国連ミレニアム開発目標(UN MDGs)を推進する決議 2004年11月に福岡にて開催された2004年JCI世界会議にて、JCIは下記の事 項を確認した。 ニューヨークの国連本部で開催された、 2003年JCI−UNリーダーシップサミットにお いて、JCIは国連ミレニアム開発目標(United Nations Millennium Developing Goals: U N MDGs)を支持し、これに貢献することを表明した。国連ミレニアム開発目標とは、2 015年までに、人間開発を促進し、普遍的な平等を達成し、より平和な世界を実現させよう というものである。 2004年7月、2004年JCI−UNリーダーシップサミットにおいて、JCIは、国連 ミレニアム開発目標を推進し、JCIと国連の実のある関係を追及するための新たな手段を検 討するために、JCIによって達成された結果を国連役職者に対して報告した。 上記の事項を確認したうえで、JCIは、8つの国連ミレニアム開発目標の達成を支援する ために、国際連合の努力に貢献することを決議した。 1.極度の貧困と飢餓の撲滅 適切なプログラムを実行し、適当なインフラストラクチャーを整備することを支援し、 貧困と飢餓の撲滅への重要な貢献について認識する。 2.普遍的初等教育の達成 全ての子供に初等教育を提供することを支援する。 3.ジェンダーの平等の推進と女性の地位向上 ジェンダーの平等と女性の地位向上の推進に関する事業を運営し、女性のための機会を 特定し、その業績を認知する。 4.幼児死亡率の削減 JCIのネットワークを用い、幼児の健康と幸福を促進する教育を提供する。 5.妊産婦の健康の改善 JCIのネットワークを用い、女性のための教育を提供し、健康保持に必要な女性の要 求に取り組む。 6.HIV/エイズ、マラリア、その他の疾病の蔓延防止 HIV/エイズ、その他の疾病の蔓延を克服するための事業を推進し、JCIのネット ワークを効果的に用いて、教材を準備し、認識を高める。 7.環境の持続可能性の確保 環境保護を推進し、教育を行い、JCIメンバーと地域社会における認識を発展させ、 とりわけ、水とエネルギーに関連する事業に焦点を当てる。 8.開発のためのグローバル・パートナーシップの推進 企業の社会的責任を推進し、全ての人に公平な機会を確保し、また、JCIの褒賞制度 を通じて、その貢献を認知する。 JCIはさらに、下記の事項を決議した。 ・明確に描かれた目標に基づき、具体的かつ、焦点の絞られた行動を起こす。 ・JCIが活動するそれぞれの都市および国において、測定可能な結果をもたらすように努力 する。 ・政府機関、民間セクター、社会一般における国連ミレニアム開発目標への支援を促進する。 ・世界の将来を導く文化横断的な指導者を養成することにより、社会を改善しようという国際 連合の努力に貢献する。 ・2005年初頭に、各JCI活動エリアのメンバーに対し、すでに各活動エリアにて展開さ れている事業に基づき、下記の国連ミレニアム開発目標の促進に焦点を当てるよう、奨励す る。 アフリカおよび中東(エリアA) :MDG1(極度の貧困と飢餓の撲滅) 、MDG6(HIV /エイズ、マラリア、その他の疾病の蔓延防止) アジア・太平洋(エリアB) :MDG1(極度の貧困と飢餓の撲滅) 南北アメリカ(エリアC) :MDG4(幼児死亡率の削減) 、MDG8(開発のためのグロー バル・パートナーシップの推進) ヨーロッパ(エリアD) :MDG8(開発のためのグローバル・パートナーシップの推進) 第59代JCI会頭 フェルナンド・サンチェス・アリアス 2004年JCI−UNリーダーシップサミット議長 宇田 毅 JCI事務総長 エジソン・アキトシ・コダマ
© Copyright 2024 Paperzz