日本山岳会 2014 年 7 月 27 日発行 第 99 号 北海道支部通信 公益社団法人 日本山岳会 北海道支部 支部長 西山泰正 WEB「日本山岳会北海道支部」で検索 http://jac-hokkaido.com/ [事務局]〒 003-0026 札幌市白石区本通 1 丁目南 2-38 [事務局長]藤木俊三 E-mail: [email protected] 【北海道支部設立 50 周年記念事業】 探検家 角幡唯介さんの講演会を10月開催 登山と探検 〜常識の外に踏み出すということ〜 日本山岳会北海道支部設立 50 周年記念事業として、 人類未踏の地や北極圏をテーマに探検を続けるノンフィ クション作家・探検家の角幡唯介さんに「登山と探検」 というテーマで講演していただくことになりました。 『空白の五マイル』 『アグルーカの行方』等の著書で数々 のノンフィクション賞を受賞し、大きな注目を集める角幡 さんのお話が聞ける貴重な機会ですので、ぜひご参加く ださい。予約制となっておりますので、8 月 21 日までに 下記宛にお申し込みください。 【日時】10 月 11 日(土) 【講師】角幡唯介(かくはた ゆうすけ) 16:00 開場 16:30 開演 【会場】りんゆうホール 札幌市東区北 9 条東 2 丁目 【会費】1,000 円 【定員】120 名 【主催】日本山岳会北海道支部 【予約締切】8 月 21 日(木) 予約制 【申込先】藤木俊三事務局長 E-Mail:[email protected] TEL: 090-1642-2725 夏季交流会のお知らせ 今年の 8 月は定例山行のほか 「50 周年プレ海外登山」 「第 15 回自然児学校」など、大きな催しが目白押しです。 イベントも一息つくころに、暑気払いもかねて夏季交流 会を開催します。ふるってご参加ください。 【日時]8 月 23 日(土)16:00 ~ 【会場】ルーム白石 【会費】3,000 円 【申込締切】8 月 16 日(土) 【申込先】藤木俊三事務局長 E-Mail:[email protected] TEL: 090-1642-2725 1976 年、北海道・芦別市出身。2008 年、ネパー ル雪男捜索隊に参加。02-03 年と 09-10 年にチベッ ト、ヤル・ツアンポー峡谷の核心部・未踏地域を踏査。 10 年、同探検を描いた『空白の五マイル』で開高健 ノンフィクション賞、大宅壮一ノンフィクション賞など を受賞。11 年、 カナダ北極圏 1600km を徒歩で踏破。 13 年、 『アグルーカの行方』で講談社ノンフィクション 賞を受賞。現在は、太陽の昇らない極夜の北極圏探 検をテーマに活動。15-16 年冬に、グリーンランド最 北の村シオラパルクからカナダ・エルズミア島に向けて、 一匹の犬とともに長い徒歩の旅に出ることを計画中。 【目次】 ◉支部定例山行のご案内……………………P.2 ◉第 3 回岩登り研修のお知らせ……………P.3 ◉幌尻岳清掃登山と山荘排泄物搬出事業のご案内 …P.3 ◉オホーツク太平洋分水嶺完全踏査報告会……P.4 ◉支部定例山行:狩場山山行報告…………P.5 ◉第 2 回岩登り研修報告……………………P.6 編集・レイアウト:田中健 日本山岳会北海道支部通信 支部定例山行のご案内 ◆東大雪・丸山噴泉塔 8 月 30 日(土)〜 31 日(日) 担当:大崎勝子 【日程】30 日 幌加温泉・鹿の谷 16:00(糠平温泉郷より国道 273 号線を 14km 北上し看板の所から西へ入る) 31 日 起床 5:00 →登山口 6:00 →登山開始 7:00 →噴泉塔 10:30 →下山開始 11:30 →登山完了 14:30 【食事】30 日夕:ジンギスカン、乾杯用ビール、うどん、おにぎり ※自分用のアルコールはご持参下さい。 31 日朝:レトルトカレー、ご飯、スープ 【装備】日帰り装備(行動食、飲用水、ヘッドランプ等)、シュラフ 【参加費】4,000 円 【申込締切】8 月 20 日(水) 【申込先】大崎勝子会員 TEL・FAX:0155-37-3834 ◆平山 9 月 6 日(土)〜 7 日(日) 担当:植田惇慈(林正克) 【日程】6 日 白滝高原キャンプ場集合 15:00 夕食 16:30 〜 18:30 7 日 キャンプ場出発 5:30 →登山口 6:00 → 1737 分岐 8:30 →比麻良山 9:30 → 1737 分岐 10:30 → 平山 11:00 〜 11:30 →登山口 14:00(解散)※比麻良山往復は状況次第で割愛する可能性あり 【宿泊】白滝高原キャンプ場(バンガロー)※テント泊の方は各自ご用意下さい。 【食事】 6 日夕・7 日朝:各自 【装備】 夏山日帰り装備、行動食、飲料水(2L 〜)、携帯トイレ、食器、夕食用アルコール、シュラフ 【参加費】バンガロー及びキャンプ場使用料は実費(利用人数により変動) 【申込締切】8 月 31 日(日) 【申込先】植田惇慈会員 TEL:011-711-7106 FAX:011-731-1456 E-mail:[email protected] ※名前、会員番号、住所、TEL、年齢、血液型、バンガローの利用有無をお知らせ下さい。 ◆増毛山道トレッキング 9 月 28 日(日) 担当:板垣望/海老名名保/神埜和之 「山の日」制定にちなみ、北海道の山岳文化遺産の一つとしての「よみがえる古道」を歩くコース。オプションとし て雄冬山肩までの往復も設定しました。 ※今年度事業計画では 10 月 11 日実施となっておりましたが、9 月 28 日に変更になりましたのでご注意ください。 【集合】増毛町岩老温泉駐車場 7:45 【解散】岩老温泉 16:00 【日程】岩老温泉(標高 20m)8:00 ・バス(20 人乗り)乗車→ 別刈 → 循環林道と増毛山道の交差点(580m) ・バス下車 9:00 → 武好駅逓跡(650m)10:00 → 旧武好橋(600m)11:00 → 岩老分岐(630m) 11:30 → 石積み橋遺構(320m)13:00 → 岩老温泉(20m)14:00 〈コース約 10km〉 <オプション(約 19 km)> 岩老分岐(630m)11:30 → 雄冬山肩(1050m)付近 13:00 → 岩老分岐(630m) 14:00 → 岩老温泉(20m)16:00 ※雄冬山肩付近は、開削の進捗状況により到達地点が左右されます。 【エスケープルート】特になし、豪雨予報時中止 【装備】夏山(低山)日帰り装備、雨具 【地形図】2.5 万図「別苅」「雄冬」(山道の記入なし)※参加者には増毛山道の会作成の 5 万図を配布 【入林許可】増毛山道の会を通じて、留萌振興局森林室に申請。参加者の氏名・住所を記入します。 【参加費】バス代(参加者数により頭割り)+増毛山道の会資料代・ガイド料(1,000 円) 【申込締切】9 月 14 日(日) 【申込・問い合わせ先】板垣望会員 TEL:090-6264-6483 E-mail:[email protected] 【参考資料】伊藤秀五郎「雄冬山付近の山道と漁村風景」/坂本直行「武好の春」/高澤光雄「探索・増毛山道と武好駅逓」 高室陽二郎「雄冬山と群別岳」/滝本幸夫「増毛山道」 (「新日本山岳誌」)/海老名名保「復活した増毛山道」 (「ヌプリ」) NPO増毛山道の会 HP http://www.kosugi-sp.jp/sando/top.html 2 2014 年 7 月 27 日発行 第 99 号 第 3 回岩登り研修のお知らせ 事業担当:京極紘一 【日時】9 月 9 日(火)9:00 〜 15:00 【場所】小樽赤岩。8:30 赤岩峠集合 【募集】10 人程度 【講師】沼崎勝洋 【アシスタント】京極紘一、益田敏彦 【用具】ハーネス、ヘルメット、クライミングシューズ、ATC、スリング、ヌンチャク等は各自用意のこと。 ギアの無い方のために、数組ですが用意します。 【服装】夏登山の服装でよいですが、草かぶれ(うるし)に弱い方は、長袖のシャツを着たり、クライミンググローブ をするなどの対策をとってください。 【研修】岩登りの基礎講習とし、沢登りのためのクライミングを指導。ロープの扱いとクライミング及び下降の講習。 さらに、実践を意識したロングルートでの講習も予定。 【申込締切】9 月 3 日(水) 【申込先】植田惇慈企画委員長 TEL:011-711-7106 FAX:011-731-1456 E-mail:[email protected] ※第 4 回の研修は 10 月 7 日の火曜日を予定しております。その他にも、希望者が2〜3名まとまれば個別指導に応じます。 小樽 赤岩 クライミングガイド [ガイドブックの構成] 1. 赤岩山の概要 2. 責任範囲について 北海道支部の岩登り研修をリーダーとして 3. グレードについて 引っ張る沼崎勝洋会員とその山仲間たちが、 4. アルパインルートの解説 赤岩のクライミングガイドを制作しました。岩 5. フリールートの解説 登り研修の参考にもなるガイドブックで、支部 6. クライミング用語の解説 会員・会友に限り、7 月中にご予約いただくと、 7. 赤岩山登攀年表 定価 2,700 円のところ 2,000 円になりますの 8. フリークライミング登攀史 で、ぜひお求めください。8月以降は秀岳荘他 9. 東壁と西壁の対比 の山の店でお買い求めいただけます。 10.「聖地赤岩」 8 月初旬発売 7/31 までのご予約で 支部会員・会友特価 ¥2,000 (定価 ¥2,700 円のところ) 【予約申込締切】7 月 31 日(木) 【申込先】岩登り研修担当・京極紘一会員 E-mail:[email protected] TEL・FAX:011-723-2833 約200ルート収録 オ ールカラ ー 写 真多 数 収 録 支部協力公益事業・日高幌尻岳清掃登山と山荘排泄物搬出事業のご案内 【実施日】9 月 13 日(土)〜 15 日(月・祝) ※ 9 月 15 日のみ日帰り参加の方も募集します。 【集合時間・場所】13 日 日高道の駅 9:00 振内山の駅 9:30 15 日のみの参加者 日高道の駅 6:00 振内山の駅 6:30 【実施内容】13 日:汲み取り 14 日:日高幌尻岳・七つ沼カール清掃登山 15 日:搬出 【参加費】無料 【定員】宿泊者 20 名+ 9 月 15 日の日帰り参加者 【申込締切】9 月 3 日(水) 【申込先】日高山脈ファンクラブ事務局 高橋健 E-mail: [email protected] ※郵便番号・住所・氏名・電話番号・生年月日・年齢・血液型・緊急連絡先を明記の上、お申し込みください。 3 日本山岳会北海道支部通信 オホーツク太平洋分水嶺完全踏査報告会を開催 文・写真:藤木俊三 4 月 28 日午前 7 時、工藤嘉高リーダー以下 7 人の 踏査隊が羅臼岳の頂上に立ち、北海道支部にとっては 8 年越しの宿願であったオホーツク太平洋分水嶺の踏査が ついに達成されました。この快挙を祝い、6 月 19 日(木) にホテルロイトン札幌の中華レストラン「万里」で「完 全踏査報告会」が開催されました。当日は支部の会員・ 会友 4 1名が出席したほか、東海支部の山田明美副支 部長もかけつけてくださり、盛会となりました。 会は西山支部長のあいさつではじまり、京極分水嶺踏 査推進委員長がお礼と 350 キロに及ぶ踏査の概要を説 明しました。そのあと、この 4 月、最後に残った 3 区間 を踏査した鈴木貞信会員、植田拓史会員、工藤嘉高会 員がそれぞれスライドを交えてコースの状況や踏査の苦 あいさつする西山支部長 労話を報告しました。さらに、日本山岳会の森武昭会長 事業の推進には一方ならぬご苦労をされただけに、今回 のメッセージ(代読)や祝電祝文の披露があり、東海 の完全踏査達成を誰より心待ちにしていたと思います。 支部の山田副支部長からの祝辞をいただいたあと、滝本 そんな滝本前支部長が乾杯前に「私はきょう、みなさん 前支部長の乾杯の発声で祝賀の宴へと移りました。 に “ おめでとうございます ” と言うより “ ありがとうござい 滝本前支部長は支部長時代に分水嶺踏査のスタート、 ます ” と言いたい」とあいさつされたのは、まさに万感 上ホロの雪崩事故による踏査中断、そして再開と、この の思いがこもっているようで、とても印象的でした。 官民合同・高山植物盗掘防止パトロール報告 文:武田一生 平成 26 年度大雪山系、十勝連峰、高山植物盗掘防 ルを終了。今回は初めて、支部パトロール員複数が他の 良野岳にて官民合同で行いました。 ◯参加団体 止パトロールを、6月 28 日に富良野岳、三峰山、上富 団体と合同で行いました。 朝 8 時に十勝岳温泉登山口を出発。天候は曇りで、 [上川総合振興局/高山植物盗掘パトロール] 安政火口、上ホロカメットク分岐で雲の合間から、上富 日本山岳会 6 名(武田一生、横川政行、三戸部清文、 頂上へ。登山道の両脇には、ウコンウツギ、キバナシャ 岳会 4 名、上富良野自然保護監視員 1 名、上川総合振 良野の市街地、広々した農場を眺めながら富良野岳の 北川麻利子、波田初子、山水秀美)、上富良野十勝岳山 クナゲ、エゾノツガサクラその他多くの高山植物が咲き乱 興局環境生活課 3 名、環境省東川自然保護官事務所 2 れていました。 名、上川南部森林管理署 2 名、上富良野町役場 2 名 富良野岳稜線分岐に戻り、昼食。小雨の中、三峰山へ。 [十勝総合振興局/高山植物保護キャンペーン] 南斜面には、チングルマ、エゾノツガサクラ、イワブクロ ニペソツ山登山口にて 上富良野岳で他の団体と別れ、下山。登山道は綺麗 事務所、十勝西部森林管理署、新得町役場、上士幌町 など、次々と多くの花が現れます。 十勝総合振興局環境生活課、環境省上士幌自然保護官 に整備され、盗掘跡、踏みつけ跡もなく、無事パトロー 役場、帯広警察署、日本山岳会(大崎勝子会員参加) 会員・会友の動向 ○新入会員 齋藤幸市 No.15551 ○新入支部会友 燕 美乃 ○退会会員 藤内英夫 ○退会支部会友 吉田美代子 No.73 No.134 安藤美智子 No.80 No.11883 高橋輝子 No.108 4 2014 年 7 月 27 日発行 第 99 号 支部定例山行:狩場山 ( 茂津多岬コース ) 山行報告 文:常本良一 写真:鈴木貞信 7 月 5 日(土)晴れ 晴天の中、札幌・ルーム白石を 10:00 に出発し日本 海を南下。岩内道の駅で8人全員が集合し昼食となった。 キャンプ予定地は、国道 229 号線の茂津多トンネ ル瀬棚町口より灯台へ向かって山道を登り、登山口の 600m 先。灯台そばの四阿の横が今日テントを張る場 所で、15:00 に到着。芝生を刈り終えたばかりの快適 な場所で、神埜さんが準備されたジンギスカンで晴天祈 願祭となった。灯台の灯りが何時に点灯するかと話し合 前山から見た狩場山 いながら、楽しい夜を過ごす。20:30 就寝。 に水場に着いて休憩。先に進むと 3.5㎞地点で草刈り作 7 月 6 日(日)曇り 入り、登山道の傾斜は緩くなってきた。 業員に会い、挨拶して通過。ハイマツとダケカンバ帯に 8:15 に茂津多小沼(5.3㎞地点)が現れ、一休み 3:30 起床。テントを撤収して登山口へ。登山準備を 後、単調な台地から時々見える日本海を見ながら歩くと、 していると、草刈り作業員がいて、登山口より 3㎞地点 1200 花畑が現れ、エゾキスゲ、ヨツバシオガマ、チシマ まで、昨日草刈りを終えているとのこと。「ラッキー」と 思いながら、茂津多岬登山口を 5:10 に出発。 フウロ、エゾノハナシノブなどが咲いていた。花畑前方に では傾斜が緩く、距離稼ぎがはかどる。この先、433 か オコツナイ岳が目に入ってくる。 前山 (1260m) が見える。9:30 に前山に着くと、狩場山、 薄暗い樹林帯を登りはじめ、2㎞地点(6:00 着)ま 前山より 1270(8㎞地点)を経て、コルへ2度下り、 らは階段で、675 の水場(3㎞地点)まで急登。6:55 1時間ほど歩くと狩場山頂。4 人が先に進んで、私は後 につき、最後の急登を登って、11:15 に頂上に立った。 大平山、オコツナイ岳など、360 度の景観を目にしっ かり焼き付けて 11:30 に下山開始。 登山道には 10 カ所以上もの熊の糞があったが、幸い 遭遇することもなく、朝会った草刈り作業員に声をかけ、 15:35 に全員無事登山口に着く。標高差 1300m、往 復 20㎞のロングコース、皆様大変お疲れ様でした。 ○参加者 CL神埜和之、S L鈴木貞信、助田梨枝子、大崎勝子、 大畑博子、一鐵巌、銭亀三佐子、常本良一 登山口にて 支笏湖復興の森つくり〜下草刈り作業〜報告 文:日下部賢治 2007 年から “ 森づくり ” の活動をしていることは、支 氏は手慣れたもので、エンジン刈払機を巧みに操り、両 至っていた。是非一度はこの目で、先輩たちが築きあげ カエゾマツの周辺の雑草を刈りながら、苗の様子を見る。 部通信等で知っていたが、参加する機会がなく、今日に 脇の枝、葉を切り落としていく。我々は鍬、刈込機でア た現地のアカエゾマツの生育状況を見たい、との思いで 背丈以上に成長した樹もある。 今回参加した。 一仕事を終える頃には小雨が降り出す。広場に戻り、 7 月 6 日 (日) の前 2、3 日は天候が良く気温も高く、 「草 ベンチに座って昼食を摂り、武田さんが入れてくれたホッ 刈りは難儀するのでは」と気が重かったが、当日は曇り トコーヒーを飲む。参加者は、来年は若手の会員、会 ませ、迷路のような林道を 25 分ぐらい走って現地に到 てきたので、13 時に現地解散した。 空でホッとする。林道入口の事務所に寄って手続きを済 友の皆さんが参加されることを期待しつつ、雨も強くなっ 着。広大な土地と、木々が整然と育っているのに驚く。 ◯参加者 新妻徹、赤石喜恵子、武田一生、藤原幸一、 9 時 50 分、早速作業に取りかかる。武田、土屋両 土屋繁、日下部賢治 5 日本山岳会北海道支部通信 第 2 回岩登り研修報告 文:杉浦良文 写真:益田敏彦 第 2 回岩登り研修当日の 6 月 17 日(火)は朝から 雨降り。実は早朝に、植田惇慈副支部長から中止のメー ルが届いていたのですが、それを見ずに、集合時間の 8:30 に間に合うように自宅を出ました。赤岩峠の駐車ス ペースで待っていたところ、植田副支部長が来られ、 「本 日は中止(延期)ですが、よかったらソプラティコ小樽 にあるクライミングウォールに行きませんか」とのこと。 早速、集合場所の南小樽駅に向かい、そこから車で 8 分ほどのソプラティコ小樽へ。 クライミングウォールは 10 mほどの高さ。正面に 3 面の壁があり、中間部と最上部は少し被っていて中々面 白いです。ルートの設定が分らないので「何でも有り」 で登り、全員 3 面を登って解散となりました。2 時間ほ どでしたが、久々の人工壁で楽しく遊ぶことができまし た。 ◯講師 沼崎勝洋 ◯参加者 植田惇慈、植田拓史、一鐵厳、大畑博子、 銭亀三佐子、今田美知子、杉浦良文 トビラの岩でのクライミング て植田拓史さんも見事クリア。最後に私が登りましたが、 6 月 17 日の中止を受けて第 2 回岩登り研修は、植 核心部であえ無く撃沈。まだまだ訓練が足りません。 田副支部長が 6 月 20 日(金)に延期の企画を立ててく 全員が登り終えた後、ルートを少し右側にずらして登 れたので参加させていただく。いつも通り 8:30 に赤岩 ることにしました。ここは出だしが被っており、直上は厳 峠にて待ち合わせ。空は曇っているが、雨が降る様子は しいので左に巻いて登り出します。植田拓史さんと私は、 沼崎講師から、今日は中赤岩のトビラの岩にて練習す んは最後まで完登しました。 無く、今回は大丈夫そう。本日は午前中のみの訓練。 上部は前に登ったルートなので中間部にて終了。益田さ るとのことで、早速支度を整えて向かいます。到着後、 今回は、午前中という制約はあったものの充実した訓 沼崎さんと植田拓史さんが裏側から登り、トップロープ 練となりました。企画してくれた植田副支部長及び指導 をセットしてくれました。 していただいた沼崎講師にお礼を申し上げます。次は 9 れてそのまま直上し、最後に 3 mほどのフェイスの核心 月も行きたいものです。 出だしはノーマルルートを登り、中間部からこれを外 月まで岩登り研修はありませんが、できれば、7 月、8 部があるルートです。はじめに植田副支部長が登り、核 ◯講師 沼崎勝洋 心部で苦労はしたもののクリア。続いて益田さん、そし ◯参加者 植田惇慈、植田拓史、益田敏彦、杉浦良文 北海道支部への寄贈図書 ◆「登山案内 続 一等三角点全国ガイド」 ナカニシヤ出版 ※出版元から寄贈 ◆国際山岳年プラス10シンポジウム 2012 年 研究集会 報告書 「みんなで山をかんがえよう」 国際山岳年プラス10実行委員会 ※ 2014 年 1 月全国支部事務局長会議で配布 ◆「JAPANESE ALPINE NEWS Vol.15 2014」 The Japanese Alpine Club ※英語版 本部から配布 ◆北区飛鳥山博物館春期企画展 展示解説書 「岳人冠松次郎と学芸官中田俊造 ―戦前期における文部省山岳映画―」 東京・北区飛鳥山博物館 ※本部資料映像委員の中野守久氏 (北区飛鳥山博物館勤務)より寄贈 ◆ 2012 年 日本・パキスタン国交樹立 60 周年記念 日本山岳会福島支部創立 60 周年記念 「日本・パキスタン合同カラコルム登山隊報告書」 日本山岳会福島支部 ※同支部より寄贈 6
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