<
ANAGAWA
FLORA I
Dec 5.1989
NO.27
神奈川県植物誌調査会ニュース第 27号
干2
3
1木賞与実T行ヰコ 臣互再町中三車
5-
6 0 ネ申芳則 I[
玉
県
三
:
z
:
.t
噂ヰ勿食宮 I
均
[ム県オ直午勿言志霊周三基壬=z- 衣畏毛~
字申 芳 則 I
マメザクラ
横須賀市博物館に追加された植物
3 - 1 0工 9 5
本質成兵
P
r
u
n
usi
n
cl
s
a
吉
住須賀市野比 (
1
0
6 41
46
) 1
9
8
9.
4.
1
3 大森
(大森雄治)
目
O神奈川県でこれまで・標本のなかったもの
横須賀市野比 (
1
0
6
:
4
1
4
6
) 1
9
8
9
.
5.
1
6 大森 ・
E
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di
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p
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xi
n
n
o
v
a
ns
蛭ヶ岳へ橋木沢 西沢 1
9
6
2.
9.
2
4 IJ梢 康 治
菅 原 敬 . 果 実 は l個だけ残っていた .葉が大
(
Y
C
M
)
い ，籾山泰一先生に見ていただいたところ ，マ
タカノツメ
きかったので ，ヤブザクラの可能性もあると思
メザクラと教えていただし、た.
。三浦半島で最近見つかった植物
※地名の後ろの()内の数字は(旧メ ツ、ンュ ・新
P
o
t
a皿o
g
e
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nd
is
ti
n
c
t
us
ヒ
ノレムシロ
メッシュ)です .
横須~l市秋谷 ( 105 :3597) 1
9
8
9.
7
.
2
7 大森雄治
ウキヤ ガラ ，ハンゲ¥ショウ ，シャジク そなどと
ともにあり .
H
a
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p
h
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ao
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al
i
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ウミヒルモ
三浦市城ケ島 (
1
08:
4
4
3
3
)1
9
8
9
.
8
.
2
4 林公義 ・
大森.アマモの周辺に生えていた .このほか ，
横須賀市佐島天神島 (
1
0
5
:
4
0
3
8
)(
L
9
89.
8
.
2
4，
打
ち上げてー確認 )，葉山町森戸(楚山氏からの伝
聞)で標本採取の可能性あり
ヒメノヤガラ
H
e
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asi
ko
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横須賀市野比 (
1
06
:
4
1
4
6
) 1
9
8
9.
7.
8 大森
シャクジョウソ ウ M
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pi
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y
s
横須質市西浦賀
舟倉町 (
1
03
:4
1
1
6
)1
9
8
9
.
7
.
2
0
高橋三郎 ・大森 .マテパシイ林下 v
:
:
J
洋生 してい
た.
ウンラン
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aj
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i
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三 浦市初声町和田 (
1
0
7
:
4
0
7
9
)1
9
8
9
.
7
.
2
2 山内
好孝
タチアマモ
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梢須賀市佐島天神 島 (
1
0
5
:
4
0
3
8
)1
98
9.
5
.1
2馬
場正
同
1
9
8
9
.
5
.
1
6 林 公義
同
1
9
8
9
.
6.
10 大森
(左) ヤブザクラ
(
右 2枚)マメザクラ
，
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︽
nυ
内
〆
“
C
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l
t
性頭状花序は数個.統性耐性 ともに頭
植物誌発刊後に記録された植物 (1)
(
I
J
券山輝男)
状
w亨は互いに自f
I
れてつく
(
4
)ヤマト ミクリ
エゾノヒメクラマゴケ
C 縦何 頭状花j亨は 1~2 個 で雌性頭状花序
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g
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nel
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ah
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l
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e
t
i
ca(
L.)Li
n
k
丹沢の玄倉林道 で採集された .アッチ沢出合付
に接する .雌性頭状花序はときに最下のも
近から同角沢出合 くら い までの告について いる.
のが少 し断れることはあるが ，互いに接し
ー* タマミク リ
てつく
詳細 は秩 山 -1988-F
LORAK
A
NA
G
A
WA2
5
:
1
9
9 を参
照 .野田市の土屋守氏がr
，
i
J
i
(
.
j
沢出合付近で 1
9
7
4
年
に係集した ことを報告して し、
る (
土屋守 -1
9
89
-レ
(
3
) ナカ
♂エ ミク リ Sp
a
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pon
i
c
u回
目。t
h
高さ 50 ~ 1 00 c 田 . 花序は分枝 し ない雄性 の頭
ポート日 本の植物 3
9
:
190
)
状1 臼亨は数{悶 . 雌n の頭状花序は 2~6f固 . I
肢生
コマ
サ クイノデ(アスカイ ノデ×サカ ゲイノ デ )
で互 い に離れてつく . 下方の 1~3 個 の頭状花序
Pl
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u
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u
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緑ド:
と 旭￨
ヌ:
でJ
'
、
崎昭則 氏が発見 .緑￨
支のものは
には普通 1 ~2cm の 柄があるが ，生育が宮、く IlliWI:頭
:
1
犬1
白子
:
ヵ 、2個しかつかない場合にはすべて無柄の
頭状花序 は熟すと 径 1~l. 5
cm.果実
4m ほと' ~~mれた と こ ろにj十組 と忠われる サカゲイ
こと もある
ノデの大t
tが生育している.今I
I
i
I
の植物誌には 出
は紡錘状長桁 円形で ，長さ 2
国
田
位の明かな柄があ
ていないが ，シダの研究者の聞ではこの付近に何
り，柄と花れを含めて長さか斗田皿.件頭部分は長
株かあることが知られていたそうである .
さ1
m
皿，村頭と花H
o
をあわせると長さ約2
皿
田
. 葉は
幅 5~ 1 0 皿 田 . 本州、1. 九州、1. 朝鮮半島 ， ウ ス リー に
ミヤマ ウラボシ
分布する .箱根仙石原で採集された .かつては多
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ii(
Ba
k
.
) Cop
el
.
摩￨
ズ登戸什近にもあった .
神奈川県では丹沢の高所に記録があったが ，今
回の調査では確認されていなかった .今回 ，西丹
(4)ヤマトミ ク リ S
p
a
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g
a
ni
un
rf
al
l
a
xG
r
a
eb
n
.
沢ユーシンに生育しているのを '
H崎1
1則氏が発見
高さ 30~70c 皿
花序は分校しない k
l
t
性の頭状
泊 fは数個. ~li~性の頭状花序 3~71悶 ， 舷 上生で
した .
互いに離れてっき ，下 方の 1~2 個 には柄があ
る .果実は長桁円形で長さ l
.5
田
町
{
立の短い柄があ
ミク リ属について
目
回位 .j
キ頭部分は
り，柄と花村を含めて長さ約 8
ミク リ属は新たにナガ‘エミクリと ヤマ トミクリ が
長さ 1m
m
. れRJiと花{
、
l
ーをあわせると長さ 2
m皿.葉
箱根で採集された .検索表を作 り直 してみた
は r~M 5~10rnrn . ~liWIニ の頭状花序カ‘蝦上性である 他
はナカ《エミク リと大差がな い S
.y
a
m
a
t
e
ns
eM
a
k
A 花序は分校し
l
no として発表されたが，後にインドのものと 同
2個以上のj
J
l
状花序をつけ
る 花期にれ頭は長さ 3へ~mm' " (1)ミクリ
ーとされ S. f
a1
1a
x とさ れた (
原ー 1
9
5
8一組物研
A
.f
t
:
序は単純 .枝が分かれ る場介は葉のp
I
f
i3
5
究 雑誌 3
3
:5
2
) .本州、
1(
関東以西).九州、
1
.ビル
目
回 .花期に本i
頭は 2
m皿
以下
"
7 イ ン ドに分布. 箱恨仙石原の別荘地内を
B 雌性頭状花序 凶l
夜生
貯は無柄果実は倒卵形で無
c.雌性頭状f
寸田皿・
'
(
2
)ヒメミク リ
柄 .葉は幅 3
る!
r
Wの水流中に
止1
.
:
えていた .
C 下方の雌性頭状花序には柄がある
キタマミクリ
果実
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J
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u田gl
o
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umL
a
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t.
神奈川県、植物誌 (
19
5
8)にタマ ミクリ (コミク
は紡錘状長柄円形で長さ 2m
m
位の明かな柄
リ) S.g
lo
n
r
er
ut
u
田が出ているので ，植物誌 1
9
8
がある (
乾燥す るとより ￨
川l
殴) .葉は I
幅5
8にも過去の記録と して記述したが ，タマミク リ
~10rnm
'
(
3
)ナガエ ミクリ
は北方のもので神奈 川県にはない.ナガエミクリ
B
.I
l
l
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W
:
I
頭状花序は柄が花有
と
と -，
'
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¥
介l
f
す』るの
を誤認 したものと 忠われ る.宮代周 i
l
f
r
t
i 神奈川
で，葉!
液よ りも上から 山ているように見え
8
) には コミ ク リ(ナガエミク
県楠物 目録 (
195
る (
舷上性 )
リ) S. j
a
p
o
ni
cum と正しく認識している .
υ
ノ
phu
、
句η ω
a
ヤマトミクリ
a
.
花序 b
:果実
ナガエミクリ
a
:花序 b
:果実
-2
3
7-
ミナ トイヌムギ (
新称)
Br
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皿u
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ci
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sSh
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ar
今年の 6月頃 ，桜木町から博物館へ来る途中の
空き地でイ ヌムギに しては小聴が細長いものを見
つけた .さっそく採集 して調べたところ， 北アメ
リカ原産の B
ro
田uspa
ci
fi
c
usであ った .
多年草 . 高さ 6 0~150 c 皿 . 葉はIP~5~l O皿皿 . 葉鞘
の縁には顕著な白毛があり ， ときに業の上面葉群i
近くに疎らな毛がある.葉舌は 3~5 mm
花序は長
さ 20~30 c m . 花序の枝には上向 きの 刺毛があって
Bromus
. pι小ιvS
ザラっき ，技は熟すと下に反り返る.小穂はやや
扇平でイ ヌムギとスズメノチャヒキの中R
却立 ，長
さ 30~40m m ，
6~8 小花からなる . 第 l 苗穎は長
さ 7rJJ町田. 第 2 萄穎は長さ 1l ~1 3mm . 設!~J'íは全体
に白毛があって長さ約 1
5m
m，竜骨は￨
珂かで ，先は
長さ 5~1 0 回目 の在になる.内穎は長さ約 12 田 m ， 左
右の脈に剛毛がある .
図は北川淑子氏の描いたものに小穂の解剖図を
追加した.
a
、
，
、1.1
S
.
，t
l
Ykl1叫，."
b
d
e
c
ミナトイヌムギ
a
:花序 b
:小穂、 c:
苗穎
d
:護穎 e:
内初
- 2
3
8一
カシュウコメススキ(森茂弥新称)
ad
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a田psi
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.
北アメリカ 原産.全体に繊細で高さ 10~50cm .
葉はl
隔約 l
田
田
小穂は長さ約 1
c
m，普通 2小花より
芭穎は長さ約6四
回
.第 2直頴は長さ約8
なる.第 1:
m
m
. 小花は長さ約 2
.
5
m
m，軸には白毛が密生して
L、
る
護穎は先端が細かく切れ込み，中部やや下
より長さ 5~7 凹の芭をつける.
1
9
8
5年 9月に港北
区新羽町で新栄高校生物部カ'
採集.森茂弥氏が同
定しカシュウ コメススキ と名付けていたが，植物
誌の印刷の際 ，見落としてしまった
力シュウコメススキ
a
:小穂
同
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勺
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ホソノゲムギ
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.
セイコノヨシ
小
i
I
崎昭則氏がJ
II
I
崎市東扇島で採集 .ムギクサよ
純物誌の調査では確認できていなか ったが ，長
側小穂
谷川義人氏が1
9
7
9年 10月 17日 (植物誌の調査
:
(
1
1のさのみ
の小花はほとんど鱗片状に退化 し，芭[
期間内)に南区中里で採集された標本がでてき
が1
=1立つ .北隆館帰化植物図鑑 p
2
21
に図が，1
主って
た.
りも芭は長く繊細 .直制は基部までさ状
l
j
l
奈川県への帰化
いる.群馬，千葉に帰化 .今回t
が確認された .アジア東部，北アメリカ原産 .
スジヌマハリイ
E
l
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c
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isv
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cu
lo
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aO
h
w
i
1
9
8
8年 8月 14日，横浜市港北区牛久保町で小
エ夕、
、
ウ チチカラシバ
崎昭買J
I氏が採集 .宅地造成地の湿ったところに生
P
en
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u皿 o
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u田 (
1
オヌマハリイ やコップヌマハリイに似る .本
州
、.
多年草
小穂は 2小花より なり ，第 l小花は雄
えて いた .十
i
:
頭 2で地下茎が長くのびるので，オ
九州，朝鮮，中国に分布.本州では河口湖で知ら
1
'
1.第 2小花は両性 小椋基部のもは分校する
れていた .港北区のものは宅地造成地に生えて い
在来のチ カラシバの小聴、は l小花 よりなり ，基部
たので，国内制化 とも思われる
の毛も分校しないので区別は容易
オウギシマヒメハリ イ とスジヌマハ リイ を含
またチカラシ
バに比べて花穂も細い .北陸館企i
j
化他物図鑑p
2
3
1
め ， 植物 â.t.p3 44 ~こ追加て・きるような検索表を作っ
に図が載っている.小アジア ，イ ンド.アフリ カ
た.
原産 .東京 ，神奈川に帰化 .償浜で初めて気がつ
かれという .植物誌の調査ではみつか っていな
B 十Ui
J
i2.痩果はレンズ形 .長い旬枝をだす
か ったが .1
9
8
9年 8月 20臼に早川亮太氏が横浜
C 最下の l鱗片だけに花がない
D
. 付基は大きく長さ幅ともに果体と同長
市中Kで採集された
ヒメハリイ
D
. 村基は小 さく長さ 幅ともに果体の1/
4
ーオウギシマヒメハリ イ
C. 最下 の 2~3 (閏 の鱗片に花 がない
D
.鱗片は先が尖る .性基は長さが幅より大
コツフヌマハリイ
D
.鱗片は先ヵ
、
円 L、.伶基は幅と 長さが同長
または幅が広い
E 茎は鮮緑色 ，太く軟らかし、ので押し葉
にすると偏平になる
オオヌマハリイ
E
.宅は灰緑色，やや細 く使いのて押 し葉
にしても多少厚さが残る
スジヌマハリイ
スジヌマハリイ
b
a
:小総 b:
鱗片 c
.
果実
2
4
0一
ミツカドシカクイ
(l)テン ツキ
E
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シカクイ の茎が三角形の品種 .箱根仙石原のシ
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K
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a
m
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l年草 .葉や鞘は有毛
小穂、は花序の枝先に単
カクイはミツカト型が多い .分布は北方にかた
生 神 奈川県の水田畦に普通に見られるもの
る.
よって L、
時花性は鱗片から抽出し，縁毛がよく見える
果
ホソパテンツキ(f. g
r
a
c
i1
1i
m
aT
.Koyama) は
サギスゲ
E
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ac
il
eK
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c
h
このテンツキの痩せた小型のものであるが ，単に
植物誌の調査では見つからなかったので，絶滅
発育不良によるのではなく，遺伝的に小型のも
したものと 思って いたが ，箱根仙石原に生育して
の 葉は線形てソj 、穏は 1 ~3 個.神奈川県でも稀
いるのが確認 された
に見られる .
(
2
)クグテンツキ
コイヌノハナヒゲ
F
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2年草または短命な多年草 鞘の縁に毛がある
R
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a
k
in
o
箱恨仙石原で採集された過去の標本があった
が，植物誌調査では確認できていなかった. 1
9
8
9
ほかは無毛.小糖、
は枝先に複数がつき群生 .果時
花柱は鱗片よりあまり抽出せず 目立たない .
年 8月に仙石原で、生育が確認された .
三浦半島黒崎と城ケ島で採集されものは ，多年
0cm
程度のものから 5
0
c皿を越えるもの
草で高さは 1
ヤリテ ンツキ
まである
F
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)K
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r
n
琉球 ，九
州
、1，四国の標本に比べて，花
序の枝が短く芭葉も短い ‘小さい個体では花序に
植物誌補遺 p
2で酒井氏が三浦半島E
号、￨崎で‘採集し
枝がでず，小穂が頭状に密集している .この型は
た標本を送って下さったことを報告した.植物誌
伊豆半島にもある.今回はとりあえずクグテンツ
1
0
.7)の際，三
調査会の秋の採集調査会 0989.
キとしておくが，区別される 可能性もある
f.t
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)T.
K
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a
)
ケテンツキ (
浦半島黒崎でヤリテンツ キを観察できた.小糖、の
鱗片は 2子Ijに並ぶことが区男 1
]，点とされるが ，かな
はクグテンツキの有毛品
前述の狭義のテンツキ
り捻れてっし、ている . 下方の 3~5 個の鱗片は稔
(var. t
e
n
t
s
u
k
i
) には毛が多いので，これをケ
れず，この部分はほぼ 2列になるが，上部の果実
テンツキ とn
子ぶこともあるが，これは誤りのよう
の入っている鱗片はほとんとが捻れてついてい
だ.神奈川県産のケテンツ キの標本はまだ見てい
る.熟期にヤマイは鱗片ヵマ易色になるが.ヤ リテ
ない
ンツキでは淡緑色のままである.柱頭もヤマイは
(
3
)オテンツキ
F.d
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o田a(
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a
2個である が，ヤリテンツキは 3個 なので ，注意
すればヤマイとの区別は容易である .海岸の芝地
多年草.葉鞘の縁を除いて ，ほとんど無毛.小
に生えている.黒崎以外にもあるのではなレか.
穂は花序の枝に単生し，疎らな散房花序をつく
植物誌て、は学名に F. 田on
o
st
a
c
h
y
a を使用 した
る .琉球以南に分布.この型は神奈川県には無
カ入ノトU
J(
-1
9
7
4-B
ot
.Mag.Tokyo 87:3
0
5
) カ;F
.
o
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a を用い ，最近はこちらが使われることが多
.d
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a (し) V
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(4)オホーツクテンツキ F
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ch
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M巴i
いようだ.
テンツキ
高さ 5c
m以下の小型の l年草.通常葉や鞘は有
毛 .小穂は少数が密集 .痩果もテンツキ に比べて
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植物誌発干I
j後 ，小山 (
-1
9
8
8植物研究雑誌，
6
3
:
8
695
) は日本のテンツ キについて整理し ，学名
細長い.亜寒帯;に産し神奈川県には無い
(
5
)ツクシテ ンツキ
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も変更している.これにしたがってテンツキを整
理しなおしてみた
我国では九州に産し，神奈川県にはない .小穂、
幸い県立博物館の日本各地の
標本には ，ここに出てくるすべての型が含まれて
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が普通のテンツキに比べて長く幅も広い.
おり ，ほぼ納得て‘
きた. 神奈川県にはテンツキ，
ホソパテ ンツキ ，クグテンツキがある .
-2
4
1-
クロシマシパスゲ(シパスゲ×アオスゲ)
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走出枝は長いものから短いものまである .葉は
長く，花茎と同長.小穂はシパスゲに似るが ，直
葉は雌小穂より長い.果胞はシパスゲに似るもの
と，アオスゲに似るものがある .緑医新治町の水
田畦の芝地にアオスゲ，シパスゲと混生してい
た.また箱根明神ヶ岳で採集されたものはメアオ
スゲとシパスゲの雑種 と思われる
ミズチドリ
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i田.
植物誌の調査では確認されていなか ったが，今
夏，箱根仙石原に生育しているのを確認できた.
オオイタドリ
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箱根湖尻で採集された(高坂mf~子 1989.8. 10).
葉が大きく ，基部が心形なのでオオイタドリとし
た.オオイタドリ は日本海側に分布するものであ
る.箱根には別荘開発にともな って，各地から植
物や土が持ち込まれているので ，国内帰化したも
のと思われる .
ナカンミシラヤマギクドナワシロギク×シラヤマキ、
ク
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箱根仙石原の両者が混生する ところで確認され
た .葉は披針形.花序はサワシロキ‘クとシラヤマ
ギクの中間的な形である.
トウコoクヘラオモダカ
トウコずクへラオモ夕、
、カについては補遣で書いた
が，掲載 されている図鑑がないのでシルエットを
示す最下の校が主軸のほかには 2本しかでてい
ないのがわかる.奥山，日本野外植物図譜 6 :P
L
.5
01
のへラオモタ羽の写真は トウゴク へラオモ
夕、、カである勝山輝男)
(左)へラオモダカ(ホソパ型)の花
(右) トウゴクへラオモダカの花
n
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nノ臼
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植 物 誌 発 刊 後 に 記 録 さ れ た 植 物 (2)
なかには少なくとも 10点 が誤認されて含まれて
いる事が判りました.その分布域は酋丹沢に限ら
(城川四郎)
れています . しかし，タチキランソウについては
タンザワ イケマとタンザ
‘
ワ ウマノスズクサ
神奈川県植物誌 1
9
8
8にタンザワイケマを仮称と
まだ納得できない点が少なくないので観察を継続
して記載し ，タンザ ワウ マノスズクサはこれをホ
して いますが今のところ .ツクパキンモンソウや
ソパウマノスズクサと誤認して書き補遣でその訂
キランソウとの最も信頼できる識別点は花冠上唇
正を行ないました.
が発達して 2裂片の先はとがると し、う事です.ツ
クパキンモンソウやキランソウは花冠上唇の発達
この両種について神奈 川県立博物館研究報告
8号に正式に記載報告しましたの
(自然科学 )第 1
が悪く先は丸くなっています
でこの 2つの植物の名前は今後正名として扱いま
らない，紫柔が目立たない，
す
いなど文献に示されている特徴はかなり変異があ
花冠喉部が白くな
ml
J
J
には茎が這わな
タンザワウマノスズク サは丹沢だけに分布する
るようです .西丹沢の河原に生えるタチキランソ
ものではありませんが丹沢で始めてオオパウマノ
ウはキランソウに草の姿がそ っくりです .とにか
スズクサとの違いに気がついたということと神奈
く花がよくわかる標本でな いと確実な同定は無理
川県内では丹沢周辺に最も分布が多いことから丹
なようです.
沢の名を冠しました .
タンザ ワイ ケマは典型的なフオッサマク、ナ要素
アライトツメクサ
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s L.
の植物で富士山中心の山梨 ，神奈川 ，静岡そして
北半球に広く分布し北海道や青森県に帰化して
長野の一部に分布し，その分布域内では母種のイ
いるというアライ トツメクサがどう L、う風の吹き
ケマは分布しないようてすが天城，箱根の標本は
回しか私(城)1)の家の玄関先に住みついていま
まだ確認 していません .箱根では花を着けていな
す .普通のツメク サに比べて革とりのしにくいツ
いもの しか見つけることができなか ったので花に
メク サがあると家内に言われ始めて気がついたも
重要な識別点のあるこの植物の確実な箱根の分布
のです .もう 何年も毎 日踏みつけていたもののよ
は判っていません . しか し
， 他の地域での分布状
うです .ツメクサに比べ繊細で，根生業が放射状
況から天城 ，箱根もタンザ ワイケマの分布圏であ
に残り ，茎も伏して全体が地面に張りついている
ることは間違いないと思っています.
感じです .花序部分だけが上向します .全体無
毛 ，がく片はかならず 4個てす .どう考えても私
タンザ ワウマノ スズク サは筑波山以西静岡県ま
での太平洋側で沿海地域を除く内陸に分布しま
の家だけに分布する理由はないので今後気をつけ
す .房総 ，三浦 ，相模平野 ，箱根 ，伊豆には分布
れば各地で見つかるのではなし、でしょうか .
しません.何故そのような分布型を示すのか大変
図は平凡社白木の野生植物 1:
1P
L.
3
9
に載 って いる .
興味深いことです.
タンザ、 ワイ ケマの学名
リュ ウキンカ
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タンザワウ マノ スズク サの学名
この植物は美 しい花を咲かせる高原湿地の植物
として著名です.湿生植物闘などに栽培され人為
的に運ばれる可能性があります. 神奈川県では過
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933，1
9
5
8年の伺れの植物目録にも登場して
去の 1
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いません.今回の発見は恐らく逸出でしょう
タチキ ラン ソウ Aj
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ヤマタバコ
タチキランソ ウについてはその実体について筆
1県樋物詑 1
9
8
8
者の認識が乏しかったために神奈 1
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キ ク科の大型草本です. 1
9
3
3，1
9
5
8年の植物誌
て・は文l
献にはあるが確認できないとしました .し
には真鶴 ，中郡j
鷹取山の記録がありますが今回の
かし今年の第 l回野外研究会で酋丹沢用木沢での
調査では確認されませんでした .鎌倉に生育地が
勝山先生の疑問提起以来精密tに観察を続けて多少
あると しみ情報はありま したが証拠標本はありま
認識を深めたうえで証拠謀本を再検討したところ
せん ー今回 ，葉山に生育が確認され悦ばしい事で
ツクパキンモンソ ウのなかに l点 ，キランソウの
す.
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.
フドウホウズキ
4
. 標本が少ないけれども特異なタイプのヤブ
既に 1
9
8
2年に山内好孝氏が山下埠頭で採集して
マオがあり，葉がまるいのでマンマルヤブマ
L、ましたが標本が他に紛れて植物託、 1
9
8
8の記載か
オと仮称します. (
マ
ノ
レパヤプマオという和
ら洩れました .果実を包むヵ、くに細毛が密に生え
名はすでにあります)
ます .
5
.オオメヤブマオを矢原先生はメヤブマオと
同じものとされましたが，これは別のものと
考えます. しかし個体数はすくないもので
す
(
保図帰化 P
2
80
)
コタネツケパナ
ゴウタソウ(北図帰化 P
1
4
4
)
6
. 極く稀に西のヤブマオと思われるものが湯
セイヨウノ夕、
.
イコン(北図帰化 P
1
4
6
)
オッタチカタバミ(保図帰化 P
2
1
!
)
河原で ，大島のヤブマオと思われるものが三
イトバドクゼリモドキ(保図帰化 P
1
6
7
)
浦でそれぞれ採集されています.
アカパナルリハコベ(保図帰化 P
1
6
3
)
以上の他にまだ理解できない標本が何点かあり
モウズイカ(保図帰化 P
1
0
8
)
ますヵ、標本数の多いものについては大体解明でき
バラモンギク(保図帰化 P
1
2
)
たように思います.
ハリコウカ.
イゼキショウ
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ヤ ブ マ オ 類 と コ ウ ガ イ ゼ キ シ ョウ類
ハリコウガイゼキショウとタチコウカイゼキ
ショウの識別を文献の検索表にたよって雄ずいの
(城川四郎)
ヤブマオ類について
数が前者は 3 ，後者は 6 にこだわると誤認の~tL
ヤブマオ類は分類が大変むずかしく植物誌 1
9
8
8
があるようです.雄ずいの数はかなりルーズであ
の矢原先生の原稿を頂いてからも標本の同定に苦
ると承知 lしておいたほうがし、し、と L、う結論になり
しみましたが，その後も執念深く調べて神奈川県
ました.肌車内されている証拠標本のハリコウガイ
のヤフーマオ類は矢張り新しい観点から見直す必要
ゼキショウは誤認である ことが判りましたが新た
があると結論しました.今のところ大きな問題点
に秦野千村 ，箱根仙石原，横炉、新治でハリコウガ
は次のように考えています
ゼキショウ が確認されました.タチコウガイゼキ
1.ウスパラセイタソウ とハマヤブマオは同一
分類群として扱うべきだと思います
ショウとは草の姿が違い軟弱で倒れやすく ，よく
茎上発芽をし ，頭花の花が聞出しています(標本
2
.神奈川のヤフ マオは西の方のヤフ‘
マオと違
コピー参照 ).恐 らく広く県内に分布していると
凍で質も多少異なるから別の
って葉裏の毛がi
思われます . 来年度は正しい分布図がつくれる
分類群と考えた方が良いと思われます.この
ように会員皆さんのこ‘協力を得たし、と思います.
e
ヤフマオは葉の形の変異が著しくてメヤブマ
オとよばれるものに連続
します.この一群
をヤブマオと区別してウスゲヤブマオと仮
称しておきます
3
.今までヤブマオやメヤブマオと同定されて
いた一部にはそれらと異なる分類群がふくま
れていることをつきとめました.メヤフ'7オ
と同定されていたものの半分がこれに当りま
す.このタイプの全国分布の状況はまだ調べ
てありませんが私の惟測でー
は矢原先生のトガ
リバヤブマオの東日本の対応種ではなし、かと
思ってし、ます
これにはサカ♂
ミ ヤブマオ と仮
称することにします.
(左)マンマ)1.-ヤブマオ
2
4
4-
(右)サガミヤブマオ
タチコウガイゼキショウ
ハリコウガイゼキショウ
-2
4
5-
~6cm ほどになり . 下半部は段紅紫色または帯紅
東扇島埋立地(川崎区)で見つかったハリイ
属の新外来品 オウギシマヒメハリイ
(仮称)
(
/
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奇昭H
I
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)
1
9
88
年5
月 間 ，帰化植物 を調べに東扇島f
l立地
i
l
倫 のように見える濃色部がある .出穂は 4月下旬
を訪れた際，水湿地に ヒメハリイ らしし
、 植物が生
呈する . 小花は 20~30個程度 ，最下 の鱗片 l 個は
質，日制はわずかに斜切形ときに横切形となり ，
~5 月，小穂は狭卵形で先端がやや尖り ， 長さ 6~
1
0田m( 文献 ・・ '8~1 5 回目)， 1
隔1.5~1. 8
田m
，黒褐色を
育しているのに気がっし、た .小穂を調べてみる
空で花 'I~hを取り巻くように着く . 有花の鱗片は長
と，基部の 最下 の鱗j
i
1
個が空という点で ヒメハ
桁円形で長さ約 2
.
7
m
m，円頭または微凹頭(ヒメハ
リイと共通するものの ，有花の鱗j
十の先は円みが
リイ .鈍頭)，透明膜質の辺縁部および淡緑色の
あり，花村基部(
住基)
のようすも少し異なるよう
中肋部を除くとほぼ陥褐紫色.荊は淡黄色で長さ
にみえた .未熟状態でもあったことから ，5
月2
8
日に再ひ同地を訪れた .熟期 にはまだ少 し早かっ
1
.5
m
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O.
2冊目.花糸はおよそ 2
.
3
m
m，果期に褐
色と なるが脱落しやすい .T
t
:
柱は長さ約 3
m田，基
たが ，成熟は以前 より進んでおり ，数個のれ基を
寄 り1I5~ 1I3 のところでコ岐し(柱頭2個) ， 果時
観察した段階て、ヒメハリイとは明らかに異なると
には脱落 して存在しない.果実
ヵ
:
等
製Lし始めるのは
の確信をもった .生育状況を考慮の上，証拠標本
5 月下旬 ~6 月上旬 で ， 黄褐色から次第に階褐色に
舟に数点の資料を採集した .
変わる .果体は倒卯状の広楕 円形または惰円形
早速 ，日本産ハリイ属に関する主な文献を調べ
てみた .これまでfこ知られた種の中には該当品は
勿 論 ，疑 わ しいも のは見当たらなか った
そこ
凹)，幅 O
.9~1. 0
で ，長さ 1
.2m皿(文献・ ー 1~1. 7
r
n
m，断面は背側が少し膨らんだ レンズ形で，表面
には細かな凹凸の侠様がある (
く
>2
0倍).柱基は三
で，埋立地と L、う立地から ，外来種との判断で同
角錐状で ， 長さ 111f.~ともに果体の約 114. 子房下の
定作業を進めた .近似種の分類の決め手となる村一
車J
I針状花被 j
十は通常 4
本，長さは柱基とほぼ同高
基の形 ，小穂、
基部の空の鱗片数などを拠 りどころ
で ，下向 きの 小~ilJがある.
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に，幾つかの文献に当たったところ ，H.A
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く生育状況 〉
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5
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)に図および説明のある E
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とL、う個物にほぼ一致することがわ
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.
湿地で，梅 雨時の水深が最高 1
5
日 くらいになり，
かった .問書によれば，分布城は大凶作を挟み ，
うな条件のところに生育する .確認された範囲は
ヨーロッパ西部沿岸地域(ブルタ
ン 島 )および アメリカ 合衆国の 中・ 東部とされ
10mX20mほどで ，部分的に生育密度の違いはあ
るが全体としては散在する程度である .'
8
8年秋
る.
には生育良好な多数の個体が観察で、きたが ，'
89
ニュ半島 マ
ヨシが疎生またはやや密生する水
H
青天続きの盛夏でも 地表が完全に干上がらな いよ
本植物にはまだ和名がないことから "
オウギシ
年4
月には隣接地からの汚濁水の流入やヨシ群落
マヒメ ハリイ" と仮称しておく.この名称は ，発
の発達などに伴い ，少し表退 した印象を受けた.
見地である東扇島と草姿の極めてよく似たヒメハ
この場所は倉庫の予定地 となっており ，存続が期
リイ に因むものである .なお ，学名については，
待で きな い状況に ある .ホソノゲムギ・カワリミ
より慎重な取り扱 L、
が必要であることから ，さら
タンポポモドキ ・ムジナオオバコ ・ワルタビラ
に検討を行い ，専門家のご見解を伺 った上で改め
コ ・イセウ キヤガラ疑問品・シパナ科の一種(
検
て報告させて し、ただ きた い. 証拠標本については
討中)などの興味深い植物もこの一角で 見つかっ
神奈 川 県立博物館に収めてある(神奈川県他物誌
ていることから ，惜し まれる.
標本
1
0
0
61
3
.'
88
.
5.
9
; 神奈川県随物誌標木
(
文献 )
1
0
0
61
4
.'
8
8
.
5
.
2
8
)
.
<特徴〉
得は緑色で高さ 15~35c m ( 文献 "10~
70c 田)，断面はほぼ円形(時 に少 し歪む ) で径 0.6~
1
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m.4~ 1O本 の梓が叢生し ，
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n.
そこから燈褐色また
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イ1
]
:
1び
5
c田の間隔で lないし少 数の稗がほぼ
真っ直ぐな延長 上に立ち政ぶ .f
平越の鞘は長さ 3
は淡褐色の細長い地下走 出 校 ( 任 1 ~1.
て ， 1 ~4 .
-2
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φ
神 奈川 県川崎市川崎 区
東扇島埋立地
1
9
8
8.
5.
2
8'
H崎昭則 採
オウギシマヒメハリイ(仮称)
a
:全体 b
:小糖、
， b1
:小穂基部を反対側から見
たところ c 有花の鱗片 d
:荊 e:
果実
花住.スケ ールは aのみ 5
c皿，他は l
皿
田
.
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4
7-
チ ャボチャヒキ
B
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ubens L.
(
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"
符H
自
民I
J
)
1
9
88
年5
月1
0日，償浜市中区本牧の倉庫の並ふ、
筆者の住む鎌倉にも僅楽寺 ，長谷 ，扇ヶ谷など
6ヶ所で、咲き ，籾山先生も 気づかれていました .
そして名前を聞こ うと植えてある 6軒の家へまわ
車道脇て、小群状に生育する本種に気がついた. A
.
りましたが ，わからず，入手先として l軒は花屋
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e
d States ~ の p.54 に図および説明 が
より鉢植えを買ったようで，あとは出入りの植木
屋が庭の手入れの時 に名前不明のまま持ち込んだ
ある .和名を知らずに い たところ ， 森茂 ~~F先生
そうです .
手元にある「中国高等植物図鑑」 の 「
術柿l
葉白
から，長田武正先生の「原色 日本帰化槌物図鑑」
p.
3
7
8にも掲載されて いる旨のご連絡をいただい
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to
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fol
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u田の記載文と
英 J.
た.
北米太平洋沿岸地域に広く分布し，北東部の ワ
ねした所 ，S
.j
as
mi
noi
d
e
s ではな し、かと申さ
シントン州にも知られる .乾いた台地や荒地，耕
れ ，再調査を言われました.
そっくりなので 8月 5日に奥山春季先生へおたず
作地 などに多 いとい う.日本では ，1
9
7
3年7月1
9
筆者の先輩で ある浅井康宏先生へ，これらの し、
日に岡山市岡 山港で採集されたのが最初らしい
きさつを添え て名前をおたずねしたら (8月 10
(倉敷市立自然史博物館登録番号 5
0
2
9:小畠裕子
日)即座に御返事を頂きま した .
氏採).上記図鑑では翌年の 5
月1
5日の採集 品が引
学名
S
.j
a
s田i
noi
de
s
用 されて いる.近年出版された他物誌等に記録が
和名
ツルハナナス
みられな いことから ，神奈川県は第 2の産地と思
英名
P
o
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oV
i
n
e
われる
ところで，和名の頭にチャボのつく植物が十数
原産
ブラジル
来歴
大正の初めに横浜楠木会社が輸入した
種あるが ，大半は丈の低い ものや小 さいも ののl
喰
もの
えでこの名を用いてい る.本種の場合は恐らくそ
れと異なり，花序の様子がチャボ
の尾を連想
させるところからつけられたものと思われる.今
前者「海桐葉白英」との区別 として ，これは単
葉ですが ツノレハナナス は ， T部の繋が羽状に 3 ~
5深裂乃至全裂なのが異なるようです .
年5
月1
4日，横浜市内唯一とみられるチャボイノ
横浜にある種苗屈が輸入したものなので，神奈
デを阿武利先生にご案内いただいた際 ，このシ
夕、、 も後者のような例であることを教えていただい
川県内には多く存在すると思われます .
7
二
楠物」には「ハナホロ シ」と記されています .
又 ， 7月 31日に発刊 された レポート「日本の
(
文献 )
狩山俊悟 ・小畠裕子，
1
9
8
6・岡山県帰化植物目録.
倉敷市立 白然史博物館研究報告，第 l
号.1
4
0
.
(
→p
.
3
5
)
ツルハナナスについて
(
奥津均)
10年ほど前 より，鎌倉の光則寺で初見して以
来神奈川県内の各地で ，庭木と思われる花のきれ
L、な個物があり
，何だろうと思 っていました .
それは ，木本のつる植物で ，ツルノミラのように
地際に近 い部分は ，太い木質の幹となり， つるは
細く卵状披針形の単葉を 多数つけ ，夏にナス形の
こし、っぱい咲かせま す
白色筒状花を散房状 U
又，
結実はしないようでみていません.
2
4
8一
大和市の新産植物(1)
(武井尚)
県立博物館を中心として県下の縞物分布調査に
9
8
7年から 4
引きつづき ，大和市教育委員会では 1
年計画で市内の動植物総合調査を始めた .筆者は
山本明氏の協力を得て調査員 10名と共に市内の
植物分布の調査を進めてきた .その結果「神奈川
9
8
8
Jに記載されている植物以外に新た
県植物誌 1
な植物が産することが判明したので、
その 中間報告
P
‘
2
'
‘
19
8
9，7
現)
をする. (
註 :T 武井採 ，Y 山本採
， A 浅野採 ，
K 小林採 ，M f
l
l
j
'口採
， N 名取採 ，
Y S 山下採 .
新 県 新 産 値 物 栽 循 栽?
ウラジロ科ウラジロ
ワラビ科
(Y)
フモトシ夕、、 (Y) タチシノブ (Y) イ
ノモトソウ (Y)イワガネソウ (Y)
オシダ科
ドウリョウイノデ (Y) ミウライノ デ
(Y) オ オ タ ニ イ ノ デ (Y) )ハシゴシ夕、、
(Y) ヤワラ シダ (Y) クマワラビ (Y) サクラ
イカグマ (Y) オオイタチシ夕、、 (Y) オオベニシ
ダ (Y) トウゴクシ夕、、 (Y)セイ タカシケシダ
(Y) ホ ソ パ シ ケ シ ダ (Y) ムサシシケシ夕、、
(Y) オ オ ホ ソ バ シ ケ シ ダ (Y) タマシケシ夕、、
(Y) フモ トシケシダ (Y) ニ シキシダ (Y) オ
ニヤフeソテツ (Y) ナカンミヤブソテツ (Y新) ゴ
サクイノデ (Y新 )アイヒメワラビ (Y新)
ウ ラ ボ シ 科 マ メ ヅ タ (Y)
オ モ ダ カ 科 へ ラ オモ 、
夕、
カ (
T)
トチ カ カ ミ 科
オ オ カナ ダ モ (T)コカナ 夕
、モ
(T)
イ ネ 科 モ ウ ソ ウ チ ク (Y. T) オオイチゴツナ
ギ (Y.T) オオスズメノカタビラ (T) ナギナ
タガヤ (T) )オオウシノケグサ (Y. T)コパ
ンソウ (T. Y) ヒメコノ ζンソウ (Y) セイバン
モロコ シ (T) コツフョキンエノコロ (Y.T) ヒ
メカナリークサヨシ (T) コウボウ (T.. A)
ヤマヌカボ (Y. T) ノゲ‘
コヌカグサ (T) ホソ
ムギ (T) タチカモジグサ (T) )ニセ シラゲガ
ヤ (Y新)
カヤツリク→ナ科
ミズ、ガヤツ リ
(
T
) メリケ ンガ
ヤツリ (T) テンツキ (T) ヌカスゲ (Y) ノゲ
ヌカスゲ (Y) イトアオスゲ (Y) ショウブ (T
栽 ??)
ラン科オニノヤカ、ラ (
T)
-2
4
9-
ブ ナ 科 カ シ ワ (Y栽 ?)テリハコナラ (T) ナ
ナス手￨ イヌホオズキ (Y. T) センナリホオズ
ラガシワ (T)
キ (T) イガ、
ホウズキ (Y)
ク ワ 科 ホ ソ バ イ ヌ ビ ワ (Y) コウゾ (T)
ゴマノハグサ科
イラクサ科
パウンラン (T) アセ守 トウカ‘ラシ (Y) ムシク →
ナ
ミズ (T. Y)
(K)
ヤド リギ 科 マ ツ グ ミ (Y)
タデ科
ソパ (Y) サナエタデ (T. Y) シロ λ
オオノくコや￨ ツボミオオバコ (T) )
ナハナタデ (T.K)
アカネ科
ア カ ザ 科 ウ ラ ジ ロ ア カ ザ (M)
ウリ科
カツラ科
(T.Y) キカラスウリ
キ キ ョ ウ 科 ソ パ ナ (Y)
クルマバザクロソウ (T)
ナデ、ンコ科
ヨツノミムグラ (Y. Y S)
スズメウリ
(T)
ヒ ユ 科 ケ イ ト ウ (T)
ツルナ科
ビロードモウズイカ (T) ツタ
シロパナマンテマ (Y)
キ ク 科 メ ナ モ ミ (T. Y) キヌガサギク (Y)
(
T栽 ?)
タチチチコグサ (T) ウラジロチチコグサ (Y)
カツラ
キンポウゲ科
サラシナショウマ (Y. T) ツク
パトリカブ卜
(T) ヤエイチリンソウ (
T
.N
(
Y
)
ウ ス ベ ニ チ チ コ グ サ (Y) チ ョ ウ セ ン シ オ ン
(T) アメリカオニアザミ (T)
新)キツネノボタン
ア ケ ビ 科 ム ベ (Y栽 ?)
ツヅラフジ科
筆者は大和市の調査をピンチヒッターのような
9
8
3年から引受け調査に努力したが，その後
形で 1
コウモリカズラ( (Y. T)
クスノキ科
クスノキ (T栽 ?)
2
7種類もの植物を追加す
の調査によ ってさらに 1
アブラナ科
ミチノミタカ、
ラシ (T)
るようなことにな った .特にシ夕、類については山
ベンケイソウ科
マルノミマンネングサ (T)
本氏に負うところが大きい.帰化植物の中に東急
バ ラ 科 シ モ ツ ケ (Y.T)
マメ科タチオラン夕、、ゲンゲ (T. )コメツブツ
の田園都市線の開通によって入ってきたものもあ
ると思うが ，それにしても一人での調査の限界を
メクサ (Y. T) ムラサキウ マゴヤシ (T.M)
感じさせる.植物分布調査がし、かに大変なことで
ヤブハギ (T)
あるかを痛感している .尚， 宅造などによってす
ミカン科カラスザンショウ (T)
でに失われた植物もある.まだ未同定のものが幾
トウ 、、
夕イグ寸ナ手斗 ナットウ夕、イ (T) ニシキソウ
(T)
つかあるので今後発表した い. (訂正)再調査の
結果随物誌の中でコオニユリ をオ ニユリに ，サ ン
ニ シ キ ギ 科 イ ヌ ツ ル ウ メ モ ド キ (Y..T)
カクイはイヌホタルイに，オナモミはオオオナモ
カエデ科ヤク、ルマカエデ (T)
ミに訂正する.
クロウメモドキ科サネブトナツメ (Y. T)
ブドウ科キクパエビヅノレ (T)
ツ バ キ 科 サ カ キ (Y. S栽 ?)
スミレ科
アキースミレ
(T) シュウカイドウ
本***木本木*中本木*ヰ<
*
* 本 木 *，ド* ，ド*
(T)
会員名簿追加
イ イ ギ リ 科 イ イ ギ リ (YS. T)
アカバナ科 ヒルザキツキミソウ (YS.T)
セ リ 科 ヒメチト刈メ (Y. T) オラン夕、、ミツパ
次の方が新たに会員になられました .
(T) セリモドキ (Y) イトパドクゼリモドキ
(Y新)アシタパ (T. Y栽 ?)
イチヤクソウ科ギンリョウソウ
(
T
))
サ ク ラ ソ ウ 科 オ カ ト ラ ノ オ (T)
ムラサキ科
ホタルカズラ (Y) ヤマルリソウ
フロラ ・カナガワ N
O
.
2
5の会員名簿に次の方のお
名 前 が も れ て い ま し た .申し訳ありませんでし
(Y)
クマツヅラ科オオムラサキシキブ (T. YS)
t
.
:.
シ ソ 科 セ イ ヨ ウ ジ ュ ウ ニ ヒ ト エ (M) ツルニガ
クサ (Y. T) シロパナホトケノザ (T新)
-2
5
0-
湘南ブロ ックの追加記録
(浜口哲一)
植物誌の刊行以降の湘南南 ブロツクの追加記録は下記の 105件てで‘ある
4
この内、種として県内全休てで、の新
μ
L
y
μ
c
ω
0
叩p
O
吋d
i
u田 c
r
y
p
t
o皿
l
nen
川n
川
I
l
川
t
u
田)
記録になつたものとしては、 ヒカゲゲPノカズズ‘ラ科のスキラン (
とオシタ
ノフ
矛
ブカクグ《マ(仏A
r
a
c
h
n
川
l
川
1
0
吋d
e
sr
田
r
I
U
t
i
印c
a
心
) があけげ，られる。両種は丹沢及び箱根カか冶らの過去の記録のみが知られて
おり、植物誌調査では発見できていなか った。また、帰化植物ではキク科のキクニカ。ナ (
C
i
c
h
or
i
u
r
n i
n
ty
b
-
us
) が新たに記録された。 ヨー ロッパ原産で食用に栽培されることがある植物で、青い花をつけ、近縁のキ
クジシャとは花柄がないことで区別できる。両種とも 牧野図鑑に図が出ている。
また、湘南地域として分布上注目される種としては、ヒカゲノカズラ ・タシロラン(25号に既報) ・ズ
・ヒナス ミレ ・オオルリソウがある
帰化植物ではウマノチャヒキ ・ホコカタアカサ、が湘南では初記録で
あった。
なお以下にリ ストアッ プ した種の中には、植物誌では執筆者の見解で取 り扱われなかった種類も含まれて
いる。
追加記録 リスト(種名 ・メッ 、ンュ名 ・採集年月日 ・採集地 ・採集者 ・平塚市博物
1
債に記載。ム:つぼみ、
0:花または胞子、×・若い
-ナライ シ
夕
、
、
ヒカゲノカズラ科
.スギラン
H
A
T
4:8
8
4
14 大倉 山口 育子 3
8
1
0
2
0
.シノブカグマ
H
A
T
4:8
84
1
4 大倉 山口 育子 3
8
0
9
7
.オクマワラビ
O
Y:8
95
2 大山 中 川重年 3
8
0
3
7
.ヒカゲノカズ、
ラ
H
A
T
4:
8
84
…1
4 大倉 山口 育子 3
81
0
1
0
0
I
S
E
3
:8
8
-1
17 三 ノ 宮 内藤美知子 3
8
0
2
70
トクサ科
-イヌドク→ナ
イネ科
1
S
E
-1:8
9
52
4 西富 岡 内 藤 美 知 子 3
8
0
6
1
-オオスズメノテッホ。
ウ
I
S
E
-1:8
95
8 大山 内藤美知子 3
8
0
3
9
ハナワラビ科
-フュノハナワラヒ
0
-オート ムギ(マカラスムギ)
E
N:8
81
0
1
7 江ノ 島 斎 藤 溢 子 3
81
3
80
I
S
E
3:8
9
-6
-1
1 神戸 内藤美知子 3
8
0
6
2X
.ヒメコノミンソウ
.オオハナワラビ
I
N:8
6
1
02
5 打越 高橋正則
.ナガボノナ ツノハナワラビ
館登録番号 ・花の状態の
実
、 ※
・ 熟 した実。)
3
8
0
7
6
0
01:8
86
2
6 酒匂川
.スズメノチャヒキ
NI
N:8
81
0
9 二宮高橋正則 3
8
0
6
90
3
81
0
3 ※
I
S
E
-1:8
87
2
1 上 粕 屋 内 藤美知子 3
81
0
4※
.ウマノチ ャヒキ
ハナヤスリ科
1
S
E
2・8
9
-5
1
0 東富岡 内藤美知子 3
8
0
4
00
・ヒロハハナヤスリ
Hト1:8
9
5
4 上 吉 沢 浜 口哲一 3
8
0
9
2ム
-ヤパネオオムギ
1
S
E
-1:8
96
2
1 西富岡内藤美知子 3
8
01
10
ウラジロ科
-オオムギ
-ウラジロ
H
A
T4:8
84
1
4 大倉 山口 育子 3
8
0
9
8
I
S
E
3
:
8
8
十 2
0 神戸内藤美知子 3
81
0
5
0
.ネズミガヤ
ワラビ科
・フモトシ夕、
C
H
2:8
81
01
0 東 海 岸 斎 藤溢子 3
81
3
7
I
S
E
-2
:8
81
11
4 高森内藤美知子 3
80
2
60
0
-ヤマミゾイチゴツナギ
1
S
E
-2・8
7
7
5 高森内藤美知子 3
81
06 0
.アマクサシ夕、
H
A
T
-4・8
84
-1
4 大倉 山口 育子 3
8
0
9
90
.オオスズメノカタビラ
I
S
E
-1:8
94
1
4 西富岡内藤美知子 3
8
0
4
10
I
S
E
2
:8
7
6
2
3 高森内藤美知子 3
8
1
0
7ム
オシダ科
-キヨス ミヒメ ワラビ
H
A
T4:8
8
4
-1
4 大倉 山口 育子 3
81
0
0
山口 育子
0
.カタバエノコロ
hd
p
nru
I
S
E
3:8
9
1
0
1 神戸 内藤美知子 3
8
0
5
00
スベリヒユ科
カヤツリグサ科
・ヒメマツバボタン
1
S
E
-1:8
8
7
2
1 上 粕 屋 内藤美知子 3
8
1
1
3ム
-ノゲヌカスゲ
1
S
E
2:8
9
5
8 高 森 内 藤美知子 3
8
0
4
20
ナデシコ科
.ヒメカンスケや
・ノハラナデシコ
1
S
E
2:8
9
41
6 東富岡内藤美知子 3
8
05
10
1
S
E
1:8
96
2
2 日 向 平 田 寛重 3
8
0
9
00
.イヌクク
-シロパナマンテマ
C
H
2:8
9
6
1
5 中海岸 斎 藤溢子 3
8
0
8
50
I
S
E
2
:8
8
5
1
8 高 森 内 藤 勲J子 3
8
1
1
40
.ノノ、ラツメク→ナ
.メリケンガヤツリ
1
S
E
1:大山 内藤美知子 3
8
0
1
00
I
S
E
2:8
9
6
4 高 森 内藤美知子 3
8
0
5
40
.ヤマイ
キンポウゲ手￨
C
H
2:8
9
8
1
1 中 海 岸 斎 藤 溢子 3
8
0
8
60
・ク→ナボタン
N
I
N
:8
6
9
2
3 吾妻 山 高橋正則 3
8
0
73 0
ユリ科
.サラシナショウ マ
-オモト
H
A
T
4
:8
8
4
1
4 大倉山口育子 3
8
1
0
8
N
I
N・8
81
02
3 打越高橋正則 3
8
0
7
20
.ミヤマナルコユリ
アケビ科
H
A
T
4
:8
8
5
1
2 頭高山 内 田 藤 吉 3
8
1
4
00
-ゴョウアケビ
I
S
E
3:8
8
5
1
7 三ノ宮内藤美知子 3
8
1
1
7
アヤメ科
-キショウ ブ
メギ科
0
1:8
87
31 金手 山口 育子 3
81
0
90
・ヒイ ラギナンテン
H
A
T
4:8
84
1
4 大倉 山口 育子 3
81
1
8
ラン科
-タシロラン
モクレン科
O
I
S:8
8
7
1
8 高麗内田藤吉 3
8
1
3
9 X
-シキミ
I
S
E
2
:8
9
4
2
4 高 森 内 藤美知子 3
8
0
4
5
.オニノヤカヲ
1
S
E
2:8
8
7
5 東大竹 山口 育子 3
81
1
10
0
1S:8
9
5
2
1 鷹取山 山 口 育 子 3
8
0
5
20
NI
N
:8
9
6
5 中里 高橋正則 3
8
0
7
80
ケシ科
-ジロボウェンゴサク
1
S
E
1:8
8
4
2
3 大 山 内 藤美知子 3
8
1
1
90
.コクラン
H
A
T
4:8
84
1
4 大 倉 山 口 育子 3
8
1
1
0
アブラナ科
・イヌカキネカ、ラシ
※
I
S
E
3・8
87
2
1 神戸 内藤美知子 3
8
1
3
4 X
ヤナギ科
-ヤマナラシ
ユキノシタ科
I
S
E
1・8
95
-1
0 西富岡 内 藤美知 子 3
8
0
4
3
・ヒメウツキマ
則一 1:
8
95
4 上 吉 沢 浜 口 哲一
カパノキ科
-オオノミヤシャブシ
3
8
0
9
30
ノミラ科
I
S
E
3
:8
9
91
4 三 ノ 宮 内 藤美知子 3
8
0
5
3
-スミ
I
S
E
3:8
8
51 三ノ宮平田寛重 3
81
4
40
タデ科
.イヌザクラ
-ミチヤナギ
0
1:8
8
6
2
6 金 子 山 口 育子 3
8
1
1
20
1
S
E
-1:8
96
2
2 日 向 平 田 寛重 3
8
0
8
8
.ヒメ→ナクラタデ
※
.ソメイヨ‘ンノ
I
S
E
3
:8
8
9
1
8 善 波 内 藤美知子 3
8
0
0
50
I
S
E1:8
94
5 日向 内藤美知子 3
8
0
3
3
-タニソノミ
7
1
S
E
2:8
9
72
0 下 粕 屋 内 藤美知子 3
8
1
0
30
メ科
-イタチハギ
N
I
N
:8
9
6
4 中里高橋正則
.クスダマツメク→ナ
アカザ科
-ホコガタアカザ
H
A下 5:8
8
918鶴 巻 温 泉 内 藤美知子 380060
3
8
0
7
90
I
S
E
1・8
96
2
2 日向 平田寛重 3
8
0
8
90
Fhd
ηノU
nノ釘
0
1:8
8
6
2
6 金子 山 口 育 子 3
8
1
2
2
-ベニパナツメクサ
H
A
T
4
:8
8
5
-1
3 堀 山下 大 木 伸 男 3
81
4
10
0
ムラサキ科
.アレチヌスビトハギ
-オオルリソウ
C
H
-1・8
8
9
2
3 香川北三輪徳子 3
81
3
6
0
I
S
E
-1:8
9
6
1
0 日向平田寛重 3
8
1
4
6
-ムラサキウマコずヤシ
0
シソ科
HI
2:8
8
6
2
6 岡崎山口育子 3
81
2
0
0
・コシロ不
0
.ツクノーキンモンソウ
N
1
N:8
6
8
2
7 打越高橋正則 3
8
0
6
7
-ヤフ‘ツルアスずキ
1
S
E
2:8
8
9
2 岡崎山口育子 3
8
0
0
7
0
1
S
E
-1:8
8
5
8 日向平田寛重 3
8
1
4
2
-ホソパヤハズエンドウ
1
S
E
2:8
9
5
24 粟 窪 内 藤 美 知 子 3
8
0
5
6
0
.フトボナギナタコウジュ
※
N
I
N:8
8
1
1
5 一色高橋正則 3
8
0
7
5
トウ夕、
イグサ科
・エノキグサ
0
アカネ科
I
S
E
-1:8
8
9
7 西富 岡 内 藤 美 知 子 3
8
0
3
50
1
S
E
2:8
8
7
7 東富岡 内藤美知子 3
8
1
3
20
・ハシカグサ
I
S
E
2:8
8
1
0
3
1 高森内藤美知子 3
81
3
3X
アワコ ケ科
オミナエシ科
e
・アワゴケ
-ノジシャ
1
S
E
2:8
9
64 高 森 内 藤美知子 3
8
0
5
8
0
C
H
-1:8
8
4
-1
6 香川 三輪徳子 3
81
2
3
ドクウツギ科
ウリ科
-ドクウツキ守
-キカラスウリ
I
S
E
-1:8
9
6
2
2 日向平田寛重 3
8
0
9
1
0
01:8
86
2
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(城川 ・宮 田・佐々木・吉川・内藤 ・勝 1
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植物 誌 1988発 刊 後 も 補 充 調査 が 行 な わ れ ，県立 博 物 館 に 提出 された標本では次の植 物 が各 メッ、ンュに追 加
されていま す . 植 物誌 の 分布 図 に 追 加 される 方 は 御 利 用 下 さ レ .神 奈 川 県 に 新 た に 追 加 さ れ た 種 ， 過 去 に 記
録 は あ っ た が 調 査期 間 に は発見て、きなかった種もかなりあります .こ れ
らには (本) が つ け て あ り ま す .
採集者が複数のものはイ也と省略させてし、ただきました.採集日も入れたかっ た の で す が ， ス ペ ー ス の 都 合
で 省 略 し ま し た . た だ し 過去 の 標 本 で 新 た に確 認 で き た も の に は を つ け ， 採集 年月 日 を 入れ ま し
た
平 塚市 博 物 館 や 横 須賀 市 博 物 館 に 提 出 された分も い っ しょ に し た か っ た の で す が， 時 聞が な く 別 稿 と し
ま した.
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浜中義治
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浜中義治
浜中義治
勝山他
三
七 1ò.l~子
事務局より
1.フロラ ・カ ナ ガ、ワ を 年 3回 ぐ ら い は 出 そ う と
い う こ と に な って い た に も か か わ ら ず 3回 分 を 一
間 に ま と め た 形 に な り ま し た .特 に 今 回 は 植 物 誌
とその補遣に載せることがで、きなかった未整理の
浜中 義治
標本やその後採集された標本に基ずく各メッ、ンュ
高坂雅子
高橋秀男
の追加目録を作成することに主眼をおきました .
ヤマニ力事ナ
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浜中義治
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高橋秀男
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M1-1 新 治 町
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浜 中 義治
浜中義治
浜中義治
遅 れ た こ と に つ い て は 重 々 お 詫 び 申 し上げ ま す .
法論堂林道
内藤美知子
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FUJ-1小 淵
カワリミタ ンホ。事。モト。キ
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本
2. 県 内 植 物 分 布 の よ り 正 確 な 把 握 の た め に 各
浜中 義 治
メ ッ シ ュ 未 記 録の 植 物 標 本 の ご 提 出 を 頂 い て お り
浜中 義治
感謝し、たしております.今後ともよろしくお願い
小崎 昭則
勝山他
申 上げ ま す .
長谷川義人
さ L、
.
標 本 の ご 提 出頂 く に あ た っ て 次 の 点 に ご 留 意 下
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長柄
イヌカミツレ
① 標本 は お し 葉 に し て 乾 い て か ら お 持 ち 頂 く
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2 二階堂
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YA-4 世 附
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井ノロ
吉川アサ子他
こと.
浜中義治
② 標 本 の ラ ベル 用 紙 は 事 務 局 に あ り ま す か ら
そ れ に 必 要 事 項 を 記 入 して標本に添えて頂く
浜中義治
こと
浜中義治
③ 標 本 は そ の 植 物 の 特 徴 を よく示すものを作
成して頂くこと .
高坂雅子
幼苗や業の一枚や二枚だけのものは証拠標
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FUJ-1小 説1
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浜 中 義治
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広沢寺
山口育子他
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浜中義治
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高坂雅子
L、と思います .た だ し 証 拠 標 本 と し て で は
な く 学 習 用 に お 持 ち 頂 く の は そ の限り で は あ
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りません.
ノホボロキ。ヲ
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コメナモミ
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浜中義治
編 集 長 は!
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券山輝 男 ， 助手 は小 崎 昭 則 と城 川 四 郎で
した .以 上
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