せると、人体快適性モジュールによって、経験されている温度感覚を計算し、
人間の快適温度に関する直感的な予測を出力します。
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813M まもなくカナダ BC ヴィクトリアで開催
国際フォーラム International forum "The Human Engine"
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Thermal manikin applications including aerospace, automotive, clothing, commercial, industrial and
military
Human thermal physiology and mathematical models
New or updated manikin, modeling and testing standards
Thermal manikin developments, including breathing, sweating, and walking systems
Environmental comfort research and human interaction
Flame and Chemical exposure tests
Body parts
Virtual manikins
主な予定; August 22-26, 2010 in the beautiful city of Victoria, British Columbia, Canada. Victoria
Sunday August 22, 2010: Arrive in Victoria, Pre-registration and Welcome Reception
(6:00PM) at hotel.
Monday August 23, 2010: Onsite registration at the Pacific Institute for Sport Excellence,
conference opens (10:00AM). Oral and Poster Presentations
begin. Dinner buffet (onsite) at 7:00PM
Tuesday August 24, 2010: Oral and Poster Presentations continue.
Wednesday August 25, 2010: Oral and Poster Presentations (AM), Choice of Victoria-area
excursions (PM).
Thursday August 26, 2010: Presentations conclude, Gala Farewell Banquet at hotel (7:00PM),
Conference closed.
Friday August 27, 2010: Return home or stay to visit local Victoria destinations.
MTNW社とカナダスポーツ太平洋センタは美しいカナダ、
ブリティッシュコロンビア州ビクトリアで開催される国際会議、
The 2010 8I3M conferenceをご案内します。
(August 23-27,2010).正式なご案内は別途お問合せ下さい。
8th International Manikin & Modeling Meeting
Measurement Technology NW は、織物、衣服の温熱快適性、そして、航空機、トラック、
自動車のインテリアの温熱快適性に関する広範囲な測定・評価の精密機器を製造してい
ます。サーマルマネキンと防護型ホットプレートシステムの全製品は、断熱性と透湿性に
おける現行のあらゆる産業試験標準をサポートするよう設計されています。
ニュースレター 発行:Measurement Technology NW/ IDS Japan 2010January
■新製品 火炎と高温度試験装置
MTNW社の新製品 火炎と高温度試験装置/最新鋭の燃焼予知モデルを装備した強力なThermDAC 8.0ソフトウェアを
開発・販売致しました。ThermDACソフトウェアは、高速・精密・再現性サーマルテスト結果を提供する最高のソリューション
です。 MTNW社の残存エネルギーテスト(SET)機器は、ある特定の照射条件における火炎防護衣服材料の熱エネルギ
ー放出と残存の双方を測定できるよう設計しました。防護生地や複合物内の熱放出と残存熱の組合せは、特定の条件下
で間違いなく火災障害を生じさせることが判明しています。この新機器はこれらの条件を再現し、測定を可能にします。
MTNW社の残存エネルギーテスト機器は、放射熱源、試料ホールダー、センサーアセンブリー、水冷キャリア付き移動トレ
イ、空気圧作動コンプレッサー一式、データ取得/コントロールシステム、火災損害分析ソフトウェア装備PCからなります。
このテスト機器は、垂直/水平位置方向の生地サンプルを、設定時間で、放射熱源に曝します。(構造的火炎のスペクトラ
ル強度と同様の熱エネルギーを発生) 熱源に曝されている間、テストサンプルの最も内奥部に設置されたデータ収集セ
ンサーは、生地を通して放出される熱エネルギーを測定します。サンプル生地の熱源加熱の終了時期に、データ収集セン
サーが圧着され、サンプル内に蓄積された熱エネルギーの継続測定をしますーASTM標準規格。
生地試料によるエネルギーの放散と蓄積の合計から、二次火災事故の発生を予測するのに用いられます。
MTNW社の火炎テストハンドは、1800℃近傍までの複数の火炎照射に耐えることができるユニークな複合シェルから
作られ、保全上何の視覚的損傷はおきません。脱着可能な指は同材料の堅牢な鋳造製です、そして、各々の手は、9つ
からなる火炎照射熱量計センサーによって構成されます。
4つの照射センサーは、前腕部に位置し、3つは手の裏側に、
2つは手のひらに位置します。
指を動かさなくても簡単に手袋の脱着を可能な手の形なっています。
手袋が手を覆っている代表的な火炎照射範囲は12秒以内、2.0cal/cm²炎で、
火炎照射後、2分間データ収集が行われます。
放散とセンサー記録された熱エネルギーの合計は、翻訳処理され、秒単位の火災発生を予測します。
仮に、秒レベルの火災予測がなされると、火災発生までの時間を出力します。
新製品 MTNW火炎テストハンドシステムは、脱着可能指付きハンドフォーム、高精度熱量計センサー、データ収集/
管理システム(ThermDAC ソフトウェアと燃焼モデル付属Dell PC)から構成されます。
MTNW社は、世界中の有数のサーマル測定トップ企業と連携し、各国への販売、サービス、開発支援を行っています。
■新製品 13部位の新型「サイモン(Simon)」サーマルマネキン
新しい13部位の「サイモン」サーマルマネキン(写真は明色オプション塗装):
従来のの20、26、および34部位のニュートンモデルで見つけられたより高い部位
解像度を必要としない研究室テストと研究計画のために、サイモンと呼ぶ13部位
のモデルを開発致しました。 この新「サイモン」マネキンは、簡便な寝袋テストや
高付加価値梱包評価、一般的な衣類/防護的な衣服評価、環境影響評価に適し、
高性能の分析ソフトThermDACも装備されています。試験研究所機関での最初
に導入を検討されている場合や従前からのバックログとの整合性をとる意味での
二台目を検討されている部門には最適のサーマルマネキンとなります。
50パーセンタイル位の西洋人男性かアジア人男性のどちらかとして利用可能で
す。両サイモンモデルは簡易型の手と足があり、ヒップと肩部分を稼働できる「簡
易ポーズ設定可」のモデルです。
左図に示されているように、この新しいマネキンは13の独立したサーマル部位を
構成します。
頭部/トルソ(前後)/腕部(左右)/手(左右)/
前脚部(左右)/後脚部(左右)/足部(左右)
MTNW社の最新設計により、高性能計測能力を保持しながら開発・製造コストの
削減に成功しました。
■米国陸軍最先端プロジェクト「IPEMS」が新天地開拓
「IPEMS」プロジェクトPhase1設計段階でのMTNW社は突出しています:
2008年11月に、「IPEMS(Individual Protective Ensemble Manikin System)」プロジェクトにおいて、Measurement
Technology NWとグループ(中西部Research Institute、ボストンDynamics、スミスカーターCUH2A、およびHHI社を含む)に
よる構成メンバーが、米国陸軍によって選抜されました。最先端の化学分析施設と防護服と関連装置の高解像度テストを
実行する最先端ロボット・サーマルマネキンシステムからなるプロジェクトです。 IPEMSマネキンは管理された環境下での
保護具の実装テストを行うため、人間生理学をシミュレートできる自立型、自己バランス型ロボットマネキンになります。
MTNW社はIPEMSの皮膚表面とサーマルコントロールシステム開発を担当しています。ボストンDynamicsはロボットのマネ
キン内部設計と製作を担当、スミスカーターCUH2Aはコンテナ室設計を、HHI社は特殊室工事と据付調整を担当します。
中西部Research Institute(MRI)はプロジェクトの元請業者と総合体系インテグレーターです。
現在、Phase1設計段階にあり、2011年にプロジェクト完了の予定です。
************お問合せは**************
日本総代理店
アイ・ディ・エス株式会社
〒556-0014 大阪市浪速区大国町 3-2-27
TEL/FAX:06-6648-1171
E-Mail:[email protected]
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2010Jan.