07年実施 わが家の食費(加工食品)・ 健康補助食品(サプリメント)の利用調べ 2008.7 家計サポーター 07年度「調べ活動」のひとつとして家計集計の食費(加工食品)に占める栄養補助食 品(サプリメント)の利用について調べてみました。 栄養補助食品(サプリメント)が利用されるようになった社会的背景には、テレビの健 康番組、雑誌の特集、インターネットなどで簡単に情報を得て入手できるようになったこ と、ドラッグストア、コンビニエンスストアなどで手軽に利用できるようになったことな どが考えられます。 今回、家計集計を提出していただいている皆さんにご協力いただき、家計簿の食費費目・ 「加工食品」における一回あたりのサプリメントの購入額や利用状況をアンケート調査し、 下記にまとめましたのでご報告します。 1.アンケートの回答状況 家計登録者のうち92名のアンケートの回収 がありました。20代~80代までの提出状況 は、左表のとおりです。 回答は、40代を中心に50代、60代、3 0代の順になっています。 2.年代別サプリメント購入状況 実数 年代別購入状況 6 1 5 1 6 11 2 3 なし 不定期 定期 17 6 1 5 4 8 0 20代 6 1 30代 40代 3 50代 2 6 60代 70代 0 80代 世代 特徴的には、20代、80代が酷似しています。憶測ではありますが、20代はまだま だ若く、身体の衰え等あまり感じないこれからの世代、反対に80代は、サプリメントと いうより医療の範疇の方が多いのではと考えます。やはり、40代からは健康が気になる ようです。お手軽な健康法としてサプリメントを購入している方がふえているように思い ます。 3.家族の中でおもにサプリメントを利用しているのはどなたですか サプリメントをおもに利用する家族 0 .0 0 2 0 0 1 0 2 4 9 実数 6 1 0 20代 親 子 妻 夫 4 11 4 17 1 7 4 30代 40代 50代 3 4 60代 70代 0 80代 世代 全体で、家族の中でサプリメントを利用するのは、妻の53.7%。続いて夫の24. 0%、子どもの21.2%となっています。 4.サプリメントを購入する目的 購入目的 0 1 0 1 1 実数 1 1 2 3 3 1 6 4 1 1 1 2 1 2 3 他 関節、腰痛 視力低下 ダイエット 美容 体調管理 栄養補給 0 2 3 5 20代 6 0 30代 13 4 40代 10 0 50代 世代 1 1 4 2 0 60代 0 70代 0 80代 購入理由としてあげられているのが、全年代で「体調管理」56.1%と半数以上とな っています。「視力低下」や「関節痛、腰痛」などが50代、60代に多くなっています。 「その他」には含まれている項目は、貧血予防、筋肉増強、アレルギー、不眠、便秘な どがありました。 5.どのようなサプリメントを利用していますか? 年代 サプリメント種別、商品名 20 30 青汁、マルチビタミン ビタミン類、ビフィズス、ラクトフェリン、アスタキサンチン、ブルーベリー、DH A,ヘム鉄、メリーロート(むくみとり) 青汁、青粒、ビタミン類、COQ10、鉄、プロティン、ローヤルゼリー、コラーゲ ン、フィシュオイル、ハトムギエキス、にんにく卵黄、ブルーベリー、なた豆、ノニ、 カルシウム ビタミン類、COQ10、コンドロイチン、グルコサミン、カルチニン、αリポ酸、 カプサイシン、ダイエットサプリ、ロイヤルゼリー、にんにく卵黄、香酢、マイタケ、 中国パセリ、神仏霊芝 ビタミン類、グルコサミン、コンドロイチン、コラーゲン、鉄、ミネラル、ブルーベ リー、松寿仙(松葉由来)、モロヘイヤ、快眠サポート、発酵食、ササカール ビタミン類、グルコサミン、サラミド、ロイヤルゼリー、中国パセリ ― 40 50 60 70 80 全年代通して、ビタミン類(C、B、Eなど)の摂取が高くなっています。40代は、 美容や美肌、筋肉増強のためのサプリメントを摂取しています。50代は、体力の維持や 美容美肌、ダイエット関連の摂取が目立ちます。60代は、関節痛、体力維持、不眠など のサポートに摂取されているようです。 6.1 回あたりの購入金額 1回あたりの購入金額 11195 12000 11100 10000 金額 8000 6000 4000 2000 3500 3045 1500 882 0 0 20代 30代 40代 50代 60代 70代 80代 世代 1 回あたりの購入金額は、50代が最も多く 11,195 円となっています。続いて70 代の 11,100 円、60代の 3,500 円となっています。 なお、金額データーは、購入パターンがさまざまなので、月平均としての算出はできま せんでした。 6.その他、サプリメント以外に何か摂取されていますか? 年代 回答の多かった食品 20 野菜(生鮮)、野菜ジュース 30 野菜ジュース、トマトジュース、コープリフレッシュ、水(ミネラルウォター、逆浸透 水)、 ⑩効果ははっきりしないものが体調が良いなら身体にあっているのでしょう。 ⑪健康に関心はあるがサプリメントに頼らず、三度の食事をしっかり食べる事が重点。 ⑫食品で摂取するのは大変なので。サプリに頼る効果は、自分でもあまりわからない。 ⑬栄養の摂りすぎも困る、同じものを摂り続けることも不安。商品のキャッチコピーも 信用できるのかと疑う。 ⑭数種を購入すると月額数万になるので、止めた。手軽に健康に良いものはないもので しょうか ⑮バランスの良い食生活 ⑯ブルベリーは子どもが近視のため少しでも効果があるならと飲ませています。 ⑰できるだけ食事で摂るのが理想と考えている。私のような横着なまぐさは、サプリメ ント摂ると今以上手抜きの可能性の歯止めになっている。 ⑱サプリメントではなく、体調管理のた漢方薬を飲み続けています。ビタミン剤、身体 に合わせて無理のないよう飲むことが必要だと思います。 ⑲栄養は食事で摂るもの。情報に振り回されないで。安易なサプリメントに踊らされて いるのではなく、良い素材を大切にしてほしい ⑳サプリメントは半信半疑、毎日の食事をとることをこころがけていきたい。 21 サプリメントについては懐疑的、あまり利用しない。良質な食品を摂取することで、 健康を維持。 22 身体あっての健康、サプリメントは食事に補助 50 ①健康の基本は、毎日の食事 ②サプリメントに頼らず、自然に摂取したい ③貧血で通院。知人すすめで栄養補助食品をとるように改善しました。 ④栄養は食事からと夫婦とも考えているので、関心をもっていない。メニューにより野 菜不足の時は、野菜ジュースで補う。 ⑤基本は、普段からの生活と食事と考えているので、お試しのつもりで購入はしたが、 続けて何かを摂取している品はない。購入しつづる余裕もないが。 ⑥効果がある思われるものはつづけたいです。 ⑦通勤時間を合わせると、一日14時間勤務 ⑧効果は不明だが、安心感。 ⑨なかなか継続できない。 ⑩医食同源を守りたい ⑪三度の食事に気をつけるだけで十分。 ⑫食事のバランスを考える手間が省ける。生産者のはっきりしたものを選びたい。 ⑬よくわからないもに多額の出金はしたくない。栄養は本来の食品で摂取。 ⑭頼りたくないが、年齢とともに吸収が悪いかと思い使っていた。 ⑮食材の数を増やしバランスよく食べることだと思う。 60 ①食事でしっかり栄養をと思いますが中々しっかりできません。 ②サプリは解らないレベルです。季節の野菜を食べすぎず食べることを心がける。 ③サプリに頼っても、高いだけ。それほど代わらない。 ④日頃の食生活に気をつけ、新鮮な野菜を食べるようにしている ⑤効果は不明だが、20 年以上飲んでいる ⑥広告、情報にまどわされないようにしている ⑦サプリメントに関心はない。食事で摂ることが大事だと考える。時間に余裕があるの で、季節の地場野菜を中心に献立を作る。 ⑧健康のためには日常の食生活をバランスよくすることが第一と考え、サプリメントに 頼らない生活を考えている。 ⑨新鮮な食材が何よりも大切と常々心配りをしている。 ⑩栄養は、食べ物から摂るのが良いと信じている。1 日30品目を目標にしている。 70 ①生協カタログも加工食品が多くなった。便利だが、健康のため手作りを心掛けている。 健康のため食事で栄養を摂るのが一番と考えているが、逆らうと家庭の平和が保てな いので、仕方なく容認。 お陰様で現在は、二人とも健康です。生協を始めて30数年がすぎましたが、これも 時代に流れかと思いますが、近頃の注文書見ていてもなんとインスタント。加工食品 の多いこと。我が家はインスタント、サプリメント、薬品が苦手です。元気なうちは、 形あるものを自分の口で自分の歯で噛みしめておいしく頂きたいと思っています。 ②結婚以来、アリナミンなどのビタミン類は一種は40年間欠かさず摂取。70代にな り、医療費が1割負担になって助かっています。家族3割負担の時は、度々の入院(私) や通院で検査、投薬、注射と家計に占める金額で、何より医療費を優先してきました。 おかげで50代にみられる程元気になりました。 ③ビタミンCは食品からも気をつけて摂るように。少ないと思うときは、補助として薬 として飲む。 ④夫も年齢的に必要かと思い、プロポリスなどを進めますが薬嫌いで喜んで良いのかあ まりサプリメントを購入していません。医者の指示によって飲む薬のみです。 80 副作用もあると聞くので使いません。日常生活を規則的に前向きに生きることを考えて います。身体を良く動かす事が基本と思っています。 普通の食事を 3 回摂取し、サプリメントは特別に購入したことはありません。 全年代を通して、基本は毎日の「食事が大切である」という意見です。しかしながら、 不足しがち、摂取しにくい成分については、サプリメントで補給するという考えのようで す。また、継続していることが安心につながっていて、止めることは不安であるという意 見もありました。
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