Armor Lux Marine Wear アルモーリュクス フレンチマリンウエア 1938年、フランスブルターニュ地方南部の港町カンペールで設立。伝統のディテールを今に伝えるバスクシャツ等の マリンウエア、カットソーのトップメーカー。海と生きる生活文化に根差した良質な商品を作る事で知られ、フランス郵便 局、フランス国営鉄道(SNCF)、消防局、パリのシャルルドゴール空港、オルリー空港用ユニフォーム等を生産支給。 生地の編み立て、染色、縫製まで一貫した地元での自社生産。糸の撚りが強く、着込むと体に馴染む耐久性の高さが 魅力。地元の船乗りにとどまらず、世界中のフレンチカジュアル愛好家から高い評価を受けている。 このブランドとの付き合いも長い。最初は20年以上前に在日フランス人が着ているバスクシャツの1枚の写真があまりにかっこ良いの で調べたところ、当時は日本に入っていないアルモーリュクスというブランドであるということがわかった。その頃たまたま行ったパリの 百貨店でこのブランドを初めて見つけ、バスクシャツやらマリンセーターやら買い込んでみたところ、ものすごくクオリティが良い。しなや かで素材がしっかりしており、マリンシャツは洗っても型崩れしないし、セーターは毛玉ができない。聞いてみるとフランスのいろいろな 職業の制服を作っているブルターニュのニットメーカーだという。いままでいろいろなフレンチマリンの服を見たけれど、クオリティの確 かさではこのブランドは群を抜いているように思えた。 バスクシャツは第一次大戦後フランスに別荘を持ったアメリカ人たちが現地の漁師が着ているバスクシャツをみて、それをおしゃれ着 として着たことから始まるというはなしだけど、どうもそれはグレートギャツビーのモデルになったアメリカ人の金持ちらしい。 まあそれ以後、フランスの映画スターやらアーチストやらいろいろな人がこのバスクシャツを着て写真に収まっているんだけど、あまり ピタピタに着るよりざっくりと大きめサイズをはおるのが本当らしい。
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