資料 3 文字情報基盤成果物バージョンアップ案 2013 年 10 月 8 日 文字情報基盤事務局 1 MJ 文字図形の追加 1.1 平成 24 年度 4 月に戸籍統一文字は、戸籍統一文字番号 552710 が追加され ている。この戸籍統一文字番号 552710 に対応する MJ 文字図形 MJ068053 を追加する。 2 戸籍統一文字 MJ 文字図形 552710 MJ068053 MJ 文字情報一覧表について MJ 文字情報一覧表に新たに「入管正字欄」と「新潮日本語漢字辞典欄」を設ける。 (資料 2-2 に新しい MJ 文字情報一覧表の項目一覧案を示す。) 2.1 「入管正字コード」欄を新設する。 (13,285 文字) 2.2 「新潮日本語漢字辞典」欄を新設する。 2.3 「対応する UCS」欄及び「UCS 実装」欄の記載方法の変更 2.3.1 「対応する UCS」欄には、対応する統合漢字の UCS 符号位置を記す。 2.3.2 対応する互換漢字欄を新設し、CJK 互換漢字の字形に該当するものは、 互換漢字領域の UCS 符号位置を記す。 2.3.3 「UCS 実装」欄は、 「実装した UCS」欄に名称を変更し、UCS 実装に用 いた UCS 符号位置の値を記す。 2.4 対応する UCS 欄の値の変更 2.4.1 対応する UCS を新たに付与するもの・・・353 文字 2.4.2 対応する UCS の値を変更するもの・・・121 文字 対応する UCS を削除したもの(拡張 E で近しい字形がみつかったもの、拡張 F に提案したもの) ・・・12 文字 3 IPAmj 明朝フォント実装について 3.1 UCS 実装について 平成 22 年度から文字情報基盤で行ってきた UCS 符号位置対応調査の結果に よって、MJ 文字図形に対応する UCS が確定した。新たに 698 の MJ 文字図 形について UCS 符号化実装が可能であることが分かった。IPAmj 明朝フォン ト Ver.002.01 との差分は次のようになる。 1. 新規符号化実装 698 文字 2. 符号位置変更 1 文字 既存の符号位置よりも適切と思われる UCS 符号位置が見つかったもの また、すでに IPAmj 明朝フォント Ver.002.01 で UCS 実装済みで、拡張 F 提 案したものについては、後方互換性を維持するため、拡張 F が発行されるまで は、現状を維持し、符号位置削除はしない。(別紙 1) 3.2 UCS 実装の優先順位について デフォルトグリフ選択の根拠となる UCS 実装の優先順位に、 「6. 法務省告示 第 582 号別表 1 に掲載されている字形」及び「8. 『市区町村が使用する外字 の実態調査』の出現頻度」を追加する。新しい UCS 実装の優先順位は、以下 の通り。 1. 常用漢字表に掲載されている字形 2. 人名用漢字別表(戸籍法施行規則別表第二漢字の表)に掲載されている字 形 3. 住民基本台帳ネットワークシステム統一文字コードと対応する UCS が一 致する字形 4. JIS X 0213:2004 に掲載されている例示字形 5. UCS の J 欄(日本提案の字体)に掲載されている例示字形 6. 法務省告示第 582 号別表 1 に掲載されている字形 7. 康煕字典体 8. 「市区町村が使用する外字の実態調査」の出現頻度 3.3 その他の修正、追加 3.3.1 縦組み関係について Word において縦組みで表示を行うと正しく表示されない問題が確認されて いる。これに対応するために、フォントのメトリクス調整を行った。 3.3.2 非漢字の追加実装について Ideographic Description Characters(U+2FF0 – U+2FFB)の追加実装 2 4 公開目標・バージョン名 4.1 公開目標 次期バージョンの公開を、2013 年 10 月下旬とする。 4.2 次期バージョン名 4.2.1 IPAmj 明朝フォント Ver.002.02 4.2.2 MJ 文字情報一覧表 Ver.003.01 3 資料3 別紙1 符号化実装の削除を検討している⽂字 符号位置削除 MJ⽂字図形 現状 U+3C08 MJ001865 MJ058862 U+285C7 規格表の当該符号位置に ⽰されている字形 • これらはISO/IEC 10646の「拡張F」へ 新規の⽂字として提案中。 • 次期バージョン⼀覧表の「対応する UCS符号位置」欄からは削除し、フォ ントについては、「拡張F」が確定後に 実装変更を⾏う。 • フォント実装変更に当たっては後⽅互換 性を配慮した検討を⾏う。 [4] [0] ⾃治体における 外字作成実績数 5 符号化実装の変更を検討している⽂字 符号位置変更 MJ⽂字図形 MJ000379 MJ006392 現状 U+35B4 U+4E54 変更先 U+26BB6 U+215E4 • 統合規則に照らし、誤った割 り当てであった。 • 統合規則に照らし、U+4E54に統合 としても問題ないため、実装変更は しない。 • ⼊国管理局正字において、当該字形 がU+7F53に対応付けられた 割当間違いの可能性もあるため、⼊ 国管理局に問い合わせを⾏い回答が あるまで、現状維持とする。 [0] [5] • MJ007306 U+5188 U+7F53 [7] 規格表の当該符号位置に ⾃治体における ⽰されている字形 外字作成実績数 6
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