最先端の 治療 高密度焦点式超音波治療法(ハイフ) □ 身体に傷がつかない □ 高齢の方でも治療が可能 □ 入院期間が短い(2泊3日) アプローチ 高エネルギー超音波を前立腺の一点に集めることにより、その部分 のみを約90℃の高温で治療します。 早期の前立腺がんに対してのHIFU治療の効果は、 手術や放射線治療とほぼ同等です。 フランスやドイツ、イギリスで約2000例、本邦でも3000例以上の治療が行なわ れ、早期前立腺がんの低侵襲性(身体に傷をつけない)治療として広く認知さ れています。 この治療法は保険が適用されないため、『自費診療』になります。 ●入院日数:2泊3日 ●料 金:1,000,000円(税込) (ご希望により個室ご利用時には別途室料がかかります。) 獨協医科大学日光医療センター 泌尿器科 〒321-2593 栃木県日光市高徳632番地 Tel (0288)76-1515(代表) 新しい治療法 : HIFU(ハイフ) 前立腺がんの治療 前立腺がんに対する治療は、病気の広がり具合、患者様の年齢や体力等を考慮して選びます。 がんが前立腺の外まで広がっているときは、手術等で完全にがんを取り除くことはできません。 その場合には、内分泌療法で病気を抑える治療が主体となります。 がんが前立腺の中にとどまっているときは(これを「限局性前立腺がん」といいます)、完全 にがんを取り除くことが可能です。 限局性前立腺癌に対する各種治療方法の比較 これを「根治的治療」といいます。 ただし、手術に代表される従来の 腹腔鏡手術による 効果 HIFU 小線源療法 開腹手術による 根治的治療は一般に身体の負担が 前立腺全摘術 前立腺全摘術 高 大きいので、高齢の方や他に病気 のある方にはおすすめできません。 また、根治的治療を受けても、が 放射線治療 んが完全に取りきれないこともあ 内分泌治療 ります。その場合には、内分泌療 法等を併用して病勢を抑える必要 があります。 高 合併症 高密度焦点式超音波治療法HIFU(ハイフ) 前立腺がんの理想的な根治的治療法とはどのようなものでしょうか。 それは 身体に傷を付けず 効果は高いが合併症のない治療でし う それは、身体に傷を付けず、効果は高いが合併症のない治療でしょう。 高密度焦点式超音波治療法HIFUには、これらを達成できる可能性 があります。 HIFUの原理は、例えて言うと、太陽の光をレンズで集めて一点だ けを高温にするようなものです。高エネルギーの超音波を発生させ、 それを体内の一点に集めるのです。そうすると、その点の温度が90℃くらいまでになります。 超音波が集束された部分だけが高温になり、他の組織にはダメージはほとんどありません。 この温度の高くなる点を前立腺内にもってくるように調整すれば、前立腺を治療することができ ます。もちろん、身体のほかの部分が高温になっては問題です。超音波の発生や誘導はコンピュ ータで正確に制御され、かつ、モニター画面で医師が照射の様子を常に監視します。 また、効果が不十分治療なときには何度か繰り返して治療ができます。お年寄りでも手術や放射 線治療の後に再発した場合でも、治療が可能です。 治療方法 肛門から治療用プローブを挿入し、前立腺内部に超音波を集束します。 超音波が集束した小さな焦点では熱でがん組織が凝固壊死します。こ の焦点はコンピュータ制御で前立腺内を移動し、病巣を破壊します。 入院期間はほとんどの場合3日くらいで済みます。手術後は尿道にカ テーテルを2週間くらいいれておく必要があります。 他の手術と比べて治療にともなう合併症は少ないですが、2割くらい の患者様に尿道が狭くなって尿の出が悪くなる症状がおきます。勃起 の障害も同じくらいにおこります。尿失禁はまれにしかおこりません。
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