快適な生活環境を築くために 毎日の生活のなかで大量の一般廃棄物(ごみ)が排出されています。 ごみの量を削減するために住民、行政、事業所が協力し、環境への負荷が少ない「循環 型社会」を形成する必要があります。 ごみの減量を図り、適正処理を行うことで循環型社会が構築され自然あふれる南会津地 方を後世に継承することができるでしょう。 私たちがごく普通に出しているごみは、莫大な経費をかけて処理されています。 この経費を少しでも削減したならば、他の事業に有効に使用し快適な生活環境の構築が 可能となります。 Ⅰごみの排出量 ・ 福 島 県 内 の 平 成 20 年 度 の ご み 排 出 量 は 、 1 人 1 日 当 た り 1,036 グ ラ ム で す 。 (※福島県廃棄物処理計画より) ・ 南 会 津 地 方 環 境 衛 生 組 合 管 内 の 平 成 25 年 度 の ご み 排 出 量 は 、 11,423 ト ン で 1 人 1 日 当 た り の 排 出 量 は 1,132 グ ラ ム で し た 。 ・ 資 源 化 量 は 、 1,344 ト ン と な り 資 源 化 率 は 12% で し た 。 14000 30559 過去のごみの量と管内人口の推移 29925 29257 28785 28275 12000 27660 30000 3398 年 間 排 出 量 ( t ) 10000 8000 3406 3159 3090 3134 9410 8040 8033 8703 8084 3074 8349 6000 4000 25000 人 口 20000 ( 人 ) 15000 2000 0 10000 H20 H21 生活ごみ排出量 H22 H23 H24 事業系ごみ排出量 H25 管内人口 ※一般廃棄物処理事業実態調査より 平 成 25 年 度 の 1 人 1 日 当 た り の 排 出 量 と 資 源 化 量 1人1日当たりの排出量(g) 1250 1219 1200 1142 1150 1132 1100 1049 1050 1027 1025 H20 H21 1000 950 900 H22 H23 H24 H25 資源化量 2000 1800 1600 資 1400 源 1200 化 量 1000 ( 800 t ) 600 1723 15% 19% 1629 1457 15% 1361 13% 1423 12% 17% 1344 12% 11% 15% 資 源 13% 化 率 ( 11% % ) 9% 400 7% 200 0 5% H20 H21 H22 H23 H24 H25 ※一般廃棄物処理事業実態調査より 構成町別年間排出量(t) 8000 7317 7156 7548 7243 7106 7197 7000 6000 5000 4000 3000 3239 2310 1819 2000 2261 1775 2246 1866 2326 2483 H23 H24 2433 1793 1762 1000 0 H20 H21 H22 南会津町 下郷町 H25 只見町 ※一般廃棄物処理事業実態調査より 構成町別排出割合 種別割合 粗大 3% 只見町 16% 下郷町 21% その他 0% 資源 10% 南会津町 63% 不燃 5% 可燃 82% 上記棒グラフから、構成町の過去 6 年間のごみ排出量が見られますが、各町の人口減少 に比例せずごみ排出量が横ばいとなっておりごみの排出抑制にいたっておりません。 また、円グラフから構成町のごみ排出割合を知ることができます。 さ ら に 、 種 別 割 合 の 円 グ ラ フ を 見 ま す と 管 内 ご み の 80% 強 が 可 燃 ご み と な っ て い ま す 。 そのため、可燃ごみを減量すれば直接、ごみ減量になると考えられます。 では、どのように減量するのか?クリーンセンターに搬入される可燃ごみに、多くのプ ラスチック製容器包装資源ごみが含まれています。 これを分別しますと効果が現れてきますので、ぜひ実施していただきたいと思います。 Ⅱごみ処理費に係る経費について 平 成 25 年 度 南 会 津 地 方 環 境 衛 生 組 合 歳 入 ・ 歳 出 歳入額 ①歳入について ごみ処理手数料等 28,728 千 円 有価物等財産売払い等 3,524 千 円 有価物等売 払い料, 3,524千円 計 3,225 万 2 千 円 ※3 町の負担金は含みません ごみ処理手 数料等, 28,728千円 ②歳出について ・収集運搬等委託費 150,333 千 円 ・施設運転・維持管理等経費 294,959 千 円 ・最終処分等経費 44,388 千 円 ・負担金等 1,051 千 円 ・その他委託料 2,169 千 円 ・その他の経費 2,241 千 円 計 4 億 9,514 万 1 千 円 ※人件費は含みません 歳出額 その他の経費, 2,241千円 収集運搬委託料, 150,333千円 その他委託料, 2,169千円 施設運転・維持 管理等経費, 294,959千円 負担金等, 1,051千円 最終処分等経費, 44,388千円 Ⅲごみ処理に関する課題 1 ごみ減量化 ①日常生活の中で排出されたごみが収集運搬されて、中間処理を経て最終処分されるま でについて関心を共有する。 ②再生利用の推進を図り、資源ごみの有効活用を行う。 ( 3R 運 動 ) ○ Reduce(リ デ ュ ー ス ) :ごみを減らす工夫をする。 ○ Reuse(リ ユ ー ス ) :何度も繰り返して使う。 ○ Recycle(リ サ イ ク ル ) :資源回収に回して再利用する。 ③買い物袋(マイバック)を利用しレジ袋を削減する。 ④買い物、贈り物をするとき過剰包装をしない。 ⑤家庭において、生ごみを利用して堆肥を作り野菜や花の栽培に取り組む。 ⑥R びんの利用・・このマークのついたガラス瓶は洗って繰り返し使うことができる中 容量規格統一リユースびんです。 (R びんは形を変えずに再利用できるから、環境にやさしい。) ⑦各事業所において、ごみの分別を行い資源ごみはリサイクルしましょう。 *資源ごみを指定ごみ袋に入れる時もたたんで入れればたくさん入ります。 ⑧ごみ分別の徹底を行い、リサイクルマークのついているものは資源ごみとして、利用 できるものを選別しましょう。 (ごみ分別詳細については、「ごみ分別辞典」をご覧ください。) ・主に清涼飲料水などに使用されています。 キャップを外して軽くすすぎ、つぶしてから出しましょう。 ・サラダ油の容器が混入されていることがあります、この容器はプラスチ ック製ですので、ペットボトルとは区別してください。 ・プラスチック製容器包装でお菓子の袋、シャンプーのボトル、ケチャッ プの容器、トレイ類などに使用されています。 ・汚れが落ちにくい容器は燃えるごみとして出してください。 ・おもちゃ、歯ブラシなどは資源ごみではありません。 ・紙袋、包装紙、粉末洗剤の容器、ティッシュの箱等についているマーク です。 ・粉末洗剤が残っているものは燃えるごみとして出してください。 ・新聞紙やチラシ、雑誌などは古紙として出してください。 ・牛乳パック、ジュース等に使用されています。 ・すすいでから、切り開き乾かしてから出してください。 ・ダンボール製の容器です。 ・果物の箱などにある金具は、取り除いてから出してください。 ・R びんのマークです。 ・このマークのついているびんは、販売店などで回収しています。 ・マークのないびん類は色別に分けてください。 びん類 ・陶磁器などは燃えないごみとして出してください。 《資源ごみは、手作業で分別しています》 資源ごみではないものが混入していると他の資源物にまで影響しますので、汚れが落ち にくいものなどは燃えるごみとして出してください。 ・分別作業の様子 ・生ごみが混入しています ※プラ製容器包によく混入しているごみ 生ごみ レトルト食品などの タッパーなどの容器 CD や C D の ケ ー ス 汚れの落ちにくいもの ・これらは、すべて燃えるごみです。 出 典 :経 済 産 業 省 ウェブサイト (http://www.meti.go.jp/ ) Ⅳ今後の目標について 【減量・資源化目標値】 1 人 1 日 当 た り ご み 排 出 量 の 目 標 値 は 、 915g で す 。 ( 平 成 27 年 度 の 目 標 値 は 南 会 津 地 方 環 境 衛 生 組 合 一 般 廃 棄 物( ご み )処 理 基 本 計 画 よ り 。)
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