Monitect®-9 (尿中薬物検出キット) 研究用 AMP/THC/MET/COC/PCP/BAR/BZO/OPI/TCA 検出用カセット (尿中クレアチニン、酸化剤、pH、亜硝酸塩確認試験付き) 製品番号: 輸入元: 販売元: NC10A アリーアメディカル株式会社 株式会社ベリタス 用途・特長: 尿をサンプルとした濫用薬物のスクリーニングには、単純な免疫検定法(イムノクロマトグラフィー法)から複雑な解析法 まで様々あり、イムノクロマトグラフィー法は、その速度および感受性のために、広く使用されるようになりました。本カ セットのワンステップ免疫検定部は、尿中の AMP/THC/MET/COC/PCP/BAR/BZO/OPI/TCA あるいはそれらの代謝産物 の定性検出が可能です。このワンステップ検出では、以下のカットオフ濃度以上でこれらの薬物を検出できます。 AMP MET THC COC PCP BAR BZO OPI TCA Amphetamines Metamphetamines 11-nor-Δ9-Tetrahydrocannabinol-9-carboxylic acid Benzoyleecgonine Phencyclidine Secobarbital Oxazepam Morphine Nortriptyline 1,000 ng/mL 1,000 ng/mL 50 ng/mL 300 ng/mL 25 ng/mL 300 ng/mL 300 ng/mL 300ng/mL 1,000ng/mL また、濫用薬物検出では混入物により、薬物検出が阻害されるなど、不正確な結果をもたらすことが考えられるため、用い る尿が手を加えられていない、そのままの尿であるかを確認することが必要です。 本法の混入物試験パッドは pH、酸化剤、クレアチニン、亜硝酸塩の定性的検出用の視覚的な化学インジケーター検定で、薬 物濫用試験を通過することを目的として尿に酸化剤、水などが加えられたかを確認するためのものです。各観察窓にわかり やすい視覚的な色の変化を示し迅速・容易に結果を得る事が可能です。OX は漂白剤などの酸化剤が尿に加えられているかを 確認するものです。不自然な pH(pH4以下、11 以上)の尿は、尿にアルカリ性あるいは酸性の混入物の存在があることをしめ しています。クレアチニン(CR)は正常尿中に存在する物質ですが、その濃度が 20mg/dL 以下である場合は尿が希釈されてい ることを示しています。亜硝酸塩類(NI)は尿路感染や尿の保存状態が悪い場合に 3.6 mg/dL 程度まで検出される事があります が、50 mg/dL 以上の場合は尿の状態が不自然である事を示しています。 本品は試料尿中に対象薬物あるいはその代謝物が含まれている可能性を示すものですが、薬物中毒である事、あるいはその 程度を示すものではありません。陽性あるいは擬陽性の結果となった場合は GC/MS のような特異性の高い定量性のある方法 で確認試験を行ってください。 (本製品は、専門的な in-vitro のテストで使用することのみを目的としており、専門家以外が店頭で販売することを目的とし たものではありません。) 原理: A. 尿中薬物検出 Monitect®-9 は化学的に修飾した薬物(薬物-蛋白結合物)と尿中に含まれる可能性のある薬物とが限りある抗体の結合サイト を競うワンステップのイムノアッセイ法です。試験器具にはあらかじめ検出領域に薬物-蛋白結合物をコートした膜ストリッ プが含まれ、その膜の片方の端には金コロイド標識された抗薬物抗体を含むパッドが着いています。 尿中に薬物が含まれない場合、金コロイド標識抗体は試料溶液とともにキャピラリー作用で上昇して膜を移動して、薬物-蛋 白結合物の固定された検出領域に到達します。移動してきた金コロイド標識抗体は検出領域に固定された薬物-蛋白結合物に 結合し目に見える赤く着色した線が現れます。 例) AMP(アンフェタミンの場合) 図 1. 尿中に AMP が存在しない場合 金コロイド標識抗 AMP 抗体と金コロイド標 識コントロールを含むパッド AMP-蛋白質結合物固定バンド 尿サンプル添加窓 抗コントロール抗体 AMP Cont. 金コロイド標識 コントロール Cont. 金コロイド標識 抗 AMP 抗体 1 尿サンプルは矢印方向に 移動し、金コロイド標識さ れた AMP 抗体とコントロ ールが溶出してサンプル と共に移動する。 標識 AMP 抗体は AMP-蛋 白質結合体のバンドに、 標識コントロールは抗コン トロール抗体のバンドに結 合して赤く着色した線が現 れる。 尿中に薬物が存在する場合は検出領域の薬物-蛋白結合物と尿中の薬物/薬物代謝物が限りある抗体を競争する形になります。 尿中に充分量の薬物が存在すると、限りある抗体の結合部位を薬物が埋め尽くしてしまいます。したがって、検出領域に固 定された薬物-蛋白結合物に結合できる金コロイド標識抗体は残されず、赤い線は出現しません。 図 2. 尿中に AMP が存在する場合 金コロイド標識抗 AMP 抗体と金コロイド 標識コントロールを含むパッド AMP-蛋白質結合物固定バンド 尿サンプル添加窓 抗コントロール抗体 AMP Cont. AMP 金コロイド標識 コントロール AMP Cont. 金コロイド標識 抗 AMP 抗体 Cont. 尿サンプルは矢印方向に 移動し、金コロイド標識さ れた AMP 抗体とコントロー ルが溶出するが、尿中の AMP が標識 AMP 抗体に 結合してしまう。 移動していった標識コント ロールは抗コントロール抗 体のバンドに結合して赤く 着色したコントロール線が 現れるが、標識 AMP 抗体 には尿中の AMP が結合し ているため AMP-蛋白質結 合 体 の バン ド に結 合で き ず、赤い線は現れない。 従って、検出領域に赤く着色した線が現れない場合は尿中にその薬物が存在する(陽性)という事を意味しています。 イムノクロマト膜ストリップのコントロール領域には、テストが正確に行われた事を確認するために、異なる抗原/抗体反応 用のコントロールバンドが含まれています。薬物あるいはその代謝物の存在の有無にかかわらずコントロールラインは必ず 現れなければなりません。コントロールラインが出てこない場合は再度試験し直してください。コントロール領域における コントロールバンドの存在は 1) 充分量の試料が添加されたことの確認、 2) 溶液の流れが滞り無かったかどうか、 3) 試薬のコントロールとして利用されます。 B. 混入物検出 OX: PH: CR: NI: 観察窓 OX のパッドは漂白剤の混入を確認するパッドです。酸化剤(漂白剤)が存在すると青色から茶色っぽい黒色を 提示します。 観察窓 PH のパッドは低い pH(pH2-3)ではオレンジ色、中間(pH4-9)では黄色から緑、高い pH では茶色を提示します 観察窓 CR のパッドは尿中のクレアチニンを検出します。尿中のクレアチニンがパッドに含まれるアルカリ溶液中の インジケーターと反応して、紫色の複合体を構成します。色の強度が尿中のクレアチニン量を反映しています。 観察窓 NI のパッドは尿中の亜硝酸塩を検出します。尿中の亜硝酸塩が芳香族アミンとジアゾニウム塩を形成し、パ ッドに含まれるインジケーターと反応して、桃色に構成します。色の強度が尿中の亜硝酸塩量を反映しています。 2 製品: A. 添付の試薬および材料 1. 不純物混和パッドの色合わせのためのカラーチャートが付いた添付文書 1 部。 2. 検出用カセット 10 枚(アルミパック)。検出用カセットには 5 本の膜ストリップがあり、両方の膜ストリップのコン トロール領域にはコントロールに対する抗体が含まれています。 Strip 1. 膜ストリップの検出領域には THC、COC、PCP 検出用の薬物-蛋白結合物が含まれ、色のついた抱合体パ ッドにはそれぞれの薬物に対応する金コロイド標識抗体が含まれています。 Strip 2. 膜ストリップの検出領域には BAR 及び BZO 検出用の薬物-蛋白結合物が含まれています。この膜ストリ ップの色のついた抱合体パッドには、それぞれの薬物に対応する金コロイド標識抗体が含まれています。 Strip 3. 膜ストリップの検出領域には OPI、AMP 検出用の薬物-蛋白結合物が含まれ、色のついた抱合体パッドに はそれぞれの薬物に対応する金コロイド標識抗体が含まれています。 Strip 4. 膜ストリップの検出領域には MET 検出用の薬物-蛋白結合物が含まれています。この膜ストリップの色の ついた抱合体パッドには、金コロイド標識抗 MET 抗体が含まれています。 Strip 5. 膜ストリップの検出領域には TCA 検出用の薬物-蛋白結合物が含まれ、色のついた抱合体パッドには、金 コロイド標識抗 TCA 抗体が含まれています。 3. 各カセットには、OX、PH、CR、NI と表示された窓に埋め込まれた 4 枚の検出パッドが付属しています。 OX(酸化剤) :1.38%インジケーター及び 98.62%非反応性成分 PH(pH) :0.22%反応性インジケーター及び 99.78%非反応性成分 CR(クレアチニン) :2.05%クレアチニン反応性インジケーター及び 97.95%緩衝液と非反応性成分 NI(亜硝酸塩類) :0.81%亜硝酸塩反応性インジケーター及び 99.19%緩衝液と非反応性成分 4. 使い捨てのピペットおよび乾燥剤がアルミパックに同封されています。 B. C. 必要ではあるが付属していない材料 1. サンプル採取容器 2. タイマー、時計など 3. 薬物の陽性、陰性コントロール 警告および使用上の注意 ・in vitro の判定にのみ使用すること。 ・専門家のみが使用すること。 ・本品は試料尿中に対象薬物あるいはその代謝物が含まれている可能性を示すものですが、薬物中毒である事、あるいは その程度を示すものではありません。陽性あるいは擬陽性の結果となった場合は GC/MS のような特異性の高い定量性 のある方法で確認試験を行ってください。 ・検出用カセットは、使用する直前にパウチから取り出すこと。包装が開いている、あるいは破れている場合、その検出 用カセットを廃棄すること。 ・全ての尿サンプルは、感染の可能性があるものとして扱うこと。適切な処理および廃棄方法を確立すること。 ・尿サンプル毎に新しいサンプル採取容器およびピペットを使用することによって、尿サンプルの交差汚染を回避するこ と。 ・不純物混和パッドにピペットを触れないように注意すること。 D. 製品の保管 袋に密封されている Monitect®-9(薬物スクリーン検出キット)は、袋に記載の有効期限まで室温(15~30℃)および通常 の湿度で保管すること。この製品は湿度の影響を受けるため、開封後はすぐに使用すること。 E. サンプルの採取および取り扱い Monitect®-9(薬物スクリーン検出キット)は、尿サンプルに使用するように作られている。新鮮な未処理の尿のみを使用 すること。尿を遠心分離したり、尿に保存薬を加えたりしないこと。検出は尿サンプル採取後できるだけ早く、できれ ば同日に実施すること。冷蔵していたサンプルは、室温に戻してから用いること。冷凍していたサンプルは解凍し、室 温に戻し、十分に混合してから用いること。 注意:尿サンプルと接触した全ての材料は、感染の可能性があるものとして扱い、廃棄すること。尿サンプルには触れ ないようにし、GLP に従うこと。 F. 検出法 重要:検出用カセット、検体サンプル(尿サンプル)、ならびに対照は室温にしてから使用すること。準備が整うまで 開封しないこと。 3 使用方法: . a. アルミパックから検出用カセットを取り出す。 1. 不純物混入確認テスト a. サンプルを 1 滴ずつ OX、PH、CR、NI の窓に滴下する。 コントロール 判定領域 尿中異物混合物試験領域 : 薬物検出試験尿サンプル滴下窓 : 尿を 1 滴加え、1 分後に判定。 尿サンプルを 3 滴以上滴下して、15 分以内 に判定領域の赤色バンドの有無を確認 b. サンプル添加後 1 分以内に結果を読み取る。 2 分以上経過している場合は、色が濃くなっている可能性があるため、読み取らないこと。 d. 結果の解釈 番号のついた各パッドの色を以下の対応する色ブロックと視覚的に比較することによって定性的な結果を得る。 特別 な装置は必要ない。(色の確認には同包のカラーチャートをご利用ください。) OX: 酸化剤(漂白剤)は正常な尿中には存在しない。尿に酸化剤が加えられていると考えられ、濫用薬物試験の結 果を信頼性する事ができないと判断される。 PH: 正常尿の pH は 4~10 なので、pH4 以下あるいは pH11 以上の場合は尿に何か加えられていることを示唆し ており、濫用薬物試験の結果を信頼する事ができないと判断される。 CR: 日々のクレアチニンの排出量は人間の筋肉量に比例していて通常余り変動しない。DOT のガイドライン(米 国運輸省、薬物検査法ハンドブック)では、20 mg/dL 以下のクレアチニンレベルは正常とは見なされず、尿 に何か加えられている事を示唆しているとしている。 NI: 観察窓の NI は硝酸塩、主に漂白剤の混入を確認する。硝酸が存在すると濃い赤紫色を提示する。亜硝酸塩 類は尿路感染や、尿の保存状態が悪い場合に 3.6 mg/dL 程度まで検出される事があるが、50 mg/dL 以上検出 される場合、その尿は正常とは見なされない。 4 2. 薬物検出テスト a. 尿サンプルをピペットで吸い取り、各サンプルウェルに 3 滴ずつ(約 0.15mL)滴下する。ウェルに気泡が混じると 不均一の結果が生じる可能性があるため、滴下時に空気が混じらないようにすること。 b. サンプル添加後 5 分以内でコントロールバンドが現われたら、判定結果を読み取る事ができる。コントロールバンド が現れてから 15 分以内で結果を読み取る。 注:下の結果は例示のみを目的としている。結果の解釈については以下の説明を参照。 コントロール 判定領域 尿中異物混合物試験領域 : 薬物検出試験尿サンプル滴下窓 : 尿を 1 滴加え、1 分後に判定。 尿サンプルを 3 滴以上滴下して、15 分以内 に判定領域の赤色バンドの有無を確認 c. 結果: 陰性: 各薬物検出に関し、観察窓の色の線、すなわち検出領域の線およびコントロール領域の 1 本の線を観察する こと。検出域の線の色は、対照の線よりわずかに濃い、あるいは薄い場合がある。 陽性: コントロール(C)領域の観察窓に 1 本の色のついた線のみが見える。ある薬物の線が見えない場合、その 薬物について陽性の検出結果を示している(例えば、尿サンプルが THC についてのみ陽性の場合、THC の 線は見えないはずである。また、その他の物質に対する判定領域の各線は見えており、両方のコントロール の線も見えるはずである)。 無効: コントロール(C)領域には線が見えない。検出領域に線があっても検出は確定的ではない。検出用カセッ トが対照域に線を示さない場合、検出手順、サンプル、対照材料をチェックし、検出を繰り返すこと。 重要 !! 異なる項目のバンドの色の濃さを比較せずに、各判定バンド部分を個々に読んでください。 かすかにバンドが確認されたサンプルは「陰性」と判断してください。 Monitect Drug Screening Cassette Test は設定された Cut-Off 濃度での薬物の存在を定性的に示します。 疑わしい反応を呈したサンプル、および「陽性」のサンプルは、より特異性の高い定量性のある方法(GC/MS)での確認 を行ってください。 5 薬物試験特異性(感度): THC 50 ng/ml 化合物名 Cannabidiol Cannabinol 11-nor-Δ-8-THC-9-COOH 11-nor-Δ-9-THC-9-COOH 11-Hydroxy-Δ9-THC Δ-8-Tetrahydrocannabinol Δ-9-Tetrahydrocannabinol ng/ml 100,000 50,000 50 50 2,500 7,000 10,500 COC 300 ng/ml 化合物名 Benzoylecgonine Ecgonine ng/ml 300 100,000 PCP 25 ng/ml 化合物名 Phencyclidine ng/ml 25 BAR 300 ng/ml 化合物名 Alphenal Allobarbital Amobarbital Aprobarbital Barbital Butabarbital Butalbital Butethal Pentobarbital Phenobarbital Secobarbital ng/ml 400 1,500 1,500 400 400 400 300 400 400 400 300 BZO 300 ng/ml 化合物名 Alprazolam Bromazepam Chlordiazepoxide Clobazam Clonazepam Delorazepam Diazepam Estazolam Flunitrazepam Flurazepam Lorazepam Lormetazepam Medazepam Nitrazepam Nordiazepam Oxazepam Prazepam Temazepam Triazolam ng/ml 150 800 2,000 200 4,000 6,000 150 300 1,000 300 1,500 1,000 2,000 1,000 100 300 1,000 150 1,500 OPI 300 ng/ml 化合物名 6-Acetylmorphine Codeine Dihydrocodeine Ethyl morphine Heroin Hydrocodone Hydromorphone Morphine Morphine-3-β-D-Glucuronide Nalorphine AMP 1000 ng/ml 化合物名 d-Amphetamine l-Amphetamine d,l-3,4-MDA Phentermine β-Phenylethylamine ng/ml 1,000 25,000 5,000 3,000 100,000 MET 1000 ng/ml 化合物名 Ephedrine p-Hydroxymethamphetamine d,l-3,4-MDMA d-Methamphetamine l-Methamphetamine Procaine ng/ml 50,000 10,000 1,000 1,000 50,000 100,000 TCA 1000 ng/ml 化合物名 Amitryptiline Clomipramine Cyclobenzaprine Desipramine Doxepin Imipramine Nordoxepin Nortriptyline Perphenazine Promazine Protryptiline Trimipramine 6 ng/ml 500 300 500 300 100 1,000 400 300 500 5,000 ng/ml 1,000 7,500 1,500 750 1,000 750 1,000 1,000 50,000 10,000 350 1,500 交差反応: Monitect® -9で以下の化合物を100 μg/mL(100,000 ng/mL)の濃度でテストした際、( ) 内の反応を示す試験項目以外で は反応性 / 交差反応性が認められません。 Doxepin (except TCA assay) Acetaminophen (4-Acetamidophenol; Norenthindrone APAP; N-Acetyl-p-aminophenol) Doxylamine d-Norpropoxyphene Ecgonine (except COC assay) Nortriptyline (except TCA assay) Acetone 6-Acetylmorphine (except OPI assay) Ecgonine Methyl Ester Oxalic Acid d,l-Ephedrine (except MET assay) Oxazepam (except BZO assay) Acetylsalicylic acid (Aspirin) Albumin l-Ephedrine Oxolinic Allobarbital (except BAR assay) d-Epinephrine Oxycodone Alphenal (except BAR assay) l-Epinephrine Papaverine Alprazolam (except BZO assay) Erythromycin Penicillin-G (Benzylpenicillin) Estazolam (except BZO assay) Aminopyrine Pentazocaine Amitriptyline (except TCA assay) Pentobarbital (except BAR assay) β-Estradiol Amobarbital (except BAR assay) Perphenazine (except TCA assay) Estrone-3-Sulfate Phencyclidine (except PCP assay) Amoxapine Ethanol Ethyl Morphine (except OPI assay) Amoxicillin Pheniramine Aprobarbital (except BAR assay) Phenobarbital (except BAR assay) Ethyl-p-aminobenzoate d-Amphetamine (except AMP assay) 2-Ethylidene-1.5-Dimethyl-1-3.3Phenothiazine (Thiodiphenylamine) l-Amphetamine (except AMP assay) Phentermine (except AMP assay) Diphenylpyrolidone Flunitrazepam (except BZO assay) Ampicillin Phenylephrine Flurazepam (except BZO assay) β-Phenylethylamine (except AMP Apomorphine assay) l-Ascorbic Acid (Vitamin C) Furosemide Aspartame Gentisic acid d-Phenylpropanolamine Aspartamine Glucose Prednisolone Prazepam (except BZO assay) Atropine Glutethimide Barbital (except BAR assay) Guaiacol Glyceryl Ether Procaine Promazine (except TCA assay) Benzilic acid Hemoglobin Heroin (except OPI assay) Benzocaine (Ethyl p-Aminobenzoate) Promethazine Benzoic acid Hippuric acid d-Propoxyphene Benzoylecgonine (except COC assay) Protryptiline (except TCA assay) Hydrochlorothizide Hydrocodone (except OPI assay) Benzphetamine d-Pseudoephedrine Bilirubin Hydrocortisone Pyrolidine Bromazepam (except BZO assay) Hydromorphone (except OPI assay) Quinidine d-Brompheniramine p-Hydroxymethamphetamine Quinine Butabarbital (except BAR assay) 11-Hydroxy-Δ-9-THC (except THC Ranitidine Butalbital (except BAR assay) assay) Riboflavin Butethal (except BAR assay) Ibuprofen Salicylic acid Imipramine (except TCA assay) Secobarbital (except BAR assay) Caffeine Cannabidiol (except THC assay) l-Isoproterenol Serotonin Cannabinol (except THC assay) d,l-Isoproterenol Sodium Chloride Chloralhydrate Lidocaine Sulfamethazine Lorazepam (except BZO assay) Chlordiazepam-HCl-Di(H2O) Sulindac Chlordiazepoxide (except BZO assay) Lormetazepam (except BZO assay) Temazepam (except BZO assay) Medazepam (except BZO assay) Chloroquine Tetracycline Δ8-THC (except THC assay) d-Chlorpheniramine Meperidine Δ9-THC (except THC assay) d,l-Chlorpheniramine Methadone l-Chlorpheniramine Methamphetamine 11-nor-Δ-8-THC-9-Carboxylic Acid (except Chlorpromazine Methaqualone THC assay) Cholesterol Methoxyphenamine Clobazam (except BZO assay) N-Methyl-Ephedrine 11-nor-Δ-9-THC-9-Carboxylic Acid Clomipramine (except TCA assay) (except (1R,2S) N-Methyl-Ephedrine Clonazepam (except BZO assay) THC assay) 2-Methylamine-Propiophenone Codeine (except OPI assay) d,l-3,4-Methylenedioxyamphetamine Tetrahydrocortisone (except AMP assay) Cortisone Thiamine l-Cotinine d,l-3,4Thioridazine Triazolam (except BZO assay) Creatine Methylenedioxymethamphetamine Creatinine Methylphenidate Trifluoperazine Cyclobenzaprine (except TCA assay) Morphine (except OPI assay) Trimethobenzamide Delorazepam (except BZO assay) Morphine-3-β-D-Glucuronide (except Trimipramine Maleate (except TCA OPI assay) assay) Deoxycorticosterone Desipramine (except TCA assay) Nalidixic acid Tryptamine Nalorphine (except for OPI assay) Desmethyldiazepam d,l-Tryptophan Dexbrompheniramine Naloxone Tyramine Dextromethorphan d-Naproxen d,l-Tyrosine Diazepam (except BZO assay) Niacinamide Uric Acid Dihydrocodeine (except OPI assay) Nitrazepam (except BZO assay) Verapamil Nordiazepam (except BZO assay) 4-Dimethylaminoantipyrine Zomepirac Nordoxepin (except TCA assay) Diphenhydramine Dopamine (3-Hydroxytyramine) d,l-Norephedrine 7 品質管理 GLP は、キットが正常に機能していることを保証するために対照物質を使用することを推奨している。SAMHSA は、陽性の 品質管理サンプルがその検出のカットオフ濃度であること、あるいはそれに近いことを推奨している。品質管理基準は市販 されており、毎日使用することが推奨されている。尿サンプルと同じ検定手順を使用すること。対照値が規定の範囲内にな い場合、検定結果は無効である。 Monitect® -9 は、対照領域に異なる抗原/抗体反応を持つ対照帯が組み込まれており、検出が正しく行われたことを示す。こ れらの対照の線は、薬物あるいは代謝産物の有無にかかわらず常に現れる。対照の線が現れない場合、その検出用カセット を廃棄すること。対照領域にこれらの色のついた帯が存在することは、(1) 十分な量のサンプルを使用したこと、ならび に(2)正しい流量が得られていることの確証となり、(3)試薬対照としても役立つ。 本法の限界 ・本検定は、ヒトの尿のみを対象としている。 ・陽性の結果は薬物/代謝産物が存在することのみを示しており、中毒であること、あるいはその程度を示すものではない。 ・技術上または手順上の誤り、あるいは食品および医薬品中の他の物質が検出に干渉し、その結果として誤った結果を生じ ることがある。陽性の結果を生じさせる物質、あるいは検出の性能に干渉しない物質のリストについては特異性の項を参 照。 ・ある検定で薬物/代謝産物が尿サンプル中に検出されても、薬物使用の頻度はわからない。また濫用薬とある種の食品あ るいは医薬品は識別されない。 ・サンプルのラベルが間違っている、あるいは不純物混入パッドのいずれかが異常な結果を示していることが疑われる場合、 サンプルを再テストするか、新しいサンプルを採取し、テストを繰り返すべきである。 干渉 尿中に通常認められる様々な薬物、薬物代謝産物、ならびに他の成分の干渉および交差反応性を評価した。(交差反応参照) 参考文献 1. 2. 3. 4. Wong, R., The Current Status of Drug Testing in the US Workforce, Am.Clin. Lab., 2002; 21(1): 21-23 Baselt, R.C. Disposition of Toxic Drugs and Chemicals in Man, Biomedical Publications, Davis, CA, 1982. Urine testing for Drugs of Abuse. National Institute on Drug Abuse (NIDA), Research Monograph 73, 1986. Wong, R., The Effect of Adulterants on Urine Screen for Drugs of Abuse:Detection by an On-site Dipstick Device, Am. Clin. Lab., 2002; 21(3); 14-18 5. Young, D.S. et. al., Clinical Chemistry, 21 (9), 1975. 6. U.S. Dept. of Health and Human Services, Mandatory Guidelines for Federal Workplace Drug Testing Programs. Federal Register, 2001 Aug.; 66(162): 43876 7. U.S. Dept. of Transportation, Procedures for Transportation Workplace Drug and Alcohol Testing Programs. Federal Register, 1999 Dec.; 64(236); 69076 8. McBay, A.J. Clin. Chem. 33, 33B-40B, 1987. 9. Gilman, A.G., and Goodman, L.S. The Pharmacological Basis of Therapeutics, Eds. MacMillan Publishing, New York, NY, 1980. 10. Ringsrud, K.M and Linne, J.J., Urinalysis and Body Fluids, A color Text and Atlas, Mosby-Year Book, Inc., 1995. 11. Fed. Register, Department of Health and Human Services, Mandatory Guidelines for Federal Workplace Drug Testing Programs, 53, 69, 11970–11979, 1988. 輸入元: アリーアメディカル株式会社 〒160-0023 東京都新宿区西新宿 1-24-1 エステック情報ビル 18F 部分番号:PI-NC10A 販売元: 株式会社ベリタス 〒105-0013 東京都港区浜松町 1 丁目 10-14 住友東新橋ビル 3 号館 5 階 8 SBCD-15-0384 (15.12.10)
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