サマーレビュー(夏の総見直し)の実施について 所管課 電 話 企画調整課 21−1127 逼迫の度を増している厳しい財政状況の中で、新病院建設などの中長期的な財政需要に対応 しつつ、市民満足度の高い行政サービスを提供し、元気のいい、安心感のある、活力に満ちた まちづくりを行っていくために、本年度から「サマーレビュー」として、7月から9月を全庁 挙げての「評価・改善活動強化期間」として位置づけ、市政全般の総見直しを行う。 1 目的 限られた経営資源の中で、最少の経費で最大の効果を上げるため、日頃、市民に最も近いと ころにいる行政現場が主体になって、所管する全ての施策・事務事業の評価や内容の点検を行 い、今、真に求められている事務事業を選択、重点化させることで、経営資源配分の最適化を 実現し、「選択と集中」による行政サービスの質的向上を図る。 2 位置づけ ◆行財政改革審議会(本年11月発足予定)→「市民による市政の総点検」 ◆サマーレビュー →「政策立案・実践者である市職員による市政の総点検」 ※双方の取り組みの相乗効果により、より効果的な行財政改革を狙う。 3 サマーレビューの流れ (1)総合計画・基本計画に位置づけられた48施策について、投資効果を評価。 (2)評価結果と市民意識調査結果などに基づき、市民ニーズの動向把握と施策の現状を整理。 (3)市民ニーズに対する市の強み(施策が充実している分野)と市の弱み(施策が充実して いない分野)を整理し、弱みを克服するための戦略課題を定義。 ※簡易SWOT(スオット)分析 (4)戦略課題を具体化する事務事業を立案。その際、財源充当のために他の事務事業の見直 し(廃止・縮小等を含む)を実施。※見直し対象事業数約800事業 (5)それらを「課長改善方針」として課の施策推進方針として取りまとめ、課長自ら市長に 提案(プレゼンテーション)。 (6)サマーレビューの内容は、市長以下全部長で構成する「経営戦略会議」で議論し、次年 度の市政戦略(計画)を決定。 4 期待できる効果 (1)戦略的市政の展開。 (2)政策目標(市民ニーズ)実現のための事務事業の最適化。 (3)投資効果を重視した施策・事務事業の軌道修正や新規立案。 (4)各担当部課の専門性や創意工夫の発揮。 (5)市長プレゼンテーションによる庁内競争意識の高揚。 (6)要求積み上げ的な計画編成から行政現場の自己決定・自己責任への転換。 担当 企画調整係行革推進係 ■サマーレビュー(夏の総見直し) ・決算説明の時期であり、評価・改善を行う最も適切な時期であること。 ・次年度予算編成に向けて基本的な考え方をまとめる時期であること。 ・評価・改善の具体化とは、それに基づき市政戦略をまとめること。 ① 各課にて所管施策の評価・改善を行い「課長改善方針書」を作 成するとともに、それを具現化する「実施計画事業案」を作成 ② ①の資料を用いて、各課長自らによる市長へのプレゼンテー ションを実施 ③ ②の結果に基づき、次年度の市政戦略を経営戦略会議で議論 ④ 市政戦略(計画)を決定 ※経営戦略会議(市長・副市長・教育長・参事・各部長で構成) ◆行財政改革により実現したい成果 ■最少の経費で最大の効果を生んでいる ∼行政の生産性の向上(事務事業の最適化による行政サービスの質的向上)∼ そのために、行政運営が次の状態になることをめざす • PDCAサイクルに基づく行政運営の仕組みが確立されている。 • 財政の硬直化原因が是正され、財政構造が健全化されている。 • 市の仕事の目的・成果をわかりやすく情報公開しており、市民が市政に参画している。 ◆今年度に取り組む主要項目 (1)行政経営サイクルの確立 (2)行財政改革審議会の発足 ※行革審は、財政構造改革以外にも行革 全体の取り組みを見て提言を行う イメージ図 ○行政経営サイクルの確立 ○行財政改革審議会の発足 (事業の最適化を実現する改革) (政策的経費財源を生み出す改革) 経営戦略会議 行政の生産性 向上 行財政改革審議会 ◆サマーレビュー&経営戦略会議 行政の生産性向上 とは、 計画行政の確立 PDCAサイクルに基づ いて、 ①Pの充実 (計画内容充実) ②Dの効果向上 (予算執行効果向上) 政策形成(計画策定) の過程で、 ①Check&Action(評 価・改善)を恒常化 ②市政戦略を議論 サマーレビュー • 課長改善方針書の作成と市長プレゼンテーション 経営戦略会議 • レビューに基づいて市政戦略を議論する会 戦略的行政運営(経営)とは、市民ニーズ等に照らして市の施策等が充実していない分野 を改善することである。しかし、現在の厳しい財政状況では、改善すべき分野の中でもさら に厳しい優先順位付けが求められている。それをサマーレビューで明らかにしようとするも のである。 市民意識調査の集計結果について 所管課 企 画 調 整 課 電 話 21−1127 平成21年度市民意識調査の集計結果がまとまりましたので、別紙のとおりご報告 いたします。 (市民意識調査の概要) 1調査目的 (1)市民意識調査は、複雑・多様化する市民ニーズを的確に捉え、適切に施策・事務 事業の軌道修正や新規立案を行うことを目的とする。 (2)総合計画において、計画の成果目標を具体的な数値で掲げてあり、この目標達成 度を測定することを目的とする。また、調査結果から判明した市民ニーズを今年度より 策定する実施計画の参考データとする。 2調査対象 (1)調査対象 市内在住の 20 歳以上の全ての市民の中から 2,000 人を抽出し、男女比率を 1 対 1 とし、 年齢階層ごとに均等に抽出した。 (2)配布数 2,000 枚を配布した 3調査期間と調査方法 (1)調査期間 平成 21 年 5 月 19 日∼平成 21 年 6 月 5 日 (2)調査方法 郵送により発送・回収した 4回収状況 913 枚回収(回収率 45.7%) (参考)平成 20 年度調査 860 枚回収(回収率 43.0%) 5調査内容 ・基本的事項 ・政策の実施効果 ・政策に対する満足度と優先度 (1) 満足度と優先度の分析結果(ポートフォリオ分析) (2) 象限(ゾーン)別の経年変化 (3) 満足度の経年変化 (4) 優先度の経年変化 ・自由意見 担当 企画調整課 企画調整係 ◆まちづくりに対する市民満足度 ○掛川市が住みやすいと思う市民の割合 79.7% 21年7月調査結果では、79.7%(対前年度0.1%アップ) 20年度調査79.6% 19年度調査 74.3% 18年度調査 78.1% 17年度調査 65.1% この市民意識調査は平成17年の市町合併から実施しているものである。今回が4回目の調 査となるが、平成19年度に評価が一旦低下したが概ね上昇傾向が続き、今回、過去最高の 評価を得た。 これは、総論的には、道路整備やバス路線の運行などの市民ニーズを的確に把握し実施す ることが評価されたものと考えられる。 今後は、「地域医療」、「市立病院の統合」、「子育て・子ども支援」など依然として市民満足度 が低い施策分野について、満足度が低い要因を究明し、改善するための施策を実施計画に取 り込むなど戦略的な事業展開を図っていく。 ◆各まちづくりに対する市民意識 ○各まちづくりごとの満足度・優先度ランキング・トップ3 ※21年度「市民意識調査結果」より ◆満足度ランキング3 1位 ・安全・安心で安定した上水道の供給 20年度1位 2位 ・ごみ減量・再資源化の推進 20年度2位 3位 ・歴史や文化の伝承・保存・活用の推進 20年度4位 ◆優先度ランキング3 1位 ・地域医療・救急医療体制の充実 20年度1位 2位 ・市立総合病院の充実 20年度2位 3位 ・子育て・子ども支援の充実 20年度3位 満足度 •上水道については、断水などが無い安定供給体制と信頼できる経営が評価。 •ごみ減量については、新エネルギーの普及を目的とした古紙回収収益金の基金積立や市のノーカーデー実 践など、地域・企業・行政が一体となった取組みが評価。 •歴史・文化については、大日本報徳社・竹の丸などの文化財の整備・保存・活用などに対する評価。 優先度 •地域医療・市立病院については、建設等にかかる経費の負担割合や病院建設がスムーズに行われるかなど の病院統合に対する不安や休日夜間等の救急医療体制への不安などが増大。 •子育て・子ども支援については、養育費などの経済的な不安や就労環境整備、子供を地域ぐるみで見守る環 境づくりなどが増大。 火災状況の報告について 所管課 TEL 消防本部 予防課 21−6103 1 火 災 状 況 平成 21 年 8 月 7 日現在の火災は、51 件で1ヶ月 7. 3 件の割合で発生してお り、昨年の同時期と比較すると9件増加しています。 原因別では、「放火または放火の疑い」によるものが 22 件と最も多く、次い で焚き火9件、不明4件の順となっています。 6月末からは約1ヶ月の間に 10 件の「放火または放火の疑い」とみられる 火災が連続的に発生しました。 深夜に、住宅・車庫やゴミ集積場など相手と場所を選ばない無差別なもので 、 市民生活に大きな不安を与えています。 このことから、いつでも放火火災が発生する可能性があることを考えて「放 火されない。放火させない。放火されても被害を大きくさせない 。」事を基本 に地域ぐるみでその環境づくりを実践するよう市民に啓発を行っています。 なお、今年春先にかけ南消防署管内(大東・大須賀地区)でも放火火災が7 件発生しております。 2 火 災 種 別 総 件 数 ①建物火災 ②その他火災 ③車両火災 ④林野火災 3 原 51件 22件 24件 4件 1件 因 別 ①放火又は放火の疑い ③不 明 ⑤電気関係 ⑦排 気 管 ⑨火 遊 び ⑪内燃機関 ( 21 年 8 月7日現在) 22件 4件 3件 2件 1件 1件 ②焚 き 火 ④た ば こ ⑥そ の 他 ⑧こ ん ろ ⑩灯 火 ⑫溶接・切断 9件 3件 3件 1件 1件 1件 4 地区の放火されない防火対策 ①家の周りに燃えやすいものを置かないこと。 ②夜間、建物の周囲や駐車場は照明を点灯して明るくすること。センサーライト等 ③空き家や物置には必ず鍵をかけておくこと。 5 パトロール実施状況 ①消防本部各署毎夜 各分団毎夜 市青パト(金・土)夜間 ②自治会のパトロールの実施 下俣区 葛川区 6 近隣消防本部の状況 区 分 消防本部名 火災件数(8/3 現在) 放火・放火の疑い 掛 川 市 消 防 本 部 51 22 菊 川 市 消 防 本 部 8 0 袋井市・森町広域行政 30 5 磐 田 市 消 防 本 部 39 17
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