いきいきと仕事をしている A 病院看護師の思い

抄録
いきいきと仕事をしている A 病院看護師の思い
Key word:いきいき 看護師 思い
所属:看護部教育委員会
【目的】いきいきと仕事をしている A 病院看護師の思いを明らかにする。
【方法】対象:各所属長が「いきいきと仕事をしている」と認め、調査に協力を得ら
れた看護師 15 名(一般病棟 13 名、回復期病棟 1 名、外来 1 名)
期間:2013 年 6 月 14 日~7 月 31 日
方法:6 月 20 日:下記アンケート後、各所属長面接をアンケートに追記
①勤続年数 ②家族構成 ③看護が好きか ④仕事の将来の夢・目標
⑤何故いきいき仕事しているという評価を得たと思うか
7 月 31 日:アンケート分析
【倫理的配慮】
アンケートの目的・方法を説明し、個人を特定せず公表する事に同意を得た。
【結果】
勤続年数は 3 か月から 9 年の幅があった。家族と同居 14 名、一人暮らし1名であ
った。看護が大好き 2 名(13%)、好き 12 名(80%)
、1 名(8%)はどちらでもない
だった。将来の夢・目標は看護師として成長したい、信頼されたい、仕事と子育てを
両立したい、フルタイムで働きたい等の思いがあった。
「人との関わりが好き、患者家族の良い反応」等から『看護が好き』になり「でき
ることが増えた」等から自らの『成長』を実感している。「感謝される、良い評価」
から『承認』を得ている。「新人・スタッフ指導、登録看護師」等から『役割』を自
覚している。「良いマナー、知識を得る」等から『自己に期待する姿勢』が明確にな
り、「相談しやすい環境」等から『仕事環境』を高評価していた。
【考察】
患者の回復はやりがいとなり学習意欲を高め、更に看護が好きという感情に繋がっ
ている。先輩・患者家族の良い評価・感謝の言葉は、更に看護が好きになり成長意欲
が高まる。役割はやりたいと思える個人の強い思いが重要である。役割で自己への期
待も明確になる。仕事と家庭とのバランスの良い環境があると仕事に集中できる。
今回明らかになったいきいきと仕事をしている看護師の思いから学ぶことは多い。
【結論】
対象看護師から、看護が好き、成長を実感している、承認されている、役割がある、
自己に期待する姿勢がある、仕事環境が良い、等の思いが確認できた。