箱根登山電車新型車両

箱根登山電車新型車両
車両の四方から、箱根の雄大な自然の景観を車内に取り込めるよう、運
転席前面には大型ガラス、側面には上下に大きく広がる展望窓が配置。
90年を超える山岳鉄道としての歴史の積み重ねを感じさせる伝統に、現代
的な雰囲気を並存させ、箱根の風景に溶け込むデザインとなりました。
一足踏み入れると、解放感のある室内と大きな窓に驚かされ、全てのシ
ートをクロスシートにするなど観光に重点を置き、急勾配、スイッチバック、
88ヵ所のカーブ、13ヵ所のトンネルとおよそ26ヵ所の鉄橋を渡る箱根の山
や谷の新緑、紫陽花、紅葉、雪景色を楽しめる箱根登山鉄道の特色を活
かせる座席レイアウトになっています。
なお、通常時は2両編成、繁忙時は3両編成で運行するそうです。
アレグラとは?
箱根登山鉄道の姉妹提携
であるレーティッシュ鉄
道が走るスイス・グラウ
ビュンデン州に今も息づ
く希少言語、ロマンシュ
語のあいさつ言葉です。
◇これからも箱根を走り続けるベルニナ号
ところで、新型車両導入に伴い既存の車両はどうなってしまうのでし
ょう?
ご安心ください。新型車両はあくまで「増備車」とのことで、旧型車両
が直接的に廃車になるということはないそうです。
慣れ親しまれてきた旧型車両もまだまだ現役で走り続けます!
【写真提供:箱根登山鉄道】
登山電車には4種類のブレーキがあります!
電気ブレーキ・空気ブレーキ・手動ブレーキ・レー
ル圧着ブレーキを取り付け、安全性を高めていま
す。
スイスにある登山鉄道を参考に線路をひいた!
明治時代の終わり頃、急な箱根の山に鉄道
の線路をひく計画をたてた時、当時の日本に
はない技術をスイスにある登山鉄道から学び、
箱根登山鉄道は生まれました。
登山電車は急カーブを曲がるために車両が短い!
路線で最も急なカーブ(曲線半径30mほど)を安全
に運行するために車両を短くしています。
※ 『ごうらん』は強羅地区公認ゆるキャラです。