学芸出版社

大島哲蔵 著
ロックンロールする批評>連射する言葉
現代建築&建築家の批評,同時代の海外状況の紹介を,独特の文
体で綴った批評集.建築の権威化に批判的な目を向け,建築家の
在り方を根源性に問いかけてきた大島の文章は,現状にあきたら
ない建築家たちに刺激を与えてきた.また海外の最新動向を,そ
の背景にあるものまで含めて解説していくスタイルは,若い世代
のシンパシーをよんでいる.
A5
変判・192
頁
定価:2000
円+税
大島哲蔵 私はなぜスクウォッターなのか?
ミース・ファン・デル・ローエ ミースから見えてくるもの
ゲルハルト・リヒター 強度を獲得する多重ボカシ
ヘルツォーク&ド・ムロンほか 建築の芸術的退行
ピーター・ズントー 黙示するオブジェクト/サブジェクト
ドナルド・ジャッド ミニマリズムとアーバニズム―Donald
Judd
in
Marfa
イリヤ・カバコフ ソビエト脱構成主義
イアン・ハミルトン・フィンレイ 詩的抵抗の庭―ストーニィパス
ジェームズ・タレル 宇宙光線の直覚
ダン・グラハム ナントのための迷宮―リフレクティヴな眩惑
R・ミスラッチ,べッヒャー夫妻ほか 写真が発見する風景
トーマス・ルフほか 建築写真のヴァーチャリティ
ルネ・ブッリ 素顔のコルビュジエ(本当に?)
ル・コルビュジエ コルブのパトロン
ル・コルビュジエ 自演されたPassion
(受難劇)そしてResurrection
Play
(復活)―コルビュジエ議論の現況
コーリン・ロウ コーリン・ロウ再考―堕落天使の夢
マンフレッド・タフーリ 批評者のテクスト―浅海に没した〈弁証法〉
ドミニク・ペロー ガラスとメタルの政治学
ザウアーブルック&ハットン WYSIWYG
とは何?
バックミンスター・フラー 地球号の世紀末,そして一抹の光明
川合健二 特殊解か,同時代の「古典」か?
ルイス・カーン 斜視の虎―ダッカの議会堂
アドルフ・ロース 倫理(エチカ)と官能(エロス)の挟撃
ルートヴィッヒ・ヒルベルザイマー 建築の無化としてのアーバニズム
ルドルフ・マイケル・シンドラー 奔流はどこにも帰属しない
コープ・ヒンメルブラウ 身体性のアヴァンギャルド
アンソニー・ヴィドラー ホームレス,そしてフォームレス
レム・コールハース 過渡期の意識化
アルド・ファン・アイク アムスの“特性のない男”
コンスタン・ニウヴェンホイス 幻視されたエンドレス・シティ
ヨナ・フリードマン 地に足がついたメガストラクチュア
大島哲蔵アーカイブ あとがきに代えて〈心のスクウォッター〉
学芸出版社
〒600-8216
京都市下京区木津屋橋通西洞院東入
大島哲蔵(おおしま・てつぞう)
1948年兵庫県生まれ.東京外国語大学ロシア語学科
中退/1976年より名古屋にアート・ブック(洋書輸
入販売業)設立/1985年頃より翻訳,批評,講演活
動の傍ら,エキシビション参加,建築及び美術のプロ
デュースを行う/1992年より名古屋にスクウォッタ
ーの名で店鋪を開設.その後,大阪店も開設/1999
年より成安造形大学,近畿大学,大阪市立大学,名古
屋芸術大学の非常勤講師/
2002年6月逝去(享年54歳)
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Fax 075-343-0810
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