低用量 中用量 高用量 BDP 100~200μg 200~400μg 400~800μg

(1)ICS(Inhaled
Corticosteroids)
吸入ステロイドの略だが一般的にβ2 刺激薬との合剤を含む。
(2)スパイロメトリー
肺活量や最大呼気流量などにより肺機能を評価できる。
フローボリューム曲線は気管支喘息・COPD・肺線維症などそれぞれの疾患に
特有なパターンを示す。
気管支拡張薬投与後の 1 秒率は COPD の診断に極めて有効。
(3)ピークフロー(PEF)
日中・夜間の変動の程度は気道過敏性のレベルを示唆する。
気道炎症の重症度の指標となる。
気道閉塞が過小評価される場合があり COPD 診断においてスパイロメトリーの
代替とはならない。
(4)ICS の Dose
表は 1 日量
低用量
中用量
高用量
BDP
100~200μg
200~400μg
400~800μg
FP
100~200μg
200~400μg
400~800μg
BUD
200~400μg
400~800μg
800~1600μg
例)アドエアディスカスの場合
アドエア 100
1 回 1 吸入、1 日 2 回で 200μg/日
アドエア 250
1 回 1 吸入、1 日 2 回で 500μg/日
アドエア 500
1 回 1 吸入、1 日 2 回で 1000μg/日
例)アドエアエアゾールの場合
アドエア 50
1 回 2 吸入、1 日 2 回で 200μg/日
アドエア 125
1 回 2 吸入、1 日 2 回で 500μg/日
アドエア 250
1 回 2 吸入、1 日 2 回で 1000μg/日
例)シムビコートの場合
1 回1吸入、1日 2 回で 320μg/日
1 回 2 吸入、1日 2 回で 640μg/日
1 回 3 吸入、1日 2 回で 960μg/日
1 回 4 吸入、1日 2 回で 1280μg/日
(5)JSA2009:喘息予防・管理ガイドライン(日本アレルギー学会監修)
(6)GINA2006:GLOBAL
(GLOBAL STRATEGY
INITIATIVE
FOR
FOR
ASTHMA
ASTHMA
MANAGEMENT
AND
コントロールレベルの定義
日中の症状
活動の制限
夜間早朝の症状
発作治療薬の使用
呼吸機能
コントロール良好
(全ての項目が該当)
コントロール不十分
(週にいずれかの項目が
該当)
なし(週に2回以下)
週に2回超
なし
なし
なし(週に2回以下)
喘息増悪
ある
ある
「コントロール不十分」
の項目が週に3つ以上
当てはまる
週に2回超
正常範囲
<80% 予測値、もしく
は自己最良値
なし
年に1回以上
(PF or FEV1)
コントロール不良
週に1回
PREVENTION)