ソロモンの森だより

COSMOPIA SEKI NO.67
(2013)
12
ソロモンの
森だより
Papua
New Guinea
SO
LO
MO
N
ISL
AN
D
HONIARA
NO.1
コスモピアせき66号でお伝え
しました髙木康平さん(関市
前山町出身)のレポート第1
弾をお届けします。
青年海外協力隊員として、平成 24 年 6 月末から
ソロモン諸島に赴任しています髙木です。今号から
5 回に分けて私の活動の紹介及びソロモン諸島の文
化・風土の紹介などをしていきます。今号は第1回
目ということで、ソロモン諸島の概要と私の活動の
概要について紹介します。
さて、ソロモン諸島と聞いて地球のどこか直ぐに
分かる人はいるでしょうか。多くの方は古代イスラ
エルのソロモン王から、中東をイメージすると思
います。正解は南太平洋の島国です。名前の由来
は、スペイン人探検家がソロモン諸島で発見した砂
写真 1
写真 2
写真 3
写真 4
Australia
ソ ロモ ン 諸 島
金をソロモン王の財宝だと考えたためと言われてい
ます。日本人にとってはガタルカナル島がある国と
いった方が分かる方が多いと思います。第二次世界
大戦において、激しい戦闘と食糧不足から多くの戦
死者を出し、「餓島」と言われた国です。そのため
多くの日本軍慰霊碑があり、地方の村へ行ったとき
には、慰霊碑や朽ちた対空砲などに案内してくれま
す(写真1、2)。道路工事の際などでは、今でも
多くの日本軍の遺品が発見されるようです。私も
日本軍の銃剣の刃身部分を見せてもらいました(写
真3)。これも工事現場で見つけたもののようです。
このように、ソロモン人から見た日本のイメージは
最初に戦争を思いつくようです。ただ、当時のこと
を知る人に出会えていないことが残念です。高齢の
ため出会うことは難しいかもし
れません。
次に私の活動について紹介し
ます。私は植林の普及というこ
とでソロモン諸島に赴任してお
り、森林省の職員と共に村々を
回っています(写真4)。しかし、
現状は植林状況の確認や林業現
場の検査など、ソロモン諸島の
植林及び林業の理解を深めてい
る段階です。今年中に普及資料
を作成し、来年から本格的に普
及活動を始める予定です。次回
以降の記事ではもう少し詳しい
ことが載せられると思います。
次回はソロモン諸島を題材に
熱帯林林業の紹介や環境への影
響などを載せる予定です。