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未払賞与、通知なければ損金と認めず

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税務
未払賞与、通知なければ損金と認めず
裁判所、給与規程などによる周知のみでは “ 通知 ” があったとはいえず
原告法人の職員に対する未払定期
賞与の損金算入時期が争われた事
件で原告法人敗訴(東京地裁平成
27 年 1 月 22 日判決・控訴あり)。
地裁、支給額の通知(法令 72 の 3
二)は職員ごとの支給額を決定し
たうえで職員に表示することが必
この点に関し原告法人は、職員に周知さ
れている給与規程などにより、所定の計算
式に従った金額が定期賞与として支給され
ることを職員は本件事業年度末時点で了知
していたと指摘。さらに、原告法人は、職
員が定期賞与の金額を自ら計算することが
可能であったことなどを指摘し、本件事業
要。給与規程などの周知のみでは
年度末時点で支給額の通知をしていたこと
通知があったとはいえず。
になると主張した。
しかし、この主張に対し裁判所は、支給
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使用人賞与の損金算入時期に関し法人税
額の通知(法令 72 の 3 二)といえるために
法施行令 72 の 3 第 2 号では、「①支給額を
は、法人において個々の使用人ごとの具体
各人別にかつ同時期に支給を受けるすべて
的な賞与の支給額を最終的、確定的に決定
の使用人に対し通知していること、②通知
したうえ、これを使用人に表示することを
した金額を通知したすべての使用人に対し
要するという判断の枠組みを示した。
通知した日の属する事業年度終了日から 1
本件定期賞与について裁判所は、支給割
月以内に支払っていること、③支給額を通
合は基本的には在職期間などに応じて決ま
知した日の属する事業年度で損金経理して
るものとされているが、業績などにより支
いること」という 3 つの要件をすべて満た
給割合が変更される余地が残されている点
していれば、使用人賞与が未払いであって
を指摘。さらに、裁判所は、単に給与規程
も、支給額を通知した日の属する事業年度
および内規などによる所定の計算式が存在
で損金に算入できる旨が規定されている。
することを知るだけでは、賞与の具体的支
今回紹介する裁判事例で問題となったの
給額を知ることができるとはいえないと指
は、原告法人が職員に対し本件事業年度の
摘した。そのうえで、裁判所は、定期賞与
翌日以降に支給した定期賞与を本件事業年
に関する規程などが原告法人の職員に周知
度において損金算入することができるか否
されただけで通知があったとはいえないと
か。より具体的には、原告法人が本件事業
したうえで、原告法人が本件事業年度の翌
年度において職員に対し賞与支給額を通知
日以降に支給した定期賞与は本件事業年度
していたといえるか否かが争点となった。
で損金算入することはできないと判断した。
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No.589 2015.4.6
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