MCP3551 22ビットデルタシグマ ADC PICtail™ Demo Board ユーザーガイド © 2006 Microchip Technology Inc. DS51579B_JP マイクロチップデバイスのコード保護機能に関する以下の点に留意ください。 • マイクロチップの製品は各製品独自のマイクロチップデーターシートにある仕様を満たしています。 • 各製品ファミリーは、通常の状態で所定の方法で利用いただければ市場にある類似製品の中で最も安全なファミリーの一つと マイクロチップは信じております。 • 不正かつ非合法な方法を使ったコード保護機能の侵害があります。弊社の理解ではこうした手法は、マイクロチップデーター シートにある動作仕様書以外の方法でマイクロチップ製品を使用することになります。こうした手法を使用した人は、ほとん どの場合、知的財産権の侵害となります。 • マイクロチップはコードの統合性に関心をお持ちの顧客とは協働させていただきます。 • マイクロチップまたは他のセミコンダクターメーカーがコードの安全性を保証したものではありません。コード保護は製品保 護が「破られない」ということを保証するものではありません。 コード保護は常に進化します。マイクロチップは、当社製品のコード保護機能を継続的に改善することをお約束いたします。マクロ チップのコード保護機能を破ることは、デジタル・ミレニアム著作権法に違反します。こうした行為によるソフトウェアーや著作権 に関わる作品への不正アクセスがあった場合、同法に基づき賠償請求する権利があります。 本書の日本語版はユーザーの使用のために提供されます。 Microchip Technology Inc. とその子会社、関連会社、すべ ての取締役、役員、職員、代理人は翻訳の間違いにより起こ るいかなる責も負わないものとします。間違いが疑われる個 所については、Microchip Technology Inc. 発行のオリジナ ル文書を参照いただくようお奨めします。 本書に書かれているデバイスアプリケーション等に関する内 容は、参考情報に過ぎません。ご利用のアプリケーションが 仕様を満たしているかどうかについては、お客様の責任にお いて確認をお願いします。これらの情報の正確さ、またはこ れの情報の使用に関し、マイクロチップテクノロジーインク はいかなる表明と保証を行うものではなく、また、一切の責 任を負うものではありません。マイクロチップの明示的な書 面による承認なしに、生命維持装置あるいは生命安全用途に マイクロチップの製品を使用することはすべて購入者のリス クとし、また購入者はこれによって起きたあらゆる損害、ク レーム、訴訟、費用に関して、マイクロチップは擁護され、 免責され、損害をうけないことに同意するものとします。知 的財産権に基づくライセンスを暗示的に与えたものではあり ません。 商標 マイクロチップの名称とロゴ、マイクロチップのロゴ、 Accuron、dsPIC、KEELOQ、microID、MPLAB、PIC、 PICmicro、PICSTART、PRO MATE、PowerSmart、rfPIC、 SmartShunt は米国及び他の国々のにおいて、マイクロチッ プテクノロジーインク の登録商標です。 AmpLab、FilterLab、Migratable Memory、MXDEV、MXLAB、 PICMASTER、SEEVAL、SmartSensor、The Embedded Control Solutions Company は、米国においてマイクロチッ プテクノロジーインク の登録商標です。 Analog-for-the-Digital Age、Application Maestro、 dsPICDEM、dsPICDEM.net、dsPICworks、ECAN、 ECONOMONITOR、FanSense、FlexROM、fuzzyLAB、InCircuit Serial Programming、ICSP、ICEPIC、Linear Active Thermistor、MPASM、MPLIB、MPLINK、MPSIM、PICkit、 PICDEM、PICDEM.net、PICLAB、PICtail、PowerCal、 Powerlnfo、PowerMate、PowerTool、rfLAB、rfPICDEM、 Select Mode、Smart Serial、SmartTel、Total Endurance、 UNI/O、WiperLock、及び Zena は、米国及び他の国々のにお いて、マイクロチップテクノロジーインク の登録商標とで す。 SQTP は米国においてマイクロチップテクノロジーインクの サービスマークです。 本書に記載された上記以外の商標は、それぞれの会社の財産 です。 著作権。 © 2006 年マイクロチップテクノロジーインク、米 国で印刷。無断複写・転載を禁じます。 再生紙を使用。 マイクロチップは、1OS/TS-16949 を受けました。本社、アリゾナ 州チャンドラーとテンペとカリフォルニア州マウンテンビューにあ るデザイン及びウエハー施設に対する 2003 年 10 月品質システム認 証です。弊社の品質システムプロセスと手続きは、PICmicro® 8-bit MCUs、KEELOQ® コードホッピングデバイス、シリアル EEPROMs、 マイクロペリフェラル、非揮発性メモリーとアナログ製品を対象と しています。更に、開発システムの設計及び製造に関するマイクロ チップの品質システムは、2000 年に ISO9001 の認証を受けていま す。 DS51579B_JP-page ii © 2006 Microchip Technology Inc. MCP3551 PICtail™ Demo Board ユーザーガイド 目 次 序章 ................................................................................................................................. 1 第 1 章 . 製品概要............................................................ 5 1.1 序文 ................................................................................................................. 5 1.2 MCP3551 PICtail™ Demo Board とは何か ? ................................................. 5 1.3 MCP3551 PICtail™ Demo Board Kit に何が含まれているか ......................... 5 第 2 章 . インストールと使い方................................................ 7 2.1 序文 ................................................................................................................ 7 2.2 特徴 ................................................................................................................ 7 2.3 まず始めに ..................................................................................................... 8 2.4 MCP3551 PICtail™ Demo Board の説明 ....................................................... 8 付録 A. 回路図とレイアウト図 ..................................................................................... 13 A.1 序文 .............................................................................................................. 13 A.2 ボード回路図 .............................................................................................. 14 A.3 ボード – 部品面 + シルク印刷 ..................................................................... 15 A.4 ボード – はんだ面 ...................................................................................... 16 付録 B. 部品表 (BOM) ................................................................................................... 17 全世界の販売及びサービス拠点 .................................................................................... 20 © 2006 Microchip Technology Inc. DS51579B_JP-page iii MCP3551 PICtail™ Demo Board ユーザーガイド NOTES: DS51579B_JP-page iv © 2006 Microchip Technology Inc. MCP3551 PICtail™ Demo Board ユーザーガイド 序章 顧客の皆様への注意 すべての文書には日付が記載されており、このマニュアルも例外ではありません。マイク ロチップ社のツールは顧客の皆様のニーズに応えるため日々進化を続けており、このマ ニュアル内のダイアログおよび / またはツールの説明も変更となる可能性があります。最 新のマニュアルは当社の Web サイト (www.microchip.com) で入手してください。 マニュアルは "DS" 番号で識別されます。この番号は各ページ下のページ数の前に記載さ れています。DS 番号の番号付けは "DSXXXXXA" となっており、"XXXXX" は文書番号、"A" は改訂番号となっています。 序文 本章には MCP3551 PICtail™ Demo Board を使う前に知っておくと有用な一般的 情報が含まれています。以下の項目が記述されています: ・ ・ ・ ・ ・ ・ 文書構成 本ガイドで使われている規約 推奨文献 マイクロチップウェブサイト 顧客サポート 改版履歴 文書構成 本文書は、ターゲットボードをエミュレートし、ファームウェアデバッグを行う 開発ツールとして MCP3551 PICtail™ Demo Board を使う方法について記述されて います。本マニュアルの構成は下記のようになっています: ・ 第 1 章“製品概要”− MCP3551 PICtail™ Demo Board の大切な情報があります。 ・ 第 2 章“インストールと使い方”− MCP3551 PICtail™ Demo Board を使い始め るときの使い方についてです。 ・ 付録 A“回路図とレイアウト図”− MCP3551 PICtail™ Demo Board の回路図とレ イアウト図を示します。 ・ 付録 B“部品表 (BOM)”− MCP3551 PICtail™ Demo Board を組み立てるための部 品リストです。 © 2006 Microchip Technology Inc. DS51579B_JP-page 1 MCP3551 PICtail™ Demo Board ユーザーガイド 本ガイドに使われている規約 本マニュアルでは下記の文書規約を使っています: 文書規約 記述 意味内容 例 Arial フォント : イタリック体 参考文献 MPLAB® IDE User’s Guide 強調部 ...is the only compiler... 先頭大文字 ウインドウ the Output window ダイアログ the Settings dialog メニュー選択 select Enable Programmer 引用符 ウィンドウかダイアログの項 “Save project before build” 目名 下線付きイタリック体と右山 メニューのパス File>Save 括弧 太字 ダイアログボタン Click OK タブ Click the Power tab 山括弧 < > 内文 キーボードのキー Press <Enter>, <F1> Courier New フォント : 普通の Courier New ソースコード例 #define START ファイル名 autoexec.bat ファイルのパス c:\mcc18\h キーワード _asm, _endasm, static コマンドラインのオプション -Opa+, -Opaビット値 0, 1 定数 0xFF, ‘A’ イタリック体 Courier New 変数引数 file.o, where file can be any valid filename 角括弧 [ ] オプション引数 mcc18 [options] file [options] 中括弧と縦棒文字 : { | } 排他選択の引数または OR 選 errorlevel {0|1} 択 省略 ... 繰り返し文の置き換え var_name [, var_name...] ユーザーが作成するコード部 void main (void) を表す { ... } 推奨文献 本ユーザーガイドは MCP3551 PICtail™ Demo Board の使い方について説明して います。下記のマイクロチップ社の文献が有益で補足参考資料として推奨されます。 MCP3550/1/3 Data Sheet, “Low-Power, Single-Channel 22-Bit Delta-Sigma ADCs” (DS21950) 本データシートは MCP3550/1/3 製品ファミリに関する詳細を提供します。 DS51579B_JP-page 2 © 2006 Microchip Technology Inc. マイクロチップウェブサイト マイクロチップ社はウェブサイト www.microchip.com にてオンラインサポートを 提供しています。このウェブサイトは顧客にファイルや情報を簡単に入手する手段 として使われています。お好きなインターネットブラウザでアクセスでき、ウェブ サイトには下記情報を含んでいます: ・ 製品サポート− データシートとエラッタ , アプリケーションノート , サンプル プログラム、設計資料、ユーザーガイド、ハードウェアサポート文書、最新のソ フトウェアリリースとソフトウェアファイル ・ 一般的な技術サポート− よくある質問 (FAQs), 技術サポート依頼、オンライン ディスカッショングループ、マイクロチップコンサルタントプログラムメンバー リスト ・ マイクロチップのビジネス− 製品選択、注文ガイド、最新のプレスリリース、 セミナとイベントのリスト、マイクロチップ販売オフィス、代理店と工場のリス ト 顧客サポート マイクロチップ製品のユーザーは、いくつかのチャネルで支援を受けられます: ・ 販売代理店か販売代理人 ・ 国内販売オフィス ・ フィールドアプリケーションエンジニア (FAE) ・ 技術サポート ・ 開発システム情報ライン 顧客はお近くの販売代理店かフィールドエンジニア (FAE) にサポートの依頼をし て下さい。国内販売オフィスも顧客のお役に立ちます。販売オフィスと所在のリス トが本文書の最後にあります。 技術サポートはウェブサイト http://support.microchip.com からご利用できます。 文書改版履歴 レビジョン B(2006 年 1 月) ・MCP3550/1/3 データシート改版による ・キットから付属の USB ケーブルを除外 レビジョン A (2005 年 9 月 ) ・ 本文書の初版発行 © 2006 Microchip Technology Inc. DS51579B_JP-page 3 MCP3551 PICtail™ Demo Board ユーザーガイド NOTES: DS51579B_JP-page 4 © 2006 Microchip Technology Inc. MCP3551 PICtail™ Demo Board ユーザーガイド 第 1 章 製品概要 1.1 序文 本章は MCP3551 PICtail™ Demo Board の概要を提供し、下記トピックスを含ん でいます: • MCP3551 PICtail™ Demo Board とは何か ? • MCP3551 PICtail™ Demo Board Kit には何を含んでいるか 1.2 MCP3551 PICtail Demo Board とは何か ? MCP3551 PICtail™ Demo Board によって、システム設計者は MCP3551 22 ビッ トデルタシグマ ADC の動作を評価できます。ボードは MCP3551 の低ノイズ環境で の性能をデモします。 1.3 MCP3551 PICtail Demo Board Kit には何を含んでいるか この MCP3551 PICtail™ Demo Board Kit には下記を含んでいます: • • • • MCP3551 PICtail™ Demo Board 一式 MCP3551 の性能を視覚化する DataView® ソフトウェア MCP3550/1/3 データシート ( 電子化版 CD) MCP3551 PICtail™ Demo Board ユーザーガイド ( 電子化版 CD) © 2006 Microchip Technology Inc. DS51579B_JP-page 5 MCP3551 PICtail™ Demo Board ユーザーガイド NOTES: DS51579B_JP-page 6 © 2006 Microchip Technology Inc. MCP3551 PICtail™ Demo Board ユーザーガイド 第 2章 2.1 インストールと使い方 序文 本章では、MCP3551 PICtail™ Demo Board のセットアップと運用について記述し ています。 MCP3551 PICtail™ Demo Board は、マイクロチップ社の MCP3551 22 ビット デルタシグマアナログディジタルコンバータ (ADC) の性能を、パソコン (PC) にイ ンストールした DataView® ソフトウェアを使ってデモするように設計されていま す。デモボードは、デモ用または評価用ファームウェアの開発を MPLAB® ICD 2, PICkit™ 1 Flash Starter Kit か、PICkit™ 2 Development Programmer を使って行うよ うになっています。 このデモボードは、ノイズを最小にしたプリント基板 (PCB) で、MCP3551 を評 価できるように設計されています。PCB レイアウトはできるだけ信号ノイズを減ら すように低ノイズ設計がなされていて、MCP3551 の 22 ビットの性能がデモできる ようになっています。 2.2 特徴 MCP3551 PICtail™ Demo Board は下記の特徴を持っています: • MCP3551 の能力をデモするための高精度可変抵抗が3個 • PC 接続用の USB インターフェース • DataView® ソフトウェアと通信するため、USB 付きの PIC18F4550 マイクロコン トローラ (MCU) をオンボード実装 • DataView によりデータログと見やすいフォーマットでの表示が可能 • PIC18F4550 MCU のプログラミング用に3種類のヘッダ/コネクタを用意し下記 のいずれも使用可能(回路図参照): - PICkit™ 1 Flash Starter Kit - PICkit™ 2 開発用プログラマ - MPLAB® ICD 2 ( デバッガ兼プログラマ ) © 2006 Microchip Technology Inc. DS51579B_JP-page 7 MCP3551 PICtail™ Demo Board ユーザーガイド 2.3 まず始めに MCP3551 PICtail™ Demo Board は、MCP3551 22 ビットデルタシグマ ADC 評価 用の、フル機能の組み立て試験済みボードです。ボードは MCP3551 に仮想のノイ ズの無いアナログ信号を供給し、DataView ソフトウェアを組み込んだ PC でデバイ スの能力を観測することができます。 下記がセットアップ手順です: 1. DataView ソフトウェアのインストール 2. ボードの電源は USB からか、5V 電源から供給できますので、USB ケーブル だけを接続するか、USB ケーブルと別の 5V 電源両方を接続します。 3. 電源投入すると、“Power” の LED (D1) が点灯し、同時に D4 ( 外部電源のとき ) または D7 (USB 電源のとき ) どちらかが 点灯します。 4. ドライバは最初にボードを接続したとき自動的にインストールされます。 5. DataView ソフトウェアを実行します。 VREF MPLAB® ICD 2 SMA USB 102-00076 PIC18F4550 SMA From VREF Z5 Open Z6 Open Z7 Open 10 kΩ 1Ω 注 : 抵抗は初期デモ用 のためだけ。センサー 評価のときは取り外さ なければならない。 2.4 Z4 VIN+ Open 10 kΩ 図 2-1: VREF VIN+ VIN- MCP3551 MCP3551 PICtail ェ Demo Board ブロック図 MCP3551 PICtail Demo Board の説明 2.4.1 1. 2. 3. 4. DS51579B_JP-page 8 メインボードの部品 PIC18F4550 MCU (U4). SMA コネクタ (J1 と J3). USB コネクタ (J4). PICkit™ 1 Flash Starter Kit (J2)ÅA PICkit™ 2 開発用プログラマ (J8)、MPLAB® ICD 2 (J5) 用コネクタ © 2006 Microchip Technology Inc. インストールと使い方 2.4.2 ハードウェア電源 ボードへの電力供給は USB ケーブルから直接行うか、セルフパワーでできます。 LED の D4 と D7 でどちらの供給方法か判ります。 USB 経由でボード電源を供給するときは、単に USB ケーブルを接続するだけで す。このときは D7 が点灯します。 セルフパワーの時は、5V 電源を電源端子に接続します。これで D4 が点灯します。 2.4.3 アナログ入力 デフォルトでは、VIN- を 0Ω の抵抗でグランドにショートすることで、アナログ 入力は VIN+ の分圧回路から供給されます。これらの部品は、初期状態ではデモ専用 としてボードにはんだ付けされていますが、MCP3551 の標準システムでは必要あり ません。これらの部品は、JPX 経由でセンサーの評価をするときには取り外して下 さい。 2.4.4 アナログ入力のカスタマイズ デモ用には入力の電圧は VIN+ の分圧回路で固定になっています。しかし、入力電 圧を変えて試してみたいときは、SMA コネクタ (J1 と J3) か 4 ピンヘッダ (J10) で できます。 いくつかの参照記号 (Zn) 部には、MCP3551 の評価用に必要な時、実装できるよ うになっています。:外部回路を Z1、Z2、Z3 に実装すると分圧器を構成します。 これらの部品は、カスタム回路と一緒に動作させるときには取り外す必要がありま す。その他全ての Zn 記号は実装不要です。 2.4.5 DataView® ソフトウェアを使って MCP3551 出力を観測する DataView ソフトウェアは、Windows® 2000 か Windows XP システム上で、 MCP3551 のディジタル出力をグラフィカル形式で表示します。22 ビットの値が USB ポート経由で PC に転送され、10 進数に変換後描画します。各計算ウィンドウ ( ヒ ストグラムや出力、補助 ) のサンプル数は、コンフィギュレーションダイアログボッ クスで設定することができます。データを表示するウィンドウは3種類あります。 2.4.5.1 出力ウィンドウ 出力ウィンドウ ( 図 2-2) は ADC 出力をスコープ描画で表示します。Y 軸は LSB ( デフォルト )、PPM、電圧のパーセンテージに設定できます。(図 2-5 参照) 2.4.5.2 ヒストグラムウィンドウ ヒストグラムウィンドウ ( 図 2-3) は、選択したサンプル数全体のばらつきを見る ことができるようにします。ヒストグラムの各箱が 1 LSB に相当し、この量が真の 出力ノイズ性能を表すことになります。 2.4.5.3 補助データスクリーン 補助データウィンドウ ( 図 2-4) は、平均 LSB とか、平均 PPM とか、サンプル数、 出力ノイズ RMS (PPM) などの計算した情報を表示します。 2.4.5.4 設定ウィンドウ 設定ウィンドウには設定と情報とを表示する3つのタブがあります。 Scope Plot タブは Y 軸の表示許可と単位の変更をします。X 軸は固定です。Y 軸 のデフォルトは最大 / 最小が ‘Auto’ で単位は LSB となっています。 A/D Device タブは (MCP3551) を使った ADC の表示をし、データ表示のサンプル レートの設定をします。最小値は ~90 ms なので注意。( さらなる情報は 第 2.4.6 章 “MCP3551 サンプルレートデモ”を参照 ) USB Device タブはボードとデバイスの情報を表示します。 © 2006 Microchip Technology Inc. DS51579B_JP-page 9 MCP3551 PICtail™ Demo Board ユーザーガイド DS51579B_JP-page 10 図 2-2: 出力ウィンドウ 図 2-3: ノイズヒストグラムウィンドウ © 2006 Microchip Technology Inc. インストールと使い方 図 2-4: 2.4.6 補助データウィンドウ MCP3551 サンプルレートデモ サンプルレートデモは、入力信号のポーリングとサンプリング時間の組み合わせ を使います。ソフトウェアの Play ボタンが押されると、PIC18F4550 が 10 ms ごと に CS を Low にして SDO/RDY ピンをサンプリングすることで、MCP3551 のレディ 状態をサンプリングします。デバイスがレディ(つまり変換が完了)になったら、 データがクロック出力されます。それ以外のときは CS を High にします。 Note: データが読み出されてから直ぐ CS がトグルされると、デバイスは単発変 換モードになります。 MCP3551 の変換時間は ~72 ms 程度で、レディ状態のサンプルは ~10 ms 間隔で すから、PC へのデータはおよそ 72 ms ±10 ms 毎に有効となります。しかし、USB のホストはボードのデータ引取りを 10 ms 間隔で行います。これは、このソフト ウェアの最短のサンプルレート ( サンプルレートの詳細は 第 2.4.5.4 章 “設定 ウィンドウ”を参照 ) が > 92 ms (or ~100 ms) であることを意味します。DataView ソ フトウェアが、これより短いサンプルレートに設定されると、データが繰り返され ることになり、ソフトウェアはデバイスの正しい動作を反映しないことになります。 変換時間と単発動作の詳細については MCP3550/1/3 Data Sheet (DS21950) を参照し て下さい。 © 2006 Microchip Technology Inc. DS51579B_JP-page 11 MCP3551 PICtail™ Demo Board ユーザーガイド 図 2-5: DS51579B_JP-page 12 設定ウィンドウダイアログ © 2006 Microchip Technology Inc. MCP3551 PICtail™ Demo Board ユーザーガイド 付録 A A.1 回路図とレイアウト図 序文 本付録には MCP3551 PICtail™ Demo Board の回路図とレイアウト図が含まれて います。 • ボード回路図 • ボード – 部品面 ( とシルクスクリーン ) • ボード – はんだ面 © 2006 Microchip Technology Inc. DS51579B_JP-page 13 MCP3551 PICtail™ Demo Board ユーザーガイド PIC® MCU POWER SUPPLIES – M ボード回路図 MCP3551 PICtail™ Demo Board A.2 ™ DS51579B_JP-page 14 © 2006 Microchip Technology Inc. 回路図とレイアウト図 A.3 ボード部品面 + シルクスクリーン MCP3551 PICtail™ Demo Bd. 102-00076 © 2006 Microchip Technology Inc. DS51579B_JP-page 15 MCP3551 PICtail™ Demo Board ユーザーガイド A.4 ボードはんだ面 DS51579B_JP-page 16 © 2006 Microchip Technology Inc. MCP3551 PICtail™ Demo Board ユーザーガイド 付録 B 部品表 (BOM) 表 B-1: Qty 1 部品表 (BOM) Reference C4 Description Manufacturer コンデンサ 10000 PF 50V セラミック X7R 0805 Kemet Electronics® Part Number C0805C103K5RACTU 2 C5,C8 コンデンサ セラミック 10 µF 6.3V X5R 0805 Panasonic® 2 C6,C11 コンデンサ 1.0 µF 10V セラミック X7R 0805 Kemet Electronics C0805C105K8RACTU 6 C7,C9,C10,C15, コンデンサ .1 µF 25V セラミック X7R 0805 C30,C31 Panasonic - ECG ECJ-2VB1E104K 3 C12,C13,C14 10 µF/16V 電解コンデンサ SMT Value-Pro SE10/16 - ECG ECJ-CV50J106M 2 C16,C17 コンデンサ 22 PF 50V チップセラミック 0805 SMD Panasonic - ECG ECJ-2VC1H220J 1 C18 コンデンサ .22 µF 16V セラミック Y5V 0805 Panasonic - ECG ECJ-2VF1C224Z 11 C19,C20,C21, C22,C23,C24, C25,C26,C27, C28,C29 — — 1 D1 LED 2.8X3.2 mm 635NM 赤クリア SMD Lumex® Opto/Components Inc SML-LX2832IC-TR 2 D1,D4,D7 LED 赤クリア 0805 SMD Lite-On Trading USA Inc. LTST-C170CKT 2 D5,D6 ショットキーダイオード 20V 1A DO-41 Diodes Inc 1N5817-T 2 J1,J3 SMA PCB Jack Value-Pro 901-144-8-RFX HDR1X14 "未使用" コネクタヘッダ 14POS .100 VERT TIN Molex®/Waldom® 22-28-4141 4 J2,J6,J7,J9 実装なし " 未使用 " Electronics Corp 1 J4 USB コネクタ RTANG B タイプメス PCB Assmann Electronics, Inc AU-Y1007 1 J5 モジュラーコネクタ 6 極6芯 R/A PCB 50 AU AMP/Tyco Electronics 520470-3 1 J8 6 PIN SIP — — 1 J10 HDR1X4 — — Steward® HZ0805E601R-00 — — " 未使用 " " 未使用 " フェライト 500 MA 600 OHM 0805 SMD 1 L1 16 R16,R17,R24, R26,R27,R28, R29,R30,R31, R32,R33,R34, Z4,Z5,Z6,Z7 3 R4,R18,R20 抵抗 100Ω 1/10W 1% 0805 SMD Panasonic - ECG ERJ-6ENF1000V 2 R15,R35 抵抗 1.00KΩ 1/10W 1% 0805 SMD Panasonic - ECG ERJ-6ENF1001V 4 R19,R25,R50, R52 抵抗 475Ω 1/10W 1% 0805 SMD Panasonic - ECG ERJ-6ENF4750V 4 R23,R53,Z1,Z2 抵抗 10.0KΩ 1/10W 1% 0805 SMD Panasonic - ECG ERJ-6ENF1002V 1 R49 抵抗 33.2KΩ 1/10W 1% 0805 SMD Panasonic - ECG ERJ-6ENF3322V 1 R51 抵抗 100KΩ 1/10W 1% 0805 SMD Panasonic - ECG ERJ-6ENF1003V 1 R54 抵抗 4.75KΩ 1/10W 1% 0805 SMD Panasonic - ECG ERJ-6ENF4751V 2 TP1,TP2 テストピン PC MINIATURE SMT Keystone Electronics® 5015 実装なし © 2006 Microchip Technology Inc. DS51579B_JP-page 17 MCP3551 PICtail™ Demo Board ユーザーガイド 表 B-1: Qty 部品表 (BOM) (CONTINUED) Reference Description Manufacturer Part Number 1 U1 MCP3551_MSOP Microchip Technology Inc. MCP3551-E/MS 1 U2 LM4140 IC 電圧標準 IC 8-SOIC National Semiconductor™ LM4140CCM-4.1 1 U4 PIC18F4550 Microchip Technology Inc. 1 U5 MCP3551_MSOP 1 U34 1 1 " 未使用 " Microchip Technology Inc. MCP3551-E/MS (NDS352P) MOSFET P-CH -20V .5 Ω SSOT3 Fairchild® Semiconductor NDS352P Y1 クリスタル 20 MHZ METAL CASE SMD Connor-Winfield XM-1-20.0000 Z3 抵抗 0.0Ω 1/8W 5% 0805 SMD Panasonic - ECG ERJ-6GEY0R00V DS51579B_JP-page 18 © 2006 Microchip Technology Inc. 部品表 (BOM) NOTES: © 2006 Microchip Technology Inc. DS51579B_JP-page 19 全世界の販売及びサービス拠点 AMERICAS ASIA/PACIFIC ASIA/PACIFIC EUROPE Corporate Office 2355 West Chandler Blvd. Chandler, AZ 85224-6199 Tel: 480-792-7200 Fax: 480-792-7277 Technical Support: http://support.microchip.com Web Address: www.microchip.com Australia - Sydney Tel: 61-2-9868-6733 Fax: 61-2-9868-6755 India - Bangalore Tel: 91-80-4182-8400 Fax: 91-80-4182-8422 China - Beijing Tel: 86-10-8528-2100 Fax: 86-10-8528-2104 India - New Delhi Tel: 91-11-5160-8631 Fax: 91-11-5160-8632 Austria - Wels Tel: 43-7242-2244-399 Fax: 43-7242-2244-393 Denmark - Copenhagen Tel: 45-4450-2828 Fax: 45-4485-2829 China - Chengdu Tel: 86-28-8676-6200 Fax: 86-28-8676-6599 India - Pune Tel: 91-20-2566-1512 Fax: 91-20-2566-1513 France - Paris Tel: 33-1-69-53-63-20 Fax: 33-1-69-30-90-79 China - Fuzhou Tel: 86-591-8750-3506 Fax: 86-591-8750-3521 Japan - Yokohama Tel: 81-45-471- 6166 Fax: 81-45-471-6122 Germany - Munich Tel: 49-89-627-144-0 Fax: 49-89-627-144-44 China - Hong Kong SAR Tel: 852-2401-1200 Fax: 852-2401-3431 Korea - Gumi Tel: 82-54-473-4301 Fax: 82-54-473-4302 China - Qingdao Tel: 86-532-8502-7355 Fax: 86-532-8502-7205 Korea - Seoul Tel: 82-2-554-7200 Fax: 82-2-558-5932 or 82-2-558-5934 Atlanta Alpharetta, GA Tel: 770-640-0034 Fax: 770-640-0307 Boston Westborough, MA Tel: 774-760-0087 Fax: 774-760-0088 Chicago Itasca, IL Tel: 630-285-0071 Fax: 630-285-0075 Dallas Addison, TX Tel: 972-818-7423 Fax: 972-818-2924 Detroit Farmington Hills, MI Tel: 248-538-2250 Fax: 248-538-2260 Kokomo Kokomo, IN Tel: 765-864-8360 Fax: 765-864-8387 Los Angeles Mission Viejo, CA Tel: 949-462-9523 Fax: 949-462-9608 San Jose Mountain View, CA Tel: 650-215-1444 Fax: 650-961-0286 China - Shanghai Tel: 86-21-5407-5533 Fax: 86-21-5407-5066 China - Shenyang Tel: 86-24-2334-2829 Fax: 86-24-2334-2393 China - Shenzhen Tel: 86-755-8203-2660 Fax: 86-755-8203-1760 China - Shunde Tel: 86-757-2839-5507 Fax: 86-757-2839-5571 China - Wuhan Tel: 86-27-5980-5300 Fax: 86-27-5980-5118 China - Xian Tel: 86-29-8833-7250 Fax: 86-29-8833-7256 Malaysia - Penang Tel: 60-4-646-8870 Fax: 60-4-646-5086 Philippines - Manila Tel: 63-2-634-9065 Fax: 63-2-634-9069 Italy - Milan Tel: 39-0331-742611 Fax: 39-0331-466781 Netherlands - Drunen Tel: 31-416-690399 Fax: 31-416-690340 Spain - Madrid Tel: 34-91-708-08-90 Fax: 34-91-708-08-91 UK - Wokingham Tel: 44-118-921-5869 Fax: 44-118-921-5820 Singapore Tel: 65-6334-8870 Fax: 65-6334-8850 Taiwan - Hsin Chu Tel: 886-3-572-9526 Fax: 886-3-572-6459 Taiwan - Kaohsiung Tel: 886-7-536-4818 Fax: 886-7-536-4803 Taiwan - Taipei Tel: 886-2-2500-6610 Fax: 886-2-2508-0102 Thailand - Bangkok Tel: 66-2-694-1351 Fax: 66-2-694-1350 Toronto Mississauga, Ontario, Canada Tel: 905-673-0699 Fax: 905-673-6509 DS51579B_JP-page 20 © 2006 Microchip Technology Inc.
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