コストモデル

Function Point法
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コストモデル
仕様に基づくソフトウエアの複雑さ計量法
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(入力FP+出力FP+照会FP+論理ファイルFP+イン
タフェースFP)×補正係数
入出力、照会、論理ファイル、外部インタフェースファ
イルの複雑さは、関連ファイル型、データ要素型、レ
コード要素型の数によって決定する。
補正係数:データ通信、機能の分散度、性能目標、利
用制約、トランザクション量、オンラインデータ入力、
複雑な処理などを考慮して±35%の範囲で調整
ソフトウエア開発コストの見積りに応用
2
Function Point法による計量例
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代表的なソフトウエアの規模
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ソフトウエアの生産性
エンドユーザーによる開発
経営情報システム(MIS)
Windows/Unixアプリケーション
Windows 95
MVSオペレーティングシステム
軍需委託プロジェクト
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< 100 FP
平均250 FP
>5000 FP
85,000 FP
>100,000 FP
平均5000 FP
1FP = 10∼20万円
アプリケーション分野による違い
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エンドユーザーソフトウエア
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経営情報システム
10∼20 FP/人月
アウトソーシング(委託開発) 15∼20 FP/人月
市販ソフトウエア
4∼10 FP/人月
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利用者向けのヘルプ画面,利用者向け文書の作成が必要
システムソフトウエア
軍需ソフトウエア
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3
平均35 FP/人月
自社開発のため,多くの作業を省略することが多い.
3∼6 FP/人月
1∼5FP/人月
文書化作業および要求仕様の監視に費用がかかる.
4
ソフトウエアの生産性
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プログラミング言語による違い(最頻値)
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アセンブラ(低水準言語)
C(中水準言語)
Cobol(第一世代言語)
Fortran 90, PL/I(第一世代言語)
Visual C++(低水準OOPL)
Java(OOPL)
Awk, Perl
SQL, QBE
320行/FP
128行/FP
107行/FP
80行/FP
34行/FP
29行/FP
27行/FP
13行/FP
5
1
ソフトウエア工学資料
ファンクションポイント法
FP = (入力 FP+出力 FP+照会 FP+論理ファイル FP+インタフェース FP)×補正係数
1 つの外部入力に対する FP 値
補正係数=下記のスコア合計/100+0.65
関連ファ
データ要素型
イル型
1-4
5-15
16 以上
0-1
3
3
4
2
3
4
6
4
6
6
3 以上
データ通信
1 つの外部出力に対する FP 値
関連ファ
データ要素型
イル型
1-5
6-19
20 以上
0-1
4
4
5
2-3
4
5
7
5
7
7
4 以上
機能の分散
度
1 つの照会入力に対する FP 値
性能目標
関連ファ
データ要素型
イル型
1-4
5-15
16 以上
0-1
3
3
4
2
3
4
6
4
6
6
3 以上
利用制約
1 つの照会出力に対する FP 値
関連ファ
データ要素型
イル型
1-5
6-19
20 以上
0-1
3
3
4
2-3
3
4
6
4
6
6
4 以上
1 つの内部論理ファイルに対する FP 値
レコード
データ要素型
要素型
1-19 20-50 51 以上
0-1
7
7
10
2-5
7
10
15
10
15
15
6 以上
1 つの外部インタフェースファイルに対する
FP 値
レコード
データ要素型
要素型
1-19 20-50 51 以上
0-1
5
5
7
2-5
5
7
10
7
10
10
6 以上
トランザク
ション量
オンライン
データ入力
エンドユー
ザ効率
オンライン
更新
複雑な処理
再利用可能
性
0:バッチアプリケーション
1:遠隔からの印刷またはデータ入
力
2:遠隔からの印刷とデータ入力
3:アプリケーションへの遠隔処理
フロントエンド
4,5:遠隔処理を行う
0:単一アプリケーション
1:他コンポーネントのためにデー
タを調整するアプリケーション
2,3,4:複数のコンポーネント
に分散
5:非常に多くのコンポーネント上
で動的に動作する
0:特になし
5:実現のために特別な工数が必要
0:特になし
5:実現のために特別な工数が必要
0:処理量が問題にならない
5:実現のために特別な工数が必要
0:会話的な処理が 15%以下
5:会話的な処理が 50%以上
0:特になし
5:実現のために特別な工数が必要
0:オンライン更新なし
5:データのバックアップと保護が
必要で,実現が困難
0:特になし
5:非常に複雑
0:再利用しない
5:多くの部分を他のアプリケーシ
ョンで広範囲に再利用
0:特になし
5:実現のために特別な工数が必要
インストー
ルの容易性
操 作 の 容 易 0:特に重要でない
5:実現のために特別な工数が必要
性
0:1 個所のみで利用
複数サイト
5:多くの離れた地域で利用.
変 更 の 容 易 0:変更の必要なし.
5:制御データやテーブルを迅速に
性
変更できるような支援アプリケ
ーションを開発