「首都圏建設アスベスト訴訟」 横浜地裁が不当判決!

**アスベスト★サポーターニュース**
No.26
2012.5.26.
尼崎医療生協組合員活動部
★ただいまの署名・10,778 筆★
「首都圏建設アスベスト訴訟」
横浜地裁が不当判決!
●大工・配管工などの集団提訴
「首都圏建設アスベスト訴訟」という
のは、建設現場でアスベスト吸い込み、
肺がんなどを発症した神奈川県内の建
設労働者と遺族 87 人が「危険性を認
識しながら、必要な措置を取らなかっ
た」として国と建材メーカー44社に
計約 29 億円の損害賠償を求めた集団
訴訟です。
あちこちの建設現場で仕事をしてき
て、時期や場所などの特定がむずかし
い、大工や配管工の人などが、集団で
25 日、横浜地裁判決に抗議して、クボタ本社前で集会が行われ、
尼崎医療生協からも 2 名が参加しました(大阪市内)。
提訴しています。
●横浜地裁は国と建材メーカーの責任認めず
これに対して横浜地裁は、25 日、国と建材メーカーの責任を認めず、原告の請求を棄却
する判決を出しました。判決では、国について「防塵マスクの使用が規定」されていたから、
石綿使用を禁止しなくてはならない状況ではなかったとし、建材メーカーに対しては「発病と
の間に因果関係を個別に立証する事はできない」などと、形式的な判断を示しました。
●国に対し被害の再度検証も認める
全日本民医連「5・23 国会集中行動」でも
アスベスト署名協力広がる
行動参加者に、アスベスト署名をお願
いすると、気持ちよく次々応えてくれて、
77 筆が集まりました。
それに、30 名近くの人に、署名用紙 5
枚と返信用封筒を持って帰っていただい
また、一方で判決では「少なくとも被告
国には、石綿被害に関する法律の充実、保障
制度の創設の可否を含め、再度検証の必要性
がある」ことも認めています。
●「命あるうちの解決」を
同訴訟では、提訴から 4 年、原告 75 人
中すでに 44 人が亡くなられています。
原告は「あやまれ、つぐなえ、なくせア
たところ、さっそく、倉敷医療生協の水島
スベスト」を合言葉に、
「命あるうちの解決」
ふれあい診療所から 15 筆が届けられまし
を求めています。
た o(〃^▽^〃)o★