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合わせ名人 2 マニュアル
4. 基本操作とラベルの作成
●操作説明の前に
①ディスプレイのカラーモードについて
「合わせ名人 2」のプログラムに搭載されている画像データは、印刷時の品質を上げるために、
256 色を超える色数を使用したものが多く搭載されています。そのため、お客様のディスプレ
イのカラーモードが 256 色以下に設定されている場合、画像の色が変色してしまうことがあり
ます。正常に表示させるにはディスプレイのカラーモードを High Color(16 ビット)以上に設
定してください。
②オブジェクトとは
これから説明する文中に「オブジェクト」と言う言葉が頻繁にでてきますが、これは、当ソフ
ト内でラベル面に貼り付けた各部品のことを示します。
当ソフト内で扱えるオブジェクトは、「選択」「文字」「図形(四角/楕円)」「線」「画像」「ナンバリ
ング」「差込」の8つです。
4.1 プログラムの起動
それではまず、プログラムを起動します。
Windows のスタートメニューの<プログラム>から「コクヨ 合わせ名人 2」を選択します。
4.2 新規作成
タイトル画面が表示され、次のメニュー画面が表示されます。
新しくファイルを作成する場合には[新規に作成する]を。作成済みのファイルを開く場合には[既
存ファイルを開く]を選択します。ここでは、[新規に作成する]を選択し、[OK]ボタンをクリッ
クします。
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4.3 用紙設定
用紙設定ダイアログが表示されました。それではここで用紙設定の選択方法について説明します。
■操作手順
①[品番検索]・[用紙グループ選択]
用紙を選択する際は、お持ちの品番を入力して[検索]ボタンをクリックして探すか、登録され
た用紙は[用紙名で選択]と[用途で選択]に分類されていますので、どちらかにチェックを付け、
下のリストから目的の用紙ジャンルを選択して探してください。
②[品番・面付け数]
目的の品番・面付け数の用紙を選択してください。
③[用紙情報]
選択した用紙の細かい情報(サイズや面付け、ラベルサイズなど)が表示されますので、用紙を
選択する際の目安としてください。
④[用紙方向]
使用する用紙の方向を選択してください。(用紙イメージが変更します)
⑤[デザイン]
目的に合わせて全ラベル同一かラベル別デザインかを選択して下さい。
●全ラベル同一/1面のラベルデザインを作成するだけで、シート上のすべてのラベルに同一
のデザインを配置します。
●ラベル別デザイン/すべてのラベル面に異なるデザインを配置することができます。
注意:品番検索がうまくいかない場合は、色名などを示すアルファベット(B,G,R,T など)を省略
してお試しください。
⑥右下の[OK]ボタンをクリックすれば、以下のようにメイン画面(デザイン表示)が表示されます。
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■仮想線の見方・利用法
上記の手順でご使用になる用紙を選択していただきました。
用紙設定ダイアログ中で各用紙を選択すると、点線やグレーの枠などが表示されるものがあります。
これは実際の用紙に切り取り線・折れ線や印刷された枠などがある用紙のみ表示されます。
それらの用紙を選択してデザイン画面に切り替えると上図のように表示されます。点線は「切り取
り線」。一点破線は「折れ線」。グレー枠は「用紙に印刷された枠や実際に印字できないエリア」
をあらわします。
4.4 一片表示とシート全体表示
「基本書式ツールバー」から一片表示とシート全体表示の切替えが行えます。「一片表示画面」とは、
一片表示画面
シート全体表示画面
一片のラベル面にデザイン(様々なオブジェクトを貼りつけてレイアウトする)を作成する画面で、
「シート全体表示画面」とはデザイン後にシート全体を表示する画面です。
<<シート全体表示画面上での機能>>
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●一片表示ラベルの切替え (ラベル別デザイン選択時)
表示ラベルの切替えをするには、シート全体表示画面から選択したいラベル面をダブルクリック
するか、あるいはラベル面をクリック(黄色い枠がつく)した後一片表示ボタンをクリックして切
替えます
●ラベル面のコピー機能(ラベル別デザイン選択時)
シート全体表示画面で、デザインされたラベル面をコピーしたいラベル面にドラッグするだけで簡
単にコピーすることができます。
4.5 ラベル柄の設定【注:この機能は簡易版にはありません】
当ソフトには、選択したラベル面に対して「柄」を貼り付けることができる[ラベル柄]機能があり
す。
■操作手順
①メニューバーの<オブジェクト><ラベル柄>を選択してください。
②[ラベル柄設定]ダイアログが開きました。まだラベル柄を選択していませんので、[ラベル柄画
像]には「なし」と言う文字が表示されています。
<<[ラベル柄設定]画面のボタンや機能>>
●[読込]ボタン
ラベル柄画像を選択するダイアログを呼び出します。
●[削除]ボタン
指定されているラベル柄を削除します。(ラベル柄設定の解除)
●[画像保存]
次の画像一覧ダイアログから取り込んだ画像、スキャナ・デジタルカメラから取り込んだ画像を
指定された場所へ保存します。
●[印刷しない]チェックボックス
このチェックを付けておくと、ラベル柄を指定しても印刷されません。レイアウトの目安にな
るような柄を貼り付けた場合に使用します。
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③[ラベル柄設定]ダイアログの[読込]ボタンをクリックしてください。
④[画像一覧]ダイアログが表示されました。
<<[画像一覧]画面のボタンや機能>>
●[イメージ]タブ
当ソフトに搭載されているラベル柄画像が一覧できます。
●[カラー]タブ
単一の色を柄として使用する場合に選択します。
●[他フォルダ]タブ
当ソフトに搭載されているもの以外の画像データを指定する際に、ドライブやフォルダを指定
して貼り付けたい画像を選択します。
●[スキャナ読込]ボタン
TWAIN32 に対応した入力機器(スキャナ/デジタルカメラ)からのデータ読込が直接行えます。
⑤お好みの柄をクリックし、[貼り付け]ボタンを押してください。
例えば、ここでは<B_005.BMP>の柄をクリックしてみます。
⑥先ほどの[ラベル柄設定]画面に戻ると、[ラベル柄画像]には選択された画像が表示されています
ので、そのまま[OK]ボタンをクリックしてください。画面上のラベル面に選択した柄が貼り付
きました。
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4.6 文字オブジェクトの作成
文字を入力し[文字オブジェクト]を作成する方法を説明します。
■操作手順
①オブジェクトツールバーの[文字]アイコンをクリックし、ラベル面上で適当な文字エリアをマウ
スをドラッグさせて指定してください。
②マウスの左ボタンを放すと、テキストボックスが表示されます。
③入力カーソルが点滅していますので、文字を入力してください。
④入力が完了しましたら、ラベル面の上でクリックするか、[Esc]キーを押してください。文字が
確定しラベル面に貼りつきました。
作成した文字オブジェクトをもう一度選択します。ラベル面上の文字オブジェクトをクリックして
ください。周囲に■が付きました。
この状態を「オブジェクトが選択された状態」と言い、■で囲まれたエリアをオブジェクトサイズと
言います。(注:通常の文字オブジェクトの場合、文字の大きさとオブジェクトサイズは異なりま
す)
⑤入力した文字を変更するには、「オブジェクトが選択された状態」にし、更にもう一度クリックす
ると先ほどのテキストボックスが表示されます。この状態で既に入力された文字列を変更してく
ださい。
4.7 文字の設定
フォント種類変更ボックス
サイズ変更ボックス
文字の整列(左から左寄せ・中
央寄せ・右寄せ・均等)
文字サイズ優先
文 字 スタ イル (左か ら太 字・斜
体・下線)
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枠サイズ優先
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文字オブジェクトの各種設定機能について説明します。文字オブジェクトに対する設定は、上図の
「基本書式ツールバー」から行うものと、作成した文字オブジェクトの設定画面を開いて行うものが
あります。前ページ図の各種設定は以下の通りです。
<<書式バーのボタンや機能>>
●フォントの種類とサイズの変更
[基本書式ツールバー]の一番左にあるリストボックスに表示されているのが現在のフォントで
す。フォントの変更はこのリストボックスより行うことができます。また、その隣にある小さ
なリストボックスがフォントサイズを変更するボックスです。通常「10」ポイントが選択され
ています。ボックスからサイズを選択することもできますが、キーボードで数字を入力してサ
イズを指定することもできます。(サイズは1∼72 ポイントまで)
●文字サイズ優先モードと枠サイズ優先モード
文字オブジェクトには文字サイズ優先モード(文字のポイントや縦横のサイズを優先)と枠サイ
ズ優先モード(オブジェクト枠に文字サイズを合わせる)があります。文字オブジェクトを作成
後、ボタンによって切り替えることができます。
●文字の整列
文字オブジェクト内の行を自動的に整列させます。均等配置はオブジェクトサイズ内に文字間
を均等に空けて配置します。
●文字のスタイル
左からボールド(太文字)。イタリック(斜体文字)。アンダーライン(下線付文字)に変更します。
◆貼りつけた文字オブジェクトの設定
作成された文字オブジェクトをダブルクリックするか、マウスの右ボタンでクリックし、ポップア
ップメニューから[編集]を選択してください。以下のダイアログが表示されます。
<<文字設定画面のボタンや機能>>
●[文字設定]タブ
作成した文字オブジェクトのフォントやサイズ。モード縦書き、整列、色、回転などが設定で
きます。
●[文字余白/丸み]タブ
文字を中心に周囲につける枠の大きさを設定します。また、その枠に線を付けることもできま
す。
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●[塗り込み/枠線]タブ
文字の周囲の枠の太さや色。グラデーションを設定できます。
●[文字再編集]タブ
入力した文字の修正や変更ができます。
●[位置/サイズ]タブ
ラベル面のどの位置にオブジェクトを置くかを数値で指定できます。また、オブジェクトサイ
ズを指定できます。
これらの設定を行うことで、文字オブジェクトにたいして細かい設定ができます。
4.8 四角・楕円・線オブジェクトの作成
■操作手順
(四角・楕円オブジェクトを描く方法)
①文字オブジェクト同様、オブジェクトツールバーから[四角・楕円]のいずれかのボタンをクリッ
クします。
②ラベル面の上で適当な大きさのエリアを指定します。楕円や四角が描かれます。
また、拡張機能としてエリアを指定する際にキーボードの「Shift」キーを押しながら描くと四角の
場合には、正四角形。楕円の場合には正円が描けます。一度描いてしまった図形の大きさを変更す
る場合にも、このキー操作を使用することができます。
■操作手順(線オブジェクトを描く方法)
①オブジェクトツールバーの[線]のボタンをクリックします。
②ラベル面の上で線の始点で左ボタンを押して、そのままドラッグし、終点で左ボタンを離します。
指定した始点・終点を結ぶ直線が描かれます。
線の拡張機能は図形同様、キーボードの「Shift」で指定します。「Shift」キーを押しながら線を指定
するとマウスの位置によって水平・垂直・45度線に切り替わります。
◆貼りつけた四角オブジェクトの設定
作成した四角オブジェクトをダブルクリックするか、マウスの右ボタンでクリックし、ポップアッ
プメニューから[編集]を選択してください。以下のダイアログが表示されます。
<<四角・楕円・線の設定画面内のボタンや機能>>
●[塗り込み/枠線]タブ
作成した四角オブジェクトの塗り込み(単一色、グラデーション)やブラシパターン、枠線の線
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種や太さが設定できます。
●[丸み]タブ
作成した四角オブジェクトの角を値によって丸めます。
●[位置/サイズ]タブ
ラベル面のどの位置にオブジェクトを置くかを数値で指定できます。また、オブジェクトサイ
ズを指定できます。
楕円・線オブジェクトも同様に行うことで、細かい設定ができます。
4.9 画像オブジェクトの作成【※注:「簡易版」には「イラスト」「マ
ーク」「アイキャッチ」は含まれておりません】
ここではラベル面に画像データを貼りつける方法について説明します。
当ソフトで対応している画像形式はBMP/TIF/JPG/GIF/WMF/EMFの6種類
です。搭載されている画像(イラストやマーク)はEMF形式(ベクター)のものとBMP形式(ラス
ター)のものがあり、ラベル面に柄を指定した場合や他のオブジェクトと重ねあわせて使用する場
合には「EMF形式」のものを使用するとイラストの輪郭に沿ってきれいに重ねあわせることがで
きます。画像データは次の手順で貼りつけてください。
■操作手順(搭載されている画像データを貼りつける)
①オブジェクトツールバーの[画像]ボタンをクリックします。
②ラベル面に画像を貼りつけたいエリアをマウスドラッグで指定します。
③[画像一覧]画面が開きますので、貼りつけたいカテゴリーのタブ(イラスト・マーク・アイキャ
ッチのいずれか)をクリックしてください。
④下図のように収録されている画像が一覧できます。(※注:「簡易版」には「イラスト」「マー
ク」「アイキャッチ」は含まれておりません)お好みのものを選択し[貼り付け]ボタンを押して
ください。指定したエリアに画像が貼りつきました。
■操作手順(他のドライブやフォルダから画像データを貼りつける)
①②は前項と同様
③[画像一覧]画面が開きますので、[他フォルダ]タブをクリックし、左枠から貼りつけたい画像が
収納されているドライブやフォルダを指定します。
④収納されているドライブやフォルダを選択すると、以下のようにそのフォルダ内にある当ソフト
で貼りつけ可能な形式(前述)の画像が一覧されます。
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注意:画像データのサイズが大きい場合、表示速度が著しく遅くなることがあります。
■操作手順(スキャナやデジタルカメラで撮った画像を貼りつける)
①②は前項と同様
③[画像一覧]画面が開きますので、[スキャナ読込]ボタンをクリックします。
④以下の画面が開きますので、リストボックスから入力機器を選択し、[読み込み]ボタンをクリッ
クします。
リストボックスから入力する機器を選択
⑤読み込み専用ユーティリティが起動しますので、専用ソフトの操作方法に従って作業を行ってく
ださい。
■操作手順(お客様が登録された画像を貼りつける)
当ソフトには、お客様がスキャナやデジタルカメラ、他ソフトからのコピー&ペーストで取り込ん
だ画像をユーザー画像として登録する機能があります。登録した画像は画像ダイアログの[ユーザ
ー登録]タブ内に登録されますので、再利用する時には、通常の貼りつけと同様に、このタブから
選択して利用することができます。
◆貼りつけた画像オブジェクトの設定
作成された画像オブジェクトをダブルクリックするか、マウスの右ボタンでクリックし、ポップア
ップメニューから[編集]を選択してください。以下のダイアログが表示されます。
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<<画像設定画面内のボタンや機能>>
●[画像設定]タブ
貼りつけた画像オブジェクトの種類やサイズ情報、背景色の有無などを設定でき、ファイル保
存や画像の再選択ができます。
●[位置/サイズ]タブ
ラベル面のどの位置にオブジェクトを置くかを数値で指定できます。また、オブジェクトサイ
ズを指定できます。
4.10 ナンバリングオブジェクトの作成(全ラベル同一選択時のみ)
作成したラベル面にナンバーを付ける機能として「ナンバリング機能」を搭載しております。同じ
ラベルを複数枚印刷する時や宛名ラベルの整理番号などに使用すると印刷後の整理に便利です。ま
た、ナンバリング機能には「日付ナンバリング機能」も含まれており、そのラベルを印刷した日時
を自動的に印字することができます。
■操作手順
①オブジェクトツールバーの[ナンバリング]ボタンをクリックします。
②ラベル面にナンバーを表示したいエリアをマウスドラッグで指定します。
③以下のように[ナンバリング設定]画面が開きますので、ナンバリングの各書式を入力します。
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<<ナンバリング画面内のボタンや機能>>
●ナンバリングの書式[桁数]
数字部分の総桁数を入力します。
●ナンバリングの書式[カンマ区切り]
「あり」にチェックを付けると、数字の右から 3 桁毎に「,」を付けます。
●ナンバリングの書式[0埋め]
「あり」にチェックを付けると、指定桁数分を「0」で埋めます。
●[初期値/増分]
初期値は数字部分の始まりの値を、増分はいくつずつ数値が増えていくのかを指定できます。
●[前文字/後文字]
数字部分の前後に固定の文字列を付加できます。
●[サンプル]
現在設定されている書式がプレビューとして表示されます。
●[日付・時刻スタンプ]タブ
リストボックスから使用する書式を選択します。
◆貼りつけたナンバリングオブジェクトの設定
作成されたナンバリングオブジェクトをダブルクリックするか、マウスの右ボタンでクリックし、
ポップアップメニューから[編集]を選択してください。以下の画面が表示されます。
<<ナンバリング設定画面内のボタンや機能>>
●[ナンバリング]タブ
現在の書式がサンプルとして表示されています。また、[再指定]ボタンをクリックすることに
より、設定画面が表示され再度指定が行えます。
●以降のタブは文字オブジェクトと同様です。
注意:複数シート分作成する場合は、2 シート目以降、ラベル片の数に合わせて初期値を設定して
ください。
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4.11 差込オブジェクトの作成(全ラベル同一選択時のみ)
ラベル面に MS-Excel,Access95/97/2000/2002 で作成したデータや CSV/TXT データを項目として貼
りつけることができる「差込オブジェクト」について説明します。
注意:MS-Excel,Access95/97/2000/2002 のデータファイルを利用するためには、お客様の環境に
MS-Excel,Access95/97/2000/2002 がインストールされていなければなりません。これらのソ
フトウェアがインストールされていないパソコンでは、この機能は正常に動作しません。
また、一枚のラベルシートに対して複数のデータベースは差し込むことはできませんので、
常に1ファイルにひとつのデータベースファイルでご使用ください。
■操作手順(差込オブジェクトの作成)
①オブジェクトツールバーの[差込]ボタンをクリックします。
②次のようなダイアログが表示されますので、これから差し込むデータの種類を指定し、[参照]
ボタンよりそのファイル(TEXT/DBASE/PARADOX の場合にはフォルダ)を指定してください。
③指定できましたら、[OK]ボタンをクリックします。次のような画面が開きました。
④[差込対象テーブル]には指定したファイル内のテーブル(Access)、シート(Excel)またはファイ
ル(TEXT/DBASE/PARADOX では指定したフォルダ内の全ファイルを取得)がそれぞれ表示されま
すので、今回差込みを行うテーブルを選択してください。
⑤項目の並べ替えを行う場合には[並べ替え]ボタンを、差し込むデータの内容を確認するためには
[プレビュー]ボタンをクリックします。
⑥[OK]ボタンをクリックしてください。
⑦画面がデザイン表示に切り替わります。オブジェクトツールバーの[差込]ボタンがおされている
ことを確認して、貼りつけたいエリアをマウスドラッグで指定してください。
→
⑧次のような項目を選択するダイアログが表示されます。貼りつけたい項目を選択して[OK]ボタ
ンをクリックしてください。
注意:項目がうまく表示されていない場合は、差込みを行うデータベースの 1 行目にセル毎に項目
が正しく並べられているか、セルの連結をしていないかなどをご確認ください。
= 23 =
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⑨ラベル面に指定した項目の一件目のデータが貼りつきました。
⑩複数の項目を貼りつける場合には、再度オブジェクトツールバーの[差込]ボタンをクリックし、
⑦∼⑨の作業を繰り返してください。
◆差込オプション指定
⑧の時点で開いた、上図ダイアログ中の[差込オプション指定]にチェックを付けると、以下のよう
なダイアログに切り替わり、差し込む項目を加工したり、住所項目から「郵便局カスタマバーコー
ド」を自動生成したりすることができます。
= 24 =
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<<オプション項目画面内のボタンや機能>>
●[姓・名項目の連結]
名前の項目が「姓」と「名」に別れている場合、[姓フィールド]と[名フィールド]にそれぞれの
項目を指定して、ひとつの文字列に連結します。また、「姓」と「名」の間にスペースを指定し
たり、敬称を自動的に付加したりすることも可能です。
●[住所などの項目の連結]
住所などが「都道府県」「住所1」「住所 2」などに別れている場合、それらをひとつの文字列
に連結できます。また、連結時に[1行にする]または[フィールドごとに行を分ける]のいずれか
を選択することもできます。
●[郵便番号の表記]
ハガキなどのように郵便番号枠が既に印刷されている場合、7桁の郵便番号を前3桁、後4桁に
分割することで、枠内へきちんと印字することができます。このオプションでは郵便番号を前後
に分けたり、「〒」マークや「−」などの有無を設定できます。
●[項目の前後に固定文字を付加]
金額や名前など選択した項目の前後に「¥」や「円」、「標準価格」「(税別)」、「様」「御中」な
ど固定の文字列を付加することができます。
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●[郵便局カスタマバーコード]
住所項目と郵便番号項目から「郵便番号カスタマバーコード」を自動生成します。郵便番号項目
を指定し、該当する住所項目を順番にすべて選択してください。
注意:郵便番号カスタマバーコードは郵便番号項目内のデータが「7桁」でないと生成されません。
◆表示レコードの切替え
ラベル面に貼りつけた時に最初に表示されるのは、差し込まれたデータの「1件目」です。表示さ
れるレコードを切り替えるには基本書式ツールバーの[表示レコード切替え]ボックスの値を変更
することにより行います。
ボ ッ ク ス 内の値 を キ ー ボ ー ド から 入 力す る
か、 ボッ ク ス右側の▲▼ボタ ン で 表示さ れて
いる レ コ ード を 切り 替え る こ と がで き ま す。
4.12 オブジェクトの選択・移動と削除
◆オブジェクトの選択
●マウスでオブジェクトをクリックすると周囲に黒い点(四角)がつきます。この状態をオブジェク
トが選択された状態といいます。
●複数のオブジェクトを同時に選択するには、マウスのドラッグで複数オブジェクトの全部または
一部が含まれるような範囲を指定するか、[Shift]キーを押しながら複数のオブジェクトをクリ
ックして行います。
◆オブジェクトの移動
●オブジェクト上でマウスの左ボタンを押しながらドラッグする。
●オブジェクトを選択状態にして、キーボードの矢印キー(←/↑/→/)を押して移動する。この
時の移動単位は1mmです。[Shift]キーを押しながら矢印キーを押すと0.1mm単位で移動
ができます。
◆オブジェクトの削除
●オブジェクトを選択された状態にして、キーボードの[Del(Delete)]キーを押して削除する。
●オブジェクトを選択された状態にして、メニューの<編集><クリア>を選択し削除する。
4.13 オブジェクトの上層・下層
ラベル面に貼りつけたオブジェクトは、貼りつけた順番に重なっていきます。重なったオブジェク
トの順番を変更するには、まず重なり順を変えたいオブジェクトを選択された状態にし、メニュー
の<編集><上層へ移動>または<下層へ移動>をクリックします。
= 26 =
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4.14 オブジェクトの位置揃えとラベル面中央揃え
複数のオブジェクトの配置を自動的に揃える[位置揃え機能]とオブジェクトをラベル面に対して
中央に自動配置する[ラベル面中央揃え機能]について説明します。
■操作手順(位置揃え)
複数オブジェクトを選択状態にして、メニューバーの<オブジェクト>から<位置揃え>を選択し
下記のそれぞれを選びます。
●<左揃え>を選択した場合
●<右揃え>を選択した場合
●<上揃え>を選択した場合
●<下揃え>を選択した場合
●<水平等間隔>を選択した場合
●<垂直等間隔>を選択した場合
●<上下中央>を選択した場合
●<左右中央>を選択した場合
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合わせ名人 2 マニュアル
■操作手順(ラベル面中央揃え)
オブジェクトを選択状態にして、メニューバーの<オブジェクト>から<ラベル面中央揃え>を選
択し下記のそれぞれを選びます。
●上下中央:ラベル面の上下中央に選択されたオブジェクトを配置。
●左右中央:ラベル面の左右中央に選択されたオブジェクトを配置。
●上下左右:ラベル面の上下左右中央に選択されたオブジェクトを配置。
4.15 オブジェクトのグループ化
複数のオブジェクトを使用して作成した図などは、グループ化をすることにより移動時やレイアウ
ト作業を行う上で選択が楽になります。また、位置関係を変えたくない複数オブジェクトを扱う上
でも、グループ化機能はとても便利です。
■操作手順(グループ化)
①グルーピングしたいオブジェクトをすべて選択します。
②メニューバーから<オブジェクト><グループ化>を選択します。
■操作手順(グループ化の解除)
①グループ化されたオブジェクトを選択します。
②メニューバーから<オブジェクト><グループ解除>を選択します。
注意:グループ化されたオブジェクトは大きさや色などの設定ができません。グループ化する前に
各設定を行うか、グループ化を解除して設定の変更を行ってください。
4.16 グリッドとガイドバー
レイアウト時の補助線機能として利用できる[グリッド機能]と[ガイドバー機能]について説明し
ます。
◆グリッド機能
グリッド機能はラベル面に方眼を付ける機能です。
メニューバーから<表示><グリッド>を選択すると以下のような画面が表示されます。グリッ
ド機能は初期値では設定されていませんが、この画面で設定することにより使用することができ
ます。
= 28 =
合わせ名人 2 マニュアル
<<グリッドの設定画面内のボタンや機能>>
●[グリッドを表示]
グリッドの表示の有無を設定します。初期値では「表示しない」にチェックがついています。
●[グリッドに吸着]
「吸着する」にチェックをすると、下の[グリッド間隔]を元に引かれたグリッド線に、オブジ
ェクトを近づけると吸い付くようになります。複数オブジェクトの配置を揃える時に便利です。
●[グリッドスタイル]
グリッド線を「点」で表示するか「点線」で表示するかを設定します。
●[グリッド間隔]
グリッド間隔を0.01mm単位で設定できます。
◆ガイドバー機能
[ガイドバー機能]とは、任意に補助線をラベル面上に表示させる機能です。用途はグリッドと同様
に複数オブジェクトのレイアウト補助ですが、ガイドバーの方が簡単に使用でき、便利な機能です。
ガイドバーを表示させる方法には以下の2通りがあります。
■操作手順(ルーラーからの表示)
①メイン画面のルーラー(ものさし)部分をクリックし、ドラックするとガイドバーが表示されます。
(縦のガイドバーを表示するには横軸のルーラーを、横を表示するには縦軸のルーラーをクリッ
ク&ドラッグしてください)
②ガイドバーが表示されると、ルーラー上に赤い▼付きます。この▼をダブルクリックすると、以
下の画面が表示され、数値による正確なガイドバーの位置を設定できます。
■操作手順(ガイドバーボタンからの表示)
①ルーラーの縦軸と横軸の交差したところ(左上角)にある[ガイドバー設定]のボタンをクリック
するか、メニューの<表示>から<ガイドバー>を選択すると以下のダイアログが表示されます。
= 29 =
合わせ名人 2 マニュアル
<<ガイドバーの設定画面内のボタンや機能>>
●[水平・垂直]タブ
水平・垂直のいずれかを選択してガイドバーを設定します。
●[追加]ボタン
上部のボックスにガイドバーの位置を入力し、このボタンをクリックすると下部のリストに登
録されます。この作業を繰り返すことにより、複数のガイドバーを一度に設定できます。
●[削除]ボタン
リストに登録された数値を選択し、このボタンを押すとその値が削除されます。
●[すべて削除]ボタン
登録されているガイドバーのすべてを削除します。
●[ガイドバーに吸着]チェックボックス
グリッドと同様、設定したガイドバーにオブジェクトが吸着します。
②設定ができましたら、[OK]ボタンをクリックするとラベル面上に設定した複数のガイドバーが
表示されます。
4.17 作成したラベルの印刷
それでは、作成したラベルを印刷してみましょう。
■操作手順
メニューバーの<ファイル>から<印刷>を選択してください。以下の画面が表示されます。[プ
リンタ設定]ボタンをクリックして使用するプリンタと用紙サイズを正しく選択しましょう。この
時、プリンタドライバの[プロパティ] ボタンをクリックし、用紙に最適な印刷モードが選択され
ているか必ず確認しましょう。[印刷]ボタンをクリックすると、印刷が開始されます。
<<ダイアログ内のボタンや機能>>
●[ラベルの枠を印刷]チェックボックス
ラベルの枠線も同時に印刷します。テスト印刷時に有効です。
●[ラベルの繰り返し印刷枚数]
ナンバリングオブジェクト及び差込オブジェクト使用時に枚数を指定すると、1 件のデータに
つき指定の数だけ印刷が繰り返されます。
●[逆転印刷]チェックボックス
印刷方向を逆さにして印刷する場合に利用します。プリンタへの挿入方向に制限のある用紙を
印刷する際にご利用下さい。
●[印刷微調整]
テスト印刷の結果、印刷がずれた場合にこの機能を使用します。
= 30 =
合わせ名人 2 マニュアル
●[部数][部単位で印刷]
部数を設定します。印刷に要するシートが複数ページに渡る場合、[部単位で印刷]にチェック
を入れると、部数が「5」の場合、1ページ目が5枚、2ページ目が5枚、3ページ目が5枚。
というように印刷されます。
●[プレビュー]ボタン
印刷イメージを表示します。特に後述の[レコード選択]をされた場合にはプレビューを使用し
て選択されたレコードに間違いはないかを確認後、印刷をすることをお勧めします。
●[プリンタ設定]ボタン
使用するプリンタの選択やプリンタドライバの設定を行います。印刷時には必ずプリンタドラ
イバ側の設定を、このボタンから確認して印刷作業を開始してください。
●[設定保存]ボタン
このダイアログ内で行った設定及びプリンタの種類や用紙サイズなどをファイル単位で保存し
ます。再度同じファイルを印刷する際、保存された設定条件で印刷が可能です。
◆差込オブジェクトが含まれるラベルの印刷
差込オブジェクトがラベル面に含まれている場合、下記の印刷ダイアログが表示されます。
上図のダイアログに[レコード選択]ボタンが付加され
たダイアログが表示されます。
こ のボタ ン を 押すと レ コ ード 一覧が
表示さ れ、 印刷対象と なる レ コ ード
を 選択で き ま す。
[レコード選択] ボタンをクリックすると、上図のようなリスト画面が表示され、初期値ではすべ
てのレコードが選択されています。
印刷するレコードを選択する場合には,[全マーク解除]ボタンをクリックし、すべての選択を解除
してから、今回印刷するレコードを選択します。選択時に[Shift]キーを押しながら選択すると、
= 31 =
合わせ名人 2 マニュアル
最初にクリックしたレコードから、次にクリックされたレコードまでの範囲をすべて選択します。
また、[Ctrl(コントロール)]キーを押しながら、レコードをクリックしていくとクリックされたレ
コードだけが選択されます。
選択後は[プレビュー]ボタンをクリックして、選択したレコードが印刷プレビューに表示されてい
るかを確認してください。
注意:印刷がうまくいかない場合には、普通紙などを使用して下記の要領でテスト印刷をして回避
してください。
[印刷オプション]の[ラベルの枠を印刷]チェックボックスをクリックした上で、前述の通り印刷し
てください。
印刷結果をご確認ください。
①お持ちの用紙と印刷されたラベル枠のレイアウトが著しく異なる場合は、[用紙設定]画面でお持
ちの用紙と選択した品番が異なっていないかどうかご確認ください。
②全体に大きくまたは小さく印刷されている場合は、[プリンタの設定]画面からプリンタドライバ
の[プロパティ]ボタンをクリックし、拡大や縮小の設定になっていないかどうかご確認ください。
③文字化けしたり、文字の一部が著しく小さく印刷されたりする場合は、[プリンタの設定]画面か
らプリンタドライバの[プロパティ]ボタンをクリックし、速度優先の旨のモード(「はやい」など)
から品質や画質優先の旨のモード(「きれい」など)に変更したり、「アプリケーションを優先する」
旨のチェックボックスをオンにすれば回避できることがあります。
また、デザイン画面に戻って不具合の生じる文字のフォントの種類やサイズを変更することで
回避できることがあります。
④数ミリのズレが生じていてラベル内にうまく印刷できない場合は、[印刷オプション]の[印刷微
調整]機能を利用してズレを修正してください。
4.18 新発売用紙情報のアップデートについて
インターネットをご利用の方は、メイン画面右上の「コクヨマーク」をクリックすると、パソコン
内にあるインターネットブラウザーが起動し、コクヨ(株)OA サプライズ事業部のホームページへ
自動アクセスします。面付けのされている用紙であれば、登録されていない用紙でも、アップデー
トして新製品用紙情報を取り込み位置合わせすることができるようになります。
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合わせ名人 2 マニュアル
4.19 環境設定について
最後に環境設定について説明いたします。環境設定画面は主に、当ソフトで扱うデータファイルの
置き場所(保存先・呼び出し先)のパスを指定するダイアログです。これらのパスを変更することに
より、データの保存先や呼び出し先、画像データの置かれている場所などを新しく設定することが
できます。
<<環境設定画面内のボタンや機能>>
●[データパス]
作成したラベルデータ保存先やオープン先のフォルダを指定します。
●[イラストデータパス]
イラストデータの置かれている場所を指定します。画像をインストールしていない場合には、
CD−ROMドライブが指定されています。
●[マークデータパス]
マークデータの置かれている場所を指定します。画像をインストールしていない場合には、C
D−ROMドライブが指定されています。
●[アイキャッチデータパス]
アイキャッチデータの置かれている場所を指定します。画像をインストールしていない場合に
は、CD−ROMドライブが指定されています。
●[ユーザーイラストパス]
ユーザーイラストを登録する場所です。
●[ラベル柄データパス]
ラベル柄が置かれている場所を指定します。
●[かな漢字変換を自動的にオンオフする]
プログラム中の文字入力箇所にカーソルを当てた時に、和文を入力するところでは日本語入力
システムが「オン」になり、英数入力のところでは自動的に「オフ」になる制御です。
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