目 次 - 富士の国やまなし観光ネット

発行:富士山ボランティアセンター
富士山を学び、守る
奇数月15日発行
2010
7
No.100
富士山憲章ニューズレターはおかげさまで100号を発行する
ことになりました。
今回は100号を記念して、富士山ボランティアセンターや富
士山憲章山梨県推進会議の参加団体様の10年間のあゆみ
について特集しました。
目 次
富士山憲章ニュース
・・・P1
From FUJISAN
富士山レンジャー活動報告
・・・P6
GO TO NATURE!
~富士北麓の自然へ出かけよう!~
・・・P7
「教えて!
ふじさん博士」
・・・P9
日本一の高山に生きる
・・・P10
富士山関連イベント情報
表紙
7月1日 北口本宮富士浅間神社で
は、恒例の神事がとりおこなわれま
した。富士山は短い登山のシーズン
を迎えることになります。
No.100
2010.715
富士山憲章ニュース
富士山ボランティアセンター10年のあゆみ
富士山ボランティアセンターは平成12年の開設
以来、富士山憲章の普及や不法投棄の防止を啓
発する取組みをおこなってきました。今回はその
10年間の軌跡について振り返ってみようと思い
ます。
平成8年の富士箱根伊豆国立公園指定60周年及
び同公園富士山地域の地種区分の決定を機に、山
梨県は静岡県と共同して富士山の自然環境等の保
全の理念や行動規範を示した「富士山憲章」を平
成10年に制定し、国民的な規模での環境保全活
動をはかっていくために、富士山憲章推進会議を
設置しました。
その後平成12年、山梨県は富士山憲章山梨県
推進会議を、富士北麓の市町村等(富士吉田市、
西桂町、忍野村、山中湖村、富士河口湖町、鳴沢
村、身延町、富士吉田市外二ヶ村恩賜県有財産保
護組合、鳴沢・富士河口湖恩賜県有財産保護組合
〈市町村は現在名を使用〉)とともに結成し、下
位機関である富士山ボランティアセンター(山梨
県立富士ビジターセンター内)を通じて、環境保
全活動の支援、不法投棄防止に向けた啓発活動等
を行っています。
これまでの富士山
これまでの 富士山ボランティアセンター
富士山 ボランティアセンター
の活動内容
○富士山憲章
富士山憲章キャンペーン
富士山憲章キャンペーンの
キャンペーンの実施
富士山五合目及び山頂、山麓や大都市等での不法
投棄防止に向けたキャンペーン(清掃活動の実施
や啓発物品の配布など)
・富士山五合目重点キャンペ-ン
・富士山頂キャンペーン
・山麓キャンペーン
・ぐるり富士山道の駅キャンペーン
・大都市等キャンペーン
○ 「富士さんへ
富士さんへ謹賀新年
さんへ謹賀新年
(~富士山
(~富士山あて
富士山あて年賀状
あて年賀状~)」
年賀状~)」事業
~)」事業
富士山に寄せる様々な思いや富士山のイラストが
入った年賀状を募集し、富士北麓地域を中心にし
たイベント会場にて巡回展示する事業
○富士山
富士山エコトレッキング
富士山エコトレッキング
富士山登山道及び山麓等において、公募した参加
者を対象として自然等の解説及び美化清掃活動を
行いながらトレッキングを行う事業
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○(
(財)富士山をきれいにする
富士山をきれいにする会
をきれいにする会 が実施する
実施する「
する「富
士山クリーン
士山クリーン作戦
クリーン作戦」
作戦」や民間団体等が
民間団体等が行う環境美化
活動への
活動への協力
への協力・
協力・参加
○富士山周辺
富士山周辺で
富士山周辺で環境美化活動を
環境美化活動を実施しようとする
実施しようとする
個人や
個人や団体に
団体に、地元市町村等との
地元市町村等との連携
との連携を
連携を図りなが
ら清掃活動の
清掃活動のアドバイスや
アドバイスやゴミ袋等
ゴミ袋等の
提供する活
袋等の提供する
する活
動
○富士山環境学習支援
富士山環境学習支援プログラム
富士山環境学習支援プログラムの
プログラムの実施
富士山レンジャーの協力の下、富士山の自然環境
や環境保全についての学習機会の提供、ミニエコ
ツアーなどを通して、富士山の自然を学び親しむ
機会を提供し、環境保全の意識の向上を図る事業
・富士山自然観察園ミニエコツアーの実施
富士ビジターセンターに隣接する「富士山自然観
察園」をフィールドとしてミニエコツアーを随時
実施。
・環境学習会の実施
富士ビジターセンターにおいて実施する環境学習
会を実施
・出張講座の実施
学校等へ講師を派遣する環境学習会の実施
○富士
富士 の 国 やまなし 観光ネット
観光 ネット における「
における「富士
山」「富士山
」「富士山ボランティアセンター
富士山ボランティアセンター」
ボランティアセンター」ページの
ページの管
理運営等
地元市町村等、関係行政機関、富士山の環境保全
活動に積極的に関わる団体等と連携を密にするこ
とにより、情報の受発信機能を高め、富士山環境
保全情報を発信しています。
・「富士山憲章ニューズレター」の発行
美化清掃活動状況、エコツーリズムの取り組み、
各種イベント情報などの富士山環境保全に関連す
る様々な情報を伝えるニューズレターをホーム
ページ上で掲載しています。
掲載日:奇数月の15日
・「富士山の環境保全」メールマガジンを配信す
る。富士山関連の各種イベント情報などをメール
マガジン登録者に配信。
配信日:毎月15日
○書籍
書籍コーナー
書籍コーナー(
コーナー(富士山ライブラリー
富士山ライブラリー)
ライブラリー)の設置
富士山の自然、歴史・文化等に関する書籍を閲覧
No.100
富士山憲章ニュース
していただくため、富士ビジター内に書籍コ-
ナ-を設置及びビデオ「富士山の自然環境・歴史
文化」の貸出。
○富士山環境保全募金
富士山環境保全募金
県や構成市町村等が管理する施設の窓口などに
富士山環境保全募金の募金箱を設置することによ
り環境保全意識の高揚を図る事業
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富士山をきれいにする会評議員
富士山をきれいにする会常任実行委員
「富士山世界文化遺産登録」山梨県推進協
議会委員
「富士山世界文化遺産登録」山梨県推進協議
会副幹事長
「富士山世界文化遺産登録」山梨県推進募金
会幹事
富士山環境保全協力金協議会員
富士山環境保全協力金協議会作業部会
富士山憲章山梨県推進会議 参加団体の活動
富士山憲章山梨県推進会議参加団体は
富士山憲章山梨県推進会議参加団体は富士山憲章
の推進や
推進や富士山環境保全に
富士山環境保全に向けて次
けて次のような活動
のような活動
を行っています。
っています。
富士吉田市
◎富士登山パンフレット作成事業
富士登下山案内等安全登山パンフレットの作
成・配布
◎ふじざくら群落・回廊育成事業
中の茶屋周辺の富士桜群落・回廊の保護育成
のための下刈り等
◎富士山おやすみ処事業
馬返し明大山荘を活用して、給水・麦茶提
供・パンフレット配布等のサービスを、市民
ボランティアとの協働により実施
◎吉田口登山道トイレ設置事業
馬返し・中ノ茶屋・細尾野林道の各地点に休
憩所及びトイレを設置
◎富士吉田登山道エコトレッキング事業
吉田口登山道周辺のごみを拾いながら随所で
富士山の自然、歴史、文化を学びながらト
レッキングを行う
◎吉田口遊歩道事業
吉田口遊歩道周辺に設置した木柵の維持補修
◎東海自然歩道下刈り事業
年間を通じて東海自然歩道周辺の下刈り等
西桂町
◎毎年、富士山クリーン作戦実施(三ッ峠登山
道沿い(達磨石~三ツ峠グリーンセンター附
近)の清掃
◎平成19年8月山梨、静岡両県合同富士山憲章
普及キャンペーンの参加(参加者3名)
◎富士山関連各種役職に参加
忍野村
◎岡田紅陽写真美術館運営事業
忍野富士を世界に紹介した岡田紅陽
氏の写真及び遺品を展示
◎忍野村まるごと庭園景観整備推進補助金
交付制度
忍野の美しい自然及び景観の保全を図るた
めの補助制度
◎富士忍野グランプリフォトコンテスト
忍野から撮影した富士山の写真募集による
地域振興及び観光振興
◎水源の里「忍野八海」クリーン作戦
観光協会を実施主体とした忍野八海周辺及
び桂川流域の清掃活動。村内だけでなく県
内全域及び関東近県からボランティアを募
集
◎忍野村観光ボランティアガイド事業
「ふるさと忍野案内人」による地域の歴史
や自然環境等についてのボランティアガイ
ド・ホームページ・パンフレットによるPR
及びガイド養成研修にも取り組む
◎合併処理浄化槽補助事業
合併処理浄化槽の設置に係る補助制度
◎景観形成作物事業
景観に配慮し、コスモス等の四季折々の花
を休耕田に植栽
◎二十曲峠草刈事業
富士山のビューポイントである二十曲峠の
草刈りを実施
山中湖村
◎平成の森保護管理協議会
国の天然記念物ハリモミ純林の保護・育
成・下刈り等
◎山中湖交流プラザ委託管理
稀少な湿生植物等について利用と保全の両
立を図る体験学習施設の管理運営
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富士山憲章ニュース
インストラクターによる園内自然環境等の
ガイダンス
◎ごみ処理
観光客の出すごみの収集・処分及び持ち帰り運
動の推進
◎山中湖畔の公園美化作業
湖畔緑地公園及び親水公園の美化清掃
◎山中湖村エコツーリズム推進協議会
年間計画によるエコツアーの実施
ボランティア・インストラクターの養成講座の
開催
山中湖地内の植生に関する調査研究
◎山中湖温泉事業
山中湖温泉「紅富士の湯」、平野温泉
「石割の湯」
◎東海自然歩道下刈り
安全確保及び景観維持のための下刈り・整備
◎下水道整備事業
山中湖水質保全のための生活排水対策工事
◎山中湖フォトグランプリ
村内で撮影または山中湖を題材とした写真
コンテスト
富士河口湖町
◎地域活性化事業
富士桜・ミツバツツジ群生地の保護・整備
河口湖富士桜ミツバツツジまつりの実施
◎花トピア推進事業
町内に設置した約70箇所の花壇について、地
域住民を中心に整備及び維持管理を実施
◎グリーンミュージアム事業
町土地利用緑化計画に基づく緑化推進
◎公共下水道整備事業
水質保全のための下水道整備
◎合併浄化槽設置補助事業
水質保全のための合併処理浄化槽設置
◎集合看板整備事業
乱立する看板の撤去と統一集合看板の設置
◎河口湖美術館運営事業
富士山を題材にした絵画等の展示
◎温泉事業
滞在型観光及び特色ある地域観光推進のための
温泉事業
◎自然共生・フィールドミュージアム事業
河口湖フィールドセンターでの自然解説員
による園内自然体験
◎富士河口湖町クリーンアップキャンペーン
地域住民・学校・企業・各種団体による湖畔
での清掃活動
◎ゴミゼロ運動
地域住民・学校・企業・各種団体による地域
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の清掃活動
◎富士河口湖町公認ネイチャーガイド
青木ヶ原樹海の自然環境等を解説するネイ
チャーガイドツアーの実施
紅葉等のベストシーズンに青木ヶ原樹海の
自然環境と武田信玄ゆかりの史跡を案内す
るガイドツアーを開催(本栖エリア)
ガイド養成講座の実施
◎富士河口湖ふるさとガイド
町内歴史文化資源を活用した「ふるさとガ
イドツアー」の実施
◎西湖いやしの里根場 管理・運営
西湖畔の生活文化を紹介
企画展の実施及び解説
◎エコツーリズム振興事業
西湖コウモリ穴周辺の各ルートで見られる
動植物のリストアップ及び案内看板等の点検
鳴沢村
◎なるさわツツジ祭り事業
道の駅なるさわ周辺でのミツバツツジを広く
一般に公開し、自然と親しみ環境保全への理
解を深める。
◎なるさわ収穫祭事業
道の駅なるさわでの地元農産物PRによる農
業および環境振興
◎鳴沢菜収穫祭事業
特産品の一番美味しい時期に道の駅へ立ち寄
る観光客を対象に、特産品のPRをし、農業
と観光の振興を図る。
◎村内花壇整備事業
村内花壇の整備及び維持管理
◎合併処理浄化槽設備補助事業
合併処理浄化槽の設置に係る補助制度
◎環境パトロール事業
不法投棄防止のためのパトロール強化
◎ゴミのない街づくり推進事業
村内の清掃活動
環境配慮機器整備への補助
身延町
◎本栖湖清掃事業
峡南高校生徒会主催の本栖湖西岸清掃活動
◎本栖湖西岸クリーン大作戦
町内各団体の協働による清掃活動
富士吉田市外二ヶ
富士吉田市外二ヶ村恩賜林組合
◎部分林内林業整備事業
富士山憲章ニュース
林木の育成・保護のための下刈り、間伐
◎北富士組合有地林業整備事業
通常の森林整備に加えて広葉樹の植栽の実
施
◎山林保全巡視
管理地内の巡視活動と演習場内等の清掃活
動
◎森林教育等にかかるプログラム作成及び人
材育成
森林と人との共生林としての自然観察ガイ
ド養成のプログラム作成及び人材の育成
鳴沢・
鳴沢・富士河口湖恩賜林組合
◎造林事業
恩賜林の保護育成
◎恩賜県有財産看守事業
盗伐・盗石及び山野草盗掘防止のための巡
回指導及び取り締まり
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山静神一斉パトロール実施
山梨、静岡、神奈川県で構成される富士箱根伊
豆地域不法投棄防止連絡会議は、6月4日
(金)に各県の富士箱根伊豆国立公園内にて不
法投棄の一斉パトロールを行いました。
山梨県では富士北麓地域の市町村の担当者をは
じめ、富士山レンジャー、警備会社員などが2
人1組に分かれて、車による北麓地域の巡回を
行いました。
富士山レンジャーは今回のキャンペーンで2組
に分かれて、山中湖方面、富士林道方面の巡回
を行いました。今回の巡回においても、富士山
レンジャーによって、富士林道入り口付近にて
古パソコン、雑誌などの不法投棄が発見され、
あらためて不法投棄問題の深刻さに直面しまし
た。
富士山の珍現象
5月28日(金)朝9時に山梨県立富士ビジター
センターから撮影した富士山の模様です。この
日は前日の積雪の影響で富士山の西側に真っ直
ぐなラインが現れました。
開会式は巡回参加者を集めて、富士ビジター
センター前庭にて行われました。
このような珍しい現象は、標高が高いところに
雪が降ると、見られる光景だそうです。ちなみ
にこの日の夕方になると、上の様子は失われ、
いつもの富士山に戻っていました。
富士林道入り口付近にて、目新しい不法投棄
が発見された。富士山レンジャーが不法投棄
現場の写真撮影、報告などを行いました。
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富士山憲章ニュース
不法投棄防止キャンペーン実施
富士山開山祭開催される
山梨県、富士山北麓環境美化推進ネットワーク
等は、6月26日(土)に富士吉田駅前、大型
家電販売店入り口にて、テレビの不法投棄防
止を訴えるキャンペーンを行いました。
7月1日に富士山の短い夏山シーズンの始まり
を告げる神事が富士山北口浅間神社にて行わ
れました。
当日は県観光資源課職員、富士山ボランティアセ
ンター職員のほかに、富士山レンジャー、富士吉
田市警察署警察官、富士山北麓環境美化推進ネッ
トワークの参加団体の会員等が参加しました。当
日はあいにくの雨となったが、参加者は、午後1
時30から家電量販店「ベイシア電器」の店頭にて、
また3時から
富士吉田駅前
にて、不法投
棄の防止を訴
えるチラシや
ティッシュの
配布を行いま
した。展示
ボードには、
林道周辺にて
発見された不
法投棄の写真が 家電量販店「ベイシア富士吉田店」
展示され、職員 にて県観光資源課総括によるキャン
が不法投棄の現 ペーン開始の挨拶が行わました。
状について説明
しました。県では、平成23年7月の地デジ移行に
向けて、テレビの
不法投棄の現状を説明する職員
不法投棄が増加す
るのではないのかと懸念しており、テレビの不法
投棄を防止する取組みの一環として、今回のキャ
ンペーンが行われました。秋にも、タイヤの不法
投棄の防止キャンペーンについても予定していま
す。
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北口本宮浅間神社は、毎年富士山の開山日にあた
る7月1日に本殿にて神事を行っています。当日は
午前10時より、富士吉田市関係者、観光協会関係
者、冨士講のメンバー等が参加して、夏山の安全
や登山の無事を祈願しました。
はじめに本殿横にて、関係者に玉串が配られ、神
主とともに関係者が本殿に移動しました。本殿で
は、神主による神事が行われると同時に、関係者
が登山の安全を祈願して、神前にて、玉串を奉納
しました。
今年は7月に入っても頂上付近に残雪が残って
いる中での開山となったが、例年になく登山者が
多いと五合目関係者も語っており、富士山はこれ
からにぎわいのシーズンを迎えます。
本殿の前には茅の輪くぐりが用意され、地元の幼稚
園生も茅の輪くぐりを行い、安全の祈願を行いまし
た。
From Fujisan 富士山レンジャー活動報告
From FUJISAN
7月1日、いよいよ富士山にも登山シーズンが到来しま
した。当初、心配されていた残雪ですが、吉田ルートの
山小屋を中心とした関係者が除雪作業を行い、山頂まで
の安全が確認され、山頂まで開通しました(八合目から
の下山道に関しては、7日正午をもって供用開始となり
ました)。さて今回は、昨今の富士山登山シーズンにお
ける課題と対策を中心に話を進めていきたいと思いま
す。
① 「富士山から
富士山から始
から始めよう」
めよう」に潜む危険
まず、最近の「富士登山ブーム」に関する話題から。
ここ数年いろいろなところで、標記のようなキャッチコ
ピーをみかけます。日本人の多くは、日本一の山である
「富士山」に様々な思い、感情を持っており、そこに
登ってみたいと考えることは当然のことだと思います。
それだけ富士山は、私たち日本人にとって特別な存在と
いえます。しかし、標高3776mがどのような場所か
理解したうえで、山頂を目指している方がどれほどい
らっしゃることか…、はなはだ疑問です。私たち富士山
レンジャーも登山シーズンには、五合目から山頂にかけ
て定期的に巡回を行っていますが、貧弱な装備の登山者
や体調不良の登山者、無理な日程の登山者などを数多く
見かけます。はたして、こうした登山者たちは、重大な
事故に結び付くということを理解していないのでしょう
か? それとも理解はしていても、「自分は大丈夫!」
と思っているのでしょうか?
最近では、インターネットでも必要な情報を簡単に得
ることができます。また登山専門店なども「富士山」
コーナーを設置し、様々な相談に乗っています。さらに
ガイドツアーなども、初心者でも富士山頂へ至ることが
できる道筋を提供しています。このようなところをぜひ
有効活用して、安全で快適な富士登山を実現してくださ
い。それでも現地で困ったことがあれば、中央自動車道
河口湖IC至近の「山梨県立富士ビジターセンター」に
お立ち寄りください。富士登山に関するさまざまな展示
(富士山レンジャーも協力)もあり、各種相談にも乗っ
てくれます。7月17日から8月26日の期間は、8時30分か
ら20時まで開館しています。また、五合目に上がってか
ら、「どうしよう!?」と思案することが起こってもあ
なたの味方はいます。「五合目総合管理センター(概ね
10時から15時対応可)」を訪ねてみましょう。親身に相
談に乗ってくれます。ですが、いま一度振り返りましょ
う。
①事前の情報収集、準備は万全か
②無理なスケジュールをたてていないか、山小屋の予
約はとったか
③万が一、事故などが起きた時の連絡体制はとれてい
るか
また、ゴミは持ち帰る(ゴミになるような物は極力持っ
ていかない)、登山道を外れない、トイレではチップ
(200円)を支払う、といった基本的な「登山のルー
ル」もあります。富士山のいまある自然環境を次世代へ
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富士山レンジャー
富士山レンジャーとは
レンジャーとは?
とは?
(1)来訪者等に対する利用マナーについての普及啓発及び指
導、富士山の自然等についての解説
(2)植物等の不法採取やゴミの不法投棄の不正行為に対する
監視及び是正指導
(3)指導標、案内板などの自然公園施設の点検
(4)その他知事が必要と認める業務
等を業務とする、山梨県独自の制度です。現在、4名が富士山
北麓地域において各種活動を行っています。
つなげるためには、みなさん一人ひとりの協力が必要な
のです。ご理解、ご協力をお願いします。
② 富士山に
富士山に登った記念
った記念に
記念に『溶岩』
溶岩』を持ち帰ってもいい
の?
答えは、『NO』です。
国立公園という言葉は、みなさん良く聞く言葉だと思
います。しか
し、そこがどの
ような場所で、
どのような仕組
みで守られてい
るか、ご存知で
しょうか?(詳
細は環境省HP
等参照くださ
い)
ちなみに、富
士山は「富士箱
登山者が送り届けてくれた溶岩
根伊豆国立公園」に指定
されており、概ね五合目
から山頂にかけて、「特別保護地区」という場所に指定
されています。ここでは、どんな小さな溶岩であろうと
も持ち帰ることはできません。また、高山植物の盗掘や
採取などの違法行為はもちろん、落ちている枝や葉っぱ
一枚でも持ち帰ることはできないのです。しかし、この
ような仕組みが日本人全体に広く浸透し、理解されてい
るかというと、首をかしげたくなる現状があります。
しっかりとした周知、啓発活動と同時に、幼少時からの
教育にも力を入れていく必要があると感じています。
とはいえ、この問題に関しては、登山者よりも一般観光
客(特に海外からの来訪者)の方が目に余る行為をして
います。現在、観光バスで簡単に五合目まで上がること
ができますが、そこで『してはいけない行為』を周知徹
底できているとは思えません。守らなければいけない場
所であるにも関わらずに、です。私たちも巡回中、数多
く指導、注意喚起を行っていますが、対症療法に過ぎず
苦慮しています。こうした行為をゼロにすることは難し
いとは思いますが、さまざまな機会を通じて関係機関へ
の働き掛けを行い、現場における状況改善のお手伝いを
しています。また地道な活動ですが、一人でも多くの方
へ伝える努力もしています。みなさんも五合目にお越し
の際は、「とる」のは写真だけにして、来た時と同じ姿
の富士山を次世代に残していってください。
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Go To Nature!
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Go to Nature!
~富士北麓の自然へ出かけよう!~
大パノラマの
パノラマの展望と
展望と
花畑の
花畑の絶景地!
絶景地!
「雪頭ヶ岳」
根場~堰堤~雪頭ヶ岳
今月号で紹介するコースは、御坂山系の一つで
ある「雪頭ヶ岳」へ登るコースです。「雪頭ヶ岳」の魅
力は、山頂に広がるアヤメ、シモツケソウ、コウリンカ
などが咲く花畑と、山頂からの大パノラマの展望で
す。今回紹介する根場からのコースは、アクセスも良
く、標高によって植生の違いを楽しめるバラエティーに
富んだコースで登りながら、色々な発見と感動を味わ
うことができます。
入口となる根場から堰堤までは、舗装された道を歩
きます。堰堤から、100m程度整備された階段を歩き、
沢を渡るとスギ、ヒノキなどの人工林の中を歩きます。
(写真③、④)この人工林の区間は、樹木の根が地面
から多く出ています。濡れている際はとてもすべりやす
いので注意が必要ですが、木漏れ日を浴び、近くに
流れる沢の音を聞きながら、とても気持ち良く歩くこと
ができます。そして、1時間ほど人工林の中を登ると、
やがて、カラマツ林になり、程なくブナの原生林が目
の前に広がります。この一帯は、ブナの大木が点在す
る瑞々しい風景の森です。
少し自然に目を向けて歩いていると、苔がむしてい
る朽ちた大木や、蝉の脱皮など面白いものを発見でき
ます。(写真⑤、⑥)ブナ林で森林浴をしながら30分ほ
ど歩くと、やがて周りの木々の背が背丈ほどに低くなっ
ていき、変わりに富士山や西湖、青木ヶ原樹海などの
景色が、眼下に広がります。(写真⑦)標高も1600m近
くなり、オダマキやアザミなどの花も見ることができま
す。(写真⑧、⑨)最後に、岩場の 急坂を登り終え る
と、雪頭ヶ岳の頂上に到着です!
頂上からは湖底の深さが分かるほど、くっきり見える
西湖、そして富士山が望めます。また、頂上周辺に広
がる花畑は、7月下旬~8月上旬にシモツケソウはコウ
リンカなどの花を咲かせます。展望と花々の風景が楽
しめるまさに絶景のビュースポットです。
下山後は、近くの「西湖いやしの里根場」でお茶して
登山の疲れを癒すのもいいと思います。
ぜひ一度、雪頭ヶ岳に登ってみませんか?
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■写真説明
撮影日/ 2010年 6月30日
①:山頂からの展望。西湖と富士山が目の前に
広がる。
②:山頂の花畑に咲いているアヤメ
③:堰堤付近の登山道の様子。スギ林が続く。
④:登山道をまたいで流れる東入川の上流。
①
②
③ ④
No.100
Go To Nature!
2010.715
夏空をををを眺眺眺眺めながら、、、、緑溢れる山山山山のののの中中中中をををを歩歩歩歩くくくく。。。。
■写真説明
撮影日/ 2010年 6月30日
⑤:苔むしている朽ちたブナの大木。朽ちてもなお堂々とした風貌が魅力的。
⑥:登山道脇のブナで発見した蝉の抜け殻。夏の雰囲気を一気に感じさせてくれる。
⑦:ブナ林を抜けた辺りからの景色。御坂山系の稜線と樹海が望める。
⑧:登山道脇に可憐に咲いているオダマキ。
⑨:山頂手前の登山道では、アザミが多く咲いている。
⑤
⑦
⑥
⑧
⑨
■その他詳細情報
①ルート周辺地図:右図参照
②参考コースタイム:
登山口(►20分) -(◂15分)堰堤 (►70分) (◂60分) ブナ原生林(►50分) - (◂50分) 雪頭ヶ岳山頂
③アクセス:
車/西湖いやしの里根場駐車場
根場浜町営駐車場 (共に無料)
バス/河口湖周遊レトロバス
9:00~16:00に6本運行
(富士急山梨バス)
④問合せ連絡先:
富士河口湖町観光課/0555-72-3168
富士急山梨バス/0555-72-6877
⑤一言アドバイス:
体力に自信のある方は、隣の鬼ヶ岳もぜひ♪
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教えて!ふじさん博士
ふじさん博士
ふじさん博士
ふじこちゃん
第13回 「だって富士山が大好きだから♡」の巻
博士―
博士― ふじこちゃん、
ふじこちゃん、今年の
今年の夏は、暑いのぉ~。
いのぉ~。わしは
~。わしは、
わしは、バテ気味
バテ気味じゃよ
気味じゃよ。
じゃよ。
ふじこ―
ふじこ―博士、養生してください。富士山に登るのはどうですか?山麓が暑くっても
富士山は、登れば登るほど涼しくなりますよね。
博士―
博士― そうじゃのぉ、
そうじゃのぉ、しかし、
しかし、ふじこちゃん、
ふじこちゃん、富士山は
富士山は、日本一高い
日本一高い山なんじゃ。
なんじゃ。
安全に
安全に登ることが大切
ることが大切なんじゃ
大切なんじゃ。
なんじゃ。
ふじこ―
ふじこ―そうですね。博士。安全第一ですね♪
ところで博士、なんで富士山レンジャーの人たちは富士山レンジャーに
なったの?今回号でお話をしてくれるって言ってたわ。どうしてなのかし
ら?
博士―
博士― おやおや、
おやおや、ふじこちゃん、
ふじこちゃん、その話
その話かい?
かい?共通して
共通して言
して言えることは、
えることは、みんな富
みんな富
士山が
士山が大好きということじゃよ
大好きということじゃよ。
きということじゃよ。
ふじこ―
ふじこ―どうして富士山が大好きなの?
博士―
博士― 人を好きになることと一緒
きになることと一緒じゃそうだよ
一緒じゃそうだよ。
じゃそうだよ。理屈ではなく
理屈ではなく感覚
ではなく感覚じゃ
感覚じゃ。
じゃ。
寒さと強風に耐えて伸びるカラマツ
だから富士山
だから富士山レンジャー
富士山レンジャーは
レンジャーは、多くの人
くの人に富士山を
富士山を知って、
って、それぞれの人
それぞれの人の
感性で
感性で感じてほしいと思
じてほしいと思っているのじゃよ。
っているのじゃよ。一言では
一言では、
では、難しいのぉ・・・
しいのぉ・・・言
・・・言
いあらわせないほどの気持
いあらわせないほどの気持ちじゃ
気持ちじゃ。
ちじゃ。あふれるほどの思
あふれるほどの思いを富士山
いを富士山に
富士山に持っ
ているのじゃよ。
ているのじゃよ。
ふじこ―
ふじこ―うーん、ちょっとわかりにくいです。例えばどんなとこが大好きなんです
か?
博士―
博士― そうじゃのぉ・・・
そうじゃのぉ・・・富士山
・・・富士山のきびしい
富士山のきびしい環境
のきびしい環境と
環境と戦いながら、
いながら、それでも懸命
それでも懸命に
懸命に
生きている
生きている植物
きている植物に
植物に感動したり
感動したり、
したり、富士山の
富士山の空の美しさに吸
しさに吸いこまれそうにな
り、
り、遠く、はるか遠
はるか遠くまで飛
くまで飛んでいけそうな不思議
んでいけそうな不思議な
不思議な気持ちになった
気持ちになった
り・・・
り・・・
ふじこ―
ふじこ―生きる力をもらったり、前向きに進んでいく気持ちをもらうってことかし
ら?
カラマツと雲海
博士―
博士― そうじゃのぉ、
そうじゃのぉ、そんなとらえ方
そんなとらえ方もできるのぉ。
もできるのぉ。とらえ方
とらえ方は人それぞれじゃ
よ。
ふじこ―
ふじこ―なんとなく分かってきました。それから?
博士―
博士― 「山」と言ったら「
ったら「富士山」
富士山」というぐらい、
というぐらい、富士山が
富士山が心の奥に住みついて
いるのじゃ。
いるのじゃ。多くの日本人
くの日本人もおんなじじゃ
日本人もおんなじじゃ。
もおんなじじゃ。富士山は
富士山は、はるか昔
はるか昔から信
から信
仰の
仰の対象となり
対象となり、
となり、また優
また優れた芸術作品
れた芸術作品を
芸術作品を生む母体となるなど
母体となるなど多
となるなど多くの人
くの人の
心を
心を魅了してきたんじゃ
魅了してきたんじゃ。
してきたんじゃ。
ふじこ―
ふじこ―日本人は、富士山が大好きなんですね。
博士―
博士― 大好きという
大好きという気持
きという気持ちは
気持ちは、
ちは、守りたい気持
りたい気持ちにつながるのじゃよ
気持ちにつながるのじゃよ。
ちにつながるのじゃよ。
ふじこ―
ふじこ―好きなものは、守りたいのね。
富士山と樹海
博士―
博士― そう、
そう、守りたい。
りたい。守って、
って、美しい富士山
しい富士山を
富士山を多くの人
くの人に知ってほしいという気
ってほしいという気
持ちに広
ちに広がっていくのじゃ。
がっていくのじゃ。
ふじこ―
ふじこ―日本人にも、外国人にも、こどもにも、おとなにも・・・みんなにですね。
博士―
博士― そう、
そう、そして今
そして今だけではなく、
だけではなく、未来のこどもたちのためにもじゃ
未来のこどもたちのためにもじゃ。
のこどもたちのためにもじゃ。美しい富士山
しい富士山を
富士山を未来へつたえること
未来へつたえること
は、今を生きている私
きている私たちのつとめなのじゃよ。
たちのつとめなのじゃよ。
ふじこ―
ふじこ―わかりました、博士。
博士―
博士― そうじゃ、
そうじゃ、これからも楽
これからも楽しく勉強
しく勉強していくぞ
勉強していくぞ!
していくぞ!
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No.100
2010.7.15
日本一の高山に生きる
登山者を迎える
いよいよ富士山もお山開きしました。ちょうどこの時期、お中道や登山道を歩いていると、スコリアの
砂礫地の斜面に点々と白い花が咲いているを見ることができます。(写真①)この白い花は、アブラナ科の
フジハタザオという花で、富士山の固有種(その場所にしか生育していない種)です。「ハタザオ」とは
漢字で書くと「旗竿」で、真っ直ぐ伸びる茎の姿からつけられています。
固いスコリアに負けない柔軟なカラダ
フジハタザオが生育しているスコリア層の斜面は、非常に不安定です。そのため、土壌の凍結・融解、
たは雨や風などにより、砂礫は下方へと転がっていきます。この砂礫の移動により、植物の芽生えは妨げ
られ、小さな実生にとっても致命的なダメージとなります。しかし、砂礫が移動し崩れているような斜面
でも、それに負けずに生育している植物もいます。フジハタザオもそのような植物の一つです。フジハタ
ザオは砂礫と共に移動することで、砂礫の移動に対応しています。また、フジハタザオは細根が非常に多
く、それらが地表近くに集中しています。多量の細根を持つことによって、移動によって根の一部が切れ
たとしても枯死することはありません。(写真②)
スコリアに咲くバラ
フジハタザオの生活型(植物の生活様式を類型化したもの)はロゼット型です。ロゼットとはバラの花
びらの様な形を表す言葉で、根出葉(根の際から出ている葉)が放射状に広がりバラの形を呈すものをロ
ゼット植物と言います。身近な植物では、タンポポなどが挙げられます。ロゼット植物は、地面にへばり
つく様に葉を出しています。高山帯では強風を避けられる点で有利です。そのため、高山帯にはこのよう
に地面に張り付くように葉を広げる植物は多く見られます。また、背を高く伸ばさないロゼット植物は、
背の高い植物との光の取り合いには負けてしまいます。ロゼット植物が生育を続けられるということは、
背の高くなるような植物がなかなか定着することが出来ない場所であることを示しているともいえます。
白銀の世界に元気な緑
高山帯の冬は、霜、積雪、低温など、植物の生育にとって非常に厳しい環境となります。このため、高
山帯に生育する多く草本植物は、秋に葉を落とし、地下部だけで越冬しています。しかし、フジハタザオ
は高山帯では例外的に常緑の葉を持つ草本植物で、冬の積雪下でも緑の葉を維持し続けています。常緑の
葉を持つことのメリットとしては、雪融け後すぐに光合成を始められることが挙げられます。落葉した植
物が利用することのできない、春先と晩春の季節を有効に使うことができるのです。雪が遅くまで残るた
め夏が短い(生育期間の短い)高山帯で生きるための知恵の一つといえます。
写真① 登山道脇の導流堤か
ら顔を出すフジハタザオ
写真② 周りの礫、土壌が流れ根
が切れている様子
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No.100
2010.7.15
体 験し
よう
楽し
もう
○富士山憲章五合目重点キャンペーンボランティア
富士山憲章五合目重点キャンペーンボランティア募集
キャンペーンボランティア募集
美しい富士山を未来に残すために、富士山の環境保全への理
解と協力を呼びかけるキャンペーンに参加いただけるボラン
ティアを募集。
実施期間:平成22年7月23日(金)~7月30日(金)
実施期間
9:30~16:00(集合から解散まで)
実施場所:富士山五合目ロータリー周辺
実施場所
集合場所:山梨県立富士ビジターセンター
前庭
集合場所
募集人員:どなたでも参加できます。
募集人員
※高校生以下は、保護者または先生の引率が必要。
参加費:無料(富士スバルライン通行券は事務局で手配)
参加費
昼食:各自持参
昼食
申込方法:申込書に必要事項を記入し、富士山ボランティアセ
申込方法
ンターまでFAXで申し込み。(メール、電話、郵送でも可)
募集期間:平成22年6月15日(火)~平成22年7月16日(金)
募集期間
問い合わせ:富士山ボランティアセンター
TEL0555-20-9229
わせ
○富士山エコトレッキング
富士山エコトレッキング〈
エコトレッキング〈吉田口登山道コース
吉田口登山道コース〉
コース〉
「富士山にゴミを持ちこまない、捨てない、気づいたゴミは拾う」
という趣旨のもと、清掃活動とともに富士山の自然や歴史文化
に関する解説を聞きながら自然観察等を行うエコトレッキング。
実施日時:平成22年8月8日(日)
実施日時
8:20~15:00(集合から解散まで)
実施場所:吉田口登山道(馬返し~五合目)
実施場所
集合場所:山梨県立富士ビジターセンター
集合場所
募集人員:30名
募集人員
※小学生以下は保護者の同伴が必要。
参加料:100円(保険料等)
持ち物:昼食、飲物、上着、雨具(カッパ等)、帽子、山道を歩け
る服装、靴
申込方法:申込書に必要事項を記入し、富士山ボランティアセ
申込方法
ンターまでFAXで申し込み。(メール、電話、郵送でも可)
募集期間:平成22年7月31日(土)まで※定員になり次第締切。
募集期間
その他:小雨決行(荒天時の場合は富士山レーザードーム館、
富士吉田市歴史民俗博物館等、富士ビジターセンター見学)
問い合わせ:富士山ボランティアセンター
TEL:0555-20-9229
わせ
○「富士スバルライン
富士スバルライン五合目
スバルライン五合目から
五合目から六合目
から六合目・
六合目・吉田登山道を
吉田登山道を歩く」展
富士山五合目公園利用指導員・小佐野立さんの研究資料の展示を
通して吉田口登山道の自然や歴史の紹介します。
開催期間:平成22年7月10日(土)~8月22日(日)
開催期間
開催時間:8時30分~18時(最終入館は17時45分)
開催時間
7月17日(土)より22時閉館
開催場所:山梨県立富士ビジターセンター
開催場所
1階
入館・
入館・観覧料:無料
観覧料
問い合わせ:山梨県立富士ビジターセンター
TEL:0555-72-0259
わせ
○子ども森
ども森を楽しむ会
しむ会
ネイチャーゲームを通し剣丸尾溶岩流上の自然について学び、そこ
にできた森の不思議を探る。
開催日時:平成22年8月1日(日)9:00~12:00
※雨天時は屋内にて
開催日時
実施
集合場所:山梨県環境科学研究所
本館1階ホール
集合場所
参加対象:小学校1年生~中学校3年生
参加対象
参加定員:40名
参加定員
参加費:100円(傷害保険料)
参加費
持ち物:飲み物、帽子、カッパ等
申込方法:平成22年7月1日(木)より電話または来所にて受付。※定
申込方法
員になり次第締切
問い合わせ:山梨県環境科学研究所
環境教育・情報担当
わせ
TEL0555-72-6203
○「富士山溶岩流観察会」
富士山溶岩流観察会」
富士山の溶岩流などの噴火の様子を観察し、富士山の形成に関心
を持つと共に、火山防災の意識を持とう。
開催日時:平成22年8月28日(土)
午前9:00~午後16:40
開催日時
集合場所:山梨県環境科学研究所
集合場所
募集定員:40名(ただし、2年続けての参加はできません)
募集定員
対象:小学生から成人(山梨県内在住・在勤)
対象
山歩きのできる方(中
学生以下は保護者同伴)
参加料:100円(傷害保険料)
参加料
問い合わせ:
わせ
山梨県環境科学研究所 環境・情報担当 TEL0555-72-6203
※富士山関連イベント情報は、毎月15日にメルマガを発行し
てお知らせしています。メルマガ購読は下記HPまで。
富士山憲章
一.
一.
一.
一.
一.
富士山の自然を学び、親しみ、豊かな恵みに感謝しよう。
富士山の美しい自然を大切に守り、豊かな文化を育もう。
富士山の自然環境への負荷を減らし、人との共生を図ろう。
富士山の環境保全のために、一人ひとりが積極的に行動しよう。
富士山の自然、景観、歴史・文化を後世に末長く継承しよう。
平成10年11月18日
山梨県・静岡県
富士山憲章は、富士山の自然環境の保全の理念や行動規範を示し、環境保全の
実践活動を呼びかけ、国民的な規模で、運動の展開を図っていくことを目的として
います。
発行:
発行:富士山ボランティアセンター
富士山ボランティアセンター
(山梨県観光資源課富士山分室)
TEL:0555-20-9229
FAX:0555-72-4114
山梨県富士河口湖町船津剣丸尾6663-1
e-mail: [email protected]
本誌の
本誌のバックナンバー、
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富士の国やまなし観光
やまなし観光ネット
観光ネット」
ネット」へ!
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富士山ボランティアセンターは、富士山の環境保
全活動を推進するための活動拠点であり、富士山憲
章山梨県推進会議(地元市町村・恩賜県有財産保護
組合及び山梨県から構成される)によって運営されて
います。