シミュレーション結果の比較 Proprietary to PALTEK CORPORATION 1 はじめに ! 今回は以下のデザインを使用して予めシミュレーション結果を用意しておきま す。 – <install_dir>/examples/tutorials/vhdl/dataflow ①このフォルダにあるrun1.doを実行し、1つ目のシミュレーション結果を用意 します。ファイル名をvsim_false.wlfとします。 ②最初のコードではtest_inに初期値を代入しておらず、シミュレーション結果 に不定値がでていました。 proc.vhdの66行目に以下の行を追加します。 65 strb <= strb_r after 5 ns; 66 test_in <= rw after 500 ns; -- add 67 bar_rw <= not rw; デフォルトでは proc.vhd は読み取り専用になっていますので、書き込み権限を与えてください。 ③変更後、run1.doを再実行し、2つ目のシミュレーション結果を用意します。 ファイル名をvsim_true.wlfとします。 do ファイルの実行方法およびファイルの保存方法はP31 Appendix に記載しています。 ! 使用するModelSimはPE 10.0cです。 2 1 ModelSim の起動 (手順1)スタートメニュー > すべてのプログラム > Modelsim PE 10.0c > Modelsim を選択します。 もしくは、デスクトップにある Modelsim のショートカットをダブル クリックして起動します。 3 2 Datasets Browser ウィンドウを開く (手順1)メニューから File > Datasets を選択します。 4 3 Select Dataset File ウィンドウを開く (手順1)[Open] ボタンをクリックします。 5 4 ファイルの選択(1) (手順1) ファイルを選択し、 [開く] ボタンをクリックします。 (手順2)Open Dataset ウィンドウではそのまま [OK] ボタンをクリックします。 ※P5, P6の手順を繰り返し、vsim_true.wlfも追加します。 6 4 ファイルの選択(2) (手順3)2つのファイルを選択したら、 [Done] ボタンをクリックします。 7 5 Wave ウィンドウに波形を追加 (手順1)vsim_false タブを選択し、p > Add > To Wave > All items in region を選択します。 8 6 Wave Divider を追加(1) (手順1)Wave ウィンドウをアクティブにした状態でメニューから Add > To Wave > Divider を選択します。 (手順2)Divider Name を FALSE に変更し、[OK] ボタンをクリックします。 ※P8, P9の手順を繰り返し、vsim_true.wlf も Wave ウィンドウに追加します。 9 6 Wave Divider を追加(2) Wave Divider を使用して、分割線を挿入します。 分割線は移動させることもできます。 10 7 Time Units を変更 (1) (手順1)メニューから Wave > Wave Preferences を選択します。 11 7 Time Units を変更 (2) (手順2)Grid & Timeline タブを選択します。 (手順3)Time units を ns に変更し、 [OK] ボタンをクリックします。 Time units を ps から ns に 変更します。 12 8 Window Pane でウィンドウを分割(1) (手順1)Add > Window Pane を選択しウィンドウを分割します。 13 8 Window Pane でウィンドウを分割(2) ウィンドウを分割し、比較したい信号を並べて比較できます。 14 9 波形を並べて比較(1) (手順1)FALSE側の比較したい信号を選択し、コピーします。 15 9 波形を並べて比較(2) (手順2)新しいウィンドウに信号をペーストします。 ※P15, P16の手順を繰り返し、TRUE側の信号も追加します。 16 9 波形を並べて比較(3) 比較したい信号を並べて比較 17 補足)Pane ごとに波形を Add して比較 (手順1)P3 ~ P8 の手順でまず FALSE の信号を追加します。 (手順2)P13 の手順で Window Pane を追加します。 (手順3)新しいウィンドウに P8 の手順で TRUE の信号を追加し、比較します。 18 シミュレーション結果の比較 - Compare オプションがある場合 - Proprietary to PALTEK CORPORATION 19 はじめに ! ModelSim PE に Compare オプションを追加すると、より簡単 に波形を比較することができます。 – Compare オプションは有償の機能になります。 – ModelSim DE にはデフォルトで Compare オプションが含まれます。 20 1 ModelSim の起動 (手順1)スタートメニュー > すべてのプログラム > Modelsim PE 10.0c > Modelsim を選択します。 もしくは、デスクトップにある Modelsim のショートカットをダブル クリックして起動します。 21 2 Comparison Wizard ウィンドウを開く (手順1)メニューから Tools > Waveform Compare > Comparison Wizard を選択します。 22 3 比較する Dataset を選択 (手順1)[Browse] ボタンを活用して、2つの Dataset を選択します。 (手順2)[Next >] ボタンをクリックします。 23 4 Comparision Method を選択 (手順1)Specify Comparision by Region を選択します。 (手順2)[Next >] ボタンをクリックします。 24 5 Region を選択(1) (手順1)[Browse] ボタンをクリックします。 (手順2)階層 p を選択し、[OK] ボタンをクリックします。 25 5 Region を選択(2) (手順3)Region のパスを確認し、[Next >] ボタンをクリックします。 26 6 波形比較(1) (手順1)そのまま [Next >] ボタンをクリックします。 27 6 波形比較(2) (手順2)[Compute Differences Now] ボタンをクリックします。 (手順3)[Finish] ボタンをクリックします。 28 6 波形比較(3) 不一致部分が赤くハイライトされ、簡単に結果を比較できます 。 29 7 波形比較の終了 (手順1)メニューから Tools > Waveform Compare > End Comparison を 選択します。 上記で波形比較を終了します。 30 Appendix Proprietary to PALTEK CORPORATION 31 はじめに ! P2の補足資料です。 ! ここでは、do ファイルを使用したシミュレーション方法および波 形の保存方法を紹介します。 32 1 ModelSim の起動 (手順1)スタートメニュー > すべてのプログラム > Modelsim PE 10.0c > Modelsim を選択します。 もしくは、デスクトップにある Modelsim のショートカットをダブル クリックして起動します。 33 2 do ファイルの実行 (手順1)File > Change Directory を選択し、 デザインのあるフォルダに移動し ます。 (手順2)Transcript ウィンドウ上で、以下を実行します。 > do run1.do 34 3 波形ファイルの保存(1) (手順1) Wave ウィンドウに波形が表示されたら、File > Datasets を選択します。 35 3 波形ファイルの保存(2) (手順2)Dataset を選択し、[Save As] ボタンをクリックします。 36 3 波形ファイルの保存(3) (手順3) ファイル名を入力し、[保存] ボタンをクリックします。 以上の手順でシミュレーション結果を任意の名前で保存できます。 また、デフォルトでは vsim.wlf ファイルが生成されますので、ModelSim を 終了後、vsim.wlf を任意の名前に変更することもできます。 37
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