厚生年金基金制度見直しの改正法に伴う 当基金の今後の方針について 前号(No.120)から掲載しておりました「公的年金制度の健全性及び信頼性の確保のための厚 生年金保険法等の一部を改正する法律」 (以下、 「改正法」 )の成立による当基金の今後の方針につ いて、平成26年4月からの制度変更に向けたスケジュール等の進捗状況と詳細をお知らせします。 ■制度変更の主なスケジュール 代議員会において 制度変更実施の 方針を議決 制度変更の各県説 明会を実施 (同意書類の取得) 代議員会において 規約変更にかかる 認可申請決議 制度変更実施 ▲ H25.9 ▲ H25.11~H26.1末 ▲ H26.2.26 ▲ H26.4予定 ■制度変更の内容 [プラスアルファ部分の給付減額] ・国から代行している代行部分の給付には変更がありません。 ・基金のプラスアルファ部分の給付が変更になります。なお、基金が解散した後は、プラスアルファ 部分の給付は無くなります。 ・現在、プラスアルファ部分の掛金は全額事業主が負担しています。 ①加算加入員期間3年以上の方に支給される一時金が58%減額 ②加算加入員期間10年以上の方に支給される加算年金額の利息は3%から2%へ ③加算年金の支給開始年齢60歳は国の老齢厚生年金の支給開始年齢と同じく順次引き上げ 保険料と掛金・給付の仕組み 【東北六県トラック厚生年金基金 解散まで】 現在の給付 プラスアルファ部分 代行部分 事業主 加入員 20/1000 事業主 39/1000 ※ 老齢基礎年金 (国民年金) 事業主 老齢厚生年金 老齢基礎年金 (国民年金) 事業主 85.6/1000 65.6/1000 ※事業主負担内訳 「標準掛金 20/1000」 「特別掛金 19/1000」 加入員 85.6/1000 国に納める 加入員 65.6/1000 プラスアルファ部分の 給付は無くなります 国から支給 老齢厚生年金 国に納める 65.6/1000 国から支給 事業主 プラスアルファ部分 基金に納める 加入員 65.6/1000 老齢基礎年金 (国民年金) 基金から支給 事業主 20/1000 国に納める 国から支給 老齢厚生年金 給付減額 事業主 加入員 20/1000 基金解散後の 基金解散後の 給付 保険料 平成26年4月1日 制度変更後の給付 制度変更後の 掛金と保険料 現在の 掛金と保険料 基金に納める 基金から支給 代行部分 【解散後】 *基金未加入だった場合と 同様となります。 ●基金のプラスアルファ部分の給付以外は、制度変更・基金解散を通じて変更はありません。 制作/㈱社会保険研究所(不許複製) [掛金引き上げ] 加入員負担割合に変更はありません。事業主負担割合においての変更です。 ①70歳未満の被保険者(基金加入員)にかかる代行部分の特別掛金(報酬月額×19‰)の増加 ②60歳未満者のみにかかる加算部分の掛金のうち、 標準掛金が△1,360円、特別掛金が△2,770円、合計で△4,130円が減少 ※事務費掛金1.6‰(事業主負担)に変更はありません。 基金掛金 代行部分 標準 掛金 特別 掛金 プラスアルファ部分 標準 掛金 特別 掛金 平成25年10月分から 平成26年4月分から 平成26年3月分まで (適用予定) 平成25年10月分掛金に 対する平成26年4月分 (適用予定)の変更点 負担 平成25年9月分まで 事業主 報酬月額×20‰ 報酬月額×20‰ 報酬月額×20‰ 変更なし 加入員 報酬月額×20‰ 報酬月額×20‰ 報酬月額×20‰ 変更なし 事業主 - - 報酬月額×19‰ 報酬月額×19‰の増 加入員 - - - 変更なし 事業主 1,210円 2,310円 950円 △1,360円 加入員 1,100円 - - 変更なし 事業主 3,780円 3,880円 1,110円 △2,770円 加入員 100円 - - 変更なし (参考)報酬月額28万円の場合(報酬月額により事業主負担の増減は変動します) 基金掛金 代行部分 標準 掛金 特別 掛金 プラスアルファ部分 標準 掛金 特別 掛金 合計 負担 現在 平成26年4月分から (適用予定) 事業主 5,600円 5,600円 0円 加入員 5,600円 5,600円 0円 事業主 0円 5,320円 5,320円 加入員 0円 0円 事業主 2,310円 950円 加入員 0円 0円 事業主 3,880円 1,110円 加入員 0円 0円 事業主 11,790円 12,980円 加入員 5,600円 5,600円 増減 0円 △1,360円 0円 △2,770円 0円 1,190円 0円 ※事務費掛金1.6‰(事業主負担)は掲載しておりません。 今後の制度変更に向けたスケジュール等の進捗状況や、改正法に伴う当基金の今後の方針につき ましては、随時、基金だよりや事務連絡を通してご報告いたします。 制作/㈱社会保険研究所(不許複製)
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