1.地場産品展示普及支援事業 - 日田玖珠地域産業振興センター

平成25年度事業報告
【公益目的事業】
1.地場産品展示普及支援事業
(1)産業振興センター1F地場産品販売コーナーの有効活用
産業振興センター1階地場産品販売コーナーの有効活用について平成25年
度最優先事業として6月より「地場産品販売コーナー有効活用実行委員会」を
5回開催し、振興センターの販売場の問題点等を委員会にて協議を重ね、案と
してラフスケッチによる提案をしました。
平成26年度日田市補助金及び関係業界の協力により「日田産品のショール
ーム的な見せる要素」を付加し、機能強化、誘客を図るため、1階展示場を中
心に施設の改修を行います。
(2)販売促進事業
当振興センターの産品販売については、観光バスの来館台数が、24年度の
382台と比較して25年度は394台(前年度対比103%)観光バスの売上
は約1,196万円で前年度より46万円の増でした。
販売額については、観光バスまた、百貨店での物産展・イベント販売・ギフ
トの売上により、全体での販売額は6,341万円で前年度対比107%でした。
(3)観光バスへの販売促進
① エージェント(旅行会社)に対しての渉外活動
イ.熊本県・宮崎県・佐賀県・長崎県の旅行業者で観光バスを保有する比較的
小規模旅行業者への営業活動を行いました。
ロ.シルバー旅行企画会社(九州フロントサービス)への営業活動を行いまし
た。
ハ.「九州3大ビール工場めぐり」物産館森の風への買物立寄り営業活動を行
いました。(97台)
売上金額240万円前年度215%でした。
(4)販売促進活動及びイベントの開催
イ.ポイントカードの発行
買い物ポイントカードを6年間で約1万4千枚市内のお客様へ発行し顧客
の取り込みを図りました。
ロ.贈答品時期
① お中元 新聞折込チラシ 38,000 枚
売上金額571万円
② お歳暮 新聞折込チラシ 38,000 枚
売上金額585万円
③ 日田家具掘出し物市 5月(観光祭協賛事業) 売上金額278万円
各種イベントへ出展販売実績
開催月
イベント名
売上金額合計813万円
場所
売上金額
4月
イオン穂波店
飯塚市
1,940,000
5月
神戸ラジオまつり
神戸市
61,000
5月
福岡三越物産展
福岡市
438,000
7月
福岡三越物産展
福岡市
201,000
8月
北部九州高校総体
日田市
301,000
9月
天神岩田屋物産展
福岡市
2,100,000
9月
福岡三越物産展
福岡市
170,000
9月
住まいの耐震博覧会
福岡市
65,000
9月
関西日田会
大阪市
124,000
9月
イオン穂波店
飯塚市
2,598,000
都城地場産まつり
都城市
90,000
ライオンズ剣道大会
日田市
43,000
10月
3月
(5)その他関係機関での商品販売実績
①
②
③
④
⑤
ひた生活領事館イン福岡
三和酒類日田蒸留所
セブンイレブン(1店舗)
銀座「坐来大分」
木材利用ポイント販売
(6)物産館「森の風」
売上4,631万円
売上金額150万円
売上金額 26万円
売上金額 12万円
売上金額 17万円
売上金額 26万円
販売促進活動について
前年比89%
当センターでは、旅行会社の日田旅行企画について営業活動を行い、リ
ベート支払等物産館への集客活動を積極的に進めていますが、サッポロビ
ール日田工場自体、経費削減のため工場経営に主眼を置き、観光客誘致の
ための活動(集客のためのイベント開催や観光客集客の広報活動、営業)
をほとんど行っておらず、年々サッポロビールへの観光客が減り続けている
のが現状です。
特に昨年度は、工場見学コースが昨年12月25日より、今年3月14
日までリニューアル工事の為、休館等によりその分の売り上げが3ケ月で
前年対比46%と大きく落ち込んだ影響もあり、年度合計で前年度比
89%の減収となりました。
①商品構成ディスプレイの改善
イ.売れる商品ディスプレイ(POP、見せる商品陳列)
ロ.商品アイテムを見直し活気のある商品構成
ハ.接客、接遇等お客様に気持ち良く商品購入をして貰う為ソフト面強化
② 物産館への観光客の誘導
イ.物産館入口付近でのイベントの開催
日田焼窯元・クラフト林・天領窯・神来屋(肉まん)
ロ.工場見学の為駐車している観光バス乗務員へ物産館及び振興センター
への買物の案内。
③サッポロウエルカム館ショップ1Fでの販売
ウエルカム館での販売促進策として、商品構成の見直しを図り物産館を利
用しないお客様の確保に努めました。売上617万円(前年度765万円)
前年度比81%
2.需要開拓事業
(1)販路開拓事業(東京ギフトショーへの出展)
販路開拓事業として日用雑貨やギフトなどの国内最大級の商談会である
「東京ギフトショー」へ、日田下駄、日田家具、工芸品などの業者7社が出
展しました。
同展への出展は、地場産業に携わる中小企業の強い要望に基づき行われたも
ので、この出展により多くの流通業者に当地域の産品を広く紹介する機会がで
き、地場産品の販路開拓、需要拡大につながりました。
来場者は、首都圏を中心とした関東近県の卸、小売業者が主でありますが、
九州、北海道をはじめ、海外からのバイヤーも多く見受けられました。
下駄業界の他に日田の小物家具、箸など日田の工芸品に興味を持ったバイヤ
ーも多く、多くの人が立ち止まって商品説明を聞いていました。
今回は、大手企業の景気回復の見える中での商談会であり、昨年より具体
的な商談が多くみられました。
・出展社
・会 場
・会 期
・来場者数
下駄業者5社、家具業者1社、工芸業者1社
(全体出展者数 約 2200 社)
東京国際展示場(東京ビッグサイト)
平成26年2月5日~7日(3日間)
約20万人(3日間延人数)
(2) 地場産品販売強化企画事業
日田ブランド商品を広く消費地で紹介するため、福岡、神戸で物産展等イ
ベントに出展参加し、地場産品のPR活動を行いました。
九州各地、関西での販売イベントへの参加及び、日田地域の観光と物産展
等のイベントを企画し、雑誌・新聞等のメディアを利用したPR等により、
日田のブランド性を高め、商品の販売強化を図ることが出来ました。
①日田ブランド商品販売強化策として、消費地である各都市で開催される PR
イベントへ出展参加しました。
[参加イベント]
・枕崎南薩センター「かつおまつり」出展
平成25年5月4日~5日
・神戸市「神戸まつり」出展
平成25年5月19日
・福岡市マリンメッセ「住まいの耐震博覧会」出展
平成25年9月21日~22日
・日田市総合体育館「高校総体」出展
・「全国センター協議会」参加
・「東京ギフトショー」出展
平成26年2月5日~7日
・都城市「地場産業まつり」出展
平成25年10月26日~27日
・「関西日田会総会」出展
②産業振興センターの認知度を高め観光バス以外の個人客の集客を目的とし
て、市、日田市観光協会と連携をとりながら、観光情報紙等メディアに掲
載しました。
[広告掲載、視聴者プレゼント、その他販促企画]
・「地元新聞」広告
・「FM大分」視聴者プレゼント
・「OAB」視聴者プレゼント
・「ひた町歩きマップ」広告
・「おいで日田マガジン」広告
・「チャレンジウォーク日田」広告
・「JR時刻表」広告
・「九州 B1 グランプリ」広告
・「大丸日田展」来場者へ産業振興センター(日田市)への来館プレゼント
・旅行社とタイアップし、特典(ツアープレゼント)付きツアー企画によ
る集客を行いました。
(3)販売促進事業
産業振興センター利用者の利便性を高めるため、販促活動の一環として、
施設の改善等下記の事業を行いました。
①日田産品のブランドイメージを表現した河北秀也氏デザインのビニール
袋は消費者の評判も良く、地元業界より継続しての使用の声が多いため、
前年度に続いて製作しました。
②産業振興センター貸会議室利用者より、暗幕等カーテンの取り換え要望が
あったため、商談会議室のカーテン取り換え工事を行いました。
③産業振興センター消防設備の中で、消火栓ホースの交換及び誘導灯設備が
耐久年数を大幅に超え、消防署からの指摘があり早急な取替が必要になっ
ているため、交換工事を行いました。
④産業振興センター小会議室の空調が故障し、早急な取替が必要になった
ため、エアコン取り付け工事を行いました。
⑤産業振興センター1階即売場の照明が暗く、販売場としての照度が不足し
ていたため、照明器具の増設工事を行いました。
⑥産業振興センター店舗自動ドアが耐久年数を大幅に超え故障が頻発し、利
用者からの苦情も多く早急な取替が必要になっているため、交換工事を行
いました。
(4)地場産業後継者育成支援事業
①インテリアライフスタイル展への出展
出展者に関しては、本展示会の趣旨と客層を十分に把握した上で、参加希
望者を募り、出展者の意向をある程度統一したうえで臨みました。
具体的な展示の方向性として、日田のモノづくりのレベルの高さをトータル
で発信できるよう、各社の商品が個性を生かしつつも、統一感を持った展示に
見えるよう、各社出品アイテムを絞り、自社のその他の説明には、パンフレッ
トなどを活用するようにしました。
その結果、「日田の工芸」というものが、他の有名ブランドと並んでも引け
を取らないということが、ある程度 PR できたのではないかと手ごたえを感じ
ました。
・会 場
・会 期
・出展社
東京国際展示場(東京ビッグサイト)
平成26年6月5日~7日(3日間)
クラフト業者 3社 家具業者 1社
(エリアス、ウッドアート楽、木正舎、キラフテ)
[主な出品商品]
①エリアス
・日田杉プロジェクト商品(うちわ、ブックカバー、A4 ファイル他)
・オリジナルデザイン商品(すべて日田の業者で製造したもの)
木製食器、小鹿田焼、下駄、ソファー、照明など
②ウッドアート楽
・木製鏡餅、木製干支の置物
③キラフテ
・木製靴べら各種、その他各種オーダー品製作の宣伝
④木正舎
・テーブル、スツール、ベンチ等の木製家具
(5)地場産品販路拡大事業(物産展・商談会等)
①大丸ひたマルシェ事業(博多大丸B2特設会場)
・日田野菜等地場産品販売
[第 1 回] 期
[第2回] 期
日
日
平成 25 年 4 月 24 日(水)~4 月 30 日(火)7 日間
平成 25 年 5 月 22 日(水)~5 月 28 日(火)7 日間
[第3回]
[第4回]
[第5回]
[第6回]
[第 7 回]
[第8回]
[第9回]
期
期
期
期
期
期
期
日
日
日
日
日
日
日
②イオン九州穂波店
平成 25 年 6 月 19 日(水)~6 月 25 日(火)7 日間
平成 25 年 7 月 17 日(水)~7 月 23 日(火)7 日間
平成 25 年 8 月 21 日(水)~8 月 27 日(火)7 日間
平成 25 年 9 月 18 日(水)~9 月 24 日(火)7 日間
平成 25 年 10 月 9 日(水)~10 月 14 日(月)6 日間
平成 26 年 1 月 22 日(水)~1 月 28 日(火)7 日間
平成 26 年 3 月 5 日(水)~3 月 11 日(火)7 日間
水郷・天領日田フェア
[第1回]事 業 名
期
日
出展業者
イオン穂波ショッピングセンター 水郷日田フェア
平成 25 年 4 月 27 日(土)~4 月 29 日(月)3 日間
17 社(食品 9 社、工芸 6 社、体験 2 社)
[第2回]事 業 名
期
日
出展業者
イオン穂波ショッピングセンター 天領日田フェア
平成 25 年 9 月 20 日(金)~9 月 23 日(月)4 日間
18 社(食品 8 社、工芸 10 社)
③販売力アップ講座
・事 業 名
・期
日
ビジネスチャンスに繋げる販売力アップ講座
平成 25 年 7 月 26 日(金)14:30~15:30
・講
・場
平田進也氏(㈱日本旅行西日本営業本部ヒラタ屋代表)
日田市役所 7 階大会議室
師
所
④日田流「現地開催型産品相談・商談会」
・期
日 平成 25 年 10 月 22 日(火)~23 日(水)
・場
所 (公財)日田玖珠地域産業振興センター2 階商談会議室
・参加業者 9 業者
・アドバイザー 株式会社丸徳 代表取締役 徳山慶博 氏
株式会社観山 代表取締役社長 川畑康太郎 氏
⑤高校生マルシェ・商品開発
・内
容
第5回天領のまち大丸・日田展の企画“未来の職人”を
テーマに、高校マルシェとして出展する大分県立日田三
隈高等学校三隈マーケットとの商品開発。
・アドバイザー ㈱イメージゲート
取締役・アートディレクター 後藤 宏 氏
⑥美食パーティ
[第1回]事 業 名
期
日
場
所
[第2回]事 業 名
期
日
場
所
日田美食パーティ“伝食(DEN-SHOKU)”
平成 25 年 8 月 31 日(土)12:00~14:00
やさい家めい Bassin(バサン) 福岡市中央区大名
日田美食パーティ
平成 26 年 2 月 7 日(金)19:00~21:00
やさい家めい Bassin(バサン) 福岡市中央区大名
⑦大分の工芸品展示販売会「手から手へくらしの中の道具たち」出展
事 業 名
日
程
会
場
出展商品
主
大分の工芸品展示販売会
平成25年2月26日(水)~3月2日(日)5日間
東京港区南青山 Spiral(スパイラル)
大分県下の工芸品、焼物(19社)
日田からの出展4社
大分県、(公財)日田玖珠地域産業振興センター
催
[事業内容]
東京港区南青山 Spiral(スパイラル)で開催された、大分の工芸品展会
「手から手へくらしの中の道具たち Vo.2」に出展しました。
同イベントは、大分県と産業振興センターが共同で主催したもので、大分
県下のクラフト作家、陶芸家等の魅力ある商品を、手でふれるとすっとなじ
む「くらしの道具たち」と題して、首都圏の消費者や大手小売店などのバイ
ヤーに情報を発信、数多くのバイヤーに案内状を発送したこともあり期間中
百貨店等多くのバイヤーが訪れました。
会場になった南青山界隈は、ファッションやデザイン等情報発信地であり、
来場客も目の肥えた客が多く、出展者も商品説明、自社商品のPRを積極的
に行っていました。
(6)福岡市物産展開催事業
第5回
天領のまち 大丸・日田展開催実績
①実施主体:(公財)日田玖珠地域産業振興センター
②開催場所:博多大丸福岡天神店
8 階催場(物産展催事)
開催期間:平成 26 年 2 月 14 日(金)から 2 月 19 日(水)の 6 日間
展示品
:特大「雛飾り」
③8階催事場イベント
2/14(金)調味料マイスター神谷禎恵さんによる調味料活用術
2/15(土)スイーツセラピスト吉迫竜二さんによるスイーツの話
2/15(土)16(日)紙芝居&エプロンシアターによる「日田の魅力」紹介
④エルガーラ・パサージュ広場イベント
2/15(土) 匠の技体験「どろだんご」作り/鉋かけ実演ほか(日田職人会)
2/16(日)
木工教室「すのこ」作り体験ほか(日田木材協同組合)
2/15(土)16(日)
⑤来場者プレゼント
観光案内所開設
2/14(金)~2/16(日)日田杉グッズ
各日 1,000 個
⑥抽選会:博多大丸全店舗での買物 10,500 円又は日田展での買物 3,000 円の
レシートで日田宿泊券や特産品(400 点)が当たる抽選会開催(景品は、団体
事業者提供)
⑦事前告知
・新聞折込チラシ作成(福岡・日田 35 万部)
・DM 送付(水の郷大使 2,300、市職員関係者 150、出展者得意先 1,000)
・大丸営業活動/市及び出展関係者によるPR(A4 チラシ)12,000 枚
・RKB ラジオスポット20本/生中継
・その他メディア取材
⑧その他
:観光旅行商品発売「バスハイク企画」(西鉄旅行)
⑨来場者数:約 22,000 人(昨年 22,000 人)
⑩売上金額(税込):27,413,119 円(前年 26,285,096 円/前年比 104.3%)
3.地場産品地産地消拡大事業
(1)お中元、お歳暮「地産地消キャンペーン」の実施
[キャンペーン内容]
・センターオリジナルのギフトセットの販売。
・ギフト専用コーナーを開設、セット物を中心に販売。
・キャンペーン中割引特典等をつける。
・新聞折込チラシをキャンペーンごとに3万8千部配布。
・実施時期: 7月10日~8月12日 11月20日~12月30日
(2)川開き観光際協賛事業「日田家具掘り出し物市」開催
・産業振興センターの2階大展示場をメイン会場とし、日田家具、下駄、
工芸品、焼物等各業界の協力を得て、展示販売を行いました。
新聞折込チラシを3万8千部配布、周知を行いました
・出展企業
日田家具製造業者及びセンター出展業者
・開催期間
5月25・26日(川開き観光祭期間・2日間)
【収益事業】
1.貸館事業
貸館事業については、景気低迷による利用者の減少及び売上不振等の理由に
より催事規模の縮小・廃止また、類似施設(パトリア日田)による利用者の分散
化等により使用料は前年度対比123%となりましたが、ピーク時に比較する
と32%と大きく減少しています。
また、利用者は前年度113件に対し本年度96件と利用件数においては、
前年度対比85%と落込み展示会での利用者が減少しています。