平成20年6月27日 財団法人佐賀県女性と生涯学習財団 理事長 大草 秀幸 様 財団法人佐賀県女性と生涯学習財団 経営等評価委員会 委員長 多良 淳二 平成19年度財団法人佐賀県女性と生涯学習財団経営等評価 委員会報告書の提出について 標記について別紙のとおり提出します。 貴財団におかれては、この報告書の意見を踏まえて、今後の指定管理業 務及び経営に当たってください。 平成19年度 (財)佐賀県女性と生涯学習財団 経営等評価委員会 評 価 報 告 書 平成20年6月 目 次 (頁) 1 評価委員会及び評価要領 2 評価結果 -------------------------------------------- 1 ---------------------------------------------------------- 3 (1) 指定管理業務評価表 --------------------------------------------- (1) アバンセの運営に関する業務 --------------------------- 3 (2) 施設利用許可業務 4 ------------------------------------ (3) 女性センター事業の実施に関する業務 ------------------ (4) DV総合対策センター事業の実施に関する業務 6 --------------- 7 ------------------- 8 ---------------------------- 9 (6) 施設等の保守管理・環境維持管理業務 (7) 指定管理業務評価結果一覧 (2) 財団経営評価表 5 ----------- (5) 生涯学習センター事業の実施に関する業務 3 参考資料 3 ---------------------------------------------- 10 --------------------------------------------------------- 11 アバンセ 1 評価委員会 (1)委員 委員長 多良淳二 財団法人佐賀銀行文化財団事務局長 副委員長 森山千代子 佐賀市立城南中学校校長(元アバンセ副館長) 委 員 平田トシ子 九州共立大学・九州女子大学・九州女子短期大学生 涯学習研究センター所長 (2) 委員会の開催状況 ○平成20年度第1回評価委員会 ※平成20年6月17日、アバンセ特別会議室で開催 2 評価実施要領 別紙のとおり 1 財団経営等評価委員会における評価実施要領 H18.12.24制定、H19.6.2一部改正 1 目的 アバンセの管理運営の効率化と事業の効果的な実施の観点から指定管理者である財団法人佐賀県 女性と生涯学習財団の事業実施状況及び経営状況について県民の視点で評価を行い、今後の望まし い財団経営及び財団事業のあり方について意見を述べる。 2 評価を行う項目 (1)毎年度の指定管理業務の実績(指定管理業務評価) ①アバンセの運営に関する業務 ②施設利用許可業務 ③女性センター事業の実施に関する業務 ④生涯学習センター事業の実施に関する業務 ⑤施設等の保守管理・環境維持管理業務 (2)毎年度の財団の経営方針及び実績(経営評価) (3)その他評価委員会が必要と認める項目(その他評価) 3 評価基準 評価は、「A 大変優れている」、「B 優れている」、「C 適正に行われている」「D 改善を要する」 の4段階で行う。 4 評価の方法 (1)財団は、毎年6月に次の資料を委員会に提出する。 ① 前年度の指定管理業務の実績及び自己評価結果 ② 前年度の経営実績及び自己評価結果 ③ 現年度の経営方針 (2)委員会は、6月の会議において、財団提出資料等に基づき上記2の評価項目について評価を行 う (3)委員会は、6月末までに評価結果を理事長に提出する。 5 指定管理業務の評価結果の県への報告 理事長は、委員会から提出された指定管理業務の評価結果を、6月末までに業務報告と併せて県 に報告する。 6 評価結果の公表 理事長は、委員会から提出された評価結果を毎年7月に公表する。 2 アバンセ 2 評価結果 (1)平成19年度指定管理業務評価表 ①アバンセの運営に関する業務 ■評価の視点 アバンセの施設・設備を安全かつ円滑に運営し、利用者が満足できる施設サービス及び人的サー ビスを行ったか。 財団の記入欄 自己 評価 【具体的な取組・成果・課題など】 ■取組実績 ・開館日、休館日、開館時間は従来どおり(朝の開館時間は、運用で15分早めて8:45) ・運営委員会(2回)、外部評価委員会(1回)により施設運営方法の改善検討や18年度事業の評価を 行った。 ・職員研修の実施…職場研修(接遇など3回)、派遣研修(救急救命法の講習等随時) ・消防訓練の実施(11月、2月)…2月は消防署の協力を得て消火器実技訓練も実施 ・生活工房への職員配置(器具利用指導など) ・メールマガジンの発行 ・周辺道路へのアバンセ案内表示板を設置(県に要望、R264号、2箇所) ・南側敷地内に郵便ポストを設置(郵便会社に要望) A B ■業務改善を行った点と成果 (サービス向上対策) ・運営委員の改選に伴い、新たにマスコミ関係者を委員に委嘱するなど委員構成を見直した。 ・利用者の意見等を踏まえて、生活工房への臨時職員の配置(総合案内と兼務)、周辺道路へのアバ ンセ案内表示板の設置、郵便ポストの設置などを行った。 ・視聴覚ライブラリーの夜間開設時間について、従来の火金のみ20:00までを予約により、いつでも2 0:00まで対応するように変更した。(実施は20年4月~) ・アバンセの行事の広報について、新聞やラジオ等のマスコミを活用して効果的な広報に努めた。 ・館内における急病や事故に備えて新たに9名の職員がAEDの操作方法等を学ぶ救命救急講習を 受講した。(19年度末現在の修了者21名) C D (コスト削減対策など) ・公用車にハイブリッド車を導入(リース)し、環境対策とともに燃費節減を図った。 ・省エネ対策と光熱水費の節減のために冷暖房の適性管理と照明のこまめな消灯等に努めた。 ・チラシや会議資料の削減、事務用品等のリユース、リサイクルに努めた。 外部評価委員記入欄 【コメント】 利用者等の意見を積極的に運営に取り入れ、郵便ポストの設置や周辺道路へのアバンセ案内表示 板の設置を関係機関に働きかけて実現するなど、従来の公立施設にありがちなお役所的な発想では なく、柔軟な発想で運営方法の改善や利用者サービスの向上のためのいろいろな取組を行っている ことは評価できる。なお、1階の展示コーナーは、南玄関のメインゲート前にあり、展示用の貸し施設と なっているが、必ずしも有効に活用されているとは言えないので、今後、来館者の憩いの場など、その 活用策について検討していただきたい。また、アバンセで学んだ人たちによる組織づくりを行い、アバ ンセの運営をサポートするシステムがあればいいと思う。 3 評価 A B C D アバンセ 平成19年度 指定管理業務評価表 ②施設利用許可業務 ■評価の視点 個人やグループ、団体等が貸館施設・設備を快適に利用できるよう工夫を行い、利用促進を図る ことができたか。 財団の記入欄 自己 評価 【具体的な取組・成果・課題など】 ■取組実績 ・開館以来の入館者数が8月30日に500万人に達した。 ・利用者数(入館者数と出前講座参加者数の合計)は約386千人で,前年比約17千人の増加(目標 達成) ・貸館利用件数は5,699件(前年比497件増)となった。 ・貸館施設の利用率は67.7%(前年比+3.6%)となったが、目標の70%は下回った。 ・利用料金収入は、24,455千円(前年比+1,680千円)となった。 また、減免実績は、203件、1,251千円であった。 A B ■業務改善を行った点と成果 ・展示コーナー(71.1㎡)を新たな貸館施設として貸し出した。 ・展示コーナーと展示ギャラリーについて販売を伴う場合の利用料金を新たに設定した。 ・利用者意見を踏まえて、美術工芸室に会議用椅子を設置し、会議にも使用しやすいようにした。 ・長年故障により利用していなかった陶芸用電気炉を修理し、使用できるようにした。 ・館長、副館長が関係機関等に営業活動を行い、貸館利用促進を図った結果、展示コーナー等の利 用率向上に結びついた。 ・貸館利用手続きについて、従来、当日に許可書と領収書の提示を求めていたのを、領収書のみで 可とした。 外部評価委員記入欄 【コメント】 貸館の利用促進を図るため館長、副館長が関係機関等への営業活動を行ったほか、利用者の意見 を踏まえて貸館申請事務手続きの一部簡素化や施設の整備を行う等、利用者の視点からの施設づく りに努めた結果、利用者数が前年度に比べ約17千人増加しており、貸館利用率、貸館等利用料金 収入も前年度より伸びていることは評価できる。なお、OA講習室、語学研修室及び美術工芸室は、 最近では一般の会議・研修の利用が多いことから、今後、一層の利用促進のためにも利用実態に 合った室名に変更することを検討していただきたい。 C D 評価 A B C D 4 アバンセ 平成19年度 指定管理業務評価表 ③女性センター事業の実施に関する業務 ■評価の視点 男女共同参画社会づくりをめざす拠点施設として、男女共同参画に関する情報及び学習機会の 提供等を行うとともに、女性のエンパワーメントや県民の自主的活動を支援することができたか。 財団の記入欄 【具体的な取組・成果】 具体的な取組として、つばさ自主企画支援プログラム、女性グループとの共同企画である女性のた めの政策参画セミナー、県民企画公募事業、子育て中の母親チャレンジ支援事業、女性のための法 律講座等、これまでよりもさらに、市民が企画の段階から参画できる、あるいは市民のニーズに対応す る県民協働の事業にシフトした。 また、情報フロアの蔵書配置・図書選定等全般的な見直しや、一時保育の対象年齢を1歳以上から 6ヶ月以上に拡大するなど、利用者へのよりきめ細かいニーズへの対応、サービスの提供を行った。 さらに、映画&監督トークやビデオシアターinアバンセ、男性の家事参画推進関連事業等、新たな アバンセ利用者の増加につながる事業を展開した。 相談事業においては、複雑化、深刻化する相談内容に対応するため、積極的に同行支援を実施す ることで、問題解決につなげている。 今後も、女性関連施設、民間グループ、行政との連携を深め、助成金の活用等も積極的に進め、多 様化する男女共同参画に関する課題に応えるため、具体的解決に向けた事業を実施していきたい。 【課題と今後の改善点】 事業によって、定員に達しないもの、定員オーバーのため抽選にせざるを得なかったものと結果がさ まざまであった。定員オーバーとなる事業の多くが連続講座で、時間をかけて参加者ひとりひとりへの 対応が求められる内容であり、少人数で実施する内容である。受講者の自主活動グループづくりの支 援や、受講できなかった応募者への対応等も丁寧に行っていきたい。 一方で、セミナー、フォーラム等啓発事業については、発信していくべき様々なテーマがあり、より多 くの方に参加していただけるように、内容に応じてポイントを絞った広報を行った。今後とも広報につい てはさらに工夫を重ねたい。 相談事業については、相談件数が前年度に比較して約千件増加しており、特に件数の多い昼間の 時間帯は相談電話がつながりにくい状況になることも多かった。 今後も配偶者暴力相談支援センターとして中核的な機能を発揮するために、関係機関との連携を 強化し、相談員のスキルアップを図り、被害者の安全確保と自立支援を行っていきたい。 自己 評価 A B C D 外部評価委員記入欄 評価 【コメント】 県民協働の視点から女性センター主催事業の企画・実施への県民参加を促進するとともに、一時保 育児童の対象年齢の拡大や1000人パエリア大会などの新たな取組を行う等、時代のニーズを踏まえ た各種取組を行っており、評価できる。また、相談事業では積極的に関係機関等への同行支援を行う など、きめ細かい対応を行っている。なお、参加者が定員に達しない講座等については、今後、なお 一層広報の工夫等に努めていただきたい。 A B C D 5 アバンセ 平成19年度 指定管理業務評価表 ④DV総合対策センター事業の実施に関する業務 ■評価の視点 県内におけるDV(配偶者からの暴力)を防止し、被害者を保護するための効果的な取組ができた か。 財団の記入欄 自己 評価 【具体的な取組・成果・課題など】 [DV講演会の開催] 12月26日、デートDV講演会「子どもたちを暴力の被害者・加害者にしないために~ストップ!デー トDV・子どもへの暴力~」 と、「デートDV授業の今後の方向性」と題したパネルディスカッションを開 催し、20年度の予防教育事業に向けた講演会となり、 ワイド枠で新聞にも掲載され、一般の認知に 寄与できた。 [医療関係者DV研修] 県内4医療機関で開催した。医療関係者向けハンドブックをもとに実施。DVの基礎知識も含め、説 明を行った。医療関係者がDVの視点を持つことで、患者の立場に立った対応が期待できる。多くの 医師に医療者としてDV問題の取組の必要性を感じてもらった [DV関係機関実務者研修] 被害者支援に携わる市町DV担当者や相談員等が行う援助内容の充実のため、事例検討や講義、 ワークショップ等を2回実施した。 [市町DV出張研修] 23市町(合併前)のうち、21市町から依頼があった。窓口業務の留意点や、加害者対応について研 修。各市町ともDV担当課以外の職員の参加があり、積極的な取組を感じた。 A B C D [保健福祉事務所の研修] 県内5ヵ所の保健福祉事務所圏域のDV担当職員を対象に研修を行った。他所の担当者と面識を 持ち、課題を一緒に検討するなど、今後の連携に向けて一定の成果はあった。 [未然防止教育事業] 高校、短大でデートDVと言われる交際相手からの暴力予防教育講演会を2校で実施 来年度事業 に向け手応えがあった。 [民間団体支援] ワーキング・サポートセンター黄色いりぼん 主催のDV講演会に協力するなど、展示・バザー等でも 民間団体のサポートを実施した。 [DVについて考える会] 民間委託し、佐賀地区・唐津地区で計15回開催した。 外部評価委員記入欄 評価 【コメント】 医師など医療関係者に対するDV研修や被害者支援関係機関の実務者研修、さらには県内21市 町からの依頼によるDV出張研修など、関係機関の連携強化に精力的に取り組むとともに、高校生等 を対象としたDV未然防止教育にも着手するなど非常に努力している。今後とも、国内に他に例がな いような機能を有するDV対策センターという特異性を生かして、10代妊娠中絶率全国一の解消を含 め、一層DVの未然防止に努めていただきたい。 A B C D 6 アバンセ 平成19年度 指定管理業務評価表 ⑤生涯学習センター事業の実施に関する業務 ■評価の視点 市町村や生涯学習関連施設とのネットワークの中核施設として、生涯学習に関する情報の提供、 指導者の養成・研修、学習機会の提供等を行うことにより生涯学習を総合的に推進し、県民の学習 活動を支援できたか。 財団の記入欄 自己 評価 【具体的な取組・成果・課題など】 ① 学習活動への支援 ○市町を訪問し、生涯学習担当者や公民館講座の参加者へ直接説明したり、自主事業で「県民カ レッジ交流会」を開催したりしたこと等により、「県民カレッジ夢パレットさが」の平成19年度の入学者数 は1,600人と平成14年度以降では最多となり、県の生涯学習振興の指標としている平成22年度末まで の20,000人の入学を平成20年度中にも達成可能な段階まで推進できた。 ○自主事業では、前年度の繰越金を活用し無料開催した講座もあるため受講料収入は減少したが、 希望が多い講座の増設、新規講座の開催など県民ニーズへの対応を図った。 A 【今後の課題】 ●生涯学習相談は、アバンセから遠隔市町在住者の利用が少ない。公民館と連携して生涯学習相談 事業を周知し、情報提供の側面から県民の生涯学習への支援を強化する必要がある。 B ●平成19年度の主催事業の満足度は91.4%、集客率は97.1%とそれぞれの年度目標値を達成すること ができたが、平成18年度と比較するとどちらもわずかではあるが低下している。講座のテーマや学習 形態、広報のあり方などを見直し、いっそうの充実を図る必要がある。 C D ② 学習成果の活用や各種団体等との連携 ○人材育成事業では「マイスター講座(基礎編)」の鹿島市での出前開催、「まなびの知恵袋お届けセ ミナー」の9市16公民館で開催など、県全域で学習成果の活用と地域人材の活動を支援するように務 めた。 ○NBCラジオ佐賀や佐賀県商工会婦人部連合会との事業共催、生涯学習フェスタ運営への西九州 大学生の参加など積極的に連携を図った。H20年度は佐賀大学との連携講座の開催に向け協議を 進めている。 【今後の課題】 ●県民が学習成果や活動の意欲を活かして社会活動を始めるための学習機会や学習情報の提供は 十分とはいえない。CSOや企業、生涯学習施設等との連携を強化し、県民の社会活動を支援するシ ステムづくりを進める必要がある。 外部評価委員記入欄 【コメント】 県民カレッジ開講10周年を迎え、平成14年度以降では最多の入学者数を確保し、平成22年度ま での入学者数目標2万人を早期に達成可能な段階まで推進できたことは評価できる。また、鹿島市で の出前講座の開催などアバンセから遠隔地の県民に対する生涯学習支援及び関係団体や大学等と の共同事業等を行い、県全域での生涯学習の支援と関係機関との連携に努めている。今後は、予算 削減の中やめざるを得なかったアバンセ文化講演会に代わるような集客力のある魅力的な目玉事業 を知恵を出して企画していただきたい。 7 評価 A B C D アバンセ 平成19年度 指定管理業務評価表 ⑥施設等の保守管理・環境維持管理業務 ■評価の視点 アバンセの施設・設備の適切な保守点検等を行い、安全で快適な施設環境の維持向上を図ること ができたか。 財団の記入欄 自己 評価 【具体的な取組・成果・課題など】 ■取組実績 ・施設・設備の保守点検、清掃及び保安警備業務等は、専門の業者に委託して、各種法令、 メーカー基準等に基づき実施した。 ・各委託業者の選定については、県に準じて県の入札参加資格を有する業者による指名競争入札等 を行い、効率的で質の高い業務委託に努めた。 ・施設・設備について、老朽化等に伴う修繕工事及びより利用しやすい施設への改善事業などを実施 した。 (修繕工事など) ・第3研修室視聴覚機器の一部更新と操作の簡易化工事 ・北側駐車場一部舗装拡張工事(通路増設等) ・ホール及び各階トイレのベビーチェア設置工事 ・花壇植栽工事 ・空調機フィルター交換 ・プランター等整備事業 ・外壁タイル一部補修工事 ・修繕工事などに当たっては、営業に支障のないよう休館日を利用して行った。 A B C D ■業務改善を行った点と成果 ・ユニバーサルデザインに配慮した施設づくりの一環としてトイレへのベビーチェア設置及び北側駐車 場の舗装拡張等を行った。 ・潤いのある施設環境整備のため、花壇への植栽工事、プランター設置などを行った。 ■課題 ・建築設備については、開館後13年が過ぎて老朽化が進んでおり、計画的な更新が必要となってい るが、多額の経費が見込まれ予算の確保が困難な状況にある。 外部評価委員記入欄 評価 【コメント】 限られた予算の中で、安全で適切な施設管理運営に努めるとともに駐車場の舗装など利用しやす い施設づくりの努力は評価できる。しかし、開館後13年が過ぎ、施設・設備の老朽化が進んでいるた め、今後の施設・設備補修等については、故障してから行う後追いの修繕ではなく、中長期的な視点 から予算を含めた施設補修の年次計画を立てて計画的に行うよう努力していただきたい。 A B C D 8 アバンセ ⑦平成19年度指定管理事業評価結果一覧 (財団法人佐賀県女性と生涯学習財団) 評価項目 評価の視点 アバンセの運営に関する業 アバンセの施設・設備を安全かつ円滑に運営し、利用者が満足 務 できる施設サービス及び人的サービスを行ったか。 自己 外部 評価 評価 B B 個人やグループ、団体等が貸館施設・設備を快適に利用できる よう工夫を行い、利用促進を図ることができたか。 B B 男女共同参画社会づくりをめざす拠点施設として、男女共同参 女性センター事業の実施に 画に関する情報及び学習機会の提供等を行うとともに女性の自 関する業務 主的活動を支援することができたか。 B B DV総合対策センター事業 県内におけるDV(配偶者からの暴力)を防止し、被害者を保護 するための効果的な取組ができたか。 の実施に関する業務 A A 市町村や生涯学習関連施設とのネットワークの中核施設として、 生涯学習センター事業の実 生涯学習に関する情報の提供、指導者の養成・研修、学習機会 の提供等を行うことにより生涯学習を総合的に推進し、県民の学 施に関する業務 習活動を支援できたか。 B B 施設等の保守管理・環境維 アバンセの施設・設備の適切な保守点検等を行い、安全で快適 な施設環境の維持向上を図ることができたか。 持管理業務 C C 施設利用許可業務 外部評価委員全体講評 指定管理事業全体として、財団職員の意識改革に非常に努力していることが認められ、従来 のお役所的な考え方ではなく、民間や利用者の目線で県民へのサービス向上と県民協働によ る各種事業の実施に努めていることは評価できる。今後の課題としては、効果的な事業広報や 関係機関との一層の連携強化に努めていただきたい。また、財政面の強化のためには、今後 収益事業の必要性が認められることから、課税問題は当然のことと踏まえた上で積極的に取り 組む必要がある。さらには、収益を確保した上でプロパー職員の給与等待遇改善にも努力して ほしい。最後に今後の外部評価の方法について、次回からは個別業務の実態を把握するた め、各部門の担当者に対するヒアリングをいくつか抽出して実施させていただきたいので検討 をお願いしたい。 9 全体評価 B アバンセ (2)平成19年度財団経営評価表 ■評価の視点 財団の設立目的(男女共同参画社会の形成促進と生涯学習の振興)の達成を目指した事業を 効果的に展開するとともに、経営の安定と健全化を図ることができたか。 財団の記入欄 自己 評価 【具体的な取組・成果・課題など】 ■設立目的に沿った事業の実施 ・男女共同参画社会の形成促進と生涯学習の振興を図るため、県、市町その他関係機関・団体と連 携してアバンセの指定管理事業や関連の自主事業を行った。 ■組織の強化等 ・4月から常勤の新館長(兼理事長)を迎えるとともに、事業部長(女性施策担当)にプロパーの専門職 員を当てるなど体制強化を図った。 ・理事等役員についても、改選を機に従来の団体代表等に加え、会社経営者やマスコミ関係者を選 任し、経営面と広報面の強化を図った。 ・職員の就労意欲の向上等を図るため、収支差額が黒字の場合に人件費予算の範囲内で3月期末 手当(月額報酬の30%)を支給できる制度を整備し、支給した。(館長及び県派遣職員を除く。) ■収入確保対策 ・貸館利用料金収入の増を図るため、展示コーナーの新規貸出しや館長等による関係機関・団体へ の営業活動を行った。また、企業・団体補助金等外部資金の導入に努めた。(利用料金収入増:前年 比1,680千円、その他補助金の増:前年比90千円) ■経営指標等(単位:千円) 当期収入合計 333,143 当期支出合計 327,678 前期繰越金 17,784 当期収支差額 5,465 収入合計 350,927 次期繰越金 23,249 A B C D ※主な収入(単位:千円) 佐賀県委託金(指定管理料)294,568 利用料金収入 24,455 佐賀県補助金 2,600 自主事業収入 2,223 その他補助金 1,122 負担金収入 6,872 外部評価委員記入欄 【コメント】 館長の常勤化や理事等役員の見直しによる組織体制の強化を図るとともに収入確保にも努力し、健 全経営に努めたことは評価できる。 なお、これまでは、県からの指定管理委託料と県職員の派遣協力などにより、比較的に余裕のある 経営が可能であったと思われるが、今後は、指定管理委託料の大幅削減や県職員派遣の廃止などが 見込まれ、限られた予算とスタッフの中での厳しい財団経営が予想される。このため、今後、公益法人 制度改革も踏まえて、財団の自主自立を目指した3カ年ないし5カ年の「経営改革プラン」を策定して いただきたい。また、策定に当たっては、財団の全職員が参画して事業面、施設管理面など各部門計 画と全体計画を策定すること等により、全職員が改革目標を共有する必要がある。 10 評価 A B C D 3 参考資料 ○ 主な成果指標と実績 実 成果指標 単位 H17 績 数値目標 H18 H19 H18 H19 H20 (参考) 人 384,159 369,019 386,416 385,000 以上 385,000 以上 385,000 以上 貸館利用率 % 70 64.1 67.7 70 以上 70 以上 70 以上 利用者満足度 % ― 67.8 68.1 70 以上 70 以上 70 以上 主催事業の参 加者の満足度 % ― 91 91.0 80 以上 91 以上 91 以上 主催事業の集 客率 % ― 96 95.9 70 以上 96 以上 96 以上 % 0.4 4.4 6.1 2 以上 2 以上 2 以上 26,678 26,000 以上 26,000 以上 26,000 以上 利用者数(入 館者数+出前 講座) 事業コストの 節減率(予算― 決算)/予算) 事業収入(指 定管理料、負 千円 22,453 事業 4 25,815 担金を除く) 7 9 4以上 7 以上 7 以上 23 43 14 以上 23 以上 23 以上 ― 288 244 200 以上 300 以上 400 以上 ― 3.3 3.4 2 以上 2 以上 2 以上 自主事業講座 数 講座 自主事業講座 千円 13 の収入 職員研修受講 回数(1人平 均) 回 ■指標の説明等 (1)利用者数 ・アバンセの入館者数とアバンセ主催の出張講座(お届けトーク&セミナー、館長出前講演会)参加者数の 合計 区分 入館者数 お届けセミナー 出前講演会 計 H17年度 377,833 人 5,232 人 1,094 人 384,159 人 H18 年度 366,337 人 2,322 人 360 人 369,019 人 H19 年度 382,440 人 2,056 人 1,920 人 386,416 人 (2)貸館利用率 ・ホール等貸館対象施設の年間利用率(利用のあった日数/利用可能日数) H17年度 H18年度 H19年度 70.0% 64.1.0% 67.7% (3)利用者満足度 ・「アバンセの利用に関するアンケート」(年2回実施)で、「施設」及び「職員の応対」について「よい」 と答えた人の割合 ※H19年度アンケート結果 区分 施設 職員 平均 第1回(H19年10月) 59.6% 56.0% 57.8% 第2回(H20年 73.3% 83.3% 78.3% 66.5% 69.7% 68.1% 3月) 計 (4)主催事業の参加者の満足度 ・アバンセの主催事業(講座)の参加者へのアンケートの結果、「大変よかった」(4点)、「よかった」(3 点)、「あまりよくなかった」(2点)、「よくなかった」(1点)の合計点数の満点に対する割合 ※H19年度実績見込み 女性センター関係 90.6% 生涯学習センター関係 平均 91.4% 91.0% (5)主催事業の集客率 ・アバンセの主催事業の募集定員に対する実参加者数の割合 ※H19年度実績見込み 女性センター関係 生涯学習センター関係 平均 94.6% 97.1% 95.9% (6)事業コストの節減率 ・アバンセの事業予算に対する節減額(予算額―決算額)の割合 年度 予算額 決算額 節減額 節減率 H17年度 404,462 千円 402,847 千円 1,615 千円 0.4% H18 年度 334,990 千円 320,139 千円 14,851 千円 4.4% H19 年度 348,961 千円 327,678 千円 21,283 千円 6.1% (7)事業収入(指定管理費、負担金を除く) ・貸館利用料金収入と自主事業収入等(図書・物品販売、講座参加料、自動販売機ほか)の合計 年度 利用料金収入(県) 自主事業収入等 合計 H17 年度 20,422 千円 2,031 千円 22,453 千円 H18 年度 22,775 千円 3,040 千円 25,815 千円 H19年度 24,455 千円 2,223 千円 26,678 千円 (8)自主事業講座数 ・指定管理事業等以外に民間団体等の助成金や講座参加料等により実施する財団の自主事業数 区分 女性センター関係 生涯学習センター関係 合計 H17年度 なし 4事業 13 講座 4事業 13 講座 H18年度 2 事業 2 講座 5 事業 21 講座 7 事業 23 講座 H19年度 3 事業 5 講座 6 事業 38 講座 9 事業 43 講座 (9)自主事業講座の収入 ・上記自主事業講座の参加料収入等 H17年度 H18年度 288 千円 なし H19年度 244 千円 (10)職員研修受講回数 ・職員が当該年度に職場研修や派遣研修を受講した回数(1人当たり平均回数) 職員数 研修受講回数 1人当たり平均 H18年度 41 名 延べ 138 回 3.3 回 H19年度 47 名 延べ 159 回 3.4 回 平成19年度 施設管理運営などの実績 事業名 事業内容 ・利用者や運営委員会 の意見等を踏まえて、 安全で円滑なセンター 運営を行う。 予定(又は目標) ・開館日 308日 ・休館日 57日 毎週月曜 年末年始(12/29~1/3) ・開館時間 平日 9:00~22:00 日祝日 9:00~17:00 (ホールは22:00まで) ・運営委員会(2回)による運営改善等の検討 ・外部評価委員会の開催 ・職員研修の実施 ・消防訓練の実施(年2回) ・利用に関するアンケートの実施(2回) アバンセの運営に 関する業務 成果指標 ・利用者満足度 ・職員研修受講回数 県民や各団体・機関等 にセンター施設(研修 室など)を有効に活用し てもらう。 施設利用許可業務 成果指標 施設等の保守管理・ 環境維持管理業務 ・利用者数(入館者数 +出前講座) ・貸館利用率 センター施設を法令や 基準などに基づき安全 で効率的・効果的に使 用できるよう維持管理 する。 実績 業務改善を行った点と成果 気づき・反省点 ・開館日、休館日は、予定どおり実施した。 ・朝の開館時間は、運用により15分早めて8:45として いる。 ・運営委員会(2回)、外部評価委員会(1回)により 施設運営方法の改善検討や18年度事業の評価を してもらった。 ・職員研修の実施 職場研修 接遇など3回 派遣研修 救急救命法の講習等随時 ・消防避難訓練の実施(11月、2月) 2月は消防署の協力を得て消火器実技訓練も実 施 ・生活工房への職員配置(器具利用指導など) ・メールマガジンの発行 ・周辺道路へのアバンセ案内表示板を設置(県に要 望、R264号、2箇所) ・南側敷地内に郵便ポストを設置(郵便会社に要望) (サービス向上対策) ・運営委員の改選に伴い、新たにマスコミ関係者を 委員に委嘱するなど委員構成を見直した。 ・利用者の意見等を踏まえて、生活工房への臨時 職員の配置(総合案内と兼務)、周辺道路へのアバ ンセ案内表示板の設置、郵便ポストの設置などを 行った。 ・視聴覚ライブラリーの夜間開設時間について、従 来の火金のみ20:00までを予約により、いつでも2 0:00まで対応するように変更した。(実施は20年4 月~) ・アバンセ行事の広報について、新聞やラジオ等の マスコミを活用して効果的な広報に努めた。 ・館内における急病や事故に備えて新たに9名の職 員がAEDの操作方法等を学ぶ救命救急講習を受 講した。(19年度末現在の修了者21名) ・開館日を増やせないか検討を 行ったが、職員の配置増や清掃 警備などの委託費の増が必要と なることが見込まれ、当面見送ら ざるを得なかった。 ・開館時間について、8:30に早 めてほしいとの要望があっており、 今後検討を要する。 70%以上 目標 2回以上 68.1% 実績 3.3回 ・貸館施設…ホール、研修室など15施設 ・利用予約受付…利用の6ヶ月前 ※大規模行事は1年前から受付 ・利用者数、利用許可件数の増加を図り、利用 料金の収入増を図る。 ・抽選等による研修室等の利用調整や事務手 続きの簡素化等を図り、公平で正確な事務処 理を行う。 ・開館以来の入館者数が8/30に500万人に達し た。 ・利用者数(入館者数と出前講座参加者数の合計) は、前年比約17千人の増加(目標達成) ・貸館利用件数は5,699件(前年比497件増)と なった。 ・貸館施設の利用率は67.7%(前年比+3.6%)と なったが、目標の70%は下回った。 ・利用料金収入は、24,455千円(前年比+1,680 千円)となった。また、減免実績は、203件、1,251 千円であった。 385,000人以上 386,416人(入館者数382,440、出前等3,976) 70%以上 ・建築設備保全業務、舞台管理業務、清掃業 務、警備業務等について公正入札を行い、効 率的効果的な業務委託を行う。 ・第3研修室視聴覚機器の老朽化(一部故障) に伴う改修工事のほか、必要に応じて修繕等を 行う。 67.7% ・建築整備保全業務等については、県に準じて指名 競争入札を行い、効率的な業務委託に努めた ・第3研修室視聴覚機器について一部機器更新と操 作方法の簡易化を行った。 ・北側駐車場工事 ・ホール及び各階トイレのベビーチェア設置工事 ・植栽工事 ・空調機フィルター交換 ・プランター等整備事業 ・外壁タイル一部補修工事 自己 評価 B (コスト削減対策など) ・公用車にハイブリッド車を導入(リース)し、環境対 策とともに燃費節減を図った。 ・省エネ対策と光熱水費の節減のために冷暖房の 適性管理と照明のこまめな消灯等に努めた。 ・チラシや会議資料の削減、事務用品等のリユー ス、リサイクルに努めた。 ・展示コーナー(71.1㎡)を新たな貸館施設として 貸し出した。 ・展示コーナーと展示ギャラリーについて販売を伴う 場合の利用料金を新たに設定した。 ・利用者意見を踏まえて、美術工芸室に会議用椅 子を設置し、会議にも使用しやすいようにした。 ・長年故障により利用していなかった陶芸用電気炉 を修理し、使用できるようにした。 ・館長、副館長が関係機関等に営業活動を行い、 貸館利用促進を図った結果、展示コーナー等の利 用率向上に結びついた。 ・貸館利用手続きについて、従来、当日に許可書と 領収書の提示を求めていたのを、領収書のみで可 とした。 貸館利用者専用の託児室の設置 要望があるが、改修費用、スペー ス確保などの問題で応えられない でいる。 B ・ユニバーサルデザインに配慮した施設づくりの一 環としてトイレへのベビーチェア設置及び北側駐車 場の舗装拡大等を行った。 ・潤いのある施設環境整備のため、花壇への植栽 工事、プランター設置などを行った。 c 平成19年度 個別事業評価一覧 女性センター (指定管理事業) 事業体系 女性のた めの政策 参画セミ ナー 女性のた めの就労 支援セミ ナー 事 業 名 女性のための政策 参画セミナー 1(3) 1(3) 女性のエンパワメントを政治の場に生かす道筋を学 42/90 び、社会変革を担う人材を育成し、男女共同参画社 46.7% 会の実現を促進する。 NPO法人と企画段階から共催し、開催した。講義形式と県内 参加者が定員に満たなかった。事業対象、並びにテー 講座の回数を減らし、参加しやすい日時やテーマを 91.2% の現状についての事例報告やグループワーク等を組み合わせ マの絞込みが足りなかった。 設定する。 て行った。 C 女性のための起業 入門講座 1(3) 1(3) 起業を志す女性を対象に初歩的な知識や情報を提 供し、女性の経済的自立及び社会参画の推進を図 る。 職場訪問による「現地研修」は満足度が高く、次回 18年度はビジネスプランの作成・発表と起業家による講演で 営業・経理の講座は各3時間ずつで実施したが、特に 開催を望む声も多かった。講義についてはより専門的 85.9% 構成したが、今回は営業・経理の基礎講座と現地研修を組み合 経理講座については、短時間での簿記の学習に「時間 に長期で学びたい、との要望もあり、再検討を要す が足りない」との意見が複数あった。 わせ、より実務的な内容とした。 る。 B 3(9) 女性を対象に1日3時間×3日間コースでExcelの基 148/135 礎から学ぶパソコン講座を開催し、スキルアップを図 109.6% る。 エクセル初心者向けの講座であることから、講師とサポートの 女性なら誰でも受講可能だったため、講座への受講 2名体制で講座を実施した。 90.4% また、年3回実施の時間帯を午前・午後・夜間と3パターンに分 希望者が3倍以上になり、人気講座となった。 け、受講者のニーズに合わせた。 B 3(9) 就業を希望する女性に対し、就業能力の開発なら 女性のためのIT講習 1 1 びに就業機会の拡大を図るため技術講習会を開催 (中級編) (17日間) (20日間) する。 人 材 育 成 女性と表現に関する セミナー 1(2) 女性のエ ンパワーメ こころとからだをつな ントセミ ぐボディ・ワーク ナー 2(2) 参加状況 69/60 115% 20/20 100% - 業務改善を行った点と成果 気づき・反省点 パソコンのスキルアップのみならず、ハローワークや21世紀 受講者のパソコンスキルにばらつきがあるため、事前 職業財団からの現在の就業状況や再就職支援に関する情報提 にアンケート等の調査を実施し、講師の配置等を検討し ておく必要があった。 供を行った。 H20年度事業計画に向けた改善点 実施内容・対象等を再検討し、女性センターだから 出来るパソコン講座を企画していきたい。 - 自己評価 B 1(2) アサーティブ・トレーニングを学ぶセミナーを実施し、 50/40 自尊感情と自己表現能力を高めることで女性のエン パワーメントを支援し、女性の自己実現や活動につな 125% げていく。 93.5% 受講対象を変えて、単発の2回講座にするか、同じ人 言語的表現にとどまらない「女性の身体と表現に関 定員20名で募集したが、受講希望者が多かったので、講師の を対象に2回連続の講座にするか、セミナーの設定に するセミナー」へ移行 了承を得て、定員の枠を30名に増やした。 関するつめが甘かった。 A 2(2) ボディ・ワークを通して呼吸法やリラクゼーションを 体得することにより、自分のからだと向き合う時間を 作り、安全な感覚と力を取り戻す。 90.7% 内部講師で実施。打合せ等スムーズに行う事ができ、予算も 抑える事が出来た。 A 18年度は先着順で受け付けたが、予想以上の申込者があっ 19年度は、前年度の受講者が引き続き申し込み、受講 学習意欲の高い受講者が多く、今回自主学習グ たため、今回は受講者決定を抽選で行うこととして募集した。結 したケースが多かった。講座終了後には自主学習のグ ループにも発展したことから、今後の地域での活動に 90.0% 果的には、定員をわずかに超えた程度の申込みだったため、全 つながるようサポートしたい。 ループができた。 員を受講者と決定した。 B B 44/40 110% ストレスと上手につきあう方法としての企画が、現代の 女性達のニーズと合った。 女性の身体と表現に関するセミナーへ移行。 英語で学ぶジェン ダー 1(5) 1(5) インターネットを通して英語で流通する女性問題の最 新情報を読み解く力をつけ、グローバルな視点でジェ 74/75 98.7% ンダーについて考える機会を提供し、地域での活動 につなげる。 市町男女 共同参画 課担当職 員研修 市町男女共同参画 課担当職員研修 2(2) 2(2) 男女共同参画の行政担当者に、男女共同参画に関 22/23 する基本的認識を促すとともに住民一般への啓発普 95.7% 及を促進する。 事前に参加者から講演内容に盛り込んでほしい事項を照会 当日が高校総体開会前日と重なり(総体が後から変更 早めに日程を決定し、全市町からの参加を促すとと もに、今後も市町担当者の要望を盛り込んだ内容で 87.5% し、それを講師に伝えて内容を組み立てていただいた。また、2 になった)、市町によっては担当者が参加できなかっ 実施したい。 部形式とし、前半は行政職員だけでなく公開講座で実施した。 た。 派遣事業 海外2グ つばさ自主企画支援 ループ プログラム 国内2グ ループ 県内のグループが男女共同参画に関する諸問題につ いての自覚と意識を高めるとともに、男女共同参画社 会の形成に寄与するリーダーとして育つことを目的と する。 84.4% 海外4グ ループ 国内1グ ループ 756 人 従来は海外の実情視察だったが、グループ等が自主的に企 画した内容を行うようにした。 選考委員会の委員について、女性センター以外の方に 各実施グループとの意見交換を随時行い、事業の 依頼する等委員選定に工夫が必要。 よりスムーズな実施を図りたい。 B 女性と人権セミナー 1(1) 1(1) 「女性に対する暴力をなくす運動」期間に合わせて セミナーを開催し、女性の人権を精神的、身体的暴力 23/60 の視点から見直し、女性が自由で多様な生き方がで 38.3% きる社会の実現を目指す。 「女性に対する暴力をなくす運動」に合わせ開催し、女性の人 「映画&監督トーク」事業も同日に開催し、女性と人権 「女性に対する暴力をなくす運動」そのものについて 94.4% 権に関するパネル展示等も同時に行った。他県の女性関連施 を考える契機となるよう企画したが、セミナーの参加者 より広く広報し、他の事業との組み合わせで、参加者 を増やす。 が定員に達しなかった。 設と連携し開催することで、講師旅費を節減した。 女性・男性学セミ ナー 3(3) 4(4) 対象やテーマを絞った形の基本的な女性学の講座 524/490 をわかりやすい形で実施し、さまざまな年齢層やライ 106.9% フスタイルの県民のニーズにきめ細かく対応する。 89.2% 他県の女性関連施設や県内の団体と連携して事業を行うこと 事業を開催するタイミングをうまくつかむことで、参加 で、経費の削減に努めた。 者が増えること実感した。 女性・男性学セミナーという、時宜に応じた企画がで きる事業を有効に活用したい。 B - 希望団体はアバンセ館内視察のみならず、男女共同 希望される団体には、女性事業部のみならず、館長講話を行 参画や女性のネットワークづくりに関するセミナーも受 うなど団体のニーズに応える形にした。 講でき非常に有意義なセミナーである。 事業としては廃止するが、今後とも対応は続けてい く。 B 夏休みに間に合うよう早めに広報を開始し、2ヶ月程 度の募集期間を設定する。また、移動展示について は、広域に実施する。 B 男女共同 参画セミ ナー 啓 発 受講者 満足度 実績 女性のためのIT講習 (初級編) 事 業 内 容 参加/定員 予定 出張セミナーに対応する企画として、来館される県 内外の団体やグループなどを対象に要望に応じた内 容で、また男女共同参画や女性のネットワークづくり に関する短時間のセミナーや研修、トークなどを行 い、人材・グループ育成に寄与する。 ウエルカム ウエルカムセミナー セミナー 男性の家事参画フォ トコンテスト 1 1 - 男性の家事参画を進めるため、男性が家事(家事・育 児・介護等)に取り組んでいる写真を募集し、優れた 応募数 作品を男性の家事参画推進キャンペーン期間中アバ 85点 ンセ等数カ所で県民に公開する。 - 応募数は多くはなかったが、いい作品が集まりアバンセ、県庁 県民ホール、大型ショッピングセンターで多くの方に楽しんでい ただく啓発の効果は大きかった。 多久市でも作品を展示していただいたり、鳥栖市で同様のコン テストが実施されるなど、地域でも拡がりが生まれた。 募集期間が1ヶ月と短い期間の設定で、広報が十分 できなかった。 作品は移動展示を行ったが、経費・時期の都合で佐 賀市内にとどまってしまった。 B 事業体系 受講者 満足度 県内の大型ショッピングセンターにおいて、「男性の 家事・育児参画実現」をテーマにリレートークを開催 し、課題と解決について共に考える機会を提供する。 - - 小学生の子どもと男性の保護者のペア50組が、どん どんどんの森でカリスマシェフたちの指導の下、パエ リアづくりに挑戦し、料理づくりの楽しさや大切さを実 感してもらった。 - - 予定 実績 事 業 内 容 男性の子育て応援リ レートーク 1 1 1 1 アバンセ館長の男の 料理教室 1(5) 1(5) 1(5) 1(5) 館長による企業への ワーク・ライフ・バランス出 前講座 12 16 県内企業を対象に、アバンセ館長が男性の家事・ 育児参画をテーマに出前講座を実施して、ワーク・ラ イフ・バランスについて認識を深める機会を提供す る。 520 人 - 既にワークライフバランスについて取り組んでいる事 企業への広報活動は、女性センターのみならず県 従来の事業所等職員への啓発から、経営者等を中心に啓発 業所もあれば、これから進めていく事業所もあり、事業 男女共同参画課と連携して行う必要がある。 を行った。 所により取り組み状況は様々である。 B お届けトーク&セミ ナー 20 20 男女共同参画社会の基本理念についてテーマを決 め、要望のあった団体を対象に出前講座で学習する 機会を提供する。 1,113 人 - 前期・後期と半年スパンの実施・事前申込では、申し 20年度は廃止とし、県民のさまざまなニーズにより 講師は内部講師とし、事前にテーマを提示する事とした。 漠然と何か講演会を考えている団体にとっては、男女共同参 込みづらいとの声が多々寄せられたため、随時の申込 柔軟に対応できるよう、個別の企画の相談に乗り、講 師の紹介・派遣やコーディネートを行う。 可とし、柔軟な対応を行った。 画について入りやすい講座となった。 C お届けセミナー(学 校編) 10 9 男女の性別役割分業やジェンダーによる問題につ いて学齢期から認識を深めるため、小・中・高等学校 の児童・生徒を対象に出前講座を行なう。 1,139 人 - 中学校は実施校増加につなげることができたが、小学 19年度に引き続き、主に「羅針盤さが」のシステムを 今年度から、中学校・高等学校対象は「デートDV防止」のテー 校からの申込が減少し、また、高等学校からの申込み 利用して、小・中学校を対象とした出前講座のPRに努 マに搾り、実施校を募集した。その結果、昨年の2校を上回る5 がなかったことから、小・中学校を合わせて全体で9校 めたい。 校の中学校から申込みがあった。 の実施にとどまった。 B 男女共同参画週間 記念フォーラム 1 1 広く県全域に向けて男女共同参画社会づくりをア 195/300 ピールするため、男女共同参画週間(6.23~29)に 65.0% 合わせてフォーラムを開催する。 広報を積極的に行っていく。 ワーク・ライフ・バランスがテーマで、内容も広く県民の方を対 労働関係部局と連携をとって広報を行ったが、企業か また、集客においては共催団体との連携をより強化 84.5% 象としているものの、企業の経営者・管理職にも参加してほしい らの参加はほとんどなかった。 する必要がある。 内容だったため、労働関係部局と連携をとって広報を行った。 C 1 1 男女共同参画や人権をテーマにした女性監督の作 品上映と監督の講演会をセットで行い、作品鑑賞を楽 120/300 40.0% しんでもらうと同時にさまざまな現代の問題について 考える機会を提供する。 91.1% 短い広報期間でいかに集客するかが課題だったが、直接メ 今後も映画を通じて、現代の問題、男女共同参画・ ディアへ売り込みに行き、積極的に広報活動を行った。当日は、 早い時期にスケジュールを組みたかったが、撮影等で 女性のエンパワーメントについて考えていく機会を分 映画やテーマに関心のある人々など集客でき、受講者の反応も 多忙な監督との調整に難航した。 かりやすくつくっていきたい。 非常に良かった。 B 1(4) 1(4) ビデオの視聴を通し、多様な生き方への認識を深 189/220 め、女性の人権に敏感な視点を養い男女共同参画社 85.9% 会形成への視点をもつ。 88.8% 第1回は午後の上映に加え、19時からの上映も設けたが、参 研修室での上映であったため、初回は設備面で「字幕 作品のテーマや参加者層に合わせて実施時期、開 加が非常に少なかったため以降は取りやめた。第3回からは が見えにくい」等の意見があったが、機材の入れ替え後 催時間を検討する、また広報手段を変えるなど、上映 テーマを絞ったうえで解説と意見交換の時間を設け、参加者に 会開催には今後もさまざまな工夫が必要である。 は改善された。 好評であった。 C 随時 随時 広報機関誌アバンセNOWの年4回発行や新聞紙面 購入により、アバンセならびに事業の広報PRを行な う。 - 19年度に実施した広報誌アンケートの結果を踏ま 発行物については、施設紹介(広報誌)や各種相談案内(広報 広報誌については、予算の範囲内で、いかに内容を え、さらに読みやすく、親しまれる各種発行物の作成 誌・行事案内)を増やし、アバンセの利用者増加につながる誌面 充実させ、効果的に配付するか、常に改良を心掛けた。 に努めたい。 づくりを心掛けた。月2回のメールマガジン発信も開始した。 C 6 館長が比較的遠隔地の市町村を対象に講演に出 向き、地域での学習機会を提供するとともにアバンセ 事業の推進を図る。 - 講座依頼の内容は女性センター関係が多かった。内 生涯事業部で各市町等に広報し、事前打合せ等生涯学習セ 広報段階で、具体的なテーマをいくつか提示してそ 容・日程等によっては、副館長が代行することもあった。 ンターの職員が対応した。また、生涯学習関係職員実践講座の の中から選択できるようにするなど、各市町より依頼 直前になって、資料作成・持参の依頼等あったが、柔軟 際にも推奨に努め、総計1400名もの参加を得ることができた。 しやすくなるような工夫をし、講座を増やしたい。 に対応できた。 C 随時 女性の精神的、経済的自立と活動及び県民の生涯 学習を支援する情報源としての図書資料等を充実 し、利用者に提供する。 - 子どもの本コーナーをつくる等、図書室のレイアウトを全面的 県民が気軽に利用しやすい図書室を目指すととも DV、女性関連資料、生涯学習関連資料とテーマ別に に見直し、本や資料が目にとまりやすい工夫をした。 に、テーマに沿った資料収集やレファレンスサービス また、セミナー、講座受講者への関連資料の配付及び会場で 資料の配置ができなかった。 の充実等アバンセとしての特徴も出していく。 の資料の展示を行った。 A - - 従来の成果報告書の形態を改め、今回の調査研究内容を広く 支援の内容を見直し、調査研究活動の幅を広げるこ アピールできる、新たな成果報告書づくりにグループとともに取 応募低調のため、受付期間を延長して対応したが、今 とで、新たなグループの取り組みをバックアップできる 回は1グループのみの応募にとどまった。 り組んだ。 よう改善を図りたい。 報告書「24人の輝く女性起業家たち」は好評である。 C - - 今年度からアバンセが開始したメルマガ等で広報を行った結 果、県外(NWEC・栃木県・奈良県)から評価をいただいたほ か、算出方法について問い合わせがあった。 男性の家 事参画推 父子でチャレンジ… 進事業 1,000人パエリア 大会 啓 発 参加状況 参加/定員 事 業 名 ビデオシアターinア バンセ 広報事業 気づき・反省点 H20年度事業計画に向けた改善点 自己評価 ショッピングセンターでの実施という新たな試みだったが、参観 者も多く、男性の家事参画推進の気運を高めることを目的として フォトコンテスト作品展も同じ会場で実施し、男性の家 事参画推進のアピールにつながった。 いるため、日頃アバンセを利用しない層への働きかけにつな がった。 - B 約千人の参加者があり、そのなかでも調理に参加者した男性5 県外からの指導者を複数招聘し、予算を大幅に超過 0人は、料理・育児という2つの家事項目に楽しみながら取り組 した。また、指導者全員ともっと綿密な打ち合わせが必 要だった。 んだ。 - C - B 男性対象の料理教室を開催することで、男女がとも 料理講習のみならず、ワークライフバランスに関する講演を行 第2回は定員20名としたことで、受講者もスムーズに講 に家事を支え合い、仕事と暮らしのバランスのとれた 260/310 96.9% い受講者への家事参画等の啓発を行った。 習を受けることができた。 男女共同参画社会づくりをめざす。 出張セミ ナー 公開イベン 映画&監督トーク ト・講演会 業務改善を行った点と成果 - 広報活動 情 報 提 供 館長出前講演会 情報ライブ 図書資料等整備事 ラリー整備 業 事業 調 査 研 究 民間グ ループ調 査研究支 援事業 10 随時 民間グループ調査研 1 1 男女共同参画に関する身近なテーマを題材に県民 究支援事業 グループ グループ が自主的に行なう調査研究活動に助成する。 国内版GE 国内版GEM調査研 M調査研 究事業 究事業 1 1 国内版GEM調査を行い、順位の上昇のための方 策を検討する。(佐経調へ委託) - - 個別指数をみていくと各国の指数と一概に比較できな い面もあるが、アバンセが全国で初めて都道府県別の 今後も引き続き実施していく。 GEMを算出しており、今後も実施していく意義はある。 B 事業体系 県民企画 公募事業 交 流 促 進 事 業 名 県民企画公募事業 子育て中 の母親チャ 子育て中の母親チャ レンジ支援 レンジ支援事業 事業 九州地区 女性セン ター会議 相 談 女性問題 相談事業 九州地区女性セン ター会議 予定 実績 事 業 内 容 県民レベルでの男女共同参画社会づくりを推進す 10 7 るため、男女共同参画に関するセミナー等を県内グ グループ グループ ループや女性団体と協働実施する。 参加/定員 参加状況 756 人 育児期を前向きに捉え、新たな目標にチャレンジし 123/120 たい女性に対し、社会との接触の機会を提供し、参加 102.5% 者間の交流を深める場を設ける。 1(6) 1(6) 1 1 九州地区の女性センターが抱える共通の課題につ いて意見交換等を行なう会議に参加する。 相談者自らが問題の解決に向けて行動することが できるよう、電話・面接による相談に応じるため、専任 相談員(6人)を配置する。 女性総合相談 随時 随時 セクハラグループ相 談 月1回 セクハラの被害者にグループ形式による相談の場 月1回 を提供し、情報交換や支え合いを通して、被害者の 支援を図る。 特別相談 月2回 月1回 健康や法律の問題について、専門的な立場で相談 月2回 に応じるため、女性弁護士や女性医師等を配置して 月1回 女性を取り巻く様々な問題の解決を図る。 受講者 満足度 業務改善を行った点と成果 気づき・反省点 H20年度事業計画に向けた改善点 自己評価 - 今年度は9グループの応募しかなく、選考の結果、実 支援内容の見直し及び実施期間を長くする事など、 県内の各グループが自分達で事業の企画から準備、実施まで 施は7グループだった。 を主体的に行い、女性センターと協働で企画を実施する事がで 女性センターと協働する事で、費用の面でも、広報の 幅広い層への応募を促すためにも工夫と広報が必 面でも、より良い企画の実施が出来るので、潜在的ニー 要。 きた。 ズは高いと思われる。 B 92.2% 18年度、19年度の受講者から生まれた自主グルー 連続講座終了後、自主グループが立ち上がるよう、プログラム 今年度新たに取り入れたプログラムの、「コラージュ」 プと企画の段階から協働し、「モデル事業」として提供 の組み方に、グループワークやフリートークを多く取り入れた。 がとても好評だった。 できるようなプログラムつくりをめざす。 A - 各センターから出された議題について事業部内で検討した。 各センターから出された議題の照会・回答が主である 20年度事務局担当センター(長崎県)が照会方法に が、例年件数が多いために1つの議題にじっくり討議で ついて見直しを検討中。 きる時間が少ない。 C - - 同行支援の積極的な実施等で、相談室の存在がより周知され るようになったからか、今年度の相談件数は昨年度、一昨年度 に比べて増加している。 (H19合計4,972件 H18合計3,850件 H17合計4,231件) 相談が多い時間帯に集中して多くの対応ができるよ 昼間の相談が電話・面談(面談が飛び込みの場合)と う、相談体制の見直しについて検討していく。 も立て込む日が多く、面談には何とか対応できても電話 また、相談員のコーディネートによりDV被害者のグ がつながらない場合がある。また、一時保育依頼も大幅 ループ形式による情報交換や支え合いを行うことで被 に増加している。 害者支援を図る。 B - - 18年度に併せて実施した市町の相談員や養護教諭等に対し てのコンサルテイングを廃止し、グループ相談に一本化した。 継続相談への対応はあったものの、相談者に新たな 拡がりがなかったため、H20廃止。 C - 20年度から、法律相談を県内の女性弁護士全員(5 健康相談のうち、H18に相談件数の少なかった「からだの相 名)に委嘱し、相談者が継続相談を行いやすくする。 談」を廃止し、相談件数の多かった「こころの相談」を隔月から毎 法律相談については、1日6つの相談枠があるが、何 また、月2回の相談日についてもこれまで平日のみ 月実施している。こころの相談については回数を増やしたことで 枠か空いている日もあった。 だったが、1回を土曜日に変更し、利用者の利便性を 相談者のニーズに対応できている。 図る。 B 相談室企画とし、相談事業から見えてくる社会的課題をセミ ナーのテーマとしてとりあげ、受講者のニーズに対応した。 B - - 女性のための法律 講座 1(4) 1(4) 女性が生きていくうえで不可欠な法律知識を学び、 119/120 使いこなす能力を身につけることを目的とする。 99.2% 87.9% 相談業務に携わる人 のためのセミナー 1(1) 1(1) 各市町等やNPOで相談業務に携わる人を対象に、 相談業務の基礎理論を学ぶことで、相談員としての 資質を高めていくことを目的とする。 16/30 53.3% 87.5% 相談室企画とし、DV総合対策センターと連携し開催した。 事 業 名 予定 実績 事 業 内 容 参加/定員 参加状況 テーマの設定については、ポイントの絞り方が足りな かったかもしれない。 ー テーマの設定や役割分担のあり方について、相談室 とのより深い連携を行っていく。 講義が中心になり、相談現場に居る人たちのニーズと 他の研修との差異化をはかる は異なったかもしれない。 B (自主事業) 事業体系 人 材 修育 成 研 女性のた めの就労 支援セミ ナー 受講者 満足度 業務改善を行った点と成果 気づき・反省点 パソコン講 パソコン講 経済的に困難な状況にある女性を対象にIT技術講 経済的に困難な状 座2回 座2回 習会や就労応援フェアを開催し、経済的自立を支援 況にある女性のため 就労応援 就労応 する。(全国女性会館協議会の助成金を活用) のパソコン講座 援1回 1回 33/36 91.7% アバンセ館内の案内、ひとり親家庭への支援制度や、就労支 パソコン講習を1コース3日間、全18時間で行った 93.8% 援、職業訓練等の情報を収集し、必要とされる情報提供を行っ が、日程に余裕を持たせたかった。 た。 44/80 55.0% 95.1% - - 啓 発 公開イベン (親学習)スター・ペ ト・講演会 アレンティング 情 報 提 供 広報事業 交 流 促 進 ネットワー ネットワーク形成事 ク形成事 業 業 広報事業 1(1) 1(1) 誰にでも無理なく実践できる親学習プログラム(ス ター・ペアレンティング)を学ぶことで、家族や地域が 協力しあい、さまざまな支援ができるような男女共同 参画社会づくりの推進を図る。 (NPO法人女性と子どものエンパワーメント関西との 共催事業・ジョンソン&ジョンソンの助成金活用) 随時 随時 県民に女性センター事業の周知を図るとともに、県 の行政施策の啓発を行う。 1 1 九州地区の女性関連施設や県内の関係機関・団体 に呼びかけ、課題の解決に向けての話し合いや職員 のスキルアップのための研修、また、地域のネット 87/50 ワークを形成し活用するための研修を行う。 174.0% (全国女性会館協議会との共催事業・マイクロソフト の助成金活用) 88.7% NPO法人「女性と子どものエンパワメント関西」との共催事業 通常のセミナーより一時保育を希望する方が大幅に だったが、連携しスムーズに事業を進めることができた。 多いため、一時保育を行う場所等の工夫が必要。 H20年度事業計画に向けた改善点 自己評価 困難な状況にある女性への支援として事業を継続 し、日程やセミナーのプログラムに余裕をもたせる。 A 19年度は少なかった男性の参加をさらに促したい。 B ラジオ広報については、事業の参加へ結びついたか 各種広告掲載については早期から準備を進め、各事業の募 各種広報については、ふさわしい手段やタイミングを 分かりにくい面もあるが、職員が自ら事業PRすることで 集時期と掲載のタイミングを合わせることができた。掲載後の申 見計らい、より効果的に利用できるよう、今後も各部 身近な広報として親しまれるよう、創意工夫が必要であ 込み、問合せも多く、受講者の増加につながっている。 署との連携を強化したい。 る。 C 九州各県の女性関連施設や、DV被害者支援団体等、関連機 ネットワークの形成というのは、こういった具体的な事 11月に「全国女性会館協議会全国大会」の開催を 関・団体から広く参加があった。 業を通してつくられていくのだと実感した。 予定している。 A No1 平成19年度 生涯学習センター個別事業評価一覧 事業体系 事 業 名 予定 実績 事 業 内 容 参加状況 参加/定員 (昨年度) 能 力 開 発 セ ミ ナ 生涯学習関係職員 実践講座(入門編) ー 生涯学習関係職員 実践講座(課題編) 2日 2日 3回 マナビスト自主企画 講座 「まなびの知恵ぶく ろ」お届けセミナー ー 人 材 育 成 研 修 事 業 生 涯 学 習 支 援 セ ミ ナ 生涯学習マイスター 講座(基礎編) 支援 8講座 受講者 満足度 2日 社会教育施設と職員の役割への理解を深める とともに、アイスブレイク活用法や広報紙制作の ノウハウなど実践的な内容の研修会を実施し た。 103/60 172% 88.3% 2日 住民参画の地域社会づくりに必要な事業企画 力や調整者としての資質の向上を図るために、 基本的な考え方の講義と、県内事例発表、プロ グラム作成のワークショップなどを実施した。 77/60 128% 92.6% 県民による学習の場の創設をめざし、企画・運 採択:8企画 営について学ぶ機会を設けるとともに、講座開 支援 催を支援した。 申請:12企画 8講座 支援講座:8講座 - 公民館に電話で事業への協力を求めたことや本事業が 2年目で少しずつ公民館に周知されたことから、19年度 は、20講座全てを公民館等の社会教育施設で開催する ことができた。 講座を開催した講師の方々から、「講座開催は、自分自 身の勉強になった」という言葉をいただいた。 事業の趣旨から、できるだけ講師経験の少ない方を紹 介したが、公民館からの強い要望で経験豊富な講師で開 本事業が有効に機能するには、県民講師登録制度であ 催したケースや1つの公民館で複数の講座を開催した る「まなびの知恵ぶくろ」の周知を図る必要がある。 ケースがある。 20講座開催 アバンセ 59/60 98% 93.4% サポーター入門講座 3回 学習経験を積んだ県民が地域の生涯学習の 1講座 講師や指導者として活動するために、実際に講 4回 義を行う時に必要な技術を演習を通して習得す る講座を実施した。 3回 アバンセの施設ボランティアとして、また学習 ボランティアとして必要な基本的な知識や技術 についての研修を実施した。 49/60 82% 延31名 96.4% ー 佐 賀 ふ る さ と 学 セ ミ ナ ー 学 習 モ デ ル 提 供 事 業 企画者が講師となる企画は内容をよく検討し、まなびの 知恵ぶくろ事業の活用を勧めることも必要である。 講座の具体的な支援に当たっては、生涯学習センター 職員全員で分担する必要がある。 アバンセでの講座は、早い段階で定員に達した。講師 活動には話し方が重要だと感じる人が多いことを再認識 アバンセから遠距離にある地区の方にも参加していただ した。 幅広い年齢層の方が受講することができるように時間帯 くため、鹿島市と連携して出前講座も実施した。 鹿島市での出前講座は募集定員に満たなかったものの や日程を考慮する。 鹿島市周辺からの受講もあり、内容も好評だった。アバン パワーポイントや映像、画像での資料作成技術の支援 セの事業を知ってもらうきっかけにもなった。 はセンター職員で対応できるので、話し方や講義の組み 立て方などを中心としながら、講師活動をされている方や 技術編はパワーポイントでの資料作成が続いていたの これまでの受講者からのニーズをつかみ、より実践的なプ で、今回はミニ講座の実践をメインとし、受講生一人ずつ 一人ずつのミニ講座を計画していたので、定員を15名 ログラムを検討する。 発表の場を設けた。 にした。少人数にすることで一人一人行き届いた指導とな 映像機器を活用し、自分の講義の様子を確認してもらう 発表の回数を2回とし、1回目の反省点をふまえてもう一 り受講生の満足度も高かった。受講生同士で交流も深 など内容の充実を図りたい。 度発表をしてもらうことにより、より実践的な講座とした。実 まっていた。講座終了後講師として講演をすることになっ 際に人前で話すことで、講師としての一歩をふみだす自 た方が数名おられた。 信ができたとの受講生からの声がきかれた。 - アバンセの事業内容やボランティアとしての心構えを学 ぶ全体研修と、それぞれのグループの活動を学ぶ領域別 研修の二部講座で実施。領域別講座は、活動説明を各 グループの代表者が行うことで、新規サポーターと継続サ ポーターの交流を兼ねることができた。 - 2年目のサポーターを中心に夏休みや生涯学習月間、 講座開催に必要なノウハウと企画者としての意識を持っ 講座企画については積極的であるが、参加者募集や講 冬休みに親子で参加できる料理教室や木工教室、佐賀 てもらえるように、研修会への参加を促す。 座の運営に際して、アバンセ職員に依存しがちな傾向も 県商工会女性部連合会との共催による映画上映会を開 アバンセサポーター終了後に、この経験を活かしてもら 見られた。 催。9講座開催することができ、充実したものとなった。 えるような支援を検討する。 募集期間を3月下旬から4月中旬としていたが、期間が 短かったという意見が多くあった。 施設ボランティアとしての活動に力点を置く人と、学習ボ ランティアに力点を置く人で活動に対する意識の乖離が 見られた。 自己評価 B A B B B B 募集期間を十分取るため3月下旬から5月上旬までとす る。 活動内容はサポーターの意思を尊重しながら十分に検 討する。 C ー ア バ 育 ン 成 セ 支 サ 援 ポ 事 業 タ 1講座 4回 事前に公民館職員から研修内容に関する意見を聞き、 受講者相互の情報交換や受講者が持参した広報紙へ プログラムの検討を行った。 の講師のアドバイスの時間をもっと多く取るとさらによかっ 当初の予定より参加者が多くなったことに合わせ、アシ た。 公民館の地域委託や教育基本法の改正、団塊の世代 スタント講師を2名配置し、きめ細かな指導を可能にした。 の退職など、生涯学習を取り巻く情勢は急激に変化して いる。平成20年度は、入門編・専門編・課題編と3部構成 申し込みの段階でワークショップの参加コースを選択し 各機関が実施している事業を地域の課題や社会的な課 とし、内容を精選し、さらに深めていく必要がある。 てもらい、関心や意欲をより高めるようにした。ワークショッ 題から見直し、改善すべき点を検証したり、必要な新規事 プやインタビュー・ダイアローグなど参加型学習は好評 業を検討するような講座が求められている。 だった。 企画者が講師となる企画が2つあり、1企画は当日のス タートがスムーズに運べなかった。 企画講座開催の時期が重複しがちであるため、事業担 当者だけで全講座を支援するのは困難だった。 38/60 63% 生涯学習マイスター 講座(技術編) H20年度事業計画に向けた改善点 - 20講座募集 学習経験を積んだ県民が、地域の生涯学習の 1講座 2講座 講師や指導者として活動する際に必要な話し方 4回 4回 鹿島市出前 を学ぶ講座を実施した。 気づき・反省点 アバンセから遠隔地の企画者を支援するため、今年度 は鹿島市のエイブルと連携して自主企画講座の開催を支 援した。 事業趣旨と企画者の声を勘案し、講座の基本回数を3 回以上にしたことが企画申請者の増加につながったと考 える。 8企画者中、6企画者が継続して講座を開催したり、計画 したりされており、支援の効果が見られた。 3回 県民講師の力量を高めるとともに活躍の場を 広げるため、県の人材バンク登録者を講師とす 20講座 20講座 る講座を公民館等の社会教育施設との共催で 実施した。 業務改善を行った点と成果 サポーター自主企画 講座 佐賀ふるさと学セミ ナーⅠ 佐賀ふるさと学セミ ナーⅡ 前年度 7回 4回 4回 8回 日頃の活動で身につけた知識や技術を活かし て自主企画講座を開催した。 9講座 425名 5回 「焼きもの王国・佐賀」と題し、県内各地で作ら れているさまざまな焼きものの歴史や産業として 根付いた過程等を学びながら、今後の焼きもの の新しい可能性について考えるセミナーを実施 した。 348/350 99% 85.2% 5回 「佐賀の民俗芸能~伝承『技』と『心』」と題し、 伝承に携わっている人々の姿をとおして、芸能 を生み出した先人の生活や思いを知るとともに、 郷土の芸能を遺していくために何ができるかを 考えるきっかけとするために、5回講座を実施し た。 289/350 83% 92.0% 講師は各窯業組合を通じ、窯元として焼きものづくりに 携わっている方にお願いした。焼きものを見てもらいなが らの講義は、受講者の関心を高めるとともに、わかりやす い講座となった。 また、学習方法にインタビュー形式やリレートークを加 えたことにより、受講者に講義の幅の広さや新鮮さを与え ることができた。 陶器市の準備期間と重なり、十分な打ち合わせや広報 期間がとれなかったが、マスコミに取り上げられた結果、 受講者はほぼ定員に達し、焼きものに対する関心の高さ を再認識した。 また、広くわかりやすいことも大切だが、専門性を求めて 佐賀ふるさと学セミナーと佐賀トレンドセミナーを一体化 来られている受講者もいるので、講師の選定はさらに慎 するので、より深くテーマを掘り下げるため回数を増や 重に考慮していきたい。 す。 学習方法も今までの講義という形ではなく、実地研修や テーマのせいか広報期間を長くとったにも関わらず参加 意見交換など、受講者も体験でき、相互に意見が交わせ 企画の段階から、民俗芸能の第1人者に意見を聴きな 者が少なかったが、保存会の方々など意識の高い人が集 る参加型の講座に取り組んでいく。また、講師を県外から がら、講座の流れを作っていった。 まったセミナーとなった。内容面では、課題の再認識で終 も求め、講座内容をより深めていきたい。 最終回はシンポジウムの後に、3団体(うち2団体は子ど わり、存続のために糸口を探しにきた方には消化不良の もの演技)を招いての民俗芸能の実演を行った。実際に 感が残ったようである。問題解決に迫るために、回数を増 芸能を観ることによって、シンポジウムや講義で聴いた内 やしたり、県外の成功事例を紹介するなど、もっと視野を 容や受講者の意識が深められた。 広げた企画・講座構成・講師選定が今後望まれる。 B B No2 平成19年度 生涯学習センター個別事業評価一覧 事業体系 事 業 名 予定 実績 事 業 内 容 参加状況 受講者 満足度 業務改善を行った点と成果 87.5% 昨年度は月1回の開催のため開催日を忘れられることが 多く、申込数に対して参加者が少なかった。そこで、週1 回の開催とした結果、参加状況は5%アップした。 ※台風接近のため19名の参加にとどまった第4回を除く と、参加率は90%で前年度より18%アップしている。 89.0% 1回目は広報不足や講師の知名度が思ったより低かっ たことなどから予想より参加者が少なかった。 18年度はさがトレンドセミナーの特別編として生涯学習 2回目は新聞やラジオ放送、佐賀駅へのチラシ配置な 月間中に1回の開催であったが、今年度は新規に「アバ ど自主事業の広報の活用、申込者への入場券送付など ンセ現代教養セミナー」として年2回の開催とした。 を行ったことにより、参加者もかなり増加した。 委託業者を通しての講師との打合せは意思の齟齬が あった。 90.8% 第2回目は、3世代(学生・子育て世代・退職後の生活を している世代)を講師とし、幅広い世代の意見交流を通し て自らのこととして考えられるようにした。その結果、参加 者自ら抱えている問題の解決につながる話など良い質疑 応答の時間が取れた。 94.7% 初心者向けの講座であることから、支援が行き届くように 1回の受講者を4~6名とし、講師とサポートの2名体制で 50歳代以上の方にパソコンの基礎を学びたい方が多 講座を実施した。 い。この年代の方が楽しく学べる講座の要望は高い。 テキストも当センターで作成し、受講者の反応を見なが ら改善を加えた。 90/96 93.8% 参加/定員 (昨年度) さがトレンドセミナー アバンセ現代教養セ ミナー 21世紀の ライフスタイルセミ ナー 初歩から始める パソコン講座 5回 270/350 77% 2回 各界の第一線で活躍する著名な講師に現代 的な課題について語ってもらうことで、県民が生 涯学習に取り組む契機とした。 3回 ライフスタイルを豊かにする一つの視点として、 自ら積極的に地域で活躍されている方々の話を 聞き、あらゆる世代の方々が地域でいきいきと生 活するヒントを学ぶ講座を実施。 124/150 90.8% 始めてパソコンに触れる方、基礎から学びたい 19コース 21コース 方を対象としたパソコン操作の基礎を学ぶ講座 を開催した。 186/168 111% 2回 3回 461/600 77% H20年度事業計画に向けた改善点 現代の様相で、佐賀の新しい動きや人材を見出すのが 新規事業立ち上げのため、今年度でこの事業は終了す 非常に困難だった。また、様々な視点で5回の企画構成 るが、現代の佐賀のよさを見つめる視点は、ふるさと学セ を考えることにより、連続して受講することの意義が希薄 ミナーに生かしていきたい。 になってしまった。 若い年齢層にも興味を持たせる講演テーマ、講師等を 検討する。 経費の節減と講師との連絡を密にするため、生涯事業 部が直接、講師や所属事務所と契約し、講演の趣旨や対 象者等の確認をしっかりと行う。 第3回目に身近なものでコミュニケーションをとるための 道具として折り紙やロープの手品の実技を行ったが、実 事業の見直しに伴い、本事業は今年度で終了する。 技の紹介方法や場の工夫が足りず、時間不足となった。 講座の状況を具体的にイメージする必要があった。 自己評価 B B B パソコンを学ぶ機会がなかった方々が、気軽に学べる初 心者向けの講座として継続する。 A 90.4% 昨年度は、専用ソフトを使っての画像編集を行っていた が、学んだことを自宅でも活かせるようにWindowsパソコン に標準でインストールされているソフトを使った編集を指 導した。 受講者によって講座に求めることや内容に違いがある。 基礎的な技術を中心としながら、より専門的な内容につい 視聴覚ライブラリーでは、個別の学習にも予約制で対応 ては後日個人的に指導するなどして、要望に応える必要 していることをテキストなどで積極的に告知してい。 がある。 B 記憶方法や記憶媒体の変化に対応できるように、受講 ビデオのハイビジョン化や記録メディアの多様化によっ 視聴覚ライブラリーでは、個別の学習にも予約制で対応 者が使用しているビデオカメラの機種等を申し込み時に て、画一的な講座では対応できない場合が増えてきてい していることをテキストなどで積極的に告知していく。 確認し、事前準備を行った。 る。 B ー 学 習 モ デ ル 提 供 事 業 教 養 文 化 セ ミ ナ 5回 佐賀の新しいリーダーやこれからの佐賀を担う 方々に「佐賀の今とこれから」を語ってもらい、多 様な視点から佐賀を見つめる機会とした。 気づき・反省点 初心者のための デジタルカメラ講座 6コース 初めての人のための 5コース ビデオ編集講座 アバンセ館長の 現代社会論 青少年セミナー (大学体験プログラ ム) ー 青 少 年 活 動 セ ミ ナ 広 報 事 アバンセ杯放送コン クール事前研修 アバンセ杯放送コン クール 3回 1日 1日 2日 デジタルカメラの基礎的な機能と撮影方法、簡 8コース 易な編集方法を学ぶ講座を開催した 5コース ノンリニアでのビデオ編集の基礎技術を学ぶ 講座を開催した。 49/60 81.7% 95.8% 1回 ライフスタイルセミナーの1回として開催した。 - - 1日 大学進学を考える高校生に、大学で学ぶこと の意義や自分の適性を考える機会となるように、 現役の大学教授による模擬授業を実施した。 33/60 55% 1日 児童生徒の音声表現の向上を図るために「美 しく正しい音声表現を目指して」というテーマで、 小・中・高等学校の教職員を対象とした「指導者 のためのアナウンス・朗読基礎講座」を実施し た。 57/40 143% 2日 小・中・高校生がアナウンスや朗読をとおして、 日本語の美しさ・伝えることのすばらしさに気づ き、音声表現力を高めるため、放送コンクールを 実施した。また開催にかかわる企画委員会5回、 実行委員会2回を実施した。 441人 (432人) 43人 (20人) - インターンシップ受 け入れ事業 - - 中学生、高校生、大学生の職場体験活動を積 極的に受け入れた。 生涯学習情報提供 事業 - - アバンセのホームページ、まなびネットSAGA、 メール、広報紙等で県民に生涯学習情報を提 供した。 事業の見直しに伴い、本事業は今年度で終了する。 - 97.4% 早稲田大学との連携で講座を開催した。 入学センターより大学の説明、質問コーナー(合同)、希 日程的に、時間が長すぎた感がある。また、早稲田大学 高校生が参加しやすいように開催日を県立高校入試日 望者による個別面談を取り入れた。 が全面に出すぎたため、早稲田大学志望者限定のイメー としたが、もっとゆとりがある時期がよい。 不登校の生徒から大学進学に勇気を与えられたという ジを与えたようだ。 言葉をもらった。 B 89.2% 内容をすっきりさせるために、午前をアナウンス、午後を 朗読の演習の時間とした。 グループでの演習の際、読みの範となるように放送部の 生徒にそれぞれ入ってもらった。 今年度は高校総体の関係で、高校放送部の顧問に指 受講者は、自分の読みがどうなのかを知りたがって受講 導支援を依頼できなかった。そのため、グループ別演習 しているケースが多い。個別指導の時間を確保できるよう を行っても、講師一人がすべてを回ることができず、受講 なスケジュール、人数で企画する必要がある。 者一人ひとりの読みの指導にまでは至らなかった。 B 90.7% 小学生の参加者の増加に伴い、児童の意欲を高める ため入賞者数を中高生の2倍に増やした。 より公正公平な審査のために、審査委員を5名から6名 に増やし、別室審査を実施した。 小学生の部(ホール)は演技終了後もステージ上に待機 させたため、会場内での保護者の動きが少なくなり、落ち 着いた中で演技ができた。 別室審査により、保護者席の確保ができた。また審査委 員も落ち着いて審査ができ、審査用紙の回収もスムーズ にできたため、今後も高文連の協力が得られるならこの方 法でやっていきたい。 高校生ボランティアのあり方については検討の余地あ り。 高校生ボランティアは予め必要な人数を算出し、その人 数を依頼する。また、小学校部門スタッフ確保のため、県 内大学へボランティアスタッフ参加を呼びかける。 中学生の参加を増やすためにも、中学校の指導者のた めの研修会開催を検討する。 A - 生徒の受け入れを依頼する学校の中には、単に生徒を 体験内容を情報サービスフロアや視聴覚ライブラリーの 預けているような学校も見受けられる。生徒に何を学ばせ 依頼校の担当職員との打合せを密にし、生徒に有意義 業務体験、生涯学習事業部の講座運営補助など豊富に たいかを明確にしてもらうことで、生徒を送り出す学校の なプログラムを確立させたい。 した。 姿勢を指導することも必要である。 C - 年度途中からアバンセの講座情報をメルマガとして発信 するようにし、約120名の登録者を得た。 貸館予約抽選会の前には、長期予約の状況をホーム ページに掲載するようにした。 B インターネットやメール等の電子情報は、現状では思っ 市町の広報紙や地元新聞は広報力が高い。市町や新 たほどの広報効果が得られていない。 聞社との連絡を密にし、掲載してもらえるよう働きかけを強 より多くの県民の目に留まる情報提供を検討する必要が 化したい。 ある。 No3 平成19年度 生涯学習センター個別事業評価一覧 事業体系 事 業 名 予定 実績 事 業 内 容 参加状況 参加/定員 (昨年度) 事 業 情 館長の出前講演会 報 - - 提 供 相談事業 生涯学習相談事業 - - 事 アバンセから比較的遠距離にある地域の県民 を対象に、生涯学習の推進及び男女共同参画 社会の形成に関する講演と、参加者との意見交 換を行った。(嬉野市、伊万里市、唐津市(3)、 三根町、鹿島市、佐賀市(富士町)) 個人または学習グループ・団体等の求めに応 じて、学習情報を提供しながら学習活動を支援 する。 相談者からの学習内容などをよく把握し、学習 意欲につながるように適切な助言を行う。 業 インターネットパソコン活用事業 調 査 研 究 開 発 事 業 生 開涯 発学 事習 業研 究 生涯学習研究開発 委員会 県民カレッジ・夢パレットさが事 務局運営 4回 3回 - - 8回 1400 気づき・反省点 H20年度事業計画に向けた改善点 自己評価 - 演題や講座のテーマを主催者が決めずに依頼されるこ 市町や団体の担当者の意識向上も兼ねて、講座企画 市町への文書照会だけでなく、生涯学習関係職員実践 とが多く、直前になっての資料作成依頼等もあった。依頼 の基礎から打ち合わせていきたい。 講座の際にも紹介し、8講座、約1400名の参加を得ること を受ける時点で担当者に受講対象者や講座の位置づけ また、専門誌や新聞等の記事から講演に役立つ資料を ができた。 などを問い、内容を協議する必要がある。 準備しておく。 C - 「まなびの知恵ぶくろ」お届けセミナーでの公民館職員 資格取得についての問合せの際、分野によっては迅速 公民館と連携して生涯学習相談事業の周知を図る。ま との打合せ時に、生涯学習相談機能について紹介するよ に対応できない場合があったので、資格の内容や取得方 た、近年相談が多くなっている分野の講座や講演会等に うにしたことからか、公民館等からの問合せが増加した。 法等についての情報をデータ化する必要がある。 参加し、講師情報を収集しておく。 C - 昨年度末にパソコンを更新し、利用しやすい環境を整 利用者の操作ミスによるパソコンの不具合もあったが、 備した。また、職員がパソコンの保守や周辺機器の調整 その都度対応を行った。またメール活用の学習要望には などを行い、利用しやすい状態を維持するように努めた。 対応できていないため、今後検討する必要がある。 利用件数、利用者数とも大幅に増加した。 年度末にシステム復元ソフトを導入し、メール活用の学 習に対応できるようにした。 パソコンの再起動で初期設定に戻るため、これまでの職 員による保守作業が軽減される。 B (4回) (360人) 相談件数 924件 (997件) 業務改善を行った点と成果 件数 234件 (177件) 利用者 3,395人 (2,700人) 4回 団塊の世代を中心とした実年世代が地域活動 を始めるために、アバンセで実施すべき事業に ついて検討した。委員は6名。 - - 次年度は今年度テーマを継続し、具体的な事業の企画 前年度までは調査結果を提言として県内生涯学習機関 事業を開始して以来、担当者が固定している。新たな視 や実施計画及び実施結果等を検討し、その過程で得た に送付するにとどまっていたが、今年度はアバンセが取り 点を取り込むため、事業継続を図るため、担当者が交代 地域活動の活性化を図るために必要な情報を関係機関 組む事業内容まで検討を進めた。 する必要がある。 に提供することとしたい。 B 4回 県民の多様化・高度化する学習ニーズに対応 するため「生涯学習研究開発委員会」を設置 し、主に佐賀ふるさと学セミナー・さがトレンドセミ ナーに関するプログラムについて検討した。委 員は5名。 - - 今後の「ふるさと学セミナー」のあり方を検討するため に、特別に1回会議を設け、委員の意見を伺った。 セミナーのプログラム開発だけではなく、今後の生涯学 来年度はふるさと学セミナーのプログラム開発だけでは 習センター事業、特に学習モデル提供事業について検 なく、今後の生涯学習センター事業、特に学習モデル提 討することも必要だと感じた。 供事業についても検討をする場にしていきたい。 B - 県内様々な機関や団体等で行われている学 習機会を、「講座案内」・「ホームページ」などで 県民に広く効果的に提供した。 受講者手帳の発行や単位認定業務を行った。 入学者 1,600人 (1,340人) - 自主事業で入学者を対象とした10周年記念講演会を開 催し、県民への周知と入学者増を図った。市町担当者へ 県民カレッジの意義やシステムを説明すること、直接市町 の講座で県民に案内することなどで約1600名の新規入 学者を得た。 登録講座数の減少に対応するため、公民館で行われて いる自主サークルの登録を推進する。また新たな参加機 関の開拓も必要である。入学者は60歳以上の高齢者を中 心とした構成となっており、若年層への働きかけを行う必 要がある。 A 1日 県民カレッジ開講10周年を一つの節目として、 県民へのいっそうの周知と、更なる発展を図るた め、10周年記念行事を開催した。(10周年記念 式典、10周年記念講演会) 373/300 124% 中学生以下を対象としたジュニア手帳の発行、講座案 内でのジュニア対象の講座紹介など、新たな年代層の獲 得に取り組む。その効果的な展開のためにも、各市町と の連携を密にする。また、民間カルチャーでの入学案内 を実施する。 ッ 県 推民 進カ 事レ 業 ジ 生涯学習基礎デー タ調査研究 - パソコン学習に自主的に取り組める環境を整 備し、県民の情報リテラシーの習得促進を支援 した。 受講者 満足度 県民カレッジ交流会 マナビィひろば 2007 交 流 促 進 事 業 生 涯 学 習 月 間 参 加 事 業 生涯学習フェスタ 県内文化施設出前 講座 視聴覚ライブラリー 管理運営事業 1日 10月 2日 1講座 6回 - 県民の生涯学習への参加意欲を喚起し、学習 活動への参加を促進するため、生涯学習フェス 18,700人 10月 タや県内文化施設出前講座などを生涯学習月 (18,200人) 間である10月に集中して開催した。 2日 10月27日・28日の2日間、アバンセ全館及びど んどんどんの森芝生広場を会場に開催した。各 種生涯学習団体に活動の場を提供し、生涯学 習に関するワークショップや障害者の生涯学習 推進のためのメッセージ発表、各種団体の活動 紹介などのイベント等を行った。 来館者数 8,146人 県民カレッジ入学者対象の記念行事であったが、新規 今後の開催は未定であるが、県民カレッジ入学者を対 入学と同時に参加可としたところ、103人の入学者があっ 県民カレッジの活性化のためには、PRするイベント等の 象(限定)とした講座、講演会の開催は、入学特典として た。既に入学されていた方でも、県民カレッジを忘れてい 必要性を感じた。 打ち出すことができ、県民への周知の意味でも効果があ た方からの申込みも多く、呼び戻しも図ることができた。 ると思われる。 B - 県民自主企画講座の募集を早めに開始した。昨年度よ り応募件数が増え、多くの講座を実施することができた。 応募された方がNPO法人を設立され、他の機関で講演 会をされたり来年度からアバンセで定期的な講座を実施 する予定になったりと活動の広がりにつながった。 生涯学習月間事業は、現在市町等では何もなされてい ない。同じ時期に教育週間もあり、そちらに力を入れてい 今後の生涯学習月間のあり方、内容等について、県社 るところが多い。生涯学習月間自体を今後どうするか実施 会教育課と検討を行う。 主体である県社会教育課と検討する必要がある。 B - イベント公募という形で、県内生涯学習関係団体やCS Oに体験型ワークショップを開催いただき、バザー公募で 県内CSOや大学との連携をさらに深め、協働で企画・ 参加者は昨年度より1,357人増加した。各ワークショップ は、授産施設やCSO、農協関連団体等の出店を得ること 運営していけるよう工夫したい。また、早い段階から広報 や野外レク&軽スポーツ等への参加は多かったが、ホー ができた。新聞、ラジオ、テレビ等での広報を実施し、来 にも力を入れ、特にホールでの催しには事前受付などの ルへの集客は期待したほど伸びなかった。 館者の増加を図った。県内各機関と連絡を取りCSOブー 手だてをとりたい。 スを開設し、活動紹介ができた。 B 開催日程は各施設の都合を優先したが、受講者の立場 から考えると各回のつながりなどを考慮して計画する必要 次年度もこれまでアバンセで講座開催がない施設に参 があった。 加を呼びかける。また、県内だけでなく、県外の文化施設 直接学芸員の話がきけるということで毎年楽しみにされ にも参加を呼びかける。 ている受講生が多い。引き続き県内の文化施設には参加 をよびかける。 B 年度末に購入したビデオ教材を学校教育化が運用する 視聴覚教材が古くなり、利用団体や機関の要望に応え アジアのハリウッド構想事業との関連を図ったことで、視 電子掲示板で広報し、利用を促進したい。 られなくなってきている。要望の多い現代的課題の教材を 聴覚教材作成のため利用される団体が増えてきた。 学校教育・社会教育関係者への視聴覚教材作成指導 購入する必要がある。 を充実する。 C 87.3% 県内6文化施設の特別企画展の紹介や出前 講座をアバンセで開催した。 1講座 (中冨記念くすり博物館、九州陶磁文化館、さが 6回 水ものがたり館、名護屋城博物館、佐賀城本丸 歴史館、県立博物館・美術館) 236/300 78.7% 88.1% 生涯学習や学校教育関係機関や団体の活動 を支援するため、視聴覚教材や機材の貸出とそ の保守点検、視聴覚教材作成の支援を行う。 利用件数 744件 (1,009件) - - 今年度は中冨記念くすり博物館(鳥栖市)、さが水もの がたり館(佐賀市)に参加いただいた。受講者アンケート に「初めて施設の存在を知った」「実際に訪問し、もっと詳 しく学びたい」という意見が多くあった。 No4 平成19年度 生涯学習センター個別事業評価一覧 事業体系 事 業 名 予定 実績 事 業 内 容 参加状況 参加/定員 (昨年度) ビデオ編集講座 ー 視 聴 覚 サ ッ ビ ス 事 業 ア ジ ア の ハ リ ウ ビデオカメラ撮影 講座 ビデオコンテンツ 作成講座 6コース 2コース 5回 県民にとって身近な映像アイテムであるビ 9コース デオカメラとデジタルカメラの撮影と編集の 基礎技術を学ぶ講座を開催した。 49/50 98% 受講者 満足度 業務改善を行った点と成果 気づき・反省点 93.2% 講座の開始・終了時間を見直し、講座の時間を1時 アバンセから遠隔地の参加者のため、講座時間を 間程度延長する。 10時から16時としていたが、1日で基礎技術を学ぶ 県の補助は終了するが、指定管理事業として実施 には時間が足りないという意見があった。 する。 B 90.6% テキストでは伝えられない実践例を講座に織り交ぜ 受講目的が基本機能の理解や操作と撮影技術と ていく。また、受講者からの質疑の時間を十分確保 より実践に近い撮影技術を身につけてもらうため、 に分かれているので、それぞれに満足いただける講 する。 近隣の幼稚園の協力をえて撮影実習を実施した。 座展開が必要だと感じた。 県の補助が終了するため、自主事業として受講料 を徴収して開催する。 B 95.8% 昨年度までの短期集中講座から、月1回を5ヶ月間 に渡って行う長期講座とし、自主的な活動ができる 全員が作品を制作できたが、完成した作品を発表 次年度は上映会や鑑賞会、ミニシアターコンテスト 時間を確保した。また、撮影会を企画するなどより実 したり、鑑賞しあったりする機会をもてなかった。 への出品を事業計画に組み込む。 践的な講座を目指した。 B 一般部門は、県全域から応募いただけるように、特 に県東部への広報に力を入れる。 アバンセ杯放送コンクールと連携して、学校テレビ 番組部門の応募を呼びかける。 B 起業化の可能性は感じられたが、県の補助が終了 するので、これまでの事業を引き継ぐ団体を探しノウ ハウを提供したい。 C ビデオカメラを使用する場合の基礎技術を 学ぶ講座を開催した。 33/24 8回 映像作品を作る為の企画立案やビデオカ メラの撮影技術、映像編集技術を学び、実 際に作品を制作する講座を開催した。 40/40 100% - - アバンセ杯放送コンクールの映像部門をこの事業 に移行して開催した。 コンテストのCM映像を作成し、地元CATVで放映し てもらった。 地元映画祭に働きかけ、前年度入賞作品を上映い ただいた。 - - 映像を編集しDVDにまとめる技術が認められ、東与賀 チャレンジドだけで事業展開をするには限界があ 中学校の創立記念作品作りや、佐賀市内のサークルから る。事業の趣旨を理解し、支援できる人や団体を確 活動映像の編集などの新たな事業の依頼もあった。 保する必要がある。 ミニシアターコンテ スト 1回 1回 県内でビデオ映像を作成されている方々 の作品発表の場、技術交流の場として「ミニ シアターコンテスト」を開催した。 アナログ映像のデ ジタル化事業 - - チャレンジドがパソコンでの映像編集技術 を活かして就業したり、起業したりする可能 性を探った。 自己評価 映像編集技術が県民の生涯学習に活かされるよ う、受講対象者を公民館職員、NPO関係者まで広 げた。 2コース ド 構 想 事 業 H20年度事業計画に向けた改善点 学校テレビ番組部門は、周知不足で予想より作品 の応募が少なかった。 ドキュメンタリー部門は作品の質が格段に向上した が、ドラマ・ミニシアター部門の出品数が減少した。
© Copyright 2024 Paperzz