ビアフェスタ・会員レター 第 75 号 ●ビアフェスタ会員の皆様へ 寒さ厳しき折、ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。 いつもビアフェスタをご利用くださいまして誠にありがとうございます。 五箇山の合掌造り集落 南砺ふくみつ雪あかり祭り 2013 年、最初にお届けするビールは富山県より「城端麦酒」6本セットをお送り します。 城端麦酒は富山県南砺市にあります。富山県南砺市は、富山県西部に位置 する市で、平野部と山岳部を併せ持つ地域です。世界遺産「白川郷・五箇山の 合掌造り集落」と演劇祭で世界的に有名な旧利賀村を擁します。平成 21 年 3 月に発行されたミシュラングリーンガイドジャポンでは、五箇山合掌造り集落が 3つ星でした。平成 25 年 1 月 26・27 日(岩瀬家)・2 月 3 日(菅沼集落)では、 50 基の照明によるライトアップが行われます。合唱造りを光で照すと、雪に囲 まれた家屋が浮かび上がります。その幻想的な姿をバックに、地元民謡団体 が「こきりこ」「といちんさ」などの五箇山民謡を披露したりするイベントがありま す。また、手打ちそばや岩魚の塩焼きなども販売され、五箇山の魅力を五感で 知ることができます。 平成 25 年 2 月 9 日(土)~2 月 10 日(日)には、南砺ふくみつ雪あかり祭り行 われます。世界的な板画家・棟方志功が愛した桑山をバックに、天高く浮かび あがる約 50 基の巨大な紙風船。バーナーの赤々とした色が紙風船から漏 れ、より幻想的な姿となる夕暮れも見どころです。また、鍋まつり、もちつき大 会、紙風船寄せ書き、写真コンテストなども行われ、多くの人出で大いに盛り 上がります。 雪も多い地域ではありますが、是非行かれてみてはいかがでしょうか。 ここで当ファン倶楽部‘ビアフェスタ’のご紹介をさせてください。 ビアフェスタは毎月一度、ファン投票をもとに選ばれた地ビールを (1)計画生産ゆえにできたて一番蔵出しを (2)計画配送で美味しいチルド配送によって (3)管理費用の低減で実現した割安料金で 味わうためのメンバーズ倶楽部です。 世界中の料理文化が繚乱と花咲いている日本で、いつも‘とりあえずのビー ル’ではさびしくありませんか? 我々が会員の皆様にお伝えしたいものそれは、せめて週末ぐらいは自分への ご褒美を・・・ビールジョッキで豪快に飲むビールではなくて、グラスでまったり 味わう地ビールで、過ぎし日の一週間をゆっくりと振り返る、若しくはこれから の楽しい一週間に思いをはせる、なんてとっても素敵だと思いません? サポートスタッフ一同頑張りますので是非応援してください。日本のビール文 化をさらに充実させていきましょう。どうかこれからも長いお付き合いをいただ けますよう宜しくお願い申しあげます。 インフルエンザも流行ってきましたが、くれぐれもご自愛ください。 地ビールファン倶楽部 ‘ビアフェスタ’ 一同より。 平成 25 年 1 月吉日 1 ●今月のビールのご紹介 富山の西南部の山の麓にある越中の小京都城端で地ビールは作られてま す。豊富な名水に恵まれている地域で、少量生産の特徴を生かし多種多様な 商品を造っています。しっかりと苦みの効いた IPA からスタンダードなビール から、ビールの苦手な方にも飲んでいただけるフルーツビールまでおおくのラ インナップを揃えています。 原料は、イギリス産の麦 100%のエキスを使用し、エキスを煮沸してビール酵 母で発酵させます。 お届けするビール ■麦やエール(ライトエール)5% 当社のメイン商品です。スッキリとホップの爽やかな香りが楽しめます。開業当 初から日々進化させてきた商品です。 城端麦酒 ■はかまエール(ブラウンエール)5% モルトの旨みを生かしコクのある味わい深い商品です。ホップの苦み香りもた のしめるバランスのとた味わいで、開業当初から日々進化させてきた商品で す。 ●来月のビールのご紹介 ナギサビール 和歌山県よりより「ナギサビール」をご提供いたします。 仕込み水には、地元「南紀白浜」が誇る名水「南紀白浜 富田の水」を使用し ています。この水は、世界遺産に登録された熊野古道の一つ、大辺路街道・ 富田坂入口より2キロ ほど奥へはいったところに水源をもつ白浜町内の「地元 の水」です。水そのものの環境汚染が少ないため、安全で良質で旨みがあると いうこと、ビールを仕込むにあたって、原料本来の風味を邪魔しない上に、より 味と香りを引き出すということから、ナギサビールはこのナチュラル・ミネラル・ ウォーターを仕込み水として使用し続けています。 「富田の水」はモンド・セレクションで、毎年最高金賞を受賞し続けており、最近 ではモンド・セレクションの審査用使用水・準備用使用水としても選ばれてい る、世界が認めた最高水準の天然水です。 また、ナギサビールは素材の個性を活かすため、副原料を使用しない麦芽 100%のビールです。ろ過や熱処理を全くしない、ビール職人しか味わえなか ったピュアビールを ぜひ味わってください。 醸造用麦芽、エール麦芽のほか、小麦麦芽(ふっくらした泡をつくります)やカ ラメル麦芽(コクと赤い色を出します)、ミューニック麦芽(まろやかさを出しま す)など、5 種類のスペシャルモルトをバランスよく配合しました。ビタリングホ ップ(苦み付け用)にナゲット(シャープな苦み)やフレーバーホップ、アロマホッ プ(香り付け用)にハラタウペルレ(柑橘系アロマ)やザーツ (スパイシー)やカ スケード(フローラル)と、高級な 5 種のホップをふんだんに使用し、華やかな 芳香がほのかに感じられるビールに仕上げます! 比較的常温に近い温度で発酵するエールイーストを使用。その中でも高凝集 性(沈降性の良い)の酵母を採用することにより、美容と健康によいとされるビ ール酵母を全くろ過しなくても濁りの少ない、それでいてフレッシュなビールに 仕上げる事ができました。ナギサビールは、ろ過や熱処理を全くしていない、ビ ー ル職人だけが味わっていたビールです! 2 ● 編集後記 真っ白な成人式に思う。本日 14 日は成人式。東京は大雪となり真っ白な成人 式となりました。私も 30 数年前に成人式を迎えましたが、2 浪で大学受験の真 っ最中で東京にいて、地元の大阪での成人式には出れませんでした。なので 成人式の華やかな記憶はなく、いつも成人式の映像をテレビで見ると複雑な 気持ちになるのであります。でも考えてみたら吹雪の中の成人式もなかなか忘 れがたいものですね。その後の人生の厳しさや辛さを想像するに値しますし (笑)、これまでの罪を真っ白にしてやり直しのチャンスを与えられたようなもの でもありますし。そういえば私の時は 1 月 15 日が成人の日で、この時期は共 通一次の試験期間であったような。そしていつも雪が降って交通機関がマヒし て試験会場に行くのが遅れたような。。。そんな雪の記憶と、大学1年の時に 雪の階段から落ちて当時の彼女に介抱してもらったことをはっきりと思い出し ます。新成人の輝く未来に乾杯!(さ) アサヒビール小路社長が、今年は「リスクとチャンスが混在している年」と言っ ていました。新政権が打ち出す大型の経済対策を期待してのことだと思います が、昨年は後半に消費が急落しただだけに、国内のV字回復には厳しいもの があります。消費財は値下げ競争が当たり前で、効果が出にくくなってしまい ました。でも、高額商品が人気で売れているというのも現実です。正月の福袋 商戦では高額商品が出揃っていました。当たり前なものの買い控えと特別なも のへのこだわりが錯綜する中で、「万人が好き」の追求から「好き嫌いに分か れるが、熱烈なファンがいる」商品づくりに路線変更する企業が出てきました。 わたしは地ビールこそ、ここにしかないオンリーワンの魅力を打ち出しやすい 商品だと思っています。今年はお客様の心を捉えて離さない強烈なビールを つくっていって 欲しいですね。(わ) 今年から某大手ビールメーカ(正確には関連会社)の酵母食品を飲み始めた。 ミネラル強化など何度も改良されながら昭和初期からずっと販売されている。 培養技術が進み、酵母の生産コストが安いこともあるのか、サプリメントとして も相対的に安い。ビール酵母は亜種も含めると実に多くの種類があるが、学 名は1つでサッカロミュケス・ケレウシアエ。例によってアラビア、ラテン、ギリシ ャ語などからの合成語で、サッカロは砂糖、ミュケスは菌類、ケレウシアはラテ ン語でビール。この長ったらしい学名の酵母を毎日朝食のトーストのあと一日 分をまとめて飲む。パンを作る酵母も同じ学名。先日中華店で夕食をとり、ビ ールのあと紹興酒を飲んだ。これらの飲み物もやはり酵母から。酵母ではじま り酵母で終わった。今や酵母は人間にとって絶対に不可欠な菌類なのであ る。(か) 先日ネットサーチをしていると面白い記事があった。ビールは人間だけそれも 成人した人間だけが飲めるかと思っていたが、アメリカでは犬用の地ビールが 開発されたらしい。名前はドーグ・グロッグ。このドーグ・グロッグの生みの親は 米オレゴン州在住のダニエル・キートンさんで、ペットのアメリカン・スタッフォー ドシャー・テリア、ローラ・ジェーン(Lola Jane)の協力を得て 1 年がかりで完成 させたようだ。主原料は本物のビールの製造工程で残る麦芽かす。キートンさ んが働く同州のボーンヤード醸造所(Boneyard Brewery)で入手するという。ド ーグ・グロッグの味は「甘くて、キャラメルやモルトの風味」らしく、犬にはそのま ま飲ませるか、餌にかけて与えるのが良いとのことで、原料には野菜のエキス も含まれている。原料をリサイクル出来るので、皆が喜べるビジネスであり、注 文も殺到していて、製造者のジェーンは忙しいらしい。日本もアメリカ同様、ペ ットを大切に扱う文化があるので、近い将来どこかの醸造元が犬用の地ビー ルを開発するかもしれない。あっ、我々が開発するのも面白そうだ。(く) 3
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