iZシリーズコードレス電話機を2台以上設置する場合の注意事項

iZシリーズコードレス電話機を2台以上設置する場合の注意事項
iZシリーズのコードレス電話機を2台以上設置する場合は、以下のコードレス電話機の設置距離、無線のチャネル設定
方法をご確認の上、設置工事を行ってください。 設置距離が短かったりチャネル設定が誤っている状態で設置すると、
電波干渉により通話障害や着信不良となることがあります。 (詳細は、コードレス電話機に添付の工事説明書をご確
認ください。)
障害内容と原因
適切な設置工事が行われていない場合、下記の電波干渉による障害が発生することがあります。
●時々、着信鳴動しないことがある。
●時々、応答できないことがある。
●内線、外線共に使用できないことがある。
●通話中に雑音が入る。
●時々、圏外表示になる。(ディジタルのみ)
●複数のコードレス電話機で同一の制御チャネルを使用しているため、電波干渉が発生。
●複数のコードレス電話機で同一の通話チャネルを使用しているため、電波干渉が発生。
●同一の制御チャネルに設定しており、更に着信鳴動設定( 310∼ 313)している。 *1
●親機同士の設置距離が近いため、電波干渉が発生。
●親機のアンテナが工業機械等に触れている。
●外部電波の干渉を受けている。
*
電波干渉に至る原因(一例)
*
電波干渉による障害内容
*
*
*1:制御チャネルが同一の複数のアナログコードレス電話機に着信鳴動を設定することはできませんが、コマンド 316を設定することにより、同一制御
チャネルでも2台まで着信鳴動を設定することが可能です。 ただし、 316を設定した電話機は着信鳴動が遅れます。
設置可能な台数
設置可能なコードレス電話機の台数は、下記の組み合わせ範囲内で行ってください。
NYC-8TELDCL
NYC-8iZ-TELCL/CLS
NYC-8TELDCL
4台
CL/CLS:4台+DCL:4台
NYC-24iZ-TELDHCL/DH
合計4台
NYC-8iZ-TELCL/CLS
DCL:4台+CL/CLS:4台
4台
NYC-24iZ-TELDHCL/DHCL2
合計4台
CL/CLS:4台+DHCL/DHCL2:4
台
DHCL/DHCL2:4台+CL/CLS:4
4台
親機同士の設置距離
複数のコードレス電話機を設置する場合、制御チャネル・優先通話チャネル(アナログコードレス電話機のみ)を分けて設
定し、下記の設置距離を確保してください。
NYC-8TELDCL
NYC-8iZ-TELCL/CLS
NYC-24iZ-TELDHCL/DH
CL2
NYC-8SJ-TELDCL
2m以上(10m以上:*2)
4m以上
2m以上(10m以上:*2)
NYC-8iZ-TELCL/CLS
4m以上
2m以上(10m以上:*1)
4m以上
NYC-24iZ-TELDHCL/DHCL2
2m以上(10m以上:*2)
4m以上
2m以上(10m以上:*2)
*
*
*
*
*1:アナログコードレス電話機(TELCL/CLS)を2台以上設置し、同じ制御チャネル使用する場合は、同じ制御チャネルの親機同士は10m以上離してくだ
さい。 また、同じ制御チャネルのアナログコードレス電話機(TELCL/CLS)に着信鳴動( 310∼ 313)を設定する場合は、一方のアナログコードレ
ス電話機(TELCL/CLS)はコマンド 316を設定してください。 ただし、 316を設定した電話機は着信鳴動が遅れます。
*2:ディジタルコードレス電話機(TELDCL/DHCL/DHCL2)を2台以上設置し、同じ制御チャネル使用する場合は、同じ制御チャネルの親機同士は10m以
設置工事例
下図にアナログコードレス電話機、ディジタルコードレス電話機を4台ずつ設置する例(距離とチャネル設定)を示します。
【注意】外部からの妨害電波等がある場合は、複数台設置できないことがあります。
アナログコードレス
ディジタルコードレス
10m以上
10m以上
制御チャネルが同一(*1)
制御チャネルが同一
●制御チャネル:46ch
●優先通話チャネル:No.1
【設定番号:00】
●制御チャネル:12ch
●無線タイミング:1
●制御チャネル:46ch
●優先通話チャネル:No.3
【設定番号:02】
●制御チャネル:12ch
●無線タイミング:3
4m以上
10m以上
10m以上
制御チャネルが同一(*1)
制御チャネルが同一
●制御チャネル:89ch
●優先通話チャネル:No.6
4-13
●制御チャネル:89ch
●優先通話チャネル:No.5
【スイッチ設定:5】
●制御チャネル:18ch
●無線タイミング:2
【スイッチ設定:7】
●制御チャネル:18ch
●無線タイミング:4
■付録6■
iZシリーズコードレス電話機を2台以上設置する場合の注意事項
チャネル設定の組み合わせ(推奨)
◆ディジタルコードレス電話機(TELDCL/DHCL/DHCL2)を
1システムに2台以上設置した場合のチャネル設定
◆アナログコードレス電話機(TELCL/CLS)を1システム
に2台以上設置した場合のチャネル設定
スイッチ設定/
制 御 チ ャ ネ ル *1 無 線 タ イ ミ ン グ
設定番号
※アナログコードレス電話機は、制御チャネルと優先通話チャ
ネルの設定が必要です。 一方でも誤った設定をすると電波
干渉の原因となりますのでご注意ください。
1台目
2台目
3台目
4台目
0
5
2
7
/
/
/
/
00
05
02
07
12ch
18ch
12ch
18ch
1
2
3
4
チャネル
制御
チャネル
*1:同じ制御チャネルの親機同士は、10m以上離してください。
*2:上記設定は推奨例です。 電波環境により違うチャネルへ変更した
方がよい場合もあります。 詳しくは、各コードレス電話機の工事説
明書を参照してください。
*3:出荷時の初期設定および各設定に対応する制御チャネルと無線タイ
ミングは、下記のようになっています。
(TELDHCL/DHCL2は、親機の製造番号毎に設定が異なります。)
TELDHCL/DHCL2
TELDCL
スイッチ設定 親機製造番号下1桁 設定番号
0(初期設
0
00
定)
1
1
01
2
2
02
3
3
03
4
4
04
5
5
05
6
6
06
7
7
07
8
8
08
9
9
09
A
−
10
B
−
11
C
−
12
D
−
13
E
−
14
−
15
無線
制御
チャネル タ イ ミ ン グ
12ch
1
12ch
2
12ch
3
12ch
4
18ch
1
18ch
2
18ch
3
18ch
4
18ch
5
18ch
6
18ch
7
18ch
8
12ch
5
12ch
6
12ch
7
製造番号下1桁による
◆TELDCLのチャネル設定変更方法(親機で操作)
aロータリースイッチの矢印を0∼Eに合わせる
3 4 5 6
2
B C D E
E
F 0 1
F 0 1
設定
2
B C D
A
主装置
A
7 8 9
3 4 5 6
7 8 9
bモジュラーコードを抜き差しする。
◆TELDHCL/DHCL2のチャネル設定変更方法(親機で操作)
a 保 留 ボタンを押しながら、モジュラーケーブル
を挿入する
b 保 留 ボタン + 4 + 保 留 ボタン + 設定番
号(00∼14) + 保 留 ボタン の順に押す
cモジュラーコードを抜き差しする
チャネル
優先通話
チャネル
設置台数
2台
3台 *1
4台 *1
1台目
46ch
46ch
46ch
2台目
89ch
89ch
46ch
3台目
−
89ch
89ch
4台目
−
−
89ch
設置台数
2台
3台
4台
1台目
No.1
No.1
No.1
2台目 3台目
No.3
−
No.3 No.6
No.3 No.6
4台目
−
−
No.5
*1:同じ制御チャネルの親機同士は、10m以上離してください。
*2:上記設定は推奨例です。 電波環境により違うチャネルへ変更した
方がよい場合もあります。 詳しくは、各コードレス電話機の工事説
明書を参照してください。
*3:出荷時のチャネル設定は下記のようになっています。
親機製造番号下1桁
0
1
2
3
4
5
6
7
8
9
制御チャネル
自動設定
(46ch/89ch自動切替)
優先通話チャネル
No.1
No.2
No.3
No.4
No.5
No.6
No.1
No.2
No.3
No.4
◆TELCL/CLSのチャネル設定変更方法 (子 機で操作)
※下記操作は、製造番号先頭のアルファベットが N 以降の親
機のみ可能です。 古いバージョンの電話機については、電
話機に添付の工事説明書を参照してください。
a待機状態で 切 ボタンを2秒間押す
b「ピッピッ」と鳴ったら、2秒以内に 1 + #
の順に押す
c親機・子機間が無線接続され保守モードになり、
親機の電波ビジーランプが赤点滅になる
d 十 字 ボタンの上下で、変更したい項目を表示さ
せる
保守モード
制御ch設定
親:自 子:自
制御ch設定
保守モード
通話ch設定
ID末尾
優先通話ch設定
e設定変更する項目で 保 留 ボタンを押す
f 十 字 ボタンの上下で、設定内容を選択し、
保 留 ボタンを押す
保守モード
制御ch入力
[ 46 ]
制御ch設定
保守モード
通話ch入力
[ No.1 ]
優先通話ch設定
g「ピー」と鳴り、登録が完了する
保守モード
制御ch完了
親:46 子:46
制御ch設定
保守モード
通話ch完了
No.1
優先通話ch設定
h引き続き他の項目を変更する場合はdに戻る
終了する場合は 切 ボタンを押す
4-14