O2 ユーザーズ・マニュアル はじめに この度は、M-Audio O 2 をお買い上げ頂きまして誠に有難うございます。M-Audio初のUSB MIDIコントローラであるOxygen8の流れを汲んだM-Audio O 2は、より洗練されたデザインに機能を充実させ更にパワーアップしました。ノートブックコンピュータと共に余裕でバッグに収納できるスリムライン。ベースパ ートを演奏したり、ドラムパターンをプログラムしたり、エフェクトをかけたり、バーチャルスタジオとしてパラメータを微調整したり、様々なシーンをいつでもど こでも簡単に演出します。 ハーフアクションベロシティセンシティブフルサイズ25鍵盤、アサイン可能なノブ8系統、アサイン可能なボタン8系統などリアルタイム・コントロール機能が満 載でライブ演奏やプログラミングに最適です。USBバス電源に対応しUSBケーブル1本あればUSB MIDIインターフェイスとしてモバイルな音楽環境を実現し ます。Windows XP、Mac OS Xクラスコンプライアントなためドライバのインストールは不要、接続すればすぐにご使用頂けます。 また、Enigmaライブラリアンソフトウェアをダウンロードして頂けば、データを無制限に保存可能など機能を拡張できます。Enigmaライブラリアンソフトウェ アの詳細は、本マニュアルのEnigmaの項を参照して下さい。www.m-audio.com でEnigmaのユーザー登録/無償ダウンロードができます。 M-Audio O2 の特徴 端子: < MIDI出力 < USB MIDI入出力 電源: USBバス電源 < < 外部電源ユニット用DC IN キーボード: ベロシティセンシティブ25鍵盤 < < 9種類のベロシティカーブ採用 コントロール: ボタンから送出されるMIDIデータ: < < < < < < < ノートオン ノートオン/オフ切換え MIDI CCオン/オフ切換え プログラム、バンクLSB、バンクMSBプリセット MIDIマシーンコントロール機能 GM/GM2/XG システムエクスクルーシブメッセージ MIDI CCインクリメント/デクリメント 便利な機能: < < < プログラム/バンクチェンジ スナップショット機能で設定状態を全てのコントローラへ送信 コントローラミュート機能でコントローラ出力をミュートしてパラメータジャン プを防止 プログラム可能なロータリーダイアル8系統 < < < < < プログラム可能なフェーダ1系統 プログラム可能なボタン8系統 MIDIアサイン可能なピッチベンド/モジュレーションホイール MIDIアサイン可能なフットスイッチ コントローラから送出されるMIDIデータ: その他の機能: < < システムエクスクルーシブメッセージによるメモリダンプ < < 最大5種類の設定を保存可能 Enigmaライブラリアンソフトウェアを無償ダウンロードすることで編集、デー タ保存が無制限に可能 USBインターフェイスからMIDI出力 MIDIコントロールナンバー < < < < < RPN/NRPN プログラム、バンクLSB、バンクMSB ピッチベンド GM/GM2/XGシステムエクスクルーシブメッセージ 製品パッケージ内容 M-Audio O2 のパッケージには以下の製品が同梱されています。 < O2 キーボード < ドライバCD-ROM < USBケーブル USBバス電源を使用する キーボードの電源供給は、USBまたは外部の電源アダプタ(別売)のいずれでも可能です。機器破損防止のため、使用時はどちらか一方の電源供給方法をお使い 下さい。 1. O2のリアパネルにある電源ボタンがオフになっていることを確認して下さい。 2. M-Audio O2 付属のUSBケーブルを、コンピュータのUSB端子に接続します。 3. USBケーブルのもう一方の端をM-Audio O 2のUSB端子に接続します。 USBケーブル1本でM-Audio O 2の電源供給するだけでなく、コンピュータとM-Audio O 2の間でMIDIデータを送受信することも可能です。 電源アダプタ(別売)をご使用の場合は、9VDC出力250-300mAセンタープラスのものをお買い求め下さい。 M-Audio O2キーボードにUSBケーブルが接続されていないことを確認し、電源アダプタをリアパネルのDC 9V端子に接続し、電源スイッチをオンにします。 注意:キーボードを長時間使用しない場合は電源アダプタをコンセントから抜いてください。 103 Windows XP と Mac OS X Windows XPやMac OS Xをお使いの場合、電源スイッチをオンにするだけでお使いいただけます。M-Audio O 2キーボードはクラスコンプライアントであるた め、特にドライバのインストールの作業をすることなく動作します。 M-Audio O2 の特徴と機能 インストールが完了した後、以下のページをよくお読みになりO 2の操作方法のご理解にお役立て下さい。 プログラムモード まずプログラムモードについて説明します。ADVANCED FUNCTIONボタンを押すとM-Audio O2はプログラムモードになり様々な高度な機能にアクセスできます。 プログラムモードでは、M-Audio O2キーボードの鍵盤で機能を選択する設定になっています。O 2で設定するMIDIコマンドはO2キーボード鍵盤上部のパネルに 記載されています。プログラムモードでは、O 2 キーボードの2オクターブを数値データの入力に使います。 Preset(プリセット)「+」 「−」ボタンはプログラムモードで割当てた数値を増減させることができます。 プログラムモードで数値を入力する場合、LEDに数値が表示されます。数値を入力すると、それにつれて表示が変更されます。 M-Audio O2 がプログラムモード中の時は、LEDディスプレイの右端に小さな丸印が現れます。 また、GLOBAL CHANボタンを押しても、プログラムモードになります。グローバルMIDIチャンネルでは新規のチャンネルを設定する時に数値を入力するため の鍵盤(以下、数値鍵盤)を使う必要があるからです。またプリセットの「+」 「−」ボタンもお使いいただけます。 プログラミングが終われば、ADVANCED FUNCTIONボタンを押して、プログラムモードを解除します。数値データ入力をする度にENTER鍵盤を押す必要が あります。ENTER鍵盤を押すと、プログラムモードは解除されます。 M-Audio O2 のソフトウェア稼動テスト お使いのMIDIアプリケーションでM-Audio O 2キーボードが正しく動作することを確認して下さい。多くのMIDIアプリケーションではMIDI入力インジケータが 備わっています。M-Audio O 2の任意の鍵盤を押して、MIDIアプリケーションがMIDI信号を受信していることを確認して下さい。 MIDI信号を受信していない場合はMIDIアプリケーション上で、M-Audio O2のUSBドライバがMIDI入力として選択されているかどうか確認して下さい。また、この マニュアルの最後にあるFAQをご覧になって問題解決にお役立て下さい。ソフトウェアの正しい設定作業についてはソフトウェアのマニュアルを参照して下さい。 プリセットの呼び出し プリセットメモリを呼び出す場合には、RECALL「+」 「−」ボタンを使います。LEDには現在選択されているプリセット番号(先頭にpの表示)が表示されます。 ボタンを押すと次の番号のプリセットを呼び出します。 メモリに保存されている5種類のプリセットのリストです。 < 01 GMプリセット < 02 Reason専用 < 03 Reasonミキサー < 04 Yamaha XG/Roland JV Preset < 05 MIDIラーン用CC* *いくつかのアプリケーションは、MIDIコントローラ用のデフォルト設定を持っていません。この場合、一般的にアプリケーションのMIDIラーン機能を有効にし てコントローラのダイヤルを動かします。Ableton社のLiveはMIDIラーン機能を備えた代表的なアプリケーションです。 プリセットの保存と並べ換え お好みの設定に合わせてプリセットを任意の順に並べたり保存保存する場合の説明です。 初期設定のプリセットはキーボードのROMに保存されており、いつでも元の状態に戻すことができます。 例えば、プリセット2(Reason専用)をメモリロケーション4に移動する手順は以下の通りです。 1. Recall「+」 「−」ボタンを使ってプリセット2を呼び出します。 2. ADVANCED FUNCTIONボタンを押して、キーボードをプログラムモードにします。 3. STORE鍵盤を押します。 4. 数値鍵盤の4を押します。 5. ENTER鍵盤を押して確認します。 これで現在の設定がメモリ4に保存されました。 104 プリセットを初期設定の状態に戻す時は、電源を入れるときにRecall「+」と「−」のボタンを同時に押し続けます。 注意:プリセットを初期設定に戻すと、メモリに保存したプログラムの変更は失われます。 Enigmaライブラリアンソフトウェアを使えば、コンピュータでプリセットの編集や保存をすることができます。www.m-audio.comで無償ダウンロード可能で す。ユーザー登録を完了し、手順に従ってダウンロードして下さい。 スナップショットの送信 GLOBAL CHANとMUTEボタンを同時に押すと、スナップショット機能により現在のコントローラにアサインされているデータや数値が送信されます。 スナップショットを送信すると各コントローラに関するデータは、コントローラがアサインされているチャンネルに送信されます。 スナップショット機能は、受信機器をキーボード上のフェーダやロータリーコントローラと同期させるのに最適です。この機能はクリエイティブなツールとして、 使い方によっては驚くようなサウンドもたらします。 この機能では、曲の開始時にコントロールパラメータの設定にも使われます。曲の好みのエフェクトレベルに合わせてコントローラの値を設定した場合、スナッ プショットを記録して、その曲がいつも正しいエフェクトレベルで再生されるように設定することができます。シーケンサを記録モードにして、スナップショット ボタンを押します。 コントローラのミュート MUTEボタンを押すと、ロータリーコントローラやフェーダをミュートします。 この機能はソフトウェアでの設定を変更することなく、フェーダやロータリーコントローラの設定値を変更することができます。コントローラをミュートしても、 ボタンやフットスイッチ、鍵盤に対する影響はありません。MIDIアサイナブルなボタンやファンクションキー、鍵盤を押すと解除されます。コントローラがミュー トされている時はLEDの画面表示は消えています。 この機能は、コントローラの設定を変更した複数のプリセットを切換えるのに便利です。コントローラがミューロされている間は、ソフトウェアのコントローラ設 定値に比例してコントローラを動かすことができます。コントローラの操作によってソフトウェアの設定値が変わることがありません。 グローバルMIDIチャンネルの設定 M-Audio O2 では、MIDI 16チャンネルのどのチャンネルでも送信することができます。コンピュータベースのシステムをご使用の場合は、通常ソフトウェア側で MIDI信号のルートを決定するので、チャンネル番号を気にする必要はありません。 MIDI音源モジュールや別のMIDI機器を接続している場合は、M-Audio O 2 キーボード側とMIDI信号の受信側で同じMIDIチャンネルを使用するよう設定する 必要があります。グローバルMIDIチャンネルはキーボードやプログラム、バンクチェンジ、その他グローバルに設定したコントローラ信号をまとめてコントロー ルします。 グローバルMIDIチャンネルの設定方法: 1. GLOBAL CHANNELボタンを押します。キーボードはプログラムモードになりLEDには現在選択されているグローバルチャンネル番号(先頭にcの表示)が 表示されます。 2. 数値鍵盤でMIDIチャンネル番号を入力します。 3. ENTER鍵盤を押すと、新しいチャンネルが設定されてプログラムモードを終了します。 オクターブ M-Audio O2のキーボードはオクターブを上下させることができ、合計11オクターブの範囲で演奏可能です。 1. OCTAVE「+」を押すと高音域に向かってオクターブ単位で音域がシフトします。 2. OCTAVE「−」を押すと低音域に向かってオクターブ単位で音域がシフトします。 トランスポーズ トランスポーズ機能を使用すると、現在弾いている鍵盤の位置は変えずに調だけを変更することができます。 1. 「TRANSPOSE」を押します(オクターブ「+」と「−」ボタンを同時に押します)。 2. OCTAVE「+」または「−」ボタンを押して、半音ずつ上または下に移調します。 例えば、ある曲をCのキー(ハ調)で練習していて、その曲をFのキー(ヘ調)に移調する必要がある場合、TRANSPOSEを押した後にOCTAVE「+」ボタンを5回 または「−」ボタンを7回押します。 ピッチベンドコントロール 一般的に、PITCH BEND(ピッチベンド)はキーボードで弾いた音のピッチ(音程)を上下させるのに使用します。この機能を使用すれば、鍵盤上でギターのリフを 再現するようなことも可能になります。 ピッチを上下に変化させる幅は、音源側で設定します。通常は、上下それぞれ半音ずつ変化するように設定しますが、最大で上下2オクターブずつ変化させること ができます。コントロールを解除すると、リセットされます。 M-Audio O2キーボードのピッチベンドコントロールはMIDI信号へのアサインが可能です。 「プログラミングとエディット」の項を参照して下さい。 105 モジュレーションコントロール モジュレーションコントロールは、現在弾いている音の音色や音質を変化させるのに使用します。このようなリアルタイムなコントローラは、鍵盤楽器上でもビ ブラートなどの変化をつけることができるように開発されました。この機能により、プレーヤーはアコースティックな楽器を演奏するのと同様に音に表情をつけ ることができます。 M-Audio O2キーボードのモジュレーションコントロールにもMIDI信号をアサインすることができます。本マニュアルの「プログラミングとエディット」の項を参 照して下さい。 フットスイッチ M-Audio O 2キーボードのフットスイッチソケットにはフットスイッチの極性を問わず接続できます。キーボードの電源が入ると自動的にフットスイッチの極性を 判断します。極性を逆にする場合は、キーボードの電源を入れる時に、フットスイッチを踏んだままにしておきます。 フットスイッチは鍵盤から手を離しても音を持続させておきたい場合に使用します。この機能はM-Audio O 2ではデフォルトで設定されています。 フットスイッチは、MIDIノートを送信するようにプログラミングすることもできます。これにより、キーボードから手を離さずに異なったMIDIチャンネルのサン プルに変えたり、プログラムチェンジやキーボードがサポートするMIDIメッセージを種類に関わらず送信することができます。 フットスイッチの使い方の詳細は、本マニュアルの「プログラミングとエディット」の項を参照して下さい。 MIDI OUT端子 キーボードのリアパネルにはMIDI OUT端子が装備されており、外部サウンドモジュールやMIDIキーボードと接続することがきます。デフォルトでは、全てのコン トロールデータはUSB出力と同様MIDI OUT端子を経由して送出されます。 MIDI出力をUSBからMIDI OUTへのインターフェイスとして使用する場合は、ADVANCED FUNCTIONボタンを押した後でMIDI OUT鍵盤を押して、 「USBか らのMIDI OUT」モードにします。 「USBからのMIDI OUTモード」の詳細は「プログラミングとエディット」の項を参照して下さい。 M-Audio O2のプログラミングとエディット プログラミングオプションについて M-Audio O2のコントローラを使用してMIDI CC、RPN/NRPN、GM 1、2やシステムエクスクルーシブメッセージを送信することができます。またコントローラ に個々のMIDIチャンネルをアサインすることも可能です。 MIDI CC番号は標準的なMIDI仕様の一部で、リアルタイムにパラメータを変化させるのに使用します。標準MIDIコントローラナンバー(1∼131)の全リストにつ いては、 「付録E」を参照して下さい。 キーボードに装備されたどのリアルタイムコントローラでもMIDI CCにアサインすることができますが、8系統のアサイン可能なボタンとペダルは、フェーダやロ ータリーコントローラとは少し異なる機能が備わっています。 以下の2つの表では、8系統のノブ、フェーダ、MIDIアサイン可能なボタンにプログラムすることのできるMIDIメッセージを記載しています。 表の中でフェーダのプログラミングとボタンのプログラミングの違いを把握しておくと、以降の説明やプログラム例での理解も早くなります。 106 フェーダとロータリーノブ: Knobs: MIDI CC Description 0-119 120-127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 255 Standard MIDI CCs Channel Mode Messages Pitch Bend Sensitivity Channel Fine Tune Channel Coarse Tune Channel Pressure RPN Coarse RPN Fine NRPN Coarse NRPN Fine Master Volume GM* Master Pan GM* Master Coarse Tune GM* Master Fine Tune GM* Chorus Mod Rate GM2* Chorus Mod Depth GM2* Feedback GM2* Send to Reverb GM2* Pitch Bend Controller Off*** Data 2 Data 3 Max Max RPN LSB RPN LSB NRPN LSB NRPN LSB - Min Min RPN MSB RPN MSB NRPN MSB NRPN MSB - ボタンとペダル: MIDI CC 0-119 Description Data 1 Data 2 Data 3 Standard MIDI CC’s - Toggle value 2 Channel Mode Messages - Toggle value 2 Toggle value 1 128 Pitch Bend Range - Sensitivity value - 129 Channel Fine Tune - Tuning amount - 130 Channel Coarse Tune - Tuning amount - 131 Channel Pressure - Pressure amount - 132 RPN Coarse Value RPN LSB RPN MSB 133 RPN Fine Value RPN LSB RPN MSB 134 NRPN Coarse Value NRPN LSB NRPN MSB 135 NRPN Fine Value NRPN LSB NRPN MSB 136 Master Volume GM* - Volume LSB Volume MSB 137 Master Pan GM* - Pan LSB Pan MSB 138 Master Coarse Tune GM* - Tuning LSB Tuning MSB 139 Master Fine Tune GM* - Tuning LSB Tuning MSB 140 Chorus Mod rate GM2* - Mod rate - 120-127 Toggle value 1 141 Chorus Mod Depth GM2* - Mod depth - 142 Feedback GM2* - Feedback level - 143 Send to Reverb GM2* - Reverb send level - 144 Pitch Bend - Pitch shift LSB Pitch shift MSB 145 Program/Bank Preset Program Bank LSB Bank MSB 146 MIDI CC (on/off) MIDI CC Button press value Button release value 147 Note (on/off) Note Velocity off Velocity on 148 Note (on/off toggle) Note Velocity off Velocity on 149 MMC Command** - Command select. - 150 Reverb Type GM2 * - Type - 151 Reverb Time GM2 * - Time - 152 Chorus Type GM2* - Type - 153 MIDI CC Decrement MIDI CC Start value End value 154 MIDI CC Increment MIDI CC Start value End value 255 Controller Off*** - - - * MIDI SysExメッセージ(詳細は12、13ページ参照) ** MIDI 2 SysExメッセージ *** MMC SysExメッセージ(詳細は7、13ページ参照) **** 数値鍵盤では入力ができません。144と入力してPreset「+」ボタンで数値を変更します。 107 プログラミングの基本方法 O2に装備されたコントローラへの割当てを変更する方法です。 1. ADVANCED FUNCTIONボタンを押して、キーボードをプログラムモードにします。 2. キーボードでCTRL ASSIGN鍵盤を押します。 3. 数値鍵盤を使って新しいMIDI CC番号を入力します。 LEDには入力した値が表示されます。 4. ENTER鍵盤を押して確認します。 ロータリーコントローラを一つ選んで動かすと、LEDに表示される数値が変化し、コントローラの現在の値が表示されます。LEDに表示されるのは、最後にコン トローラに割当てられていたMIDIコントローラ番号です。プログラムモードでは最近エディットされたコントローラが常に選択されます。 プリセットメモリに変更を保存してから、その他の設定をロードします。 コントローラをエディット作業のために選択する方法 M-Audio O2のコントローラにMIDI CCをアサインする前に、任意のコントローラを選択する必要があります。 1. ADVANCED FUNCTIONボタンを押し、続いてCTRL SEL鍵盤を押します。 LEDには現在選択されているコントローラの値(先頭にC またはFの表示)が表示されます。 2. 数値鍵盤を使ってコントローラの番号を入力するか、またはRECALL[「+」か「−」ボタンで番号を呼び出します。 3. ENTER鍵盤を押して確認します。 または 1. ロータリーコントローラやフェーダを操作するかボタンを押します。 そのコントローラやフェーダ、ボタンが選択され、編集が行えるようになります。 MIDI CCをアサインする方法 編集を行うコントローラを選択したら、MIDI CC番号を以下の方法でアサインします。 1. ADVANCED FUNCTIONボタンを押し、続いてCTRL ASGN鍵盤を押します。 LEDには現在選択されているMIDI CC番号が表示されます。 2. 新しいMIDI CC番号を、数値鍵盤またはRECALL 「+」か「−」ボタンを使って入力します。 3. ENTER鍵盤を押して確認します。 MIDIチャンネルをアサインする方法 1. 2. 前述の手順に従って編集するコントローラを選択します。 ADVANCED FUNCTION ボタンを押し、続いてCHAN ASGN鍵盤を押します。 LEDには選択したコントローラの現在アサインされているチャンネル(先頭にCの表示)が表示されます。 3. 数値鍵盤、またはRECALL「+」 「−」ボタンを使ってコントローラにアサインするMIDIチャンネル番号(0∼16)を入力します。 4. ENTER鍵盤を押して確認します。 コントローラにチャンネル0にアサインすると、GLOBAL CHANNELに送信されます。 コントロールの範囲を制限する 通常、MIDIコントローラの範囲は0から127です。この範囲内で最小値と最大値を設定することができます。 1. ADVANCED FUNCTIONボタンを押し、続いてDATA 2(最小値)鍵盤を押します。 LEDはそのコントローラの現在の最小値を表示します。 2. 数値鍵盤かRECALL「+」 「−」ボタンを使って最小値を入力します。 3. ENTER鍵盤を押して確認します。 プログラムモードは一旦終了し、コントローラにアサインされているCC番号が表示されます。 4. ADVANCED FUNCTIONボタンを押し、続いてDATA2(最大値)キーを押します。 5. 数値鍵盤かRECALL「+」 「−」ボタンを使って最大値を入力します。 6. ENTER鍵盤を押して確認します。 ロータリーダイアル、フェーダ、ピッチベンドやモジュレーションコントロールの範囲を制限することもできます。ボタンやペダルは2つの設定値の間で数値の増 減をするよう以下の方法で設定できます。 1. ADVANCED FUNCTIONボタンを押し、続いてCTRL ASGN鍵盤を押します。 2. 減少させるには153を、増加には 154を入力します。 3. ENTER鍵盤を押して確認し、プログラムモードを解除します。 4. 再びADVANCED FUNCTIONボタンを押し、続いてDATA 1鍵盤を押します。 5. ボタンが送出するMIDI CC番号を入力します。 6. ENTER鍵盤を押して確認します。 7. 前述の通り、最大値/最小値を入力します。 108 アサイナブルなボタンを使用した設定値の切換え 8個のアサイナブルなボタンとペダルを使って、2つの設定値を切換えて使用することができます。 1. ADVANCED FUNCTIONボタンを押し、続いてDATA 2(最小値)鍵盤を押します。 2. 数値鍵盤またはRECALL「+」 「−」ボタンを使って設定する小さい方の数値を入力します。 3. ENTER鍵盤を押して確認します。 4. ADVANCED FUNCTIONボタンを押し、続いてDATA 3(最大値)鍵盤を押します。 5. 数値鍵盤またはRECALL「+」 「−」ボタンを使って設定する大きい方の数値を入力します。 6. ENTER鍵盤を押して確認します。 ボタンを押すたびに常に同じ設定値を送出する場合は上記の手順で同じ値を入力します。 上記の方法ではボタンを押すたびに値が変わります。以下の方法はボタンを押した時とボタンから手を離したときに違う値を送出します。 1. 2. ADVANCED FUNCTIONボタンを押し、続いてDATA 1鍵盤を押します。 数値鍵盤で146と入力します。 これでボタンはMIDI CC(オン/オフ)モードになります。(付録B参照) 3. ENTER鍵盤を押して確認します。 4. 前述の手順に従い、押した時の値はDATA3で設定し、手を離した時の値はDATA 2で設定します。 プログラムチェンジ サウンドカードや音源モジュール、MIDI対応の楽器など標準MIDIメッセージを受信できる機器に対し、いつでもプログラムチェンジメッセージを送信すること ができます。プログラムチェンジはグローバルMIDIチャンネルに送信されます。 1. ADVANCED FUNCTIONボタンを押し、キーボードをプログラムモードにします。 2. キーボード上のPROGRAM鍵盤を押します。 3. 数値鍵盤またはRECALL 「+」 「−」ボタンを使って送信するプログラム番号を入力します。 4. ENTER鍵盤を押して確認します。 特定のプログラムをアサイン可能なボタンに割当て、個々のMIDIチャンネルへ送出することもできます。この機能の詳細については本マニュアルの「MIDIメッセ ージについて」を参照して下さい。 バンクチェンジ 128個以上のプログラムを受信することができるMIDI機器をご使用の場合は、バンクチェンジLSBとMSBメッセージを送出して、別のバンクを使用すること ができます。 1. ADVANCED FUNCTIONボタンを押して、キーボードをプログラムモードにします。 2. キーボード上のBANK LSB鍵盤またはBANK MSB鍵盤を押します。 3. 数値鍵盤またはRECALL「+」 「−」ボタンを使って送信したいバンク番号を入力します。 4. ENTER鍵盤を押して確認します。 受信側MIDI機器が送信メッセージに対応可能かどうかはMIDI機器の取扱説明書で確認して下さい。 「DATA LSB」 「DATA MSB」メッセージの詳細について は、本マニュアルの「MIDIメッセージについて」の項目を参照して下さい。 RPN/NRPN、GM 1と2、システムエクスクルーシブメッセージ、その他の高度メッセージ 標準的なMIDIコントローラ番号は0∼131の範囲で使用することができます。ではキーボード上のコントローラにアサイン可能なMIDI RPN/NRPNやMMC、GM 1,2のシステムエクスクルーシブメッセージも扱える環境を用意しました。 CCのリストを拡張して これらの拡張メッセージも標準MIDIメッセージと同様に、MIDI CC(132∼152)を入力すれば使用できるようになります。各メッセージのMIDI CCについては付 録Bを参照して下さい。 また、これらの拡張メッセージをプログラムするには、ADVANCED FUNCTIONボタンを押してプログラムモードにします。続いてDATA 1、DATA 2、DATA 3ボタンを押します。詳細は付録Bを参照して下さい。 109 MMCコントロールをボタンにアサインする 1. MMCメッセージをコントロールするボタンを選択します。 2. ADVANCED FUNCTION ボタンを押し、続いてCTRL ASGN鍵盤を押します。 3. 数値鍵盤を使って「149」を入力します。 付録Bの一覧表の通り、149はMMCメッセージに該当する番号です。 4. ADVANCED FUNCTIONボタンを押し、続いてCHAN鍵盤を押します。 5. 数値鍵盤を使って「127」と入力します。 これにより、メッセージは全てのデバイスID番号に設定されています。詳細については本ユーザーズガイドの「システムエクスクルーシブメッセージとデバイ スID」の項目を参照して下さい。 6. ADVANCED FUNCTIONボタンを押し、続いてDATA 2鍵盤を押します。 7. 以下の表内のいずれかの番号を入力しMMCメッセージを選択します。 Number MMC Command 01 STOP 02 PLAY 03 DEFERRED PLAY 04 FAST FORWARD 05 REWIND 06 RECORD STROBE 07 RECORD EXIT 08 RECORD PAUSE 09 PAUSE 10 EJECT 11 CHASE 12 COMMAND ERROR RESET 13 MMC RESET フェーダ/ロータリーコントローラにRPN/NRPNをアサインする 注意: RPN/NRPNの詳細な記述については本マニュアルの「RPN/NRPNについて」の項目を参照して下さい。 1. 2. 前述の手順に従ってアサインするコントローラを選択します。 ADVANCED FUNCTIONボタンを押し、続いてCTRN ASGN鍵盤を押します。 LEDが点滅している間に132(RPN Course)、133(RPN Fine)、134(NRPN Course)、135(NRPN Fine)のいずれかを入力します。 3. ENTER鍵盤を押して番号を確認します。 4. ADVANCED FUNCTIONボタンを押し、続いてDATA 3鍵盤を押します。 これによってSPN/NRPN MSBの番号をアサインすることができます。 5. 再びADVANCED FUNCTIONを押し、続いてDATA 2を押します。 6. これによってSPN/NRPN MSBの番号をアサインすることができます。 前述の手順に従い、メッセージが送信されるチャンネルを設定します。 DATA 3とDATA 2(付録F参照)に入力するMSB とLSBのバリューは、通常NRPN対応のシンセサイザのデータシートに掲載されています。マニュアルによって は16進法の表記しかないものもあります。M-Audio O 2 では10進法の値を入力する必要があります。この場合は、Windowsの「アクセサリ」から「電卓」を選 択して、簡単に換算を行うことができます。 「電卓」の「関数電卓」モードを選択し、 「16進法」を選択して16進法の値を入力します。次に「10進法」ボタンを選 択し、10進法の値に換算します。また「付録C」には換算表を用意しました。この表からも簡単に10進法の値に換算することができます。 110 ノートをボタンにアサインする方法 ボタンを押すとノートオンメッセージを送信し、離すとノートオフメッセージを送信するように設定する方法を以下に解説します。 1. ADVANCED FUNCTIONボタンを押し、続いてCTRL ASGN鍵盤を押します。 2. 数値鍵盤かRECALL「+」 「−」ボタンを使って「147」を入力します。 これは付録Bに記されている通り、ノートオン/ノートオフに該当するMIDI CC番号です。 3. ENTER鍵盤を押して確認します。 4. ADVANCED FUNCTIONボタンを押し、続いてDATA 3鍵盤を押します。 5. 数値鍵盤かRECALL「+」 「−」ボタンを使って「100」を入力します。 6. ENTER鍵盤を押して確認します。 ボタンを押すとノートオンメッセージがベロシティ値100で送信されます。 7. ADVANCED FUNCTIONボタンを押します。続いてDATA 2鍵盤を押します。 8. 数値鍵盤かRECALL「+」 「−」ボタンを使って「0」を入力します。 9. ENTER鍵盤を押して確認します。 これでボタンを離すとノートオフメッセージが送信されます。 10. ADVANCED FUNCTIONボタンを押し、続いてDATA 1鍵盤を押します 11. 数値鍵盤かRECALL「+」 「−」ボタンを使って「64」を入力します。 12. ENTER鍵盤を押して確認します。 これで、ボタンを押すたびにMIDIノート64(またはE4)が送信されます。 MIDIノート番号は「付録D」を参照して下さい。 注意:ノートモードでボタンを押すと、LEDにノートベロシティが少しの間表示されます。 システムエクスクルーシブメッセージとデバイスID システムエクスクルーシブメッセージ(SysEx)を送信する場合は、個々のコントロールチャンネル番号は送信チャンネルを指定せず、代わりにデバイスIDを指定 します。CHAN鍵盤を押しても、LEDにはチャンネルのシンボルであるCが数値の前に表示されません。 デバイスIDは00∼127の間で指定することができます。通常は127に設定して下さい。デバイスIDが127に設定されていると、すべてのデバイスがSysExメッセ ージを受信します。 コントローラにアサインされたデバイスIDのSysExメッセージは、DEV ID鍵盤を使用しても変更することはできません。このボタンは、M-Audio O 2のグロー バルデバイスIDを変更するのに使用します。 詳細は本マニュアルの「システムエクスクルーシブメッセージ」と「デバイスID」を参照して下さい。 不揮発性メモリ M-Audio O 2では、不揮発性メモリを使用しています。このため、電源を一度オフにして、再起動した場合でも前回作業を中断したところから継続して作業を行 うことができます。現在のコントローラとチャンネルのアサイン設定は、セットアップをメモリロケーションに保存したかどうかにかかわらず、保存されています。 また、ドローバーモード(オン/オフ)やDATA LSB/MSBデータ、グローバルチャンネル、USBからのMIDI OUTモード設定、前回使用したメモリプリセットにつ いても設定情報が保存されています。 メモリダンプ ADVANCED FUNCTIONを押し、続いてMEM DUMP鍵盤を押すと、システムエクスクルーシブメッセージのパケット(M-Audio O 2で設定した5個のメモリ情 報)を送信します。この機能は、メモリプリセットの内容を外部記憶媒体にバックアップする場合などに便利です。 M-Audio O 2のメモリダンプ全体をシーケンサに記憶させることができます。メモリダンプを呼び出す場合は、メモリダンプが保存されたMIDIトラックを再生 します。このときM-Audio O2のドライバがMIDIトラックの出力先となるように設定して下さい。 現在のコントローラのアサイン設定はメモリダンプ(メモリ送信)の影響を受けることはありません。メモリダンプがキーボードに送信された後、新しいメモリ設 定にアクセスするにはプリセットを保存する必要があります。 デバイスIDをアサインする方法 ADVANCED FUNCTIONを押し、続いてDEV ID鍵盤を押すと、M-Audio O 2にデバイスIDをアサインすることができます。この値の初期値は127です。メモリ ダンプが実行されると、デバイスIDの設定状態に関わらず、ダンプした内容は全てのM-Audio O2で受信することができます。 デバイスIDが127以外の値に設定されている場合は、同じデバイスIDの特定のM-Audio O2で受信することができます。M-Audio O2でのデバイスIDが、メモリ ダンプを行ったキーボードのデバイスIDと異なる場合はダンプのデータは受信することができません。 デバイスIDは、複数のM-Audio O2を区別するのに便利な機能ですが、特に必要の無い場合は、初期設定127のままにしておいて下さい DEV ID鍵盤を押すと、LEDにはアサインされているデバイスIDが表示されます。デバイスIDを変更するには数値鍵盤またはRECALL「+」 「−」ボタンを使って 数値を入力し、ENTER鍵盤を押して確認します。 システムエクスクルーシブメッセージとデバイスIDについての詳しい情報は、本マニュアルの「MIDIメッセージについて」の項を参照して下さい。 111 USBからのMIDI OUTモード USBからのMIDI OUTモードでは、M-Audio O 2をUSBからMIDI OUTへのインターフェイスとして使用できます。USBからのMIDI OUTモードにすると、MAudio O 2のMIDI出力端子から送出される信号はUSBで受信したデータになります。シーケンサでM-Audio O 2をUSB出力デバイスとして選択し、USBからの MIDI OUTモードに切換えると、シーケンサからの全てのデータはM-Audio O 2のMIDI OUT端子に送られます。 USBからのMIDI OUTモードを有効にするには: 1. ADVANCED FUNCTIONボタンを押します。 2. MIDI OUT鍵盤を押します。 LEDにはUSBの文字が表示され、MIDI1OUT端子はUSB端子からのデータを送信する設定に切り換わります。プログラムモードは自動的に解除されます。 USBからのMIDI OUTモードが有効でない場合、MIDI OUT端子はM-Audio O 2コントローラからUSB端子を介して送られたデータを反映します。USBからの MIDI OUTモードを解除するには: 1. ADVANCED FUNCTIONボタンを押します。 2. MIDI OUT鍵盤を押します。3. LEDにはIntの文字が表示され、M-Audio O2キーボードはM-Audio O2鍵盤やコントローラからのデータを送信します。 工場出荷状態の復元 M-Audio O 2を工場出荷状態のデフォルトにリセットする場合、まず、O 2の電源スイッチをオフにします。電源オフの状態で、RECALL「+」 「−」ボタン両方を 同時に押したまま電源スイッチをオンにします。 注意:工場出荷時のプリセットを復元すると、メモリに保存されていたすべての設定状態は消去されます。 MIDIメッセージについて プログラムとバンクチェンジについて GM(General MIDI)の仕様では、128音色(ボイスNO. 0∼127)に対応しています。プログラムチェンジメッセージを送信することにより、音色を切換えて使用 することができます。 GMセット音源を拡張して使用するために、バンクチェンジの機能が用意されています。各バンクには128のパッチが含まれていて、プログラムチェンジメッセ ージを送信することによって音色を切換えて使用することができます。合計16,384個のパッチを使用することができ、14ビットのバンクチェンジメッセージを 送信することによって、各パッチにアクセスすることができます。メッセージ内の最初の7ビットはバンクLSB情報として送信されます。残りの7ビットは、バン クMSB情報として送信されます。一般的にはバンクLSBメッセージが使用され、これだけで128のバンクチェンジが可能です。また、この場合の多くはバンク MSBメッセージを送信する必要がありません。 ほとんどのMIDI機器がプログラムチェンジメッセージに対応していますが、GMセットに対応していない機器の一部には、プログラムチェンジメッセージを他の目 的で使用するものもあります。多くのVSTインストゥルメントでは、プログラムチェンジメッセージを使用してインストゥルメントパッチを切換えることができます。 バンクチェンジは、プログラムチェンジほど頻繁には使用されません。ローランドのGS規格やヤマハのXG規格など、各メーカーによるMIDI拡張仕様において は、バンクチェンジは大変便利です。これらの各規格では、バンクチェンジを使用して、それぞれの拡張音色やエフェクトを使用します。 M-Audio O 2では、プログラムチェンジやバンクLSB、MSBデータの送信を簡単に行うことができます。ADVANCED FUNCTIONボタンに続いて、PROGRAM鍵盤や、DATA LSB鍵盤、DATA MSB鍵盤を押して、送出するプログラムナンバーまたはバンクチェンジを入力して下さい。 RPN/NRPNsについて ノンレジスタードパラメータナンバー(NRPN s)は各機種固有のメッセージで、MIDIを利用してシンセサイザをコントロールすることができます。MIDIの仕様 でパラメータ番号を定義して、各メーカーが独自のコントローラを自由に利用できるように設計されています。パラメータナンバーの中で共通性が高いものは、 米国MMA(MIDI Manufacturer s Association)で登録されていて、標準的なMIDI規格の一部となっています(このため、レジスタードパラメータナンバー (RPN s)と呼ばれています)。詳細は「付録F」を参照して下さい。 MIDI CCの98と99は、それぞれNRPNのLSBとMSBを表しています。また、100と101は、それぞれRPNのLSBとMSBを表しています(「付録F」のMIDIコント ローラリストを参照して下さい)。NRPN/RPNを送信する場合は、ユーザが設定した値と一緒にこれらのコントロールメッセージを送信します。また、コース/フ ァインセッティングを指定する場合は、そのコントローラナンバーと設定値を送信する必要があります。コースセッティング(きめの粗い設定)を選択する場合はコ ントローラナンバー6(Data Entry)を、ファインセッティング(きめの細かい設定)を選択する場合はコントローラナンバー38(Data Entry LSB)を指定します。 NRPN対応の機器は、 マニュアルにNRPNのデータシートが付属しています。シンセサイザNRPN MSBとLSBメッセージは必ず同時に送信される必要がありま す。MSB とLSBのバリューは、通常NRPN対応機器のデータシートに掲載されていますが、 マニュアルによっては16進法の表記しかないものもあります。 「付録 C」の換算表を参照して10進法の数値に変換して下さい。 M-Audio O 2 では、簡単にNRPN を送信することができます。LSB/DATAボタンを2回押してLSBの値を入力し、次にMSB/DATAボタンを2回押してMSBの 値を入力します。ここでM-Audio O 2 のコントローラを操作すると、NRPNメッセージが送信されます。大まかな設定を行う場合はNRPNコースセッティング を、微調整を行う場合はNRPNファインセッティングをアサインして下さい。 112 システムエクスクルーシブメッセージについて システムエクスクルーシブ(SysEx)メッセージはMIDIの仕様で定義されています。SysExを使用すると、MIDIによって各機器を個別にコントロールすることが できます。また、SysExメッセージを受信する機器が適切にメッセージを翻訳(理解)し、メッセージに従って動作する場合は、SysExメッセージのフォーマット を利用して、どのような機能も仮想的に実行することができます。例えば、各機器からオーディオサンプルのメモリデータやメモリダンプ、コントローラのセッテ ィングなどを送信することができます。また、ある機器のコントローラを他の機器からコントロールすることも可能になります。 独自で指定したSysExメッセージをM-Audio O 2にプログラムすることはできませんが、M-Audio O 2にはプログラム済みのSysEx メッセージが用意されてい て、コントローラにMIDI CCをアサインすることによって使用することができるようになります(「付録B」を参照して下さい)。SysExメッセージは、特定のチャネ ルには送信されません。 すべてのSysExメッセージにはデバイスIDが含まれていて、SysExメッセージを受信する機器を特定するのに使用されています。デバイスIDによって特定された 機器以外は、すべて無視されます。M-Audio O 2でSysExメッセージを使用する場合は、グローバルチャネルは無視されます。コントローラにアサインするチャ ネルのかわりにCHAN鍵盤を押した場合は、デバイスIDを入力します。このとき、LED画面には3桁の数字が表示され、2桁で先頭にcのシンボルのある数字は 表示されません。 デバイスIDは00∼127の範囲で設定します。M-Audio O2では、127がデフォルトに設定されています。127に設定されている場合はSysExメッセージが全ての 機器に対して送信されます。 ユーザ独自のSysExメッセージでM-Audio O 2 のコントローラをプログラムすることはできませんが、MIDI入力信号を受信して、ユーザが指定した別のメッセー ジを送信するソフトウェアを使用することができます。このような「翻訳」ソフトウェアを使用して独自のSysExメッセージをプログラムすれば、M-Audio O 2か らの入力信号を翻訳して、使用するコントローラに対するSysExメッセージを送出することができます。 トラブルシューティング ご使用中に次のようなトラブルが生じた場合には、以下の指示に従って操作して下さい。 問題 1: インストール後は適切に動作していたのに突然動作しなくなった。 解決 1: 電源を切って10秒間置いてください。その後、コンピュータを再起動して再度お試し下さい。それでも解決しない場合は、ドライバを再インストールする 必要があるかもしれません。 問題 2: サスティーンフットペダルをキーボードに接続したが逆操作になっている。 解決 2: サスティーンフットペダルの極性は、キーボードの電源が入った段階で検知されます。電源ON時に、サスティーンフットペダルはOFFの位置になっている とみなされます。従って、サスティーンフットペダルを押えていない状態をOFFに設定したい場合は、フットペダルが押えられていないことを確認してから電源を 入れて下さい。 問題 3: 鍵盤を押してから音が鳴るまでに時間のずれがある。 解決 3: この遅れはレイテンシーと呼ばれています。MIDI信号のレイテンシーはご使用のソフトシンセに起因しています。MIDIデータはコントロールデータに過 ぎません。MIDIはソフトシンセによって読み取られます。その後、ソフトシンセは実際の音を作り出すために複雑な計算を数多く実行します。この処理には時間 がかかるのです。 高品位のサウンドカードをご使用になることをお勧めします。USB、PCI、FireWire対応のオーディオカードについてはhttp://www.m-audio.co.jpにてご参照 下さい。既に高性能のオーディオカードをお使いの場合は、最新バージョンのドライバを再インストールするか、オーディオドライバのバッファサイズを小さくし てお試し下さい。 113 お問い合わせ先 本製品に関するサポートやドライバ等については、M-Audio Japanのウェブサイトhttp://www.m-audio.co.jpのサポートセクションをご覧下さい。本製品や 他のM-Audio製品に関するご質問、ご意見等は下記までご連絡頂くようお願い申し上げます。 M-AUDIO U.S. 5795 Martin Road, Irwindale, CA 91706-6211, U.S.A. Sales Information: 626-633-9050 Sales Information (email): [email protected] Tech Support: 626-633-9055 Tech Support (email): [email protected] Fax: 626-633-9060 Internet Home Page: http://www.m-audio.com M-AUDIO Deutschland (Germany) Kuhallmand 34, D-74613 Ohringen, Germany Sales Information: Sales Information (email): Technical Support: Technical Support (email): Fax: Internet Home Page: M-AUDIO U.K. Unit 5, Saracen Industrial Estate, Mark Road, Hemel Hempstead, Herts HP2 7BJ, England Sales Information (phone): 44 (0) 1442 416590 Sales Information (fax): 44 (0) 1442 246832 Sales Information (email): [email protected] Technical Support (PC): 44 (0) 1309 671301 Technical Support (Mac): 44 (0) 1765 650072 Technical Support (email): [email protected] Internet Home Page: http://www.maudio.co.uk M-AUDIO Canada 1400 St-Jean Baptiste Ave. #150, Quebec City, QC G2E 5B7, Canada Tel: Fax: Email: Internet Home Page: M-AUDIO France Unit 5, Saracen Industrial Estate, Mark Road, Hemel Hempstead, Herts HP2 7BJ, England 49 7941 98 7000 [email protected] 49 7941 98 70030 [email protected] 0 7941 98 70070 http://www.m-audio.de 418-872-0444 418-872-0034 [email protected] http://www.m-audio.ca M-AUDIO Japan 460-0002 愛知県名古屋市中区丸の内 2-18-10 丸の内アネクス 6F Informations Commerciales: 0810 001 105 Informations Commerciales (email): [email protected] Technical Support (PC): [email protected] Assistance Technique: 0820 000 731 (PC) ou 0820 391 191 (Mac at général) Technical Support (Mac): [email protected] Assistance Technique (email): [email protected] ou [email protected] Technical Support: 052-218-0859 Fax: +44 (0) 144 224 6832 FAX: 052-218-0875 Site Internet: http://www.m-audio.fr Internet Home Page: http://www.maudio.co.jp 製品保証について 1.)本製品および本ユーザーズガイドは、株式会社エムオーディオジャパンの著作物です。従って、株式会社エムオーディオジャパンの書面による承諾がない限り、目的や 形式の如何に関わらず、本書の一部、または全てを記録、複製、他の言語に翻訳することは法律で禁じられています。2.)株式会社エムオーディオジャパンは、信頼性・機 能・デザインを改良するために、本製品及び、本ユーザーズガイドを予告なしに変更する権利を保有します。3.)本ソフトウェアプログラムに含まれる著作物等の知的財産 権は、お客様へ移転されません。従って、本ソフトウェアプログラムのソースコードについては、いかなる場合にもお客様への開示・使用許諾を致しません。また、ソース コードを解明するために本ソフトウェアプログラムを解析し、逆アセンブル・逆コンパイル、またはその他のリバースエンジニアリングを行うことを禁止します。4.)O2は 精密機器です。本製品の操作または使用、ソフトウェアまたは関連文書に含まれているエラーまたは障害、サービスの中断、業務または予期利益の損失または中断、ソフ トウェアおよび関連文書の提供、実行、使用によって生じた付随的または間接的な障害について、株式会社エムオーディオジャパンは一切責任を負わないものとします。 安全上のご注意: 1.)静電気による電子部品の破損を防ぐため、パッケージから取り出す段階から慎重に扱って下さい。また、O 2に触る前に必ずコンピュータのアースされた金属 部分に触り、身体、衣服等に帯電した静電気を逃がすようにして下さい。この作業を怠ると、O 2にダメージを与える恐れがあります。2.)O 2本体内に取り付けら れている電子部品・基板の配線パターン、USB端子部分に無理な力を加えたり、部品を分解したりしないで下さい。感電、火災、故障などの原因になります。3.) O 2を他の機器と接続する場合は、すべての機器の電源を切ってから行って下さい。また、電源を入/切する場合には、必ず機器のボリュームを最小にしてから行 って下さい。感電、機器の破損の原因になります。4.)次のような場所での使用や保存はしないで下さい。:温度が極端に高い場所(直射日光の当たる場所、暖 房機器の近く、発熱する機器の近くなど)、水気の近くや湿度の高い場所・ホコリの多い場所・振動の多い場所 •静電気放電(ESD)や電磁波(Fast Transient)は製品に一時的な誤作動を引き起こす可能性があります。正常に動作するまで電源スイッチON/OFFの切り換えを繰り返して下さい。 製品保証について: 安全上のご注意に基づいて適切に使用されている場合には、本製品をお買い上げ頂いた日より一年間は保障期間となり修理は無償で行います。しかしながら不 適切な使用方法による破損や、保証書に購入店での手続きが無い場合には製品保証は無効になります。日本国内保証書は、必ずお求めになった販売店で所定 の手続きを行った後、大切に保管して下さい。修理に関しては、原則として日本国内保証書を同封の上、株式会社エムオーディオジャパン・カスタマーサポートへ の送付が前提です。送付される場合には、発送時の費用はお客様が負担、修理後の返送費用は弊社負担とさせて頂きます。 ユーザー登録について: ユーザー登録を行わなければ製品保証や技術的なサポートを受けることができません。ユーザー登録を行うには、次の3つの方法があります。環境に合わせた方法でユ ーザー登録を行って下さい。1.)コンピュータで(一般的なWebブラウザ)エムオーディオジャパンWebサイトへアクセスできる方:エムオーディオジャパン オンライン ユーザー登録ページhttp://www.m-audio.co.jp/register/index.htmlにて、必要事項を入力して送信して頂ければ弊社製品のユーザーとして御登録致します。尚、ユー ザー登録完了の御案内は行っておりませんのでご了承下さい。2.)携帯電話でエムオーディオジャパンWebサイトへアクセスできる方:エムオーディオジャパン モバイル サイトのオンラインユーザー登録ページhttp://www.m-audio.co.jp/mobile/にて、必要事項を入力して送信して頂ければ弊社製品のユーザーとして御登 録致します。尚、ユーザー登録完了の御案内は行っておりませんのでご了承下さい。3.)インターネット接続環境が無い方:付属の「ユーザー登録はがき」に 必要事項を記入して返信して頂ければ、弊社製品のユーザーとして御登録致します。尚、ユーザー登録完了の御案内は行っておりませんのでご了承下さい。 114 付録 付録A ‒ MIDIインプリメンテーションチャート Function Transmitted Basic :Default 1-16 Channel: Changed 1-16 :Default X --------- Mode :Messages :Altered X X ********* Note 0-127 Number: True Voice ********* Velocity: Note ON 0 : Note OFF X After : Keys X Touch :Ch’s 0 Pitch Bend Control 0-119 Change 120-127 X 0 X 0 X Change: True Number ********* System Exclusive GM, GM2, MMC Common: Song Select X X 0-127 Song Position X 0 Program X Memory Dump X X System :Clock X Exclusive: Commands X Aux :Local ON/OFF 0 Messages :All Notes OFF 0 :Active Sense 0 :Reset 0 Notes: Received 0 = YES X X X X=NO 115 Remarks 付録B ‒ M-AUDIO O2のアサイン可能なMIDI CC B1 ‒ フェーダとロータリーコントローラ: MIDI CC Description Data Lsb (Press Twice) Data Msb (Press Twice) 0-119 Standard MIDI CC’s - - 120-127 Channel Mode Messages - - 128 Pitch Bend Sensitivity - - 129 Channel Fine Tune - - 130 Channel Coarse Tune - - 131 Channel Pressure - - 132 RPN Coarse RPN LSB RPN MSB 133 RPN Fine RPN LSB RPN MSB 134 NRPN Coarse NRPN LSB NRPN MSB 135 NRPN Fine NRPN LSB NRPN MSB 136 Master Volume GM* Volume LSB Volume MSB 137 Master Pan GM* Pan LSB Pan MSB 138 Master Coarse Tune GM* Tuning LSB Tuning MSB 139 Master Fine Tune GM* Tuning LSB Tuning MSB 140 Chorus Mod Rate GM2* Mod rate - 141 Chorus Mod Depth GM2* Mod depth - 142 Feedback GM2* Feedback level - 143 Send to Reverb GM2* Reverb send level - 144 Pitch Bend Pitch shift LSB Pitch shift MSB 255 Controller Off*** - - * Sys Exメッセージ(詳細は12、13ページ参照) ** MMC Sys Exメッセージ(詳細は7ページ参照) *** 数値鍵盤で入力できません。144と入力してからPreset「+」ボタンで数値を変更します。 116 B2 ‒ ボタンとベダル: MIDI CC 0-119 Program Description (Press Twice) Data Lsb (Press Twice) Data Msb (Press Twice) Standard MIDI CC’s - Toggle value 2 Toggle value 1 Channel Mode Messages - Toggle value 2 Toggle value 1 Pitch Bend Range - Sensitivity value - 129 Channel Fine Tune - Tuning amount - 130 Channel Coarse Tune - Tuning amount - 120-127 128 131 Channel Pressure - Pressure amount - 132 RPN Coarse Value RPN LSB RPN MSB 133 RPN Fine Value RPN LSB RPN MSB 134 NRPN Coarse Value NRPN LSB NRPN MSB 135 NRPN Fine Value NRPN LSB NRPN MSB 136 Master Volume GM* - Volume LSB Volume MSB 137 Master Pan GM* - Pan LSB Pan MSB 138 Master Coarse Tune GM* - Tuning LSB Tuning MSB 139 Master Fine Tune GM* - Tuning LSB Tuning MSB 140 Chorus Mod Rate GM2* - Mod rate - 141 Chorus Mod Depth GM2* - Mod depth - 142 Feedback GM2* - Feedback level - 143 Send to Reverb GM2* - Reverb send level - 144 Pitch Bend - Pitch shift LSB Pitch shift MSB 145 Program/Bank Preset Program Bank LSB Bank MSB 146 MIDI CC (on/off) MIDI CC Button press value Button release value 147 Note (on/off) Note Velocity off Velocity on 148 Note (on/off toggle) Note Velocity off Velocity on 149 MMC Command** - Command select. - 150 Reverb Type GM2 * - Type - 151 Reverb Time GM2 * - Time - 152 Chorus Type GM2* - Type - 153 MIDI CC Decrement MIDI CC Start value End value 154 MIDI CC Increment MIDI CC Start value End value 255 Controller Off*** - - - * MIDI SysExメッセージ(詳細は12、13ページ参照) ** MMC SysExメッセージ(詳細は7ページ参照) *** 数値鍵盤では入力ができません。144とタイプしてPreset「+」ボタンで数値を変更します。 117 付録C ‒ 16進数変換表 Hexadecimal Decimal Hexadecimal Decimal Hexadecimal Decimal Value Value Value Value Value Value 0 0 2B 43 56 86 1 1 2C 44 57 87 2 2 2D 45 58 88 3 3 2E 46 59 89 4 4 2F 47 5A 90 5 5 30 48 5B 91 6 6 31 49 5C 92 7 7 32 50 5D 93 8 8 33 51 5E 94 9 9 34 52 5F 95 0A 10 35 53 60 96 0B 11 36 54 61 97 0C 12 37 55 62 98 0D 13 38 56 63 99 0E 14 39 57 64 100 0F 15 3A 58 65 101 10 16 3B 59 66 102 11 17 3C 60 67 103 12 18 3D 61 68 104 13 19 3E 62 69 105 14 20 3F 63 6A 106 15 21 40 64 6B 107 16 22 41 65 6C 108 17 23 42 66 6D 109 18 24 43 67 6E 110 19 25 44 68 6F 111 1A 26 45 69 70 112 1B 27 46 70 71 113 1C 28 47 71 72 114 1D 29 48 72 73 115 1E 30 49 73 74 116 1F 31 4A 74 75 117 20 32 4B 75 76 118 21 33 4C 76 77 119 22 34 4D 77 78 120 23 35 4E 78 79 121 24 36 4F 79 7A 122 25 37 50 80 7B 123 26 38 51 81 7C 124 27 39 52 82 7D 125 28 40 53 83 7E 126 29 41 54 84 7F 127 2A 42 55 85 118 付録D ‒ MIDIデータ一覧(GMセット) General MIDI Instruments Piano Bass Reed Synth Effects 0 Acoustic Grand Piano 32 Acoustic Bass 64 Soprano Sax 96 SFX Rain 1 Bright Acoustic Piano 33 Fingered Bass 65 Alto Sax 97 SFX Soundtrack 2 Electric grand Piano 34 Electric Picked Bass 66 Tenor Sax 98 SFX Crystal 3 Honky Tonk Piano 35 Fretless Bass 67 Baritone Sax 99 SFX Atmosphere 4 Electric Piano 1 36 Slap Bass 1 68 Oboe 100 SFX Brightness 5 Electric Piano 2 37 Slap Bass 2 69 English Horn 101 SFX Goblins 6 Harpsichord 38 Syn Bass 1 70 Bassoon 102 SFX Echoes 7 Clavinet 39 Syn Bass 2 71 Clarinet 103 SFX Sci-Fi Chromatic Percussion Strings/Orchestra Pipe Ethnic 8 Celesta 40 Violin 72 Piccolo 104 Sitar 9 Glockenspiel 41 Viola 73 Flute 105 Banjo 10 Music Box 42 Cello 74 Recorder 106 Shamisen 11 Vibraphone 43 Contrabass 75 Pan Flute 107 Koto 12 Marimba 44 Tremolo Strings 76 Bottle Blow 108 Kalimba 13 Xylophone 45 Pizzicato Strings 77 Shakuhachi 109 Bag Pipe 14 Tubular bells 46 Orchestral Harp 78 Whistle 110 Fiddle 15 Dulcimer 47 Timpani 79 Ocarina 111 Shanai Organ Ensemble Synth Lead 16 Drawbar Organ 48 String Ensemble 1 80 Syn Square Wave 112 Tinkle Bell 17 Percussive Organ 49 String Ensemble 2 81 Syn Sawtooth Wave 113 Agogo 18 Rock Organ 50 Syn Strings 1 82 Syn Calliope 114 Steel Drums 19 Church Organ 51 Syn Strings 2 83 Syn Chiff 115 Woodblock 20 Reed Organ 52 Choir Aahs 84 Syn Charang 116 Taiko Drum 21 Accordion 53 Voice Oohs 85 Syn Voice 117 Melodic Tom 22 Harmonica 54 Syn Choir 86 Syn Sawtooth Wave 118 Syn Drum 23 Tango Accordion 55 Orchestral Hit 87 Syn Brass & Lead 119 Reverse Cymbal Guitar Brass Percussive Synth Pad Sound Effects 24 Nylon Acoustic 56 Trumpet 88 New Age Syn Pad 120 Guitar Fret Noise 25 Steel Acoustic 57 Trombone 89 Warm Syn Pad 121 Breath Noise 26 Jazz Electric 58 Tuba 90 Polysynth Syn Pad 122 Seashore 27 Clean Electric 59 Muted Trumpet 91 Choir Syn Pad 123 Bird Tweet 28 Muted Electric 60 French Horn 92 Bowed Syn Pad 124 Telephone Ring 29 Overdrive 61 Brass Section 93 Metal Syn Pad 125 Helicopter 30 Distorted 61 Syn Brass 1 94 Halo Syn Pad 126 Applause 31 Harmonics 62 Syn Brass 2 95 Sweep Syn Pad 127 Gun Shot MIDIノートナンバー Octave (n) Note Numbers Cn C#n Dn D#n En Fn F#n Gn G#n An A#n -1 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 Bn 11 0 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 1 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 2 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 3 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 4 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 83 5 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 6 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 7 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 8 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 9 120 121 122 123 124 125 126 127 119 付録E ‒ MIDIコントロールナンバー(MIDI CC) 00 Bank Select 46 Controller 46 92 Tremelo Depth 01 Modulation 47 Controller 47 93 Chorus Depth 02 Breath Control 48 Gen Purpose 1 LSB 94 Celeste (De-tune) 03 Controller 3 49 Gen Purpose 2 LSB 95 Phaser Depth 04 Foot Control 50 Gen Purpose 3 LSB 96 Data Increment 05 Porta Time 51 Gen Purpose 4 LSB 97 Data Decrement 06 Data Entry 52 Controller 52 98 Non-Reg Param LSB 07 Channel Volume 53 Controller 53 99 Non-Reg Param MSB 08 Balance 54 Controller 54 100 Reg Param LSB 09 Controller 9 55 Controller 55 101 Reg Param MSB 10 Pan 56 Controller 56 102 Controller 102 11 Expression 57 Controller 57 103 Controller 103 12 Effects Controller 1 58 Controller 58 104 Controller 104 13 Effects Controller 2 59 Controller 59 105 Controller 105 14 Controller 14 60 Controller 60 106 Controller 106 15 Controller 15 61 Controller 61 107 Controller 107 16 Gen Purpose 1 62 Controller 62 108 Controller 108 17 Gen Purpose 2 63 Controller 63 109 Controller 109 18 Gen Purpose 3 64 Sustain Pedal 110 Controller 110 19 Gen Purpose 4 65 Portamento 111 Controller 111 20 Controller 20 66 Sostenuto 112 Controller 112 21 Controller 21 67 Soft Pedal 113 Controller 113 22 Controller 22 68 Legato Pedal 114 Controller 114 23 Controller 23 69 Hold 2 115 Controller 115 24 Controller 24 70 Sound Variation 116 Controller 116 25 Controller 25 71 Resonance 117 Controller 117 26 Controller 26 72 Release Time 118 Controller 118 27 Controller 27 73 Attack Time 119 Controller 119 28 Controller 28 74 Cut-off Frequency 29 Controller 29 75 Controller 75 30 Controller 30 76 Controller 76 31 Controller 31 77 Controller 77 32 Bank Select LSB 78 Controller 78 33 Modulation LSB 79 Controller 79 34 Breath Control LSB 80 Gen Purpose 5 35 Controller 35 81 Gen Purpose 6 36 Foot Control LSB 82 Gen Purpose 7 37 Porta Time LSB 83 Gen Purpose 8 38 Data Entry LSB 84 Portamento Control 39 Channel Volume LSB 85 Controller 85 40 Balance LSB 86 Controller 86 41 Controller 41 87 Controller 87 42 Pan LSB 88 Controller 88 43 Expression LSB 89 Controller 89 44 Controller 44 90 Controller 90 45 Controller 45 91 Reverb Depth Channel Mode Messages 120 120 All Sound off 121 Reset all Controllers 122 Local Control 123 All Notes Off 124 Omni Off 125 Omni On 126 Mono On (Poly Off) 127 Poly On (Mono Off) Extra RPN Messages 128 Pitch Bend sensitivity 129 Fine Tune 130 Coarse Tune 131 Channel Pressure 付録F - Roland JV/XPで対応するRoland GS/Yamaha XGのNRPN NRPN NRPN Data Data MSB LSB MSB LSB CC99 CC98 CC06 CC38 01 08 00-7F n/a (-64 - 0 - +63) Vibrato Rate (relative change) 01 09 00-7F n/a (-64 - 0 - +63) Vibrato Depth (relative change) 01 0A 00-7F n/a (-64 - 0 - +63) Vibrato Delay (relative change) 01 20 00-7F n/a (-64 - 0 - +63) Filter Cutoff Freq. (relative change) 01 21 00-7F n/a (-64 - 0 - +63) Filter Resonance (relative change) 01 63 00-7F n/a (-64 - 0 - +63) EG (TVF&TVA) Attack Time (relative change) 01 64 00-7F n/a (-64 - 0 - +63) EG (TVF&TVA) Decay Time (relative change) 01 66 00-7F n/a (-64 - 0 - +63) EG (TVF&TVA) Release Time (relative change) *14 00-7F 00-7F n/a (-64 - 0 - +63) Drum Filter Cutoff Freq. (relative change) *15 00-7F 00-7F n/a (-64 - 0 - +63) Drum Filter Resonance (relative change) *16 00-7F 00-7F n/a (-64 - 0 - +63) Drum EG Attack Rate (relative change) *17 00-7F 00-7F n/a (-64 - 0 - +63) Drum EG Decay Rate (relative change) 18 00-7F 00-7F n/a (-64 - 0 - +63) Drum Instrument Pitch Coarse (relative change) *19 00-7F 00-7F n/a (-64 - 0 - +63) Drum Instrument Pitch Fine (relative change) 1A 00-7F 00-7F n/a (0 to Max) Drum Instrument Level (absolute change) 1C 00-7F 00-7F n/a (Random, L>C>R) Drum Instrument Panpot (absolute change) 1D 00-7F 00-7F n/a (0 to Max) Drum Instrument Reverb Send Level (absolute change) 1E 00-7F 00-7F n/a (0 to Max) Drum Instrument Chorus Send Level (absolute change) %1F 00-7F 00-7F n/a (0 to Max) Drum Instrument Variation Send Level (absolute change) * added by Yamaha XG; % changed from Delay to Variation by Yamaha XG 付録G - GMのリバースとコーラスタイプ Reverb Types 0: Small Room 1: Medium Room 2: Large Room 3: Medium Hall 4: Large Hall 8: Plate Chorus Types 0: Chorus 1 1: Chorus 2 2: Chorus 3 3: Chorus 4 4: FB Chorus 5: Flanger 070404_O2_UG_JP01 121
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