2012年06月号 Vol. 108(159KB

No.108 2012 年 6 月号
∼あしなみそろえて一歩ずつ∼
英次
竹内
主任司祭
キリストとともに
カトリック糸島教会
〒819−1306
福岡県糸島市志摩松隈 770
Tel&FAX 092−327−3210
メール:[email protected]
なることができますので皆さんのご協力を
はたくさんの人たちにとっての憩いの場に
たい気持にもなりましたが、この糸島教会
逃げられてしまいましたので、ひきこもり
とあいさつしたら、すぐさま車でブーンと
クに外で遊んでいた親子に﹁こんにちは﹂
司祭は無愛想ですので、ゴールデンウイー
た教会であればと思います。あいにく主任
広さに興味を持って集まる方々にも開かれ
方々、信仰に興味がなくとも糸島の敷地の
また信徒だけではなく信仰に興味のある
い信徒の集会場になればと思います。
力によりこの糸島教会が、さらに素晴らし
う。﹂ルカ14・28︱30
皆さんのご協
成することはできなかった﹄と言うだろ
皆あざけって、
﹃あの人は建て始めたが、完
築いただけで完成できず、見ていた人々は
者がいるだろうか。そうしないと、土台を
あるかどうか、まず腰をすえて計算しない
うとする時、造り上げるのに十分な費用が
思います。
﹁あなたがたのうち、塔を建てよ
を経て始めることはとても大切なことだと
会の信徒会館建設が始まります。長い準備
五月二十日の着工式からいよいよ糸島教
活動にご協力ください。自分の持ち物を一
だと思います。どうぞこれからの教会での
のすべきことを認識し、それを果たすこと
4・27︱33 この言葉の意味は、自分
してわたしの弟子ではありえない。
﹂ルカ1
捨てないならば、あなたがたのだれ一人と
子ではありえない。⋮自分の持ち物を一切
る者でなければ、だれであれ、わたしの弟
葉です。﹁自分の十字架を背負ってついて来
件﹂というタイトルがつけられた個所の言
げましたルカ十四章の言葉は、﹁弟子の条
次第に大きくなっていきました。最初にあ
の協力により困難の中にあった初代教会は
た時でもあります。神への信頼と信徒同士
分たちにはやれる!﹂という自信が生まれ
できました。
神様の導きと支えによって﹁自
られ、その不安を教会は乗り越えることが
安。ですが、聖霊降臨の恵みにより力づけ
に自分たちも殺されるのではないかとの不
様がおられなくなった不安、ユダヤ人たち
弟子たちの心はおびえていました。イエス
げていました。また信者は自分の持ち物を
集会場やお家に集まりひっそりとミサを捧
心を一つにして祈っていましたし、小さな
集まりを指します。初代教会では、信徒は
教会とは、イエスキリストを信じる人々の
しくお願いします。素晴らしい糸島教会が
を光らせて怪我のないように心配りをよろ
いようにしてください。また大人たちも目
す。特に子どもたちは遊び半分で近寄らな
材がグラウンドに置かれることになりま
最後になりますが、工事中には作業車や資
あります。ご協力をよろしくお願いします。
ドを駐車場として使うために必要な活動も
館の壁塗り、駐車場の確保、下のグラウン
方々のご協力に感謝いたします。また司祭
ともあります。イエス様が天に昇られた後、 祭 館 横 の 木 を 移 動 し ま し た 。 た く さ ん の
共有していて一人も貧しい人はいなかった
造り上げられることを心から願います。
願いします。五月九日と十日の二日間で司
と思います。広い心でご協力をよろしくお
心を奪われてはいけないという意味もある
いない、さらには自分が持っているものに
ものを自分だけのために使うのではもった
ますとの意味ではなく、自分に与えられた
﹁ 信徒会館の建設開始にあたり ﹂
主任司祭 竹内 英次
お願い致します。さて、教会に必要なもの
切捨てるとは、文字どおりすべて捨ててし
○ 十 日 ︵ 日 ︶ 各委員会
日本二十六聖人列聖
百五十周年記念ミサ・浦上
○ 三 日 ︵ 日 ︶ 一斉班集会
六月
これからの主な行事のお知らせ
は建物だけではありません。
○十七日 日
定例清掃日
マリア会例会
)
(
○二四日 月
)
(
糸島教会の皆さまへ
日本カトリック神学院 神学科3年
フランシスコ高橋史人︵
さいたま教区︶
糸島教会の皆様、はじめまして。さいたま教
区の神学生の高橋史人です。
私は茨城県の出身で、関東の半導体関連の研
究工場で勤めていました。
仕事を続ける中で、﹁人間はどこに向かって
生きるべきか﹂というようなことを考えるよう
になり、哲学や宗教に関する本を、暇を見つけ
ては読んでいました。
そのような中で、私は次第にキリスト教に関
心をもつようになりました。
キリストの
キリストの生涯が、なぜ人類の精神史をこれ
ほど 大き く変えて い ったの か?
言葉は何を指し示しているのか?
そのような問いが私の中に生まれて くると
同時に、福音書などを通してイエスの言葉や活
動に着目していくようになりました。私は教会
で学びたいと思いました。
育った家庭が無宗教であったので、教会に
行くのは少し勇気が要りました。
キリスト教の各派の教会についてインター
ネットを通して調べていき、カトリック教会
が世界では最大のキリスト教会であることな
ど を 知 り 、 カ ト リ ック 教 会 に 通 い 始 め 、二 十
七歳で洗礼を受けました。
洗 礼 を 受け た 年 に 、 現 在 、 神 学 院 の 東 京 キ
ャンパスで養成者をされている中嶋神父様の
司祭叙階式ミサにあずかり、召命についても
考えるようになりました。
三十一歳で神学校に入り、今年で五年目に
なります。
人それぞれ、神さまの様々な招きで教会に
結ばれていると私は思います。
それらの豊かな神の招きの中で、皆様と出
会い、ともに今あるということは、とても深
いことであると私は思います。
これから一年間、宜しくお願い致します。
洗 礼
川上 理絵
洗 礼 式 、 た く さ ん の 祝 福 を 有難 う ご ざ い まし
た。上の子は、落ち着きのなさが見られますが、
教 会 の順番など を覚え 、食 事のとき も ﹁アー メ
ン﹂と言っています。
下の子は、少し病気をしましたが、ここまで
体が元気になったことを日々感じています。
皆 様の お 祈 り や 神 様 が ﹁ が ん ば れ ﹂ と 言 わ れ
て い る よう な 気 が し ます 。 教 会 の 皆 様 が 、 温 か
く 迎 えて く れ て い る の で 、 の び の び 成 長 し て い
ます。
ミ サ 中 も ご 迷 惑 を お かけ す るこ と も 多 々 あ る
と 思 い ま す が 、 こ れ か ら も よろ し く お 願 い し ま
す。
病人訪問のことあれこれ
よくお話なさいます。神父様と増山さんも話
お家では、寡黙なご主人にひきかえ、奥様が
お知らせくださればと思います。
各 班 の 中で 、 そ の よ う な 方 に お 気 付 き で し た ら
寂しい思いをなさっているかも知れません。
話も、付き合ってよく
大人の中の大人
彦佐衛門
地方の首長が、パホーマンスや 過激な 言
﹁許認可権﹂をチラつかせて、自分の気
持 ち に 添 う よ う な 処 理を す る よ う 、 民 間 会
ゅうの︶
社 に圧力をかけた大臣︵ヤクザじゃ ないち
2
﹁いちゃもん﹂をつけた首長
まいと某テレビ局のドラマ制作について
動でマスコミを賑わしているのに乗り遅れ
1
し上手、聞き上手で話が
毎月﹁第二週﹂の火曜日を病院訪問の日と決
聞いておられます。
那須 和博
められて、神父様は、ピクシスに収めた御聖体
訪問する者の心がけるべきことのひとつだと
弾みます。繰り返される
を持って、信徒の家庭や入院中の方のもとを、
訪問することは、﹁教会共同体はあなたを忘
端から見ていて感心します。
朝日七時、今宿上ノ原の女子カルメル修道院
れていません。﹂という大切なしるしとも言わ
見舞いを兼ねて回られます。
でのミサを終えられてからの出発です。増山さ
れます。
病者や高齢者の心理を理解し、話し方、言
おられる方もおられ、立派だと思います。
普段の日に、入院中の橋本さんを見舞って
ん運転の車で、くっついて行くだけの私も入れ
て3人で出かけます。
平日のカルメルでの御ミサには、増山さん、
山頭さんご夫婦がいつも与って おら れるご様
があります。冊子に書かれています奉仕者と
葉のかけ方、聖書の読み方等を勉強する必要
7時40分頃に出て 、5軒ほど 回るのです
して私に一番不足しているものだと思いま
子、ただただ感服しています。
が、車を置いているカルメルに戻ってくるのは
す。
るように思います。
に教会から遠ざかってしまわれた方が居られ
るかも知れないのです。おそらく、高齢の故
やがては私達自信が訪問される立場に置かれ
これからますますの高齢化社会となれば、
正午近くになります。
訪問して直ぐ、祈りと聖体拝領の式があり、
聖体拝領が行われます。カルメルでのミサに引
き続いての訪問であることを、皆さん分かって
おられるので、気を遣われて、お茶やお茶請け
を用意してくださいますので、恐縮します。
カトリック糸島教会信徒総会
四 月 二 十 二 日 のミサ後 に、信 徒 総 会 が行 わ
れ、約六十名の信徒が参加しました。
信徒総会の概略を報告します。
議長と書記を選出後、下記の事項について議事
が進められました。
6号議案では、これまで信徒の皆さんに説明
していた事 項 に加 え、信 徒 会 館 の地 盤 強 化 や
浄化槽の四五人槽の設置などの変更について説
明が行われました。
また、HP︵ホームページ︶の開設について紹介が
ありました。
活 発 な意 見 等 有 りましたが、全 ての議 案 につい
て信徒皆さんの賛成があり、承認されました。
前年度教会活動の反省と本年度の方向性
前年度教会会計決算と監査報告
本年度信徒使徒職活動の基本方針
本年度教会活動計画
本年度教会会計予算
聖堂・信徒会館建設に関する件
墓地管理委員会報告、マリア会・ヨゼフ会報告
1号議案
2号議案
3号議案
4号議案
5号議案
6号議案
その他
事
議
また、糸島教会の年間テーマは、
﹁
キリストとともに
∼あしなみそろえて一歩ずつ∼﹂
と決まりました。
編集後記
ついこの間、新年を迎えた
つもりが、あっという間に
始まり、また、あっと言う間
6月です。信徒会館の建設も
に竣工式?毎日をもう少し
丁寧に実りあるものにして
ゆきたいです。反省・・・
Cyaoan